冒険者はつらいよ 冒険者歴10年選手の日常とエロス 作:みなぽん
アル ディーン 本編の主人公、年齢30歳 キャリア10年の冒険者。等級は10年かかってやっとシルバー片手剣と丸盾、半弓なども器用に使う。サバイバルや罠の解除にもたけていて、簡単な魔法も使える一言で言うと器用貧乏な男。
ミレーヌ エルフェンリート 年齢45歳 雪族で見た目はティーンエイジャーに見える。純白の髪の清楚系魔法騎士の彼女は一見すると清楚で優しい常識人だが愛刀雪月花から放つ剣技は凄まじい。攻撃魔法も使えるオールラウンドプレイヤー、アルとは古い付き合い。
「アルったらもっと私を頼っていいんだからね」「断ち切れ絶刀!雪月花!」
セルシア ミストラル 年齢81歳 エルフ族 銀の髪に、氷のように澄んだ瞳。小柄な体躯だが百発百中で獲物を射抜く弓の達人。優秀な兄弟たちのもとで育ったせいか自己肯定感が極めて低い。すぐに卑屈になっていじける癖がある。
「私の矢には正義を貫く力がある」「私はグループのお荷物ですから、邪魔になったら捨てて行ってください」
メイベル・リングベル。年齢20歳 リーキスト教団の聖導女 聖印の刻まれた杖を抱え、柔らかな雰囲気を纏っている娘。
回復系魔法を使う、性格的にも心優しく100%の癒し系。戒律に従順でアルへ寄せる恋心に罪悪感を感じている。
「慈悲深き地母神よこのものに癒しの光を!」「ああ、女神よお許しください。私はまた淫で邪な感情を」
リディア マーカス 冒険者ギルドの受付嬢 清楚で真面目なギルドのアイドル的存在。
「冒険者に大事な事は生き残ることです。無事のご帰還をお祈りしています。」
ヴァレリア・ラース 獣人種 31歳
フェンリルの血を宿す黒髪の女魔狼騎士。食欲旺盛な食いしん坊でグラマラスボディ!天真爛漫な性格で感情の爆発で強くなる。
基本的にいろんな欲望に対して貪欲なタイプ。強いフィジカルで巨大な鉄盾と長剣ツヴァイヘンダーを軽々と扱う重装歩兵
「お腹いっぱいになったから、私はとっても元気だゾ!(^ ^)こい!フェンリルの力見せてやる!」
アルディーンとミレーヌ 保存食作りの日
アルの家は、冒険者の家としては少し変わっている。
壁に掛けられた盾と弓、床に並ぶ革袋やロープ。
だがその中央にあるのは、武器ではなく大きな木の作業台だった。
「……臭うわね」
ミレーヌが鼻をひくりと鳴らす。
作業台の上に置かれているのは、
売り物にならないと判断されたホブゴブリンの肉。
「分かってたことだ」
アルは肩をすくめる。
「脂が強いし、血の匂いも残りやすい。
そのまま焼いたら、食えたもんじゃない」
「でも――」
ミレーヌは包丁を取り、
慣れた手つきで筋を落とし始めた。
「だからこそ、干し肉にする価値がある」
「話が早い」
二人は顔を見合わせ、
何も言わずにそれぞれの作業に戻る。
それが――
何十回も命を預け合ってきた関係の距離感だった。
⸻
臭みを殺す
まずは下処理。
アルは肉を細長く切り分け、
深い桶に放り込む。
「塩、多めだ」
「ええ。
あと、砕いた火炎花の根を少し」
ミレーヌが袋から香草を取り出す。
「……匂い消し?」
「それだけじゃないわ。
腹持ちも良くなる」
アルは感心したように頷く。
「やっぱり詳しいな」
「長く生きてるからね」
さらりと言って、
ミレーヌは肉を揉み込む。
塩、香草、干し果物の皮、
ほんの少しの酢。
「一晩置く」
「待てない奴は、生き残れない」
「ほんと、それ」
二人は同時に言って、
小さく笑った。
⸻
火と風と時間
翌朝。
家の裏庭に、即席の干し台が組まれている。
ロープ、木材、石――
冒険者の基本装備で作った簡素なものだ。
「火は弱く、煙は多め」
「了解」
アルが火を起こし、
ミレーヌが肉を吊るす。
煙が立ち上り、
昨日の嫌な臭いが、
少しずつ別の匂いに変わっていく。
「……悪くないわね」
「腹が減る匂いだ」
二人は並んで、
ただ火を見つめる。
言葉は少ない。
だが沈黙は、居心地がいい。
それは、
友人の距離であり、
恋人の距離でもあり、
――夫婦の距離に、一番近いところだった。
硬焼きパン
次はパンだ。
「顎が割れるほど固くするぞ」
「ええ。
噛めない奴は、旅に出る資格がないもの」
粉と水、塩だけ。
発酵は最低限。
ミレーヌが捏ね、
アルが成形する。
「……あんた、パン作るの上手いわね」
「冒険者は、なんでもやる」
石を熱し、その上で焼く。
水分を飛ばし、
徹底的に。
「……これ、武器になるわよ」
「投げても使えるな」
冗談を言い合いながら、
二人は作業を続ける。
⸻
完成
夕方。
干し肉は、
噛めば噛むほど旨味が出る仕上がりになった。
「……成功だな」
アルが一切れ齧る。
「ええ。
これなら一週間はもつ」
「売れないけどな」
「冒険者の保存食なんて、
売るものじゃないわ」
ミレーヌはそう言って、
干し肉を布に包む。
「生きて帰るためのものよ」
アルは頷いた。
「次の冒険も、
ちゃんと帰ってくる」
「ええ」
二人の視線が、
一瞬だけ重なる。
それ以上は、
何も言わない。
言わなくても分かるからだ。
剣を振るう時も、
火を囲む時も、
こうして保存食を作る時も。
――彼らは、ずっと一緒だった。
「ミレーヌ、今日はもう遅いし、このまま泊まって行かないか?エリスのチーズとお前の好きなハイランド製の蜂蜜酒もあるんだぜ。」アルが誘うように茶色の瓶を揺らした。
「もう少しロマンチックな誘い方は無いものかしら?」そう言いながらも彼女は茶色の瓶をあるから取り上げて差し出された陶器に注ぐとグイッと飲み干した。
夜の帳が降り、家の中には焚き火のような暖かな光が灯っていた。ミレーヌはアルが勧めたハチミツ酒を口に含み、彼の隣に腰を下ろした。甘く深い香りが部屋中に広がり、ふたりの間に静かな雰囲気が流れる。
「……美味しいわね」
ミレーヌが呟くと、アルは柔らかい笑みを浮かべて答える。
「いつもより特別な一本だ」
彼の指先が彼女のグラスを持つ手に触れる。ゆっくりと、だが確実に指が絡み合い、肌の温もりが伝わってくる。
ミレーヌは無意識に身を寄せると、アルの太ももに手を置き、彼の反応を探るように見上げた。
アルの唇が緩やかな弧を描き、低く掠れた声で問いかける。
「どうした?何か欲しいのか?」
「分からないわ……ただ近くにいたいのかも」
その答えに満足したようにアルは優しく彼女の髪を撫でる。長い銀糸のような髪が彼の指の間を滑り落ちていく様子は、どこか魔法的な美しさがあった。
やがてふたりの距離がさらに縮まる。アルの手がミレーヌの背中を引き寄せるように添えられ、彼女の体が彼の腕の中に収まる。彼の胸板からは確かな鼓動が聞こえてきて、ミレーヌの心臓もそれに呼応するように高鳴る。
「ドキドキしてるわ」
「俺だって同じだ」
短い会話の後、ふたりの唇が触れ合う。
最初は軽く探るようなキスから始め、すぐに深く濃厚なものへと移行していく。
アルの舌がミレーヌの唇を開き、彼女の口腔内に侵入する。互いの舌が絡み合い、唾液が混ざり合う音が微かに響く。
ミレーヌもまた積極的に応え、アルの首に腕を回してさらに強く吸いつく。
息をするのも忘れるほどの激しい接吻が続き、ふたりの体温がどんどん上がっていく。
「んっ……はぁ……」
ようやく離れたときには、ふたりとも荒い息遣いをしていた。しかしそれでもまだ足りないとばかりに再び顔を近づけていく。
今度はアルの方から求める番だった。
彼の厚い唇がミレーヌの喉元に触れ、軽く歯を立てながら鎖骨まで下りてくる。同時に彼の右手がドレスの上から彼女の乳房を探り当てていた。釣鐘型の美しい乳房とピンク色の乳首がアルを興奮させる
「あっ……そこ……」
敏感な部分への刺激に思わず声が漏れるミレーヌを見てアルは満足げに微笑むと更に力を込めた。
「気持ち良いか?」
耳元で囁かれるとゾクッとするような快感が走る。
「ええ……すごく……」
返事を聞いたアルは満足そうに目を細めると、左手でドレスのファスナーをゆっくりと下げていった。そしてついに完全に開かれたそこに顔を埋めるようにして覆いかぶさった。
「ミレーヌ……綺麗だ……」
露わになった白い肌にはうっすらと汗が滲んでおり艶めかしい輝きを放っている。
「こら!アルったら、そんなとこ舐めちゃだめ❤️」
アルは彼女の股間に顔を埋めてパンティーの上から思いっきり彼女の匂いを吸い込む。甘い女の香りがあるの。男性自身をエレクトさせる。
そして、プレゼントの包み紙を剥がすように、パンティーを剥ぎ取り、彼女の割れ目に舌を這わせていく
「あ、あんっ、アル、だめよ、」
強力な誘惑の香りがアルを支配してゆく。もう我慢できない、早く交尾したい……。すでに彼女の膣口からは雌の匂いと共に透明な愛液が漏れていた。
ミレーヌの体を引き寄せると自分の膝の上に乗せた。
対面座位の体勢になり正面から向かい合う形になると互いの体温を感じ取ることができて安心感を得られる。そして強く抱き合いながら唇を重ねる。
「ミレーヌ❤️」アルは熱を帯びた声でささやきながらミレーヌの口に舌を入れてくる。「んんっ……❤️」ミレーヌはキスされながらアソコにアレが入って来る感触に悶える。ミレーヌのおっぱいにアルの分厚い手が乗る。「ふふ、お前のおっぱい柔らかいな❤️」
それは同時に興奮度合いも増すことでもあった。
「ああっ……あたってる……」
既に勃起しているペニスが割れ目に押し付けられていて、その硬さと大きさを改めて認識させられてしまう。恥ずかしさと共に期待感が高まり鼓動が激しくなる。
「欲しいんだろ?」
意地悪そうな笑みを浮かべながら聞いてくるアルに対し、
「バカ……わかってるくせに……」
照れ隠しのためにそっぽを向きながら答えるものの、内心では早く繋がりたいと思っている自分がいることに気づいていた。
アルはゆっくりとイチモツの先を彼女の中へと入れていくアルの呼吸が荒くなる。
ミレーヌの背中に回された彼の手が逃げることを許さないかのように彼女の細い体を抱きしめる。
ミレーヌの腰を両手で掴むと、アルはゆっくりと深くまで突き入れた。
「あっ……!」
予想外の圧迫感に思わず声が漏れてしまう。
耳元で囁かれながら奥の方をごりっと擦られたことで快楽が全身を駆け巡り頭が真っ白になった。同時に目の前に火花が散るような錯覚を覚えてしまった。
「ここ好きなんだな?」
同じ角度で何度も突き上げられ、気が狂いそうになるほどの快感を与え続けられる。
「もうダメぇ……おかしくなるぅ…いぐぅっ…お願い許してぇ……」
もちろん、絶倫のあるわ。すぐには許してはくれない。力強くそれでいて、繊細に彼女の弱いところを攻めてくる。ミレーヌは快感と多幸感で意識を失いそうになるのを必死で堪えていた。
「あっ、アル❤️ああん、あっ、あっ、あっ、イク❤️イク❤️あっ、あんっ」
激しいピストン運動によって結合部から愛液が飛び散る。
「ミレーヌの中に出したい!」アルが叫ぶ!
「あっ、あぁぁぁぁぁぁ…アル、アルの出していいよ!」
ミレーヌの膣奥が脈動し、ペニスから精液を搾り取ろうとしているようだった。
アルはその締め付けに耐えられず、「うっ……!」とうめき声をあげながら大量の精液を解き放った。ドクンドクンという鼓動とともに熱い液体が注ぎ込まれていく感覚を感じたミレーヌは、その余韻だけで達してしまったようだ。「あっ……すごい量……」ミレーヌは虚ろな瞳で自分の腹部を見つめている。
「どうした?まだ終わってないぞ?」
「え?嘘……これ以上されたら壊れちゃう……」
「大丈夫だって、壊れるくらい抱いてやるから」
「ちょ、ちょっと待って!」
制止する間もなく挿入されて、激しく揺さぶられる。先程よりも強い快感に襲われ、頭が真っ白になる。
アルが激しく動く度にミレーヌの膣に押し込められたザーメンが泡立ちながら溢れてくる。その姿は淫靡極まりなく、さらに興奮を煽る要素となる。アルは獣のように腰を振り続け、ミレーヌは何度目かわからない絶頂を迎えていた。
ショートストーリー 聖水の夜
街はずれの小さな教会には、ひとつだけ“決まり”があった。
それは――月に一度の夜、誰も奥の部屋に近づいてはならないということだ。
その夜、メイベル・リングベルは、いつもより早く子供たちを寝かしつけた。
「ほら、今日はお祈りは短めにしましょうね。
明日はパンを焼きますから、元気で起きないと」
「はーい……」
孤児たちは素直に毛布にくるまり、やがて静かな寝息を立て始める。
一人ひとりの額に手を置き、
薄くなった毛布を掛け直し、
靴下が破れていないかを確かめる。
それが終わると、メイベルはようやく立ち上がった。
その背中を、
年長の少年――クリムトが、布団の隙間から見ていた。
十二歳。
この孤児院で一番年上で、
一番多くの「現実」を知っている子供。
(……今日だ)
クリムトは知っていた。
月に一度、
メイベルが一晩中、奥の小部屋に籠ることを。
そして翌朝、
教会の棚には、必ず聖水の瓶が並ぶ。
噂
街では、いろいろな噂が流れていた。
「聖導女の聖水は、普通の祈りじゃ作れないらしい」
「身体から湧き上がる“何か”が必要だとか……」
「だから彼女は、一人で籠るんだ」
大人たちは、
半ば冗談めかし、半ば下卑た目で語る。
クリムトは、その話が嫌いだった。
だが――
真実を、確かめたい気持ちもあった。
(……覗くだけだ)
自分に言い聞かせ、
彼は静かに布団を抜け出した。
小部屋の中
小部屋の扉の隙間から、
淡い光が漏れている。
クリムトは、息を殺して覗いた。
中にいたのは――
祈るメイベルだった。
質素な寝間着。
床に膝をつき、
両手で聖印を胸に抱きしめている。
水差しと、
透明な瓶がいくつも並んでいる。
部屋の中央には水浴用のタライ。
深夜はまだ冷え込む時期に井戸から
冷水を汲み満たしている。
そして粗末な寝巻きを脱ぎ全裸となった。
美しい白い裸身、その姿はまるで天使か、
女神のようだった。
クリムトは目を奪われた。
憧れの聖導女の全裸、乳房も尻も秘密の谷間も
隠す事なく晒し、て冷水の入ったタライに浸かる。
そしてただ、彼女は祈っていた。
深く、
必死に。
「……女神よ」
震える声。
「どうか、この水に
あなたの慈悲を」
そして聖書に定められた手順で体を触る。
口には、神の祈りを
乳房には命の育みを
そして、生誕の肉門からは、神の奇跡を
口には、神の祈りを
乳房には命の育みを
そして、生誕の肉門からは、神の奇跡を
彼女の口からほとばしる、祈りの声が震える
彼女のピンク色の蕾が勃起していく
生誕の肉門に触れるたびに彼女の小さな肩がビクッビクッと震える。
額に汗が滲み、
息が荒くなる。
口には、神の祈りを
はぁ、ああっ❤️乳房には命の育みを
そして、生誕の肉門からは、神の奇跡を、ああっ❤️
憧れの聖導女の姿にクリムトは股間を熱くした。
小部屋の中は、蝋燭の明かりだけで満たされていた。
天井には古い梁が影を落とし、
祭壇代わりの机の上には聖母像が佇んでいる。
その足元には、銀の盥。
水を溜めた盥に浸かり
メイベルは行為を続けていた。
唇から紡がれる祈りは途切れることなく、
まるで水面に波紋を広げるように
静かに室内を満たしていく。
彼女の裸身は月光に照らされて淡く輝き、
透き通るような白い肌はわずかに紅潮していた。
(……これを飲めば病が治る)
(……これがなければ生きていけない)
メイベルはそれを産み見せてはいけない
修道院時代の幼い頃から叩き込まれてきた。
聖水づくりの作法。
11歳の時から修道士達の前で何度もやらされたことだ。
「聖導女」と呼ばれようと
それは祝福などではない。
信仰と、献身と——そして、
彼女が信じてきたものが揺らいでしまうような
禁忌の境界を歩む行為だということを
痛いほど理解していた。
それでも、
「神よ……私の汚れをお許しください……」
メイベルは震える指を自分の肌に滑らせた。
それは祈りであり、贖いであり、
そして……拒めない義務でもあった。
部屋の隅で息を潜めていたクリムトには、
メイベルの表情は見えなかった。
いや、正確に言えば、
敢えて見ないようにしていたのだ。
彼女の横顔はあまりにも神々しくて
この世のものとは思えないほどの輝きを放っていたから。
(僕なんかが見ていいわけない……)
そう思えば思うほど、
しかし確かにそこにいるのだという証拠である
かすかな吐息や衣擦れの音までが耳に届く距離。
扉の隙間からこぼれる光景だけを頼りにして
心臓の音ばかりがやけに大きく感じられた。
指先にはじっとりと汗が滲み
ズボンの中で膨らんでいるものを押さえつけながら
自分が何をしているのか疑問を持つ暇もなく
ただひたすらにその瞬間を求め続けていた。
メイベルは胸元に手を当てるとそっと撫で上げていく。
その動きにつれて柔らかかった双丘が持ち上げられるように弾みを見せると同時にその中心にある突起物も自然と固くなり始めるのが見て取れた。
それを見た少年はさらに興奮を掻き立てられてしまい自分自身に対する抑え込みができなくなってきていることに気づいたのである。
もう限界だった。
クリムトはそっと服の中に手を入れて自らの欲望を扱き続ける。
メイベルの清らかな祈りを汚してしまうような罪悪感が胸を刺す。だがそれ以上に、あの美しい人が目の前で繰り広げる神秘的な儀式への好奇心と、身体の芯から湧き上がる抑えきれない衝動が勝った。
(ごめんなさい……メイベルさん……)
心の中で謝りながらも、手の動きは止まらない。
メイベルの指が乳房を愛撫するたび、自分のそこにも触れてほしいという妄想が脳裏を掠める。彼女の滑らかな指が肌を這う音が聞こえるような気がして、クリムトはさらに息を詰まらせた。
部屋の中では、メイベルの儀式が続く。
彼女は徐々に祈りの声を高めていった。
「主よ……我が心に宿る穢れを洗い流し給え……」
声が震える。それは畏れからくるものなのか
それとも……
クリムトには判別できなかった。
ただ一つわかるのは
彼女が今まさに“何か”と闘っているということだ。
おそらくそれはこの世で最も神聖かつ忌まわしいものなのだろうと思うと同時に羨望にも似た感情すら覚えてしまうのであった。
やがて彼女は水に浸したタオルを絞ると
ゆっくりと下半身へ伸ばしていった。
足の付け根あたりを念入りに拭う動作からは
彼女なりの緊張感のようなものが伺い知れると共に
どこか切羽詰まったような焦燥感すら感じられたのであった。
そして強く丸めたタオルを神聖なる肉門にぐいぐいと押し付けている
(ああっ……神よ)
メイベルの喉が乾いた音を立てる。
メイベルの手が、慎重に、けれど確実に、もっとも秘すべき場所へと伸びていく。
彼女の指が肉弁をなぞる。それは決して激しい動きではなかった。むしろ、慈しむような、あるいは苦しげな何かを鎮めるような優しいタッチだ。
しかしその動きが意味するところをクリムトは本能的に理解していた。
あれは「浄化」だ。
神に捧げるために自らを清める行為なのだ。
だからこそ彼女はこんなにも神妙な面持ちで臨んでいるのだろうと思えたのである。
だがしかし……
目の前で繰り広げられる光景に少年の理性は溶けて、l嵐のように吹き荒れる欲情という名の暴風雨の真っ只中に身を置いてしまった。
それでもなお彼は必死になって自制しようとはしていたもののそれはあまりにも儚い抵抗に過ぎなかったと言わざるを得ないのであった。
指先が秘裂に触れた瞬間、メイベルの肩が小さく跳ねた。
その反応をクリムトは見逃さなかった。
(やっぱり……感じるんだ……)
彼の胸の内で何かが疼いた。それは哀れみにも似た同情と、そして同種の欲望だった。祈りの中で快楽を感じてしまう罪悪感と羞恥心。それをメイベルは必死に押し殺そうとしている。その健気さがかえってクリムトの劣情を煽った。
「……っ!」
声にならない呻きが漏れる。
メイベルの指が内側へ入り込んだのだ。
彼女は眉根を寄せ、唇を強く噛み締めている。
それは痛みからではないことは明らかだった。
彼女の秘部はすでに潤み始めていたのだから。
メイベルは自己嫌悪に苛まれながらも
指の動きを止められない自分に戸惑っていた。
こんなつもりじゃなかったのに……
本来ならば神に身を捧げるための純粋な儀式のはずなのに
私の身体はどうしてこんなにも正直なのだろうか?
「お願い……神様……許してください……」
涙混じりの懇願が空気を震わせる。
その姿を見てクリムトもまた胸が締め付けられる思いだった。
だがそれ以上に強く感じるのは彼女に対する異常なまでの興奮と独占欲だった。
この美しい女性を自分だけのものにしたい。
誰にも渡したくないという強い衝動が湧き上がるのだった。
「はぁ……あっ……」
メイベルの吐息が次第に荒くなっていく。
彼女の指の動きはより大胆になり
指で円を描くように何度も何度も同じ箇所ばかり責め立てていた。
「いけません…イク❤️…こんなこと……っ」
そう呟きながらも動きを止めることができない!
もう限界だった。
頭がクラクラとして思考能力すら失われてしまっている
「あぁ……いや……私…こんな……こんなぁ!」
遂に彼女は声を抑えきれなくなってしまった。
その悲痛な叫び声こそが何よりも雄弁に彼女の心の内を表していた
クリムトは自分の股間に手をやりながらその様子を見守ることしか出来なかった。
彼女の喘ぎ声と水音だけが聞こえる空間はあまりにも非日常的すぎて現実離れしたものであった。
指先で柔肉をまさぐりながら、メイベルの心は千々に乱れていた。
(お願い……もう止めて……)
理性が悲鳴を上げる。
だが指は止まらない。むしろ求めているのだ。快楽を。
「神よ……どうかこの穢れを祓ってください……」
涙声で訴える。それは誰に向かっての懇願なのか。
目の前の偶像か、それとも……。
クリムトは夢中で己自身を扱き立てた。
憧れの人、尊敬する聖導女、そして今……自分の欲望を掻き立てる妖艶な女性。
彼女がいまこの瞬間、快感に身を委ねている。
その事実がたまらなく彼を興奮させた。
(メイベルさん……メイベルさん……)
彼の心は二つの感情の間で激しく揺れ動いていた。
「くぁあ、、イク❤️神よ、ああああっ!」
ぷしゃぁぁ、聖なる泉のように肉門から迸る聖導女の聖水!
「メイベルさん、僕の子を産んで!」ドビュッドビュッドビュッ
部屋の外で密かにぶちまけられる少年の粘ついたオス汁!
聖水とは聖導女のエネルギーを秘めた体液の溶けた水。
見せないからこそ
周囲は彼女を「聖導女」と呼ぶ。
メイベルは立ち上がり、
タライの水
水差しに移し、祈りながら
聖水の瓶を一つひとつ詰めて
棚に並べていった。
銀色の蓋を閉め、
赤い封蝋を押す。
その手は、僅かに震えていた。
――明日、街の人々は
これを
「希望の薬」と呼ぶ。
その水に含まれているものが
本当に「奇跡」かどうかなど
誰も知らない。
ただ知っているのは、
それが
誰かの生活を支えているということ。
子供たちの明日を作っているということ。
翌朝。
メイベルは、いつもと変わらぬ笑顔で孤児たちを起こした。
「おはようございます。
今日はシチューですよ」
瓶棚には、
新しい聖水が並んでいる。
それは――
孤児院を支える、大切な資源だった。
聖水は売れる。
冒険者にも、商人にも。
そのお金で、
薬を買い、
冬の薪を買い、
パンを買う。
「メイベル姉ちゃん、
今日も大変だった?」
クリムトが、恐る恐る聞く。
メイベルは一瞬驚き、
すぐに柔らかく笑った。
「ええ。
でも、大丈夫ですよ」
「……どうして?」
「どうして?」
彼女は、
鍋をかき混ぜながら答えた。
「だって――
ここにいるみんなが、
生きていくためですから」
それは、
当たり前のことのように。
その日から、
クリムトは代わりに、
薪割りを手伝い、
水汲みを引き受け、
小さな子の面倒を見るようになった。
(……俺も)
(支える側に、なりたい)
メイベルは、
何も言わない。
ただ、
彼の頭を撫でて言う。
「ありがとう、クリムト」
それだけで、
十分だった。
⸻
聖水とは
聖水とは、奇跡ではない。
犠牲でもない。
それは――
誰かが、誰かのために選び続けた結果だ。
孤児院が今日も立っているのは、
その選択が、
毎月、静かに繰り返されているからだった。
そしてメイベルは、
今夜もまた祈る。
誰にも見せず、
誰にも誇らず。
ただ――
子供たちが、
明日を迎えられるように。