あんまり個性足しすぎるのもあれかなと思って主人公の人間性は希薄にしていたのですが気になるとのご意見を頂いたので
・なぜすぐに納得したのか
・帰りたいとか思わないのは何故か
・何故見ず知らずの人を助けようと思ったのか
その辺をちまっとだけ書いていきたいと思います
『あなたは私のいう事を聞いていればいいの、そうすればすべて上手くいくから』
あぁ、夢だな。って思った。
過去の、
目の前の女性、母だった人は《特別》に憧れていた。自分では叶わなかったからこそ。
彼女の言う事は何でもやった、勉強スポーツ習い事。人心掌握術なんかも学ばされた。
でも
父にはろくに会ったことはなかった、それもそうだ。
生活に不自由はしなかったが、母だった人は
ある日だ、母だった人は壊れた。
半狂乱になり、どこからか手に入れたクスリを自分に打ち。
一応、あてがわれた屋敷だったため。すぐに使用人がやってきて、彼女を止めた。
その後、彼女は窓ガラスを破って落ちた。
即死だったらしい。何が彼女をそうしたのか分からない。
でもその報告を父にしたら「そうか」とだけ帰ってきたのを覚えている。
だから彼女の言う事も全部守って全部行った。それでも
違うと言えば母から譲り受けた容姿ぐらいだろうか。
周りの様子も変わってきた、もしかしたら・・・いや、確実に
高校に通えるものもう少しかな。誰かの役に立てないかな。
「…ん」
目が覚める。懐かしい夢を見たな…。
すりすり・・・。
「…ん?」
「…っ」
目を覚ますとナノカが僕の体に擦り付いていた。
頭を撫でると目を細めて気持ちよさそうな顔をする。ホノカはいなかった
しばらくして着替えるとモニターにゴクチョーの顔が映った。
『少しお話がありますので…ラウンジにお集まりください・・・。来なかったら処刑されますので…はい』
「…ラウンジに行こうか」
「うん…♡」
時間は20時前、ナノカを連れてラウンジに向かう。一応離れるように言うとめちゃくちゃ寂しそうな顔をして離れてくれた。罪悪感が・・・。
しばらくすると元のキリっとした表情に戻った。ラウンジに到着するとすでに数人集まっており入ってきた僕らを見てきたので軽く手を上げて挨拶をした。
「あーマサトさんどこに行ってたんですか? 調査しようとエマさんと探していましたのに!」
「ごめんね、疲れたから部屋で寝てたんだ」
シェリーが話しかけていたので返事し雑談をしているとエマとヒロが現れた。緊急の話だからと懲罰房から出されたらしい。見てわかるとおりにイライラしている。
「お集まりいただいたようですね…はい。今回は一人目が出たのでちゃんと説明をしたいと思います・・・」
「…一人目?」
「前回は話す暇がありませんでしたからね…」とゴクチョーは言うが前回の話を聞いていた少女たちが辺りをきょろきょろと見渡す。全員いることを確認するとほっと息をついた。
「前回、いずれ囚人同士で殺人事件が起きるといいましたが…一つだけそれを回避する方法があります」
「…え?」
ちょっとだけ希望を持った表情をする少女達。このまま死ぬしかありませんと言われたような物だったのにそれを回避する方法があると宣言されたのだ。
希望を持った少女達にゴクチョーは叩きつける。
「聖人との性行為・・・簡単に言うと四季マサトさんとの性行為をすることになります」
ピシリ・・・と空気が固まった。勢いよく少女達がこちらを向きその頬を数名が染めた。
何人かはニヤニヤと笑ったりイラついている者もいた。
「…っ! どういうことだよっ!」
「え、えっと・・・」
アリサが地面を踏み鳴らしながらマサトに迫る。胸倉を掴むとナノカが一瞬だけピクリとしたが視線を送って止める。
「なんでてめぇとセ・・・セッ・・・ヤんなきゃいけねぇんだよ! そもそも聖人ってなんだよ!?」
「ちょ、ちょっと待って! それよりも!」
エマが声を上げた。視線が彼女に集まり少し恥ずかしそうに・・・いや、発言の内容に赤面しながら答えた。
「さ、さっき。ゴクチョーが言ってたけど…『一人目』って・・・まさか・・・」
「…っ!」
アリサはマサトから手を離し少し離れた。その顔は真っ赤になっている。
「こ、この中にそいつとセ・・・ヤッたやつがいるってことかよ…!?」
周りがざわざわと辺りを見渡す中、一人の少女が前に出た。
その少女はマサトの腕にするりと自らの腕を絡ませ、頬を染めながら抱き着いた。
「それは私」
「ナノカちゃんっ!?」
エマが叫ぶ、どちらかというとクールな印象だったナノカがこんなにデレデレになっている様子に混乱しているようだ。思わずアリサも距離を取る・・・がこちらに指を向けて反論し始めた。
「だ、大体そいつとヤッたからってどうとなるかなんてわからねぇだろうが!!!」
「それは安心してください。こちらにその証明がいますので」
するとゴクチョーの後ろに看守が現れた。だが違和感がある。
「あれ…? 小さい・・・?」
そう、2~3mがあったはずの看守が150cmほどまで縮んでおり。その黒衣から白い手が出てきて周りが驚き、仮面を取る。そこには銀髪で片房をみつあみにしている少女の顔が現れた。
「お、女の子・・・?」
「彼女は完全になれはて化していましたがマサトさんのお陰で人間に戻ることが出来ました。まぁ洗脳は続いているので君達が違反したら懲罰房に送りますし攻撃したら殺すようになっていますが。会話も出来ますので時折話しかけてもいいかもしれませんね」
少女・・・ホノカはぺこりと頭を下げると仮面を付け。そのまま後ろに立つ
「お伝えしたいことは以上です。あぁ…無理にしろは言いません。こちらとしてもその場合は処刑すればいいので……おっと、言い忘れておりました。もしも嫌と言う方は彼の眼を見ないようにしてください。では」
そういうとゴクチョーはパタパタと去って行った。沈黙がラウンジを包む、するとドンッと何かを叩く音がした。
視線を向けるとヒロが台を叩いていており、その顔はギリギリと歯を噛みしめていた。
「…えっと・・・こほんっ。すまないっ、何故目を見てはいけないか聞いてもいいかい?」
レイアがまとめるように手を叩き、咳ばらいを軽くしてマサトを見る。レイアは真っすぐとこちらを見てくるがマサトは配慮して目を逸らす。説明しようとしたがナノカがそれを手で制した。
「彼は、目を合わせた者の敵意や殺意を性的興奮に変える力を持っている」
「……エロゲかよ」
ココがそうボソッと呟いた。
「えっと・・・僕も何でこんな力を持ってるかはよく分からないんだ。僕も混乱しているんだけど…このままじゃ死人が出ますって言われたし…そもそも僕は拒否権なんてないから・・・」
「とととととと言いましてもい、いきなりそんなことを言われましたら・・・!」
「確かにまだマサトさんのことをさっぱり知りませんからね」
「不純異性交遊など正しくない・・・!」
空気が変わったのか思い思いの雑談を交わす、レイアは顎に手を当てるとキメ顔で言った。
「つまり・・・SEX or DIEってことかな?」
「なにいってんだおめー」
「結構愉快な人だったんだ…」
「…私は戻る」
「私も失礼しようかしら」
レイアの言葉に毒気を抜かれたのか。
ヒロを筆頭に少しずつラウンジから人が出ていく。それとは違いこちらに・・・正確にはナノカに興味があるようだ。
「あのーナノカさんっ! 私経験がないものでしてっ、どんな感じだったか教えてもらってもいいですか?」
「なななそういうことを聞くことじゃありませんことよっ!?」
「えーハンナさんも興味あるからこちらに来たのでは?」
「私も少し興味があるな」
「ボ・・・ボクも・・・」
「いい、教えてあげる。圧迫感があるけどあれは・・・」
ナノカがシェリー、ハンナ、レイア、エマに猥談を始めたので腕を外しマサトも部屋を出ることにした。
後ろから「ひゃー」「はわわー」といった声も聞こえ。これから避けられることになるかもなぁ…とマサトは思った。
特にヒロ、アリサ、ココ、ミリア、アンアンには特に避けられそうだと思った。
ヒロ、アリサ、ココ、アンアンは分かりやすく侮蔑、ミリアは恐怖心と言った感じだ。
シェリー、レイア、エマ、ハンナからは特にそのような感情は感じない。恥ずかしがっているだけだと思うが。
ノア、メルルはよく分かってないと言った感じだった、15歳だけどもしかして性知識がないのか…?
マーゴはよく分からなかった。マサトを見て妖艶に笑っているだけだった。
マサトはこれからどうしようかとそこらをぶらつく、部屋に戻るまであと2時間はあるしシャワーも部屋にあるから無理に行かなくてもいいし…あ、シャワーについてナノカ以外に言っていない・・・。ナノカなら他の子が話題に出したら言ってくれるかな…?*1
「ああの…すっ、少しいいでしょうか…?」
「え…?」
振り向くとおどおどした少女、氷上メルルがいた。
流れで氷上メルル出したけどこの子の口調と心象を再現するの難しいんだよね…。
あとこの子もしかしたら発情アイの天敵かも
なので次回はちょっと遅れるのと展開がめっちゃ強引かもです。
違和感は無視してください
この小説の攻略キャラクターは、イチカを含めて15人です。
はい、メルルの次は大魔女です。
大魔女ちゃんは「覚えてなさいよー!」でいったん退避しますが
とりあえずメルルの次は大魔女ちゃんです