冒険者はつらいよ 冒険者歴10年選手の日常とエロス 作:みなぽん
アル ディーン 本編の主人公、年齢30歳 キャリア10年の冒険者。等級は10年かかってやっとシルバー片手剣と丸盾、半弓なども器用に使う。サバイバルや罠の解除にもたけていて、簡単な魔法も使える一言で言うと器用貧乏な男。
ミレーヌ エルフェンリート 年齢45歳 雪族で見た目はティーンエイジャーに見える。純白の髪の清楚系魔法騎士の彼女は一見すると清楚で優しい常識人だが愛刀雪月花から放つ剣技は凄まじい。攻撃魔法も使えるオールラウンドプレイヤー、アルとは古い付き合い。
「アルったらもっと私を頼っていいんだからね」「断ち切れ絶刀!雪月花!」
セルシア ミストラル 年齢81歳 エルフ族 銀の髪に、氷のように澄んだ瞳。小柄な体躯だが百発百中で獲物を射抜く弓の達人。優秀な兄弟たちのもとで育ったせいか自己肯定感が極めて低い。すぐに卑屈になっていじける癖がある。
「私の矢には正義を貫く力がある」「私はグループのお荷物ですから、邪魔になったら捨てて行ってください」
メイベル・リングベル。年齢20歳 リーキスト教団の聖導女 聖印の刻まれた杖を抱え、柔らかな雰囲気を纏っている娘。
回復系魔法を使う、性格的にも心優しく100%の癒し系。戒律に従順でアルへ寄せる恋心に罪悪感を感じている。
「慈悲深き地母神よこのものに癒しの光を!」「ああ、女神よお許しください。私はまた淫で邪な感情を」
ヴァレリア・ラース 獣人種 31歳
フェンリルの血を宿す黒髪の女魔狼騎士。食欲旺盛な食いしん坊でグラマラスボディ!天真爛漫な性格で感情の爆発で強くなる。
基本的にいろんな欲望に対して貪欲なタイプ。強いフィジカルで巨大な鉄盾と長剣ツヴァイヘンダーを軽々と扱う重装歩兵
「お腹いっぱいになったから、私はとっても元気だゾ!(^ ^)こい!フェンリルの力見せてやる!」
リュミエール・ノクスフィリア、人間族、22歳 魔法使い
リシリオン王国の宮廷魔法使いであったが出奔。珍しい予知能力の使い手。
彼女は知っている。未来を予知する事が必ずしも幸福な未来を招かないことを。
彼女は、仲間を失いたくないばかりに時に自己犠牲的な行動に走ることがある。
「私は未来を選択することが怖いのです。大切な人、もう誰も失いたくないから。」
マルシル・チェル 15歳 ??? 雑用係
リュミエールが旅の途中に拾った身寄りのない少女。
彼女の亡き妹のマーガレットの面影がある。
「私はリュミエール様に拾っていただいた命、リュミエール様のためにこの命を捧げます。」
リディア マーカス 冒険者ギルドの受付嬢 清楚で真面目なギルドのアイドル的存在。
「冒険者に大事な事は生き残ることです。無事のご帰還をお祈りしています。」
リディア・マーカスの憂鬱
朝の冒険者ギルドは、いつも少しだけ血と汗の匂いがする。
それは誰かが持ち込んだ魔物の素材だったり、昨夜の酒が抜けきらない冒険者の息だったり、あるいは――今日、帰ってこなかった誰かの代わりに残された空気だったりする。
リディア・マーカスは、カウンターの内側で背筋を伸ばし、帳簿をめくっていた。
清楚な制服、きちんと結われた髪、穏やかな微笑み。
それらは彼女が「冒険者ギルドの受付嬢」であるための鎧だ。
「次の方、どうぞ」
声に感情を乗せすぎない。
それは優しさであり、同時に防衛でもある。
怪我をした冒険者が、包帯だらけで報告に来る。
成功報告のはずなのに、仲間の名前が一つ足りないこともある。
リディアは、すぐに分かる。
――ああ、この人は“戻ってきた側”だ。
長年この仕事をしていると、目で分かるようになる。
冒険者の「今の目」が、どこを向いているか。
生き延びた安堵か。
死に損ねた後悔か。
それとも、次もまた潜る覚悟か。
「……お疲れさまでした。報酬はこちらになります」
淡々と手続きをしながら、彼女は必要以上のことを聞かない。
聞いてしまえば、覚えてしまうからだ。
昼過ぎ、見慣れた顔がカウンターに立った。
アル・ディーン。
必要以上に目立たないが、決して無茶をしない男。
「難易度の高いクエストでしたけど、今回のクエスト、無理はしていませんね?」
「してない……って言いたいところだけど、まあ、予定外はあった」
苦笑い。
リディアはその表情を見て、胸の奥で小さく息をつく。
〔アルさんの顔を見ると安心するわ❤️やっぱり大人の安定感ってやつね)
「ご無事のお帰りよかったです。」
それは受付嬢としての言葉であり、
同時に、彼女自身が何度も自分に言い聞かせてきた言葉でもある。
アルの後ろには、
ミレーヌ・エルフェンリートが静かに立っていた。
白銀の髪、穏やかな微笑、その奥にある確かな実力。
「リディア、いつもありがとう。
あなたがここにいると、帰ってきたって実感できるわ」
その一言に、少しだけ救われる。
隣のカウンターでは、素材の鑑定に詳しい同僚のエリゼ バスクチュアル の前で
セルシア・ミストラルが素材袋を差し出しながら、いつものように小さくなっている。
「…ゴブリンの魔石が12、トロールとオーガが3つずつです。種類は合ってますよね……?」
「合っています。完璧です。買取は17ゴールドで良いですか?」エリゼが淡々と答える。
「はい!思ったより高い値段でうれしいです!」
セルシアは目を見開き、やがて小さく頷いた。
聖導女メイベル・リングベルが顔を出す。
「まだマジックポイント残ってるんで、ヒールをかけて欲しい人がいたら治してて差し上げますよ」
彼女はポーションを満足に買えない駆け出し冒険者たちに声をかける。
傷口の痛みを放置している少年たちは、嬉しそうに彼女に駆け寄る。
「アル!今日は腹が減ったから、豚の尻亭の豚焼きがいいなぁ!」
ヴァレリア・ラースが豪快に笑いながら待っている。。
リュミエールは疲れて眠っているマルシルを冒険者ギルドのベンチで膝枕していた。彼女の向ける優しい眼差し冒険者仲間と言うよりも、実の姉妹のように見える。
「みなさん、、本当に、無事で何よりです」
リディアは知っている。
“今日は”という言葉が、どれほど重いかを。
夜、帳簿を閉じたあと。
ギルドの灯りが落ち、静寂が戻る。
リディアは一人、椅子に座ったまま、今日の報告書を思い返す。
完遂。軽傷。成功。
そして――未帰還、、幸い、今月はまだ出ていない。しかしいつでないとも限らない。
彼女の父親は冒険者だった。そして笑顔で家を出た。その数時間後には物言わ亡骸となって戻ってきた。
それは冒険者であれば、必ずついて回る可能性だ。
受付嬢は、戦場には立たない。
剣も、魔法も使わない。
それでも、彼女は毎日、命の重さを量っている。
「……私にできるのは、送り出して、迎えることだけ」
無茶な挑戦を止められなかった日もある。
止めたことで、恨まれたこともある。
それでも。
彼女は明日も、同じ言葉を言うだろう。
「冒険者に大事なことは、生き残ることです。
無事のご帰還を、お祈りしています」
それが、
リディア・マーカスという一人の受付嬢が選んだ、戦い方なのだから。
その背中を、今日もまた、誰かが見ているとは知らずに。
小さな背中に重ねる影
その少年、ユリウスがギルドの扉を押し開けたとき、リディア・マーカスは一瞬、時間を取り違えたような錯覚を覚えた。
背は低く、肩幅も狭い。
革鎧は明らかに中古で、サイズも合っていない。
腰に下げた短剣はよく研がれてはいるが、柄は擦り切れ、何度も持ち主が変わったことを物語っていた。駆け出しの冒険者が、かろうじて体裁を整えたと言うのが見え見えだ。
「お姉さん、冒険者登録を、お願いします」
声はまだ変わりきっていない。
それでも、目だけは必死に大人のそれを真似ている。
「お名前を」
「ユリウス ミンツです。えっと……剣士です」
ユリウス。
登録用紙に記された年齢は、十五。
リディアの指が、わずかに止まった。
――ああ。
胸の奥が、きしりと音を立てた気がした。
昔、家の裏庭で木剣を振り回していた幼い弟。
大きな剣士になるんだと笑って、無茶な真似ばかりしていた、あの背中。
彼はもう、この世にいない。
亡くなった父の跡を追うように、弟は15歳で冒険者になった。
そして、それから8ヶ月と16日後にサラマンダーの顎門の中に消えた。
残ったのはリディアが手作りした小さな皮兜だけだ。
だからこそ、リディアは少年の装備を、必要以上に丁寧に見た。
「……この装備で、どこへ行くつもりですか?」
「スライム退治です。街道から外れた湿地帯で、数も少ないって……」
判断は、半分正解で、半分致命的だった。
「湿地帯は足を取られます。そんな布靴では簡単に転んでしまいますよ。
スライムは弱いですが、複数に絡まれると、逃げ場がなくなります」
少年は、はっとして口を閉ざす。
「一人で行くなら、必ず日中。今回は布靴に皮紐を巻いて滑りにくくしてください。そしてもしクエストが成功したら、しっかりとした革の靴を買うこと、武器よりも鎧よりも足元が大事です。
風向きを確認して、退路を先に決めてください」
リディアは、カウンター越しに身を乗り出した。
「剣は振り回さないこと。突いて、離れて、様子を見る。
欲張らないでください。倒せなくても、生きて帰ればそれでいいんです」
ユリウスは何度も頷き、必死に覚えようとしている。
「……薬草は?」
「買うお金が、あまり……」
「では最低限、これを」
リディアは私費で薬草入りの包帯を一つ、そっと差し出した。
規則違反すれすれの行為だ。
「無理だと思ったら、逃げてください。
恥ではありません。判断力です」
少年は包帯を受け取り、深く頭を下げた。
「ありがとうございます!
必ず……帰ってきます!」
その言葉が、胸に刺さる。
――必ず、なんて。
それでも、リディアは微笑んだ。
「ええ。
無事のご帰還を、お祈りしています」
少年が扉の向こうへ消えたあと、彼女は静かに両手を組んだ。
冒険に同行することはできない。
剣を取ることも、盾になることもできない。
それでも。
あの小さな背中が、二度と戻らぬ背中にならぬように。
「……どうか、女神様」
声に出さず、祈る。
弟に向けた祈りと、同じ祈りを。
今日もまた、ギルドの受付嬢は、
誰にも見えない場所で、必死に戦っていた。
数日後──ユリウスは小脇に包みを抱えてギルドに戻ってきた。
朝の混雑が落ち着いた時間帯、リディアは窓辺で帳簿を閉じていた。
カウンター越しに現れた少年の顔には、疲労と同時に誇らしげな光があった。
「リディアさん……! やりました! スライムを全部退治できました!」
「おめでとうございます。怪我はありませんか?」
「はい! リディアさんがくれた包帯のおかげで、擦り傷ひとつなしです!」
ユリウスは得意げに腕まくりをして見せる。
確かに素肌は綺麗なものだ。
リディアは胸の奥でほっと息をつく。
ほんの些細なアドバイスだったけれど、それが彼の命を繋いだのかもしれない。
少年は少し照れくさそうに、包みをカウンターに置いた。
「これ……報酬で買ったんです。お礼に」
「え? 私に?」
「はい! 受付の方って、こういうもの好きかなって……」
丁寧に開けると、小さな籐かごに入った焼き菓子。
クッキーのような乾燥させた焼き菓子だが、香ばしい香りが鼻をくすぐる。
「とても嬉しいです。いただきますね」
「よかった……!」
ユリウスは安堵の笑みを浮かべる。
その純粋な喜びが、リディアの胸に温かい波紋を広げる。
翌日も翌々日も、ユリウスはギルドに通い始めた。
低ランクの採取クエストを中心に地道に経験を積む彼を、リディアは遠くから時折見守っていた。
「リディアさん、今日はゴブリンの耳です!」
「すごいですね。お疲れさまです」
「次はもう少し難しいのを受けてみたいんですけど……」
「焦らないことです。まずは基礎体力をもっとつけましょう。早朝の鍛錬はおすすめですよ」
リディアは淡々と返しながらも、その視線はしっかりと少年の装備と動きを観察していた。
彼が死地に迷い込まないように──それは受付嬢としての義務であり、同時に、自分の家族の二の舞にはさせたくないという個人的な願いでもあった。
そしていつしか、その義務と願いの境目が曖昧になっていった。
三週間目の朝。
ユリウスは訓練場で剣術の稽古を受けていた。
引退した冒険者が、小遣い稼ぎでやっている道場だ。稽古の代金は1回につき銅貨1枚。
我流で満足している冒険者は、剣の上達が遅く、基礎は極めて大事だ。これもリディアのアドバイスだった。
模擬戦では負け続けだが、それでも諦めない姿勢が見て取れる。
休憩中、リディアが事務室から出てきたのに気づくと、ユリウスは大きく手を振った。
「リディアさん!」
「はい?」
「見ててくれましたか? ちょっとはマシになりましたか?」
「ふふっ……汗びっしょりですね」
「ひどい! でも……そうだ」
ユリウスは突然頬を赤らめて俯いた。
「……実は、昨日夢に出てきました。リディアさんが」
「夢に?」
「俺が魔物に囲まれて動けなくなったときに……リディアさんが女神様みたいに魔法陣を展開して、助けてくれるっていう」
少年は照れ笑いを浮かべながらも本気だった。
そのまなざしには憧れだけでなく──はっきりとした好意の色が宿っている。
リディアは微かに眉を寄せ、咳払いした。
「……それなら今日も無理は禁物ですよ」
「はい!」
元気よく返事をすると、ユリウスは再び訓練に戻った。
リディアはしばらく立ち尽くし、ふと自分の掌を見下ろす。
──私はただの受付嬢なのに。
なぜこんな想いを抱え込んでしまうのか。
あの少年が時折見せる笑顔が、どうしても亡き弟の面影に重なるのだ。
その夜。
Roseliaタウン北東にある安宿《旅人の寝床》にて。
ユリウスは初護衛任務の興奮と疲労でベッドに突っ伏していた。
天井を仰ぎながらふと思い出す。
『私が保証します』
あの優しい声。
柔らかな微笑み。
清潔な制服の裾。
黒髪が軽く揺れるたびに漂うほのかな香り──
「……リディアさん……」
呟いた瞬間、全身が熱を持ち始める。
自分の中で膨らみ続ける何かが抑えきれず、枕に顔を埋める。
「やばい……何考えてんだ俺……」
自問しながらも思考は止まらない。
昼間見た白い喉元。
袖口からのぞく細い手首。
そして時折覗く薄紅色の唇。
まるで絵画の中の聖女のような存在が、今、自分だけに向けてくれた笑顔。
──そのすべてが、自分にとって眩しくて、恋しくて。
たける肉棒をリディアのくれた包帯に包む。
「ああ、リディアさん❤️僕は!」
ユリウスは興奮して声を漏らした。
「こんなの、おかしいのに……でも……」
心臓が高鳴りすぎて、息苦しいほどだ。
これが「恋」という感情だと知らぬまま、ただ名状しがたい熱量に翻弄される。
──もっと近づきたい。
──もっと話したい。
──もっと、もっと……
少年は毛布を引き寄せ、荒い呼吸を繰り返す。
瞼を閉じても、浮かぶのはギルドのカウンター越しに佇むリディアの姿。
透き通るような声、知的で落ち着いた眼差し、控えめな仕草さえも、今は宝石のように輝いて見える。
「リディアさん……」
再び呟くと、身体の芯がかっと熱くなる。
そして彼の未熟な筒先はリディアへの思いを体外に解き放った!
白濁液が迸り包帯を汚していく。
「ハァ❤️リディアさん、すきです❤️リディアさん❤️」
ユリウスは、ただの一度もリディアさんに伝えたことのない言葉を連呼した。
夜が明けても、少年の胸に芽生えた炎は燻ぶり続けていた。
それは、恋と呼ぶにはあまりにも脆く、欲望と呼ぶにはあまりにも無垢すぎる、生まれたての感情だった。
翌朝。
ギルドのカウンターには早くもユリウスの姿があった。
リディアはちょうど他の冒険者たちの依頼確認に追われていたが、少年の存在に気づくなり微かに首を傾げる。
「おはようございます、ユリウスさん。今日は早いですね」
「はい! 早朝トレーニングに行ってきました」
「それで少し赤いんですね」
リディアは軽く微笑む。
しかし少年の目が妙に泳いでいることに気づき、片眉を上げた。
「どうしました?」
「いえ、その……昨日はいろいろあって、考えちゃって……」
「考え事ですか?」
「はい、まあ、その……リディアさんのことを」
刹那、リディアの呼吸がわずかに乱れた。
鼓動が急加速する。
「私のこと?」
平静を装いながら尋ねると、ユリウスは慌てて顔を背けた。
「いえ、なんでもないです! ただ、強くなってリディアさんに褒めてもらいたいなって……」
(……そっち?)
安堵と落胆が同時に押し寄せる。
受付嬢としての理性が勝り、リディアはすぐさま職業的な笑みを貼り付けた。
「そうですね。私も、あなたの成長を見守るのは楽しみです」
その言葉にユリウスはぱっと顔を輝かせる。
「本当ですか!? じゃあもっと頑張ります!」
「ええ。ただし、無理は禁物ですからね」
(どうしてこう……あの子の笑顔を見ると、胸が締めつけられるのだろう)
受付嬢は自分の気持ちをごまかすように書類を整理し始める。
ユリウスと性行為
「えっ……ユリウスさんが風邪?」
リディアは思わずペンを止めた。
ギルドの掲示板前に集まっていた冒険者たちが噂話をしている。
「ああ。昨日の夜から高熱らしいぜ」
「無理して森に行った挙句に土砂降りにやられたんだとか」
「昨日の霧雨ってそこまで寒かったかぁ?」
「いや~その格好で雨宿りせずに馬車待ちの護衛やってたみたいだぞ」
リディアは心臓が早鐘を打つのを感じた。
彼女は仕事を早めに切り上げ、ユリウスの住む《旅人の寝床》へ足を運んだ。
質素な宿の一室。
部屋に入ると粗末なベッドの上で少年が荒い息を吐いていた。
額に浮かんだ汗。顔は赤く染まり、喉は痛々しい咳に震えている。
「ユリウスさん!」
リディアが近寄ると少年はぼんやり目を開けた。
「……リディアさん?」
「はい。お薬と冷たい水を持ってきました。ゆっくり飲みましょう」
リディアは慎重に少年の頭を支え、水を一口含ませる。
喉仏が上下に動くたびに熱っぽい体温が指先に伝わってくる。
「ごめんなさい……迷惑かけて……」
「謝らないでください。貴方が無事であることの方が大事です」
布団をかけ直すと、少年はさらに目を潤ませた。
「でも……リディアさんに会いたくて……でも風邪で……来てくれて嬉しい……」
途切れ途切れの言葉にはっきりした甘えが滲んでいる。
(これは……まるで熱に浮かされた子供みたい)
胸の奥がちくりと痛む。
リディアは幼い頃の弟を思い出していた。
風邪を引くたび「怖い」「寂しい」と泣きつき、自分に縋ってきた小さな身体。
今目の前にいる少年もまた──
「大丈夫。ずっと傍にいますから」
微笑みながら約束するとユリウスはようやく安心したように目を閉じた。
夕刻。
少年の意識は朦朧としていたが容態は改善してきた。
リディアは替えたばかりの濡れタオルを桶に戻し、汗で湿った襟元を軽く拭う。
その瞬間だった。
ユリウスの腕が無意識に伸び、リディアの服の裾を掴んだ。
「……リディアさん……」
かすれた声と共に涙がこぼれる。
「置いていかないで……」
リディアははっと息を飲んだ。
弟と寸分違わぬ怯え。孤独を恐れる子供特有の執着。
彼女は咄嗟に膝をつき、優しく腕を撫でた。
「私はずっと傍にいます。どこにも行きません」
嘘ではない。
けれどその言葉が逆に自分の感情を絡め取っていく。
(なぜ……こんなに胸が苦しいの?)
不意にユリウスの目が薄く開き、焦点の合わない瞳がリディアを捉えた。
「……母さん……じゃないんだ……」
「……?」
次の瞬間、少年は思いきりリディアを抱き寄せた。
「……好きです……リディアさん……」
掠れた声で紡がれた告白。
リディアの鼓動が跳ね上がる。
(ダメ……ここで許しては……)
頭では拒否しようとする。
だが少年の細い腕の感触。
熱にうなされながら必死にしがみつく幼い身体。
断ち切ることは──不可能だった。
「……私も……あなたが大切です」
そう呟くとリディアはそっと少年の背を抱き返した。
「だから……安心して休みなさい」
「リディアさんが欲しいよぉ!」
ユリウスは彼女の胸を捲り上げ頬を擦り寄せた。
「ああ、ダメです。ユリウスさん!」
「欲しいんだ!お願いだよ!」乳房にしゃぶりつくユリウス。
「あ、ああっっ流されちゃう」
リディアの躰は奇妙な疼きに襲われた。
服の下で乳首が固く尖り、秘所は微かに潤み始めている。
(いけない……こんな気持ちになるなんて……)
愛欲と呼ばれる感情が理性の壁を砕きながら侵食してくる。
「もう……我慢できない……」
ユリウスは掛け布団を剥いでリディアを押し倒す。
少年がlパジャマのズボンを下ろすと少年のものはすでに硬く勃起していた。
幼さの残る小さな身体に似合わぬ逞しさに唾を飲み込む。
「リディアさん、lごめんなさい……でも……」
心の中で何度も謝罪しながらリディアの割れ目を指先でそっと撫でた。
「ああ、、ダメ」
「リディアさんのおまんこ舐めたい!」
愛液で濡れた割れ目を舌先で舐めるユリウス!
「ひいいっ、あんっ❤️」
リディアの腰がぴくりと震える。
「リディアさん好きです!」
(可愛い……)
その反応に堪らなくなりリディアは69の体位を取り
いきり勃つ少年のペニスに大胆に唇を被せた。
口内いっぱいに少年の青臭い味が広がる。
「ん……ぅ…」
少年の吐息混じりの喘ぎが聞こえるとますます劣情が煽られる。
(可愛いユリウス もっと感じさせたい……)
口奉仕を続けながら指先で睾丸を揉みしだく。
ユリウスの足が宙を蹴り腰が捩れる。
「あああ、リディアさんが僕の!」
(イカせたい……今すぐ……)
リディアは喉奥まで咥え込み激しく吸い上げた。
「……!!」ドビュッドビュッ
ビクビクッと少年の身体が痙攣し熱い奔流が口中に放たれる。
粘っこい白濁液を飲み干しながらリディアの秘部からは洪水のように愛液が溢れ出していた。
「ユリウスさんの飲んじゃいました❤️」
「リディアさんが僕なんかの精液を、、。嬉しいです!」
射精して、わずか10秒間で、少年は勃起を取り戻した
「うふふ、こんなに私を求めているのね。健気で可愛いわ❤️私でユリウスさんのはじめての女になってあげるわ。」
彼女は自身のスカートを捲り上げショーツを脱ぎ捨てた。
まだ硬度を保つ少年のものに跨りゆっくりと腰を沈める。
「あ゛っ……ぅ…!」
初めて貫く喜びに、少年は尻をふるわせる。鮮烈な快楽が背筋を駆け抜ける。
「すごい……硬くて元気……」それはまるで息の良い魚のように、ピチピチと彼女の膣の中で動いた。
汗ばんだ額に黒髪が張り付くのも構わずリディアは一心不乱に腰を振り始めた。
ユリウスは自分の上で腰を振る美しいリディアの姿を見て征服感に酔い痴れる。
「あぁすごく綺麗だ。女神みたいだ。この人は僕のものだ。…誰にも渡さない……」
獣のような本能が目を覚まし自ら激しくしたから突き上げた。
それに答えるように、リリアの秘所はキュウキュウと少年のものを締め上げた。
やがて最奥に届くたび膣壁が収縮し子宮口が吸い付く。
「リディアさん!気持ちよすぎて出ちゃうよ」
「出したいの?いいわ、受け止めてあげる…中に出してぇ❤️」
叫びながらリディアは子宮全体で射精を迎え入れる。
「ああっ!射精るっ!」ドビュッーービュー!
少年の精子が子宮内に注ぎ込まれると同時に行き詰めた快楽の堰が決壊した。
「ひぃいっイクぅうぅーー!!」
絶頂の波に溺れながらリディアは恍惚とした表情で少年の身体を抱き締めた。
目覚めたユリウスは混乱していた。
頭痛も熱もほぼ下がっているが妙に体が怠い。
そして股間にまとわりつく不思議な感覚。
「あれ……?」
視線を落とすとリディアが自分に添い寝していた。
しかも互いに生まれたままの姿だ。
「あ……ユリウスさん。おはようございます❤️」
恥じらいながら微笑む彼女を見た瞬間すべてを思い出した。
(昨日……僕は……リディアさんと……)
「ええ、ユリウスさんに犯されちゃいました❤️」
驚愕で視界が歪む。
「本当に…すいません僕は!」
「大丈夫ですよ。私は大人ですから自分の責任であなたの思いに応えました。あなたの初体験が良い思い出になったならそれで充分です。」
「リディアさんが僕のために、、ありがとうございます。一生の思い出にします。頼りない僕だけのあなたのことを一生愛します。守ります。いつかあなたの隣に並ぶ資格のある立派な冒険者になったら結婚してください。」
少年は涙を浮かべながら、彼女に告白した。
「うふふ、そうですね❤️プロポーズしてくれる日を楽しみに待ってますから、絶対に死なないで生き延びて、立派な冒険者になってくださいね。立派な冒険者になるのに必要なものは才能でも運でもありません。生き残ることです。生き残ることで経験が重なり、木が年輪を重ねて大きくなるように冒険者として強くなることができるのです。」
リディアは優しく微笑んだ。