※一部AIのべりすと使用
【艦隊これくしょん】の【艦娘】達が提督達の夜の相手を務める話。
【設定】
この艦これ世界では、鎮守府の近くに提督専用の軍の慰安施設(通称:【桃源鎮守府】各地の鎮守府の近くに複数存在している。車で片道1時間位の距離)があり、そこに複数の艦娘達が所属している。
深海棲艦と戦う通常の艦娘達とは異なり、【桃源鎮守府】に所属している艦娘達は提督の夜の相手を務める事が任務である。
例:提督のお酒の相手を務めたり、提督に歌や踊りを披露したり、提督の性行為相手を務めたりしている。キャバレー兼ソープランドの様なもの。
元々、深海棲艦との戦いが始まった当初は存在しなかったが、戦争が長引くにつれ、提督達の精神に異常をきたす者が増えてきたので急遽建造された。
※この慰安施設【桃源鎮守府】が造られた事により、鎮守府内の提督による問題(鬱病。PTSD。艦娘へのパワハラ・セクハラ行為)が激減した。
※敵対組織からのハニートラップの防止にもなった。
通常の鎮守府に所属している艦娘達は頭では「こういう施設は必要だけれども……」と理解しているが、【桃源鎮守府】に所属している艦娘達に対して、あまりいい顔をしていない。
【桃源鎮守府】に所属している艦娘達も自分達が他の鎮守府の艦娘達からいい目で見られていない事は理解しており、その事に悩む艦娘もいるが、
「……でも、私達の仕事は必要な事なんだ」と自身の仕事に誇りを持っている。(実際、提督達からとても感謝されている)
【桃源鎮守府】にも担当の提督(女性)が存在し、【桃源鎮守府】に所属する艦娘達にとって頼りになる女主人・女将さんである。
【桃源鎮守府:夜の蝶達】
夕暮れ時の港町。海からの潮風が通りを吹き抜け、提灯の明かりが一つ、また一つと灯り始めていた。
ここは【桃源鎮守府】。
表向きは普通の建物だが、夜になればその正体を現す。
「ねえ、今日来る提督、前に来た人と同じ?」
華やかな和装に身を包んだ愛宕が鏡に向かって髪を整えながら尋ねた。
「ええ、確か九州方面から出張してきた方だったわ」
隣から優雅な声が返ってくる。
それは彼女の姉、高雄だ。
二人は同時に建造された艦娘で、常に共に過ごしてきた。
そして今、この【桃源鎮守府】の看板嬢として知られていた。
---
営業時間が終わり、客足も絶えた深夜。
愛宕と高雄は庭園で月を見上げていた。
そこには大きな池があり、水面に映る満月が美しかった。
「今日はどんなお話があったの?」
愛宕が静かに尋ねた。
高雄はしばらく沈黙し、
「前線の苦労を聞いたわ。深海棲艦に襲われた艦隊の話を……」
「提督の方も辛そうでした」
「そう……」
愛宕は溜息をつく。
「私たちにできることと言えば、お酒を注いで、お話を聞いて、少しの間でも現実を忘れさせることくらいよね」
「それが大切なことなのよ」
高雄は微笑んだ。
「特に最近は激しい戦闘が続いているわ。心の休息なくして、誰も戦えないわ」
---
翌朝、二人は制服を脱ぎ、普段着に着替えていた。
今日は非番の日。
休日と言っても完全な休みだけではなく、定期的に艦娘としての訓練もある。
「やっぱり、他の鎮守府のみんなには申し訳ないと思ってしまうわ」
愛宕は窓辺に座りながら言った。
「同じ艦娘なのに、こんな場所で……」
高雄は静かに愛宕の隣に腰掛けた。
「確かに私たちは戦場に出ないわ。でも、私たちの働きがあってこそ、前線の提督たちは安心して指揮を執れるのよ」
「頭ではわかっているけど……」
「それでも、他の艦娘達からの冷たい視線は辛いわよね」
愛宕は黙って頷いた。
---
突然、ドアが開き、年配の女性提督、この【桃源鎮守府】の責任者である女将が入ってきた。
凛とした佇まいの中にも温かさを感じさせる人物だ。
「あら、二人ともここにいたのね」
女将は穏やかに笑った。
「ちょうど良かった。新しい提督候補の方が視察に来られるの。挨拶してくれる?」
「もちろんです」
高雄が立ち上がった。
三人は応接間に向かい、そこで一人の若い男性提督と出会った。
まだ二十代半ばほどの彼は緊張した面持ちだった。
「初めてですか?」
女将が優しく尋ねた。
「はい……噂には聞いていましたが、実際にお会いするのは初めてです」
彼は愛宕と高雄を見て頬を赤らめた。
「私たちも緊張しますよ」
愛宕が微笑みかけた。
「あなたがこれから命を預ける存在(艦娘)のことですから」
---
再び営業時間が近づいてきた。愛宕と高雄はお互いの着付けを確認し合っていた。
「この前の若い提督、何だか真面目そうで良い人そうだったわね」
愛宕が言う。
「ええ」
高雄は鏡に向かって最後の調整をしている。
「私たちの役割をきちんと理解してくれているように感じたわ」
「私たちの仕事は必要なものだと信じて、やっていくしかないわね」
「そうね。それに……」
高雄は静かに続けた。
「いつかきっと、平和な時代が来て、私達のような施設が必要なくなる時が来るはずよ」
愛宕は高雄の言葉に微笑んだ。
「その日のためにも、今はできる限りのことをしましょう」
窓の外では、もうすぐ夜が始まろうとしていた。二人は互いの肩を軽く叩き合い、共に歩み始めた。
艦娘として生まれた運命の中で、彼女たちが選んだ道。
それは多くの人の心を支える重要な役割だった。
「行くわよ、愛宕」
「ええ、高雄。今日も素敵な夜にしましょう」
二人は腕を取り合い、客を迎えるべく店の扉へと向かった。
彼女たちの使命は、ただ単なる肉体関係ではない。
心の傷を癒し、明日への希望を与えることにあるのだ。
【桃源鎮守府】の夜は、今日も静かに始まろうとしていた。
---
【すれ違う心、繋がる想い】
街の喧騒が二人を取り巻いていた。
ショーウィンドウに並ぶ夏物のワンピースを眺めていた愛宕は、不意に背後から漂う微妙な空気に気づいた。
振り返ると、三名ほどの艦娘たちが立っていた。
「あら?」
高雄が小さく呟いた。
相手も明らかに二人を認識していた。
緊張感が空気を震わせる。
愛宕は一瞬で状況を理解した。
彼女たちの制服は異なるデザイン…他の鎮守府の艦娘だ。
「こんにちは」
愛宕は迷わず明るい声で挨拶した。
その言葉は、氷のように張り詰めた空気を切り裂いた。
「こ、こんにちは……」
一人の駆逐艦らしき少女が小さな声で応えた。
しかし他の二人は固まったまま。
一人は眉をひそめ、もう一人は顔を赤らめながら目を伏せた。
「あら、お邪魔でしたか?」
高雄が微笑みながら尋ねた。
「いえ!」
慌てた様子で、先ほど挨拶した駆逐艦が答えた。
「あの、お二人とも……素敵なお洋服ですね」
「ありがとう」
愛宕は自然と笑みを浮かべた。
「これからお茶でもしようかと思ってたんだけど、もし良ければご一緒しません?」
「えっ!?」
他鎮守府の艦娘たちは驚いた表情を見せた。
「ちょっと……」
高雄が小声で愛宕に囁いた。
「無理に誘うのは……」
「だって、せっかくの縁じゃない?」
愛宕は高雄に耳打ちすると、再び前を向いた。
「もちろん、都合が悪ければ全然構わないんですけど」
その言葉に、三人の艦娘たちは顔を見合わせた。
一人が勇気を出して口を開いた。
「実は……」
彼女は恥ずかしそうに頬を染めながら続けた。
「私たち、お二人について色々……噂で聞いていまして」
「どんな噂かしら?」高雄が穏やかに問いかけた。
「その……」
彼女は言葉を選ぶように少し考え、言う。
「皆さん、本当にお綺麗ですし、その……」
言い淀む姿が痛々しかった。
愛宕は優しく微笑んだ。
「心配しないで。私たちの仕事は確かに特殊だけど、それ以外は何も変わらないのよ」
「そうですよ」
高雄も頷いた。
「みんな同じ艦娘なんですから」
その時、カフェの窓越しに店主が愛想よく手招きするのが見えた。
「ちょうど良いわ」
愛宕は提案した。
「せっかくだから、少しだけお話しましょうか」
意外にも、他鎮守府の艦娘たちは躊躇なく頷いた。
何か胸に秘めた思いがあるようだった。
カフェの柔らかな照明の下、五人は席についた。
「実は……」
最初に口を開いたのは、先ほど一番恥ずかしがっていた少女だった。
「私の提督が、一ヶ月前に帰還したんです。酷い怪我をして……」
「あら……」
愛宕の顔色が変わった。
「それで……」
少女は言葉を続ける。
「その後、桃源鎮守府のお話をしてくださったんです。『あそこに行けば心が休まる』って」
高雄は静かに耳を傾けていた。
「私、最初は……その……軽蔑していました」
少女は正直に告白した。
「でも、提督の話を聞いて、考え方が変わりました」
愛宕と高雄は思わず顔を見合わせた。
「私達の仕事は、直接的に深海棲艦と戦うことではありません」
高雄がゆっくりと話し始めた。
「でも、皆さんの士気を高め、心の均衡を保つことも大切な役割なんです」
「そうね」
愛宕が続けた。
「時には身体を使って気持ちを伝えることもあるけれど、それ以上に大切なのは心の交流よ」
窓の外では陽が西に傾き始めていた。
カフェのテーブルには温かい紅茶とケーキが置かれ、他鎮守府の艦娘たちの表情が次第に和らいでいった。
「私は……」
もう一人の駆逐艦が口を開いた。
「実は今日、この街でお二人を探していたんです。どうしても一度お会いしたくて」
愛宕は驚いた表情を浮かべた。
「そんな……どうして?」
「助けてもらったことがあるんです」
彼女は熱を込めて語り始めた。
「去年の大規模作戦の後、私の鎮守府では提督が深刻なストレスを抱えて……でも、お二人の鎮守府に泊まりに行ってから、提督は元気になりました。」
「あら、そんなことがあったかしら?」
愛宕は首を傾げた。
「覚えていますよ」
高雄が優しく微笑んだ。
「あの時はかなり大変な作戦でしたね」
三人の艦娘たちは顔を輝かせた。
「私たちは……お礼を言いたかったんです」
最初に恥ずかしがっていた少女が言った。
「本当にありがとうございました」
愛宕と高雄は照れ臭そうに笑った。
「嬉しいわ」
愛宕は心から言った。
「私たちの仕事が誰かの役に立っていると思うと、とても励みになるわ」
夕暮れのカフェで、五人は不思議な縁によって結ばれていた。
最初の緊張はすでに解け、今は穏やかな時間が流れていた。
「実は……」
愛宕が静かに切り出した。
「私もずっと疑問だったの。他の鎮守府の艦娘のみんなに嫌われてるんじゃないかって」
「そんなことはありません!」
慌てたように少女の一人が否定した。
「私たちは……ただ、よく分からない世界だったので怖かっただけなんです」
「分かるわ」
高雄は優しく頷いた。
「未知のものは時に恐ろしく見えるものよ」
窓の外では、夕陽が街を黄金色に染めていた。
カフェのテーブルに差し込む光が、五人の影を壁に映し出す。
「私たち、これからももっと交流を持ちましょうよ」愛宕が提案した。
「お互いの仕事を理解するために」
「でも……」
別の艦娘が遠慮がちに言った。
「私たちが行くのは……」
「もちろん、お客さんとしてじゃなくて」
高雄が微笑んだ。
「単なる友人として、そして時には意見交換のために」
「それはいい考えですね!」
三人目の艦娘が目を輝かせた。
「そうね」愛宕は微笑みながら窓の外を見た。
「私たちの仕事は特殊だけど、根底にあるのは全ての提督と艦娘達への感謝の気持ちよ」
彼女は真剣な眼差しで続けた。
「愛があれば、どんな形であれ尊いと思うの」
「愛宕さん……」
三人の艦娘たちの目に涙が浮かんでいた。
高雄は静かに言った。
「私達はただ、自分のできる範囲で最善を尽くしているだけなのです。誰もが持っている使命感は同じでしょう」
カフェを出る頃には、五人はすっかり打ち解けていた。
「また会いましょうね」
別れ際に愛宕が言った。
「はい!また会いましょう!」
三人は大きく頷いた。
「約束ですよ」
高雄が付け加えた。
「それから、いつでも気軽に連絡してください」
帰路につく途中、愛宕は深く息を吐いた。
「思わぬ出会いだったわね」
「ええ」
高雄は微笑んだ。
「でも、とても意味のある時間だったわ」
「まさか、あんなに感謝されるなんて……」
愛宕は感慨深げに言った。
「それが私たちの力なのかもしれないわね」
高雄は空を見上げた。
「言葉では伝えられない思いを、体全体で伝えることができる」
二人は静かに歩き続けた。
背後の街灯が次々と灯り始め、夜の帳が降りていく。
---
【小さな棘と深い理解】
午後の陽射しが店内を金色に染めていた。
愛宕と高雄は、窓際の席で静かに時間を過ごしていた。
カウンターで淹れたばかりのコーヒーの香りが漂い、レコードから流れるクラシック音楽が空間を満たしている。
「この曲、好きなのよね」
愛宕が静かに言った。
「ええ、私も」
高雄は微笑みながらカップを手に取った。
「誰かさんの好きな曲だから覚えてしまったわ」
二人はクスクスと笑い合った。
そこへ、隣のテーブルから話し声が漏れ聞こえてきた。
仕切りで遮られているため互いの姿は見えないが、声の主は明らかに艦娘たちだった。
「……全く、本当に失望したわ」
鋭い声。
別の鎮守府に所属している【加賀】だった。
愛宕と高雄は思わず息を殺した。
次の言葉で、彼らの正体が分かった。
「私達の提督があんな場所を利用するなんて、私達の信頼を裏切ったようなものです」
加賀の声には明らかな怒りが滲んでいた。
「あんな不真面目な、下品な施設を……」
「加賀さん、落ち着いて」
【赤城】の穏やかな声が続いた。
「提督にも休息は必要よ」
「それは加賀さんも分かっていますよ、赤城さん」
【浜風】の控えめな声。
「でも、所属が違うとはいえ、同じ艦娘にそのような感情を向けられるのは……」
「うちも提督の気持ちは、分かるっちゃね」
【浦風】の広島弁が珍しく混ざっていた。
「男の人じゃけえ、そういう気持ちもあると思うけんど……」
愛宕と高雄は顔を見合わせた。互いの瞳に動揺が走る。
「出て行きましょうか」
高雄が小声で言った。
「そうね……」
愛宕も頷いた。
二人は静かに席を立ち、レジに向かった。
チリンと鈴の音が鳴り、四人の艦娘たちが反射的にこちらを見る。
加賀と目が合った瞬間、彼女の顔から血の気が引いた。
「あ……」
加賀の言葉が途切れる。
赤城は青ざめ、浜風は目を逸らし、浦風は困惑した表情を浮かべていた。
愛宕と高雄は微笑みながら会釈した。
「ごめんなさいね、偶然だったわ」
愛宕が優しく言った。
「いいえ……」
赤城が慌てて立ち上がる。
「こちらこそ失礼なことを……」
「気にしないでください」
高雄が穏やかに続けた。
「誰にでも考え方はありますもの」
加賀は唇を噛み締め、俯いていた。
その姿に愛宕は複雑な感情を覚えた。
会計を済ませ、二人は喫茶店を後にした。
---
街路樹の下を歩きながら、愛宕は重い溜息をついた。
「複雑ね」
彼女は正直に言った。
「否定されるのも辛いけれど、あれだけの憎しみを向けられるのは想像以上よ」
「ええ」
高雄も同意した。
「でもあの加賀さんの気持ちは理解できるわ。彼女は自分の提督を本当に大切に思っているのでしょうね」
「そうね……」
愛宕は立ち止まり、空を見上げた。
「私たちの仕事は、彼女たちの愛情とは別物だけれど、似ているところもあるわね」
「どういう意味?」
高雄が興味深そうに尋ねた。
「どちらも心を通わせる行為ということよ」
愛宕はゆっくりと言った。
「ただ、私たちの場合、それが性的な側面も含むだけ」
二人は沈黙の中、しばし歩を進めた。
「実は」
高雄が静かに言った。
「私も最初は抵抗があったわ。でも、今はこの役割に誇りを持っているわ」
「私もよ」
愛宕は頷いた。
「誰かの心を救えるなら、それでいいと思っているわ」
「けれど」
高雄はためらうように続けた。
「時々思うの。私たちは正しい道を選んでいるのかしらって」
愛宕は立ち止まり、姉の手を取った。
「高雄、私たちは道を選んだんじゃないわ。選ばれたのよ」
「選ばれた……?」
「そう」
愛宕は強く頷いた。
「私たちにはこの才能があった。他の誰よりも深く心に触れることができる才能が。それを無駄にするのは罪だと思うわ」
高雄の目が潤んだ。
「そして」
愛宕は続けた。
「さっきの加賀さんのような人も、いずれ理解してくれる時が来るかもしれない。」
「でも中には理解してくれない人、理解しようともしない人もいると思うわ。でも……それでも、私たちは諦めずに自分達に課せられた職務を全うするのよ」
夕暮れの街角に立つ二人の姿は、どこか神聖ささえ感じさせた。
通り過ぎる人々は彼女たちに微笑みかけ、軽く手を振る。
彼女達【艦娘】が社会でどれほど尊敬されているかが垣間見えた。
「行きましょうか」
愛宕が促した。
「今日は早く帰りましょう」
「ええ」
高雄は微笑んだ。
「少し疲れたみたい」
二人は肩を寄せ合い、夕焼けに染まる街を歩いていった。
頭上の雲は鮮やかな橙色に染まり、明日への希望を暗示しているかのようだった。
喫茶店での出来事は心に小さな棘を残したが、同時に二人の絆をより強固なものにしていた。
彼女たちの旅は続く。
理解されないこともあるだろう。
しかし、理解してくれる人々も必ずいる。
その確信だけで、彼女たちは歩み続けていけるのだった。
---
【新しい花が咲くとき】
春の柔らかな陽光が廊下を照らす中、【潮】は大きな荷物を両手で抱え、緊張した面持ちで【桃源鎮守府】の玄関をくぐった。
「あの……今日からお世話になります。駆逐艦・潮です」
受付の女性が親しみやすい笑顔で応じた。
「潮さん、お待ちしておりました。すぐに案内しますね」
廊下を進む途中、遠くから他の艦娘達の談笑する声が聞こえてくる。
潮は無意識に肩を縮めた。
「あら、新入りさん?」
角を曲がったところで、愛宕と高雄が現れた。
二人は艶やかなドレスに身を包み、化粧をしているものの、その眼差しは温かく親しみやすかった。
「潮ちゃんね」
愛宕が優しく微笑んだ。
「資料は読ませてもらったわ。よろしくね」
「は、はい!」
潮は慌てて敬礼した。
「未熟者ですが、精一杯努めます!」
「堅苦しくならないで」
高雄が笑いながら言った。
「まずは部屋に案内しましょう」
---
「緊張してる?」
愛宕が潮の部屋を訪れ、お茶を淹れながら尋ねた。
「はい……正直、まだ受け入れられていません」
潮は正直に答えた。
「駆逐艦の私が、こんな……大人の女性の場所に……」
「分かるわ」
愛宕はお茶を差し出した。
「私だって最初は不安だったもの」
「でも、」
潮は消え入りそうな声で続けた。
「同じ艦娘なのに、他の鎮守府の子たちとは全然違いますよね……」
その時、ノックの音がして高雄が入ってきた。
「潮さん、少し練習しませんか?簡単な作法から」
「練習……ですか?」
「ええ」
高雄は優雅に扇子を取り出した。
「まずは基本の所作から。提督の方々を不快にさせないように」
数時間後、日が傾き始めた頃、潮は少しずつ慣れてきていた。
「なかなか筋がいいわね」
愛宕が褒めた。
「あなたの誠実さが伝わるわ」
「ありがとうございます」
潮は頬を染めた。
「でも」
高雄が真剣な表情になった。
「忘れないで。私たちは単なる奉仕者ではないの。相手の心を読み取り、癒す存在なのよ」
---
営業初日。夕刻になり、次々と客が訪れる。
「潮ちゃん、準備はいい?」
愛宕が小声で尋ねた。
「は、はい!」
潮は緊張で声が上ずっていた。
「大丈夫よ」
愛宕は微笑んだ。
「最初は私が一緒にいるから」
広間に入ると、三十代後半の穏やかそうな提督が席に着いていた。
隣には別の艦娘【鈴谷】がいて、すでに談笑している。
「いらっしゃいませ」
愛宕が丁寧に挨拶した。
「本日は新入りの【潮】もお相手させていただきます」
「ああ、噂の新人さんね」
提督は柔和な笑顔を見せた。
「楽しみにしてたよ」
潮は提督の隣に座り、震える手でお酌をした。
「緊張してる?」
提督が優しく尋ねた。
「す、凄く緊張しています……」
潮が固い笑みを浮かべる。
その横で愛宕がそっと潮の背中に手を当てた。
「最初は誰でもそうよ」
愛宕が穏やかに言った。
「ゆっくり慣れていきましょう」
会話はぎこちなかったが、潮の誠実な態度が徐々に提督の心を解きほぐしていく。
彼は次第に打ち解け、自らの艦隊の悩みや苦労を語り始めた。
一方、高雄は別室で別の提督の相手をしていた。
そこではより親密な時間を過ごしているが、彼女の眼差しには常にプロフェッショナルな距離感が保たれていた。
---
深夜、潮は自室に戻ると膝を抱えて座り込んだ。
「疲れた……」
ドアがノックされ、愛宕が入ってきた。
「お疲れさま。どうだった?」
「とても怖かったです……」
潮は正直に答えた。
「でも、提督さんは優しかったです」
「そうね」
愛宕は隣に座った。
「恐怖は自然なことよ。でも、あの提督さんが最後に『ありがとう』と言ってくれたでしょう?」
「はい……」
「それが私たちの仕事なの」
愛宕は優しく微笑んだ。
「誰かの心を救ったという事実が、私たちの誇りになるのよ」
潮は静かに頷いた。
その目に微かな決意の光が宿っていた。
「明日も頑張ります……愛宕さん、高雄さん……他の皆さんと一緒に」
窓の外では、満月が静かに輝いていた。新しい花が、ゆっくりと蕾を開こうとしていた。
【月下の約束】
夕食後のひととき、桃源鎮守府のスタッフルームでは艦娘たちが明日の予定を確認していた。
その中央で女将が愛宕に近づき、小声で話し始める。
「明日の午後8時から、先日の若い提督があなたをご指名よ」
「あら」
愛宕は優雅に紅茶を一口飲んで言った。
「あの時の視察に来ていた方ね」
女将は頷きながら眉をひそめた。
「聞いたところによると、初めてのご経験だそうよ。特に注意してあげて」
「童貞さんなのね」
愛宕は思わず微笑んだ。
「かしこまりました」
そのやり取りを少し離れた席で聞いていた潮は、顔色を変えた。
彼女はまだ客を相手にしたことがなく、先輩たちが「そういうこと」をしているという現実に直面する度に胸が痛んだ。
「愛宕さん……」
潮は小さく声をかけた。
目には不安と罪悪感が混じっている。
愛宕は振り返り、柔らかな笑みを浮かべた。
「どうしたの?」
「その……大丈夫なんですか?」
一瞬の沈黙。
愛宕は優しく潮の手を取った。
「大丈夫よ。何度も経験があるから」
彼女は自信を持って言った。
「それに……」
愛宕は周囲に聞こえないよう声を落とした。
「初めての方は特に心を開きやすいの。私たちにとっては大切な機会でもあるわ」
「でも……」
潮は言葉に詰まった。
「なんだか……」
「気持ちはわかるわ」
愛宕は理解を示した。
「でも考えてみて。あの若くて純粋な提督が、前線でどれだけのプレッシャーを感じているか」
彼女は少し遠くを見つめた。
「私たちが少しでも彼の心を軽くできたら……それって素敵じゃない?」
潮はゆっくりと頷いた。
「それに」
愛宕は付け加えた。
「これは私たちにしかできない仕事なの」
そこへ高雄が加わり、静かに会話に参加した。
「潮ちゃん、恐れる必要はないわ。私たちはただ、お互いを理解しようとしているだけなのよ」
「理解……」
潮は繰り返した。
「そう」
愛宕と高雄は同時に頷いた。
「心と体を通じて、互いを受け入れ合う。それが私たちの仕事の本質よ」
窓の外では、満月が徐々に姿を現し始めていた。
潮は二人の言葉を反芻しながら、静かに考え込んだ。
彼女の中に芽生えつつあった偏見が、少しずつ溶けていくような感覚があった。
「わたし……」
潮はゆっくりと言った。
「まだ怖いですけど、頑張ってみたいです」
愛宕と高雄は顔を見合わせ、嬉しそうに微笑んだ。
「いい子ね」
愛宕は潮の頭を優しく撫でた。
「明日はあなたも別のお客様をお迎えする日でしょう?」
「はい」
潮は頷いた。
「まだ一人だけで……お酒の席だけですけど……」
「完璧じゃなくていいのよ」
高雄が励ました。
「誠実であれば、きっと心は通じ合うわ」
その夜、桃源鎮守府の女性提督(女将)は執務室で考え込んでいた。
彼女の机の上には各艦娘の成長記録と、お客様の評価が並んでいる。
「すべては……必要な事」
彼女は独り言を呟いた。
「戦場で砲火を浴びる艦娘も、ここで心の戦場で戦う艦娘も……どちらも同じ使命の一部」
---
窓からは満月の光が差し込み、彼女の横顔を照らしていた。
昼過ぎ、潮は少し早起きして掃除をしていた。
愛宕と高雄が起きてきた時、彼女はすでに廊下を磨き終えていた。
「おはようございます!」
潮は明るく挨拶した。
「今日は特別な日なので、少し早起きしちゃいました」
「素晴らしいわ」
愛宕は喜んだ。
「その心意気があれば、きっとうまくいくわよ」
「ありがとうございます」
潮は恥ずかしそうに笑った。
開店まであと数時間。
桃源鎮守府の一日がまた始まろうとしていた。
それぞれの艦娘達が、それぞれの方法で戦争を支える。
それは銃弾や砲弾ではなく、言葉と微笑みと優しさで行われる戦いだった。
---
午後7時50分。
桃源鎮守府の待合室は薄暗い照明に包まれ、
高級感のある革張りのソファが静かに並んでいた。
窓からは既に満月が顔を覗かせている。
その一角に座る若い男性提督の姿があった。
二十代半ばの彼は軍服の襟をきっちりと閉め、両手は膝の上で固く握りしめられていた。
額には汗が滲み、何度も深呼吸を繰り返している。
「緊張していますね」
突然の声に彼は飛び上がりそうになった。
振り返ると、愛宕が微笑みながら立っていた。
薄青色のドレスに身を包み、長い金色の髪は緩やかにまとめられている。
「お久しぶりですね」
「覚えてたんですか?」
彼は掠れた声で尋ねた。
「勿論、覚えていますよ」
愛宕は優しく応じた。
「二週間前の視察以来でしょうか。覚えてますよ」
「そ、そうですか……」
彼の顔が見る間に赤くなった。
愛宕は小さく笑うと、彼の腕に自然な動作で自分の腕を絡めた。
豊満な胸の柔らかな感触が布地越しに伝わり、彼は思わず背筋を伸ばした。
「お部屋へご案内いたします。本日はどうぞごゆっくり」
愛宕の声には安心感を誘う温かみがあった。
廊下を進む間、彼の緊張は高まっていくばかりだった。
靴音が響く中、愛宕の香水の甘い香りが鼻腔をくすぐる。
「あの……愛宕さん」
彼は躊躇いがちに口を開いた。
「こういう場所は初めてで……」
「ええ」
愛宕はこちらをを見据えたまま答えた。
「存じております。ですが心配なさらずに。全て私にお任せくださいね」
「はっ……はい!」
彼は思わず声が上ずった。
やがて、飾り細工の施された木製の扉の前で足を止めた。
愛宕がカードキーを挿入すると、オートロックが解除される音がした。
「こちらが本日のお部屋になります」
彼女は扉を押し開けながら言った。
室内は広々としており、中央には巨大なキングサイズベッドが置かれていた。
暖炉の炎が暖かく揺れ動き、壁一面には和洋折衷の美しい装飾が施されている。
「わぁ……」提督は感嘆の声を漏らした。
愛宕はそっと彼の背中を押して中へ導いた。
部屋に入るなり、彼はその豪華さに圧倒されて立ち尽くした。
「こちらへどうぞ」
愛宕はソファを指さした。
「まずはお飲み物をいかがですか?」
彼が頷くと、愛宕は流れるような動作でワインセラーに向かった。
その優雅な姿に見惚れていると、彼女が振り返って微笑んだ。
「リラックスしてください。ここは戦場ではありませんから」
その言葉に彼はハッと我に返った。
そうだ。ここでは敵を恐れる必要はないのだ。
「愛宕さん……」
彼は慎重に言葉を選んだ。
「僕は本当に……何も知らないのですが……」
愛宕はグラスを注ぎながら答えた。
「それでいいのです。知るべきことはすべてお教えします」
彼女がグラスを差し出すと、透明な液体が月明かりに煌めいた。
「乾杯しましょう。新しい始まりに」
彼はおずおずとグラスを受け取り、そっと触れ合わせた。
ワインの芳醇な香りが鼻をくすぐる。
「美味しい……」
彼は小さく呟いた。
「それは良かったです」
愛宕は静かに微笑んだ。
「今宵は忘れられない夜にしましょうね」
窓の外では月が完全に姿を現し、二人の姿を淡い銀色の光で照らしていた。
青年の緊張は未だ解けていなかったが、同時に新たな体験への期待に胸を膨らませていた。
---
「それじゃあ……お着替えをお願いします」
愛宕はそう言うと自身のドレスをゆっくり脱ぎ始めた。
提督は思わずその姿に見惚れてしまう。
やがて愛宕は提督の前に生まれたままの姿を晒した。
「もう……そんなにジロジロ見られたら恥ずかしいですよ……///」
愛宕が照れた様に言う。
「……あっ!すいませんッ!ついッ!」
提督は恥ずかしそうに言った。
2人は裸になると、愛宕は「まずは、お風呂に行きましょう」と言い、提督の手を握って風呂場まで導く。
風呂場は広く洗い場があり湯船は3人は入れる位の大きさであった。
「まずはお身体を洗わせて頂きます」
2人は向かい合い、愛宕は提督の体にシャワーを浴びせた。
次に愛宕は自身の体をシャワーで軽く流した後、すぐ傍に置かれたボトルから液体石鹸を取り出し、自身の体を泡だらけにする。
『先に洗うのかな?』と提督は思ったが、愛宕は「失礼します」と言って自身の体を提督の体に密着させ、体を擦り始めた。
石鹸とお湯で濡れた愛宕の豊満な胸が提督の体に密着し形を変える。
ニュルッ!ニュルッ!
「ふっわあああああっ!」
あまりに官能的な光景と独特の感触で、提督は思わず声を上げてしまう。
その反応を見て愛宕はクスクスと笑みを浮かべた。
泡だらけの胸を滑らせながら「気持ちいいですか?」と聞く、
「はっ……はいっ!!」
提督は情けない声で答えた。
「そろそろ、下の方も……洗わないと」という愛宕に対し提督は「えっ!?」と答える。
愛宕は両手で提督の竿を揉み洗いしつつ、自身の太ももで玉袋を刺激し始める。
次第に提督は耐えきれず「もうダメですっ……!!」と言いながら射精してしまった。
ザーメンが迸り愛宕の腹に掛かる。
「まぁ……とても濃いですね♡」
愛宕は楽しそうに言う。
その言葉が引き金となり、提督は更なる興奮状態となった。
その後2人はシャワーで体を流し、湯船に入りイチャつきながら体を休めた。
しばらく経って2人は風呂場を出てベッドへと向かった。
「お待たせしました♡」
愛宕は提督の隣に座る。
「ところで……どうして私を指名してくださったんですか?」
愛宕は提督の目を覗き込むようにして言った。
「そっそれは……愛宕さんは綺麗ですから……」
提督は照れながら言った。
「まあ……ありがとうございます。でも……本当にそれだけですか……?」
「えっ?」
提督は一瞬戸惑った表情を浮かべた。
「私の体の……特に…一部分が気になるんじゃないんですか?」
愛宕が自身の豊満な胸を両腕で挟み、胸を強調しながら言った。
「そっそれは……」
提督は先程からチラチラと愛宕の胸元に視線を寄越しつつ、赤面しながら言った。
「その…愛宕さんの……おっぱいが……気になって…すみません……」
愛宕はクスクス笑いながら言った。
「フフフ……正直ですね」
そう言うと愛宕は自身の豊満な胸に提督の顔を埋めさせた。
提督の顔面が愛宕の柔らかい胸の感触と甘いような匂いに包まれる。
提督は頭が沸騰する様な快感を覚えた。
「これからは……どうすればいいんですか……?」
提督は胸の中で悶絶しながら聞いた。
「ん~?そうですねぇ……」
愛宕は少し考える素振りを見せる。
そして思いついたように言った。
「じゃあ、私のおっぱい……吸ってみませんか?」
その提案に提督は驚いた表情を浮かべる。
「えっ!?」
「嫌ですか……?」
愛宕は悲しそうな表情で提督を見る。
「いやっ!そんなことありません!!」
「だったら……さあ♡」
そう言って愛宕は右乳首を口元に近づける。
提督は少し躊躇しながらも吸い付いた。
チュパァ……レロォ……ペロッ……ハムッ……。
その光景を見た瞬間、愛宕の顔が蕩けるような笑顔に変わる。
「はぁん♡ すごいぃ……上手よぉ……♪」
「愛宕さんのおっぱい、美味しいです……ッ!」
提督は段々夢中になって、愛宕の乳首を吸う。
「フフフ……まるで赤ちゃんみたい♡」
愛宕は優しく微笑みかける。
その表情に提督は更に興奮し、激しくしゃぶりつく。
ジュルルゥウッ!!ギュゥッ!!
「きゃあんっ!もう……乱暴なんだから……!」
愛宕は文句を言いながらも幸せそうな笑みを浮かべていた。
その姿は妖艶でありながらも母性溢れるものであった。
やがて提督は左手で左乳房を掴み揉み始める。
柔らかい脂肪の塊が指の隙間から溢れ出てくる感覚は非常に心地よいものであった。
そして右手は股間へと伸びていく。
そこは既に洪水状態になっていた。
それを見た愛宕は少し照れ臭そうに微笑むと、ベットに横になり「そろそろ……いいかしら?」と聞いた。
「はっ…はいっ!お願いしますッ!」
提督は自身の勃起した一物を愛宕の恥部に添え、挿入しようとした。
しかし緊張からなのか、それとも未経験故の経験不足からなのか、中々挿入できない。
それを見かねた愛宕は提督の一物を掴み、自身の恥部に添え言った。
「大丈夫、焦らないで……ほら、ここよ……♡」
そして愛宕に導かれる様に、提督の一物は愛宕の中に入っていった。
ズブッ!ズブブブブッ!
「あっ!挿入ってる……♡」
「こっ…これが……愛宕さんの中……気持ち良い……ッ!」
提督は歓喜の声を上げる。
愛宕の中はとても温かく柔らかく包み込んでくるようだった。
「全部挿入りましたね♡動かしてみてください♡」
提督は言われるがままに腰を前後に動かし始めた。
パンッ!パァン!パコッ!バチンッ!グチョッグチュッヌポォ!ズプゥゥ……!
結合部からは水音と共に愛液が溢れ出てくる。
提督のペニスが出入りする度に膣内のヒダが絡みつき強い摩擦を生み出しているようだった。
愛宕は甘い喘ぎ声をあげる。
「んっ……あっ♡良いです……すごく硬くて大きいのが奥まで届いているのを感じますぅ♡」
その言葉通りかのように子宮口まで到達しているのであろう、亀頭の先端部分でポルチオを刺激されていた。
あまりの快楽に堪らず絶頂を迎えようとしているようでビクビク痙攣し始めた。
「出して……下さいっ!貴方のをッ!」
愛宕の言葉に従い勢いよく大量放出した。
ドピュッドピューーーッ!!ドクンドクン……ビューーーッ!!ビュクビュク……
「ああっ♡射精(で)てるッ♡貴方のが…沢山……♡」
「ハァ…ッ!ハァ…ッ!愛宕さんッ!愛宕さん……ッ!」
提督が愛宕の中に己の全てを出し切った後、愛宕は提督の頭を優しく撫でながら言った。
「ふふ……童貞卒業、おめでとうございます♡とっても気持ち良かったですよ♡」
「ハァ…ッハァ…ッ、愛宕さん……ありがとうございました……」
---
翌日。
食堂の窓から差し込む午後の光が、テーブルに置かれた皿を温かく照らしていた。
一般的な感覚では遅めの昼食となる時間だが、桃源鎮守府の艦娘達にとってはこれが通常の朝食のタイミングだ。
「あら、潮ちゃん。おはよう」
愛宕が微笑みながら声をかけた。
彼女はすでに半分ほど食べ終えた焼き鮭の骨を取り分けているところだった。
隣で高雄は静かに味噌汁を啜っていた。
「あの……愛宕さん、高雄さん……ここ良いですか」
遠慮がちな潮の問いかけに、二人は笑顔で応えた。
「もちろんよ。座って」
「ありがとう……ございます」
潮は恐る恐る席についた。
目の前にはシンプルながらも丁寧に盛り付けられた和定食がある。
白米、味噌汁、卵焼き、漬物、焼き魚……戦いに備える体を作るための栄養バランスを考えた献立だった。
「昨日はうまくいった?」
愛宕が優しく尋ねた。
潮は箸を持ったまま少し顔を赤らめた。
「えっと……お酒のお相手だけで……まだその……」
「そうだったわね」
高雄が思い出したように言った。
「潮ちゃんはまだ童貞相手に挑戦してないものね」
「童貞?」
潮は驚いたように聞き返した。
「あら」
愛宕が小さく笑った。
「言ってなかったかしら。昨日は二人とも新規のお客様をお相手したの。しかもどちらも初めての方」
「そっ……そうだったんですね!」
潮はさらに顔を赤くした。
「大丈夫よ」
愛宕は落ち着いた声で続けた。
「潮ちゃんもいずれ経験することになるわ。最初はみんな緊張するもの」
「愛宕さんは……」
潮は勇気を出して聞いた。
「怖くなかったんですか?」
愛宕は少し考えてから答えた。
「そうね……最初は怖かったわ。でも気づいたの。この恐怖は本当の恐怖じゃないって」
「どういう意味ですか?」
「本当の恐怖は……」
愛宕は言葉を選ぶように間を置いた。
「必要としている人に拒絶される事よ。でもここに来る人たちは皆、何かを求めている。それを理解したら怖くなくなったわ」
潮はじっと愛宕の言葉を聞いていた。
「私も同感です」
高雄も静かに言った。
彼女は湯気の立つ茶碗をそっと置いた。
「恐れるべきは行為そのものではなく、その裏にあるもの。私たちは体を通して心を理解しようとしているだけなの」
「心を……」潮は繰り返した。
「そう」
愛宕が頷いた。
「潮ちゃんが昨日のお客様と会話した時、何か感じたことがあるでしょう?」
潮は思い返すように目を閉じた。
確かに初めての客であった五十代の男性提督との会話では、表面上は軽いジョークを交わしながらも、彼の目には深い孤独が映っていた。
「……ありました」
潮は小さく答えた。
「寂しそうでした。家族の為に最前線にいるのに、家では誰も話を聞いてくれないって……」
「そう」
愛宕は優しく微笑んだ。
「それが大事なの。私たちの仕事は単なる娯楽ではないわ。誰かの痛みに耳を傾けること。それが私たちの役目」
高雄は静かに頷いた。
「だからこそ、潮ちゃん。あなたの誠実さは大きな武器になるのよ」
潮は思わず涙ぐんだ。
「わたし……もっと頑張ります」
「無理しなくていいのよ」
愛宕は立ち上がり、潮の肩に手を置いた。
「自然体でいればいいの。その優しさがここを訪れる人達を救う事に繋がるのよ」
「はい……」
潮は力強く頷いた。
窓の外では桜が満開だった。
薄紅色の花びらが風に舞い、食堂の窓ガラスに軽く触れては落ちていく。
「さて」
愛宕が言った。
「残りのご飯を食べてしまいましょう。今日は午後からミーティングがあるわ」
「はいっ!」
潮の返事が明るく響いた。
三人は再び箸を進めながら、和やかな昼のひと時を過ごした。
表向きは異質な世界に見えるかもしれないが、ここには紛れもなく人の心を癒す力があった。
潮の未来にこれからどんな試練が待っていようとも、今の彼女は確かな一歩を踏み出したことを感じていた。
---
【潮の決心と献身】
桃源鎮守府の庭には桜が散り始め、地面を淡いピンク色の絨毯が覆っていた。
季節は巡り、潮が配属されてから三ヶ月が過ぎていた。
執務室に呼ばれた潮は、扉をノックする手が微かに震えていた。
「失礼します」
この桃源鎮守府の提督である女将は書類から顔を上げ、優しく微笑んだ。
「潮さん、遂に決断したそうね」
「はい」
潮は背筋を伸ばし、凛とした声で答えた。
「初めてのお相手をお願いしたい方がいます」
女将はゆっくりと頷いた。
「あなたの判断を尊重するわ。誰かしら?」
潮は一瞬躊躇した後、「第三鎮守府の田村提督です」と告げた。
女将は少し驚いた表情を見せた。
「あの五十代の?確か先月あなたがお酒のお相手をした方ね」
「はい」
潮は迷いなく答えた。
「彼は……とても寂しそうでした」
---
翌日午後、愛宕と高雄が潮の部屋を訪れた。
「まさか田村提督を選ぶなんて」
愛宕は感心したように言った。
「意外でしたか?」
潮は少し照れながら尋ねた。
「いいえ」
高雄が静かに首を振った。
「あなたらしいわ」
三人は小さな円卓を囲み、研修の最終調整を行っていた。
潮は真剣な眼差しでメモを取っている。
「基本的には自然体で構わないわ」
愛宕が優しく言った。
「私たちの役目は慰めること。知識よりも心の繋がりが大切よ」
「でも……」
潮は心配そうに言った。
「田村提督はきっと驚かれます。私のような……その……」
「見た目が幼く見えるから?」
高雄が言葉を補った。
潮は顔を赤らめた。
「はい……娘と年の変わらない艦娘に指名されるなんて……」
「問題ないわ」
愛宕は確信を持って言った。
「ここでは見た目より重要なものがある。魂の共鳴よ」
高雄も頷いた。
「それに潮ちゃんの場合は特別。彼の寂しさに気づいたあなたの心が決め手になるはず」
潮は拳を握り締めた。
「わたし……頑張ります」
「ただ一つ」
愛宕は真剣な表情になった。
「もし途中で辛くなったら必ず言って。無理は禁物よ」
「分かりました」
潮は力強く頷いた。
---
夕方5時、開店。
桃源鎮守府の入口で田村提督を迎えたのは潮本人だった。
「お待ちしておりました」
潮は丁寧に頭を下げた。
田村提督は明らかに戸惑っていた。
「潮……さん?今日は確か酒の相手だけでは無い筈だが……」
「いいえ」
潮は静かに微笑んだ。
「今日は私が専任です」
田村提督の表情に困惑の色が広がった。
無理もない—彼は自分の娘と歳の変わらない容姿の少女に突然指名されたのだ。
「冗談だろう?」
彼は周りを見回した。
「愛宕さんや高雄さんなら分かるが……君のような……」
「見た目は関係ありません」
潮は毅然とした態度で言った。
「私はこの仕事を選んだ艦娘です」
その言葉には確かな決意が込められていた。
田村提督は言葉を失い、ただ彼女の瞳を見つめ返すしかなかった。
---
専用の特別室で田村提督と対峙した潮は緊張していた。
田村提督も落ち着かない様子だ。
「なぜ……私を?」
彼はついに口を開いた。
潮は深呼吸をして、思い切って答えた。
「先月……貴方が『家族の為に戦っているのに、家では誰も話を聞いてくれない』と仰っていたのを覚えています」
田村の表情が硬くなった。
「それが関係あるのか?」
「あります」
潮は真っ直ぐに彼の目を見た。
「あの時の貴方の目が……とても寂しそうでした……」
「私……貴方の心を癒してあげたいと思ったんです」
長い沈黙が流れた。
田村は天井を見上げ、何かを懐かしむような表情を浮かべた。
「娘と……見た目は同じくらいの歳なのだ」
彼はやっと口を開いた。
「許される事だろうか……」
「ここでは可能です」
潮は静かに言った。
「私達は艦娘ですから」
田村は深く息を吐き出した。
「……分かった。君の厚意に応えよう」
---
夜が更け、月が高く昇ったころ、愛宕と高雄は控室で静かに茶を飲んでいた。
「潮ちゃん……大丈夫かしら」
愛宕が心配そうに窓の外を見た。
「信じましょう」
高雄はカップを置いた。
「彼女は自分で決めた道を歩んでいる」
遠くでかすかに聞こえる虫の音に耳を傾けながら、二人は若き後輩の成功を祈った。
---
特別室では、潮と田村提督が静かに過ごしていた。
彼らの間には言葉以上の何かが確かに流れ始めていた。
初めての夜はゆっくりと、しかし確実に幕を開けていた……
「失礼します」
潮はそう言うと田村提督の上着のボタンを外し始める。
田村提督は自分の娘と変わらない程の見た目の少女の綺麗な顔立ちと、胸元から覗く潮の小柄な体型にしては豊満な胸の谷間に目線を奪われていた。
潮は提督の衣服をハンガーに掛けた後、浴室の準備を始めた。
「愛宕さんや高雄さんからの研修では……まず浴室にて、自分の体を使って洗う……と聞いたのですが……宜しいですか?」
潮は俯きながら恥ずかしそうに言った。
「よっ……宜しいも何も……もっ…勿論……。構わないが……」
田村提督は目の前の少女の発言に戸惑いつつも快諾した。
「ありがとうございます」
潮はそう言うと自身の衣服を脱ぎ始めた。
潮の透き通る様な白い肌が露わになり、潮の小柄で可愛らしい見た目には似つかわしくない、豊満で綺麗な形の胸が露わになった。
田村提督は思わず、喉元をゴクリと鳴らす
「すみません……私で申し訳ありませんが……今日は宜しくお願いします……」
潮は申し訳なさそうに言う。
「なっ……何を仰られる……潮さんは十分魅力的です!そんな……そんな風に仰らないで頂きたい」
提督は真面目な顔で言った。
「……ありがとうございます」
「さっ……それでは……行きましょうか……」
2人は浴室に入る。
愛宕や高雄から教わった通りに潮はボディーソープを取り自身の胸に塗りたくり、泡だらけになる。
そしてそのまま提督の胸に抱きつく。
潮の豊満な胸が提督の胸板に押し潰され形を変える。
「おっ…おおっ!!」
田村提督は想像以上の官能的な光景と感触に思わず声を上げる。
「すみません……研修通りにやってみたのですが……ダメでしたか……?」
潮は自身の胸を泡だらけにしたまま恥ずかしそうに聞いた。
「いっいや!全然!凄く良いとも!」
「……そう……ですか」
潮は小さく微笑むと一旦提督から離れ、再びボディーソープを手に取り自分の体に塗っていく。
そして再び提督の体にぴったりとくっつき、上下左右に体を滑らせ始めた。
ニュルッ!ニュルッ!ニュルッ!
泡だらけの2つの豊満な果実が、互いの肌を擦り合わせる度に卑猥な音が響き渡る。
「あっ……んっ……んんっ!」
「こっ……これは……っ!ハア……ハア……ッ!」
互いの肌と肌が擦れ合うたびに生まれる快感に浸りながら、二人は体を寄せ合う。
やがて田村提督の一物が硬く大きくなり始め、勃起した陰茎が潮のお腹に触れる。
「あっ……大きくなりましたね」
潮は嬉しそうに微笑みながら言う。
「……!」
田村提督は気恥ずかしさを感じて思わず目を逸らした。
「お……お恥ずかしい限りです」
「いえ……気にしないで下さい。寧ろ嬉しいです……だって……私の体で反応して頂けたって事ですよね……?」
潮は頬を赤らめながら上目遣いで言った。
「ああ……そうだな」
田村提督は照れ隠しの様に苦笑いしながら答えた。
「えへへ……それじゃあ次は……ここ……洗いますね」
潮は提督の男根を握ると泡立った胸で挟み込んだ。
ズニュッ!
「おっ!おおおっ!!」
田村提督は堪らず声を上げる。
「痛かったですか……?」
潮は心配そうに問いかける。
「大丈夫だ」
「良かった……。では続けますね」
潮はゆっくりと上下運動を開始した。
亀頭から根元にかけて丁寧に泡を馴染ませていく。
柔らかく温かい双丘による圧迫感はまるでマシュマロのようだった。
そして時折谷間から顔を出す鈴口からは透明な雫が流れ落ちる。
「うう……っ!これはっ!堪らん……っ!!」
田村提督は潮から与えられる快感に必死に耐えていたが、やがて我慢の限界が訪れたのか、その一物は潮の豊満な胸に包まれたまま果てた。
ドピュッ!ドピュッ!ドピュドピュュュュッ!!
「うう……っ!射精(で)るッ!」
「あっ……!射精(で)てますね……♡」
潮が嬉しそうに言う。
その量は凄まじく、谷間からは収まりきらず溢れ出した精液が零れ落ちていった。
それでもなお脈打ち続ける肉棒を宥めるように優しく撫で回す潮の手つきはとても扇情的だ。
最後の一滴まで搾り取るようにしっかりと扱かれた後、ようやく解放された陰茎は萎むどころか更に硬度を増していた。
「……お疲れ様でした……」
潮は柔らかく微笑むとシャワーで提督の体を流した。
次に自身の体に付着した精液と泡を洗い流す。
その後二人は抱きしめ合いながら浴槽に浸かった。
「続きは……ベットでしましょうか」
「うむ……」
2人はバスタオルで体を拭き寝室に入る。
「今日は……こうしましょうか……?」
潮はベットの上に仰向けに寝転がり、自ら秘所を拡げる様に手で開いた。
「いっ……良いのか……?」
「……はい……私はもう濡れているので、どうぞ……」
田村提督は唾を飲み込むとそそり立つ一物を潮の膣口に当てがった。
そしてそのまま一気に貫く。
ズブブブッ!
「ああっ!入ってきたぁ♡」
潮は歓喜の声を上げる。
その表情は恍惚としており、蕩けきっていた。
「ううう……っ!何という締まりだ……ッ!」
田村提督の男根を潮の小さな膣が包み込む。
田村提督は余りの締め付けに歯を食いしばりながらもなんとか堪えていた。
しかしそれも長くは続かずすぐに射精欲求が高まってしまう。
「うう……ッ!いけないっ!射精(で)るぅぅぅッ!!」
ドピュッドピューーーッ!!ビューーーッ!!
潮の膣内で爆ぜた大量の精液が彼女の子宮口を叩く。
その勢いは凄まじく、逆流してきた白濁液によって結合部から溢れ出して来た程だ。
しかし田村提督の一物は未だ衰える気配を見せず、依然として硬く張り詰めている。
それどころかもっと出させろと言わんばかりにビクビク震えている有様だった。
「ああ……っ♡また射精(で)ちゃいましたね……♡」
潮は自身の中に放たれた熱い飛沫を感じて幸せそうな笑みを浮かべる。
彼女の秘裂からは大量の精液が溢れ出ており、その量の多さを物語っていた。
それにも関わらず田村提督の剛直は全く萎えておらずむしろ益々滾ってしまっているようだ。
「潮さん……その……もう一度……」
「もちろんです」
「何度でも……私の体に……貴方の想いをぶつけてください……♡」
潮は優しく微笑んだ。
「好きな時に……好きなだけ……どうぞ♡」
田村提督は理性の糸が切れたように激しく抽挿を始めた。
パンッ!パァン!パコッ!バチンッ!グチョッグチュッヌポォ!ズプゥゥ……!
「あっ!激しいですっ♡」
「くぅぅ……っ!止まらんッ!自分の娘と変わらない見た目なのに……っ!!」
田村提督は潮の体に激しく腰をぶつける。
腰をぶつける度に潮は「あっ♡あっ♡あっ♡」と媚声をあげる。
徐々に田村提督の腰の動きが速くなってきた。
再び限界が訪れそうなのだろう。
「ハァ…ッ!ハァ…ッ!潮さんッ!そろそろっ!」
「はいッ!どうぞッ!いっぱい出してッ!貴方の想いをッ!私の中に全部ッ!!」
「あああッ!!射精(で)るッ!射精(で)るッ!射精(で)るッ!!!」
ドビュッ!ビュルルルーー!! ビューッ!ビューーーーーーーーッ!!!
「あああああーーーーーーーっ!!♡♡」
大量の精液が解き放たれる。
子宮を満たし入り切らないものは膣口から噴き出してしまう程の凄まじい量だった。
田村提督はあまりの快感に意識が飛びそうになるが、それでも必死に堪えようと歯を食い縛っている様子が窺えた。
「凄い……こんなに……いっぱい……♡」
潮の胎内に収まりきらず逆流してくる精子を眺めながら、彼女は微笑みながらそう呟いた。
その光景は淫靡かつ神秘的な美しさを感じさせるものであった。
---
【昼下がりの誓い】
窓から差し込む陽光が瞼に当たり、潮はゆっくりと目を開けた。
見慣れた自室の天井。昨夜までの出来事が夢だったのではないかと思えるほど平穏な昼だった。
「……私、本当にしちゃったんだ」
潮は布団の中で身を縮めながら呟いた。
昨夜の記憶が鮮明によみがえる。
あの熱く湿った肌の感覚。
田村提督の荒い息遣い。
自分の内側から湧き上がった未知の感情——
「あの人……とても嬉しそうだったな」
最後に見た提督の安らかな笑顔を思い出し、不思議な満足感が胸を満たした。
自分が誰かを満たせたという実感が、少女の心に確かな自信を与え始めていた。
コンコン——
ノックの音に潮は慌てて起き上がる。
寝癖だらけの髪を整えながら「はい!」と応じると、ドアが開き愛宕と高雄が顔を覗かせた。
「おはようございます」
「おはよう、潮ちゃん。昨日はお疲れ様」
愛宕が優しく微笑みかける。
「おはよう。その様子だと……昨日は上手くいった様ね」
高雄の鋭い眼差しが潮を捉えた。
「はい、何とか出来ました……」
潮は言葉を探るように視線を泳がせた。
「潮ちゃん、偉い偉い」
愛宕が駆け寄り、潮をぎゅっと抱きしめる。
柔らかな体温と甘い香りに包まれ、潮は頬を染めた。
「あっ、あの……」
「ごめんなさい」
愛宕はぱっと離れた。
「でも本当に嬉しかったの。潮ちゃんの勇気を誇りに思うわ」
「誇り……ですか?」
潮は戸惑いながら聞き返した。
「そうよ」
高雄が静かに頷く。
「これは【桃源鎮守府】に所属する艦娘にとって、新たな始まりでもあるの」
「始まり……」
「艦娘の任務は様々だけど」
愛宕が言葉を継いだ。
「桃源鎮守府にいる私たちは、ただ体を与えるだけじゃない。心を繋げるのよ」
「心を……」
高雄が椅子に腰掛け、窓の外に目をやった。
「戦争という極限状態では、人は脆くなる。そんな中で求められるのが私たちの役割」
「でも……」
潮は小さく唇を噛んだ。
「私にできるでしょうか?」
「できるわ」
愛宕が断言した。
「昨日のあなたを見ればわかる。田村提督の幸せそうな顔を思い出してみて」
潮は目を閉じた。
提督が去り際に見せた感謝の表情。
それを見た瞬間の胸の高鳴りが甦る。
「あの人の笑顔が……嬉しかったです」
「それこそが答えよ」
高雄が微笑んだ。
「戦うだけが私たちの使命じゃない。癒す事、支える事も同じくらい尊い」
愛宕が潮の手を取った。
「これからも多くの人がここを訪れるわ。時には辛い事もあるかもしれない。でも忘れないで。あなたの優しさは誰かの救いになるって事を」
潮は両手を握りしめた。
「はいっ!これからも頑張りますっ!」
その決意に満ちた眼差しを見て、二人の先輩は安堵の表情を浮かべた。
「さあ、朝ごはんにしましょう」
愛宕が立ち上がる。
「今日から潮ちゃんも本格的に仲間入りね」
「改めて歓迎するわ」
高雄も立ち上がった。
「これからは私達と一緒に働いてもらう事もあるけど……大丈夫?」
「はい!」
潮は力強く頷いた。
「愛宕さんや高雄さんみたいな艦娘になれるよう、頑張ります!」
三人は昼の日差しに照らされた廊下を歩きながら、静かに微笑み合った。
春の昼下がりの光が、彼女たちの影を長く伸ばしていた。
これからの彼女達の道程の様に……