※この作品はR-18です。

冒険者はつらいよ 冒険者歴10年選手の日常とエロス   作:みなぽん

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リディア マーカス 冒険者ギルドの受付嬢 清楚で真面目なギルドのアイドル的存在。
「冒険者に大事な事は生き残ることです。無事のご帰還をお祈りしています。」

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エリゼ バスクチュアル 素材の鑑定に詳しいリディアの同僚のギルド嬢。彼女の判定結果は、冒険者を一喜一憂させる。
「これはなかなか保存状態がいいですね。この値段で買取させていただいてよろしいですか?」
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シラサギのアリステラ キュッキィ
冒険者 はやぶさのゲイツの奥さん、ゲイツの10歳年下の幼妻 白魔導士。貧乏で冴えないゲイツを支えて頑張る健気な人。

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フリーバーズのパーティメンバー

ハヤブサのゲイツ オルソン
冴えないおじさん冒険者、いつも親父ギャグを言っている。ひょうきん者。
でも、それなりに強かったりする。ハヤブサの如き俊敏な動きを隠し持っている。
幼妻のアリステラが大事で命に変えても守りたいと思っている。フリーバーズのリーダー

ツバクロのユージーン ハリス 小人族 パーティー 偵察力や罠に優れる
武器は半弓、投げナイフ、爆裂弾など、器用だが、戦闘力は低い。
ゲイツとは腐れ縁でいつもアリステラとゲイツのイチャイチャに辟易してる
フリーバーズのパーティメンバー

鳳のサドラ ミストラル エルフ族
淫乱で自堕落なポンコツエルフ。弓の達人、しかして、その実態は伝説の勇者パーティーの月の勇者
サドラムーンライト、今は自らの圧倒的な月の精霊核を封印している。普通の女の子として生きるために

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フリーバーズ最大の危機 土の勇者 オルデンドルフ来襲!

 

フリーバーズ最大の危機

〜金は飛ぶ、信頼も飛ぶ〜

フリーバーズがギルドに帰還した、その翌日。

「……で?」

ユージーンは、テーブルに置かれた空っぽの金袋を見つめていた。

「……お金、なくなりました♡」

「は?」

「昨日の勝利祝いで〜、街でちょっと……」

「“ちょっと”で全部消えるかァァ!!」

ギルドの一角に、ユージーンの絶叫が響き渡る。

アリステラは青ざめ、ゲイツは遠い目をしていた。

「ちなみに、何に使ったんだ?」

「酒、料理、、香水、、服、、なんでこんなものにまで使ってるんだ?,

「フルコースじゃねぇか!!」

「だって! エルフですし! 美は必要経費ですし!」

「フリーバーズは経費で死にかけてるんだよ!!」

 

 

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その様子を、カウンター越しに見ていたリディアは、そっと咳払いをした。

 

「……ゲイツさん。次のクエストですが、報酬前払いはありません」

「ですよね!」

エリゼが追い打ちをかける。

「フリーバーズはそのエルフが入ってから、むしろ運営、厳しくなってませんか?,

「やめて! 現実で殴らないで!」

かくして――

フリーバーズは破産寸前で、次の高難度依頼を受けることになった。

 

盗賊団襲撃

〜ゲイツ、本気を出す〜

依頼内容は、街道を荒らす盗賊団の討伐。

数は多いが、連携は甘い――はずだった。

「……嫌な予感がする」

ユージーンの声が低くなる。

「索敵の結果、罠が多すぎる。

 しかも……こいつら、素人じゃない」

案の定、奇襲。

四方八方から弓と魔法が飛ぶ。

「アリステラ!」

「回復間に合いません……!」

サドラは弓を構えるが、数が多すぎる。

「ちょっと! 今日に限って相手が多すぎない!?」

「浪費の天罰だ!」

「キャァ!」アリスステラの腕を敵の矢が掠める

その時――ゲイツが、ふっと息を吐いた。

「……ユージーン」

「なんだ?」

「アリステラを頼む」

「ゲイツ、やるのか?」

次の瞬間。

ゲイツの姿が――消えた。

「……え?」

風が走る。

視界の端で、盗賊が倒れる。

次、次、次。

「な……何が起きて……」

それは剣技でも、魔法でもない。純粋な速度。

攻撃力は通常と変わらないので、巨大モンスターには通じないが、一般的な耐久力の相手であれば絶大になる効果を発揮する!ザコ殺しの技!

「ハヤブサ……?」

サドラが呟く。

ゲイツは、敵の背後に回り、関節を打ち、武器を落とし、無力化していく。致命傷は与えない。

だが、逃げる余地も与えない。

「俺はな」

最後の盗賊の前に立ち、一瞬で間合いを詰め、剣の峰で叩き伏せる。静かに言う。

「俺のアリステラと仲間を脅かす奴は、許さねぇ」

沈黙。盗賊団は、壊滅していた。

 

戦いの後

「……すごかったですね」

サドラは、素直にそう言った。

「ゲイツさん、速すぎて見えなかったです」

「いてぇ痛い!アリステラ。なんとかしてくれ。助けてくれ。」

無様に叫ぶゲイツ!この技をやった後は、強烈な筋肉痛が待っているのだ。

涙と鼻水を全開に垂らして、足をバタバタしてのたうち回るゲイツ!

アリステラは、そっとゲイツの手を握る。

「もう❤️無茶、しないでください……」

 

ユージーンは、少しだけ笑った。

 

「……あんたがリーダーで、よかったよ」

「今さらかよ」

 

依頼は成功。報酬は――それぞれに金貨が5枚

「浪費した分、差し引きです」アリステラはサドラに金貨1枚を手渡した。

「うぅ……」

フリーバーズは、まだ貧乏だ。

問題も多い。

でも――

それぞれが、仲間として一歩近づいた夜だった。

 

―――――――――――――――――――

 

月影は血を呼ぶ

 

違和感は、最初からあった。

冒険者ギルド《フリーバース》受付嬢、リディアは、書類を整理しながら何度目かのため息をつく。

(……あのエルフ)

怠惰。

淫乱。

金遣いは荒く、規律も常識もない。

どう見ても“問題児”。

 

だが――

時折、ふとした仕草にあり得ない洗練が混じる。

歩幅、重心移動、視線の切り替え。

弓を構える以前の「立ち方」。

(超一流の……それも、生死の修羅場をくぐった者のもの)

リディアは、震える指で古い記録棚を開いた。

――精霊政術。

――弓の達人。

――月の勇者。

「……サドラ・ムーンライト」

2年前、忽然と勇者パーティを去った女。

太陽の勇者エステバン。

火の勇者ガエン。

土の勇者オルデンドルフ。

 

三人の男からの求愛。

崩壊した均衡。

明かされぬ脱退理由。

 

さらに調べを進め、リディアは息を呑む。

 

ミストラル家。

エルフの名家。

“ムーンライト”は王より賜った姓。

そして――

アルディーンのパーティに属するセルシアは、彼女の姪。

「……もし、彼女が本当に月の勇者なら」

リディアは、机に額を押し付けた。

「なぜ……SS級冒険者が……あんな、壊れたふりをして……」

ギルド嬢には守秘義務がある。

真実を、誰にも言えない。

――その時、嫌な予感が胸を締めつけた。

 

襲撃

フリーバーズは、地方街道の護衛任務に就いていた。

「今日は静かですね」

「嵐の前の静けさだな!」

 

ゲイツの軽口。

アリステラは微笑み、祈りを捧げる。

その瞬間。

地が鳴った。

大地がが裂かれ、茶色い大鎧を纏った巨漢の戦士が現れた!

土の勇者 オルデンドルフ 

 

「エルフの女だ!サドラを確保せよ」

「抵抗する者は殺せ」

部下に命じる!l

「っ……!」

アリステラが結界を張るが、狙いが一点集中している。

 

「狙いは……サドラだ!」

「なんでサドラ……!?」

「オルデンドルフ!仲間を巻き込むのはやめて!」

サドラが弓を構えようとした瞬間――

彼女の足元に、拘束陣と転移陣が展開した。

「……あ」

一瞬の油断。

「サドラ!」すんでのところでアリステラがサドラを突き飛ばす!

転移陣は男たちとアリステラを飲み込んで消えた。

「アリステラァァ!!」

ゲイツが追うが、空間転移。

残ったのは、冷たい風と――

 

サドラの蒼白な顔。

「…まさか、こんなことになるなんて、、」

「サドラ!? どういうことだ!」

「……ごめん」

彼女は、初めて言い訳も笑顔も見せなかった。

「私の……過去のせい」

 

夜。

焚き火の前。

 

サドラは、ゆっくりと口を開いた。

「私のもう一つの名前は、月の勇者、サドラ・ムーンライト」

「月の勇者、、って魔王を倒したパーティーの1人じゃねーか?」

ユージーンが息を呑む。

ゲイツは、黙って聞いている。

「月の精霊術を持つ私を、勇者だった私を……利用するために」

「…力を隠してたのか」

「あいつらに気づかれないために、月の精霊術は封印していたのよ、

「堕落も、浪費も。すべては、、勇者たちを欺くための演技、、?」

「それは、、私の地かな〔照れ)むしろ勇者だった頃は、クールで完璧で、清楚な月の勇者を演じていたわ。誰もが望む理想な姿をね。

そして、勇者たちに力を利用されて、、そして彼らはそれだけじゃなくて、私に自分の女になることを強要したわ。民衆の前では、女神のような勇者を演じて、戦いの場では奴隷のように使われて、そして夜になれば娼婦のように犯されたわ。そんな暮らしが本当に嫌だったのよ。」

「もう、傷つきたくなかった、、自由に本当の自分として生きたかった」

だが、その“逃げ”が――

アリステラを攫わせた。

「……私のせいで、あの子は……だから、私がオルデンドルフのもとに行くわ。そうすればアリステラは無事に帰ってくるはず。」

その時。ドンッ

ユージーンが立ち上がり、地面を踏み鳴らした。

「サドラ!お前がSS級でも、月の勇者でも関係ねぇ!ポンコツエルフ!お前は俺の女だろう!勝手なこと言ってんじゃねーよ」

「ユージーン、、敵は勇者だよ。あなたに何かあったら、私は!」

「ふざけるな」低く、怒りを押し殺したゲイツの声。

「俺の妻を攫ったのは、敵だ。お前じゃねぇ!そして俺たちはフリーバーズだ!」

「……でも」

「でももクソもあるか」ゲイツは、剣を肩に担ぐ。

「相手が勇者だろうが、魔王だろうが、仲間は渡さない。奪われたものは取り返す。ただそれだけだ」

サドラは、静かに立ち上がった。

弓を持つ手に、月光が宿る。

「……ありがとう」

彼女の背から、怠惰なエルフの影が消えた。

そこに立つのは――月の勇者。サドラ ムーンライト。

 

オルデンドルフのアジト

土の勇者 オルデンドルフと3人の土の従者 ドグウ、ハニーワ、ドロブ、はRoseliaタウン郊外の古い館にいた。

サドラに向けて彼はメッセージを送っている。「サドラが自分のものになるならアリステラを解放する」と

「オルデンドルフ様、ずいぶんとあの月の勇者にご執心ですね。」従者が尋ねる。

「あいつの月の精霊術は使える。そして夜のベッドの相手としてもな。あいつは死ぬまで俺に使われる運命なんだよ。勝手に逃げやがって、今度くそ徹底的にわからせてやる。」オルデンドルフはニヤリと笑う。彼の脳裏には、過去の思い出が去来する。勇者パーティーとして旅をしていた頃、何度も夜中に森の奥に連れ出してはレイプした。泣き叫ぶ、美しい声、細い体、そして咥え込んだら離さない最高の蜜壺!エステバンもガエンも皆、彼女に魅了されていた。

「クゥー、オルデンドルフ様はそれじゃあサドラのやつが来たら早速セックスですか!ところで、この小娘食っちまっていいですかね❤️」

「ああ、そうだな!そんなガリガリの小娘興味はねーよ。好きに使っていいぜ。殺さなければ問題ねーだろ。」

「うひょぉ、。話せるぜ!オルデンドルフ様

 

 

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薄暗い部屋に鎖が軋む音が響く。アリステラは床に横たわり、両手首を壁から伸びる鉄枷に繋がれていた。銀の髪が汗で頬に貼りつき、震える唇からは浅い呼吸が漏れている。

 

「ゲイツ……助けて……」

 

その弱々しい囁きを嘲笑うように、ドグウが革靴でアリステラの肩を押さえつけた。

 

「おい小娘、旦那の名前なんか呼ぶんじゃねえよ。テメェの体はもう俺たちのもんだ」

 

三人の土の従者はすでに衣服を脱ぎ捨てていた。鍛え上げられた肉体が月明かりに浮かび上がる。特にドロブの異様に肥大したペニスが鈍く脈打っていた。

 

「まずは俺から試そうぜ」ハニーワが涎を拭いながら、アリステラの白いワンピースを爪先で裂いた。布地が悲鳴をあげるように破け、傷ひとつない肌が露わになる。

 

「いやあっ!触らないで!」

必死の抵抗も虚しく、ハニーワの指が乳房に食い込み───

「このガキみたいなちっちゃなおっぱいがまたたまらねぇな。背徳感半端ないぜ。」

「これでゲイツとか言うおっさん冒険者の奥さんなんだろう?」

「うぐぅっ!?」

 

突然の痛みにアリステラの目が見開かれた。ドロブが掌サイズの琥珀色の液体を含ませたハンカチを彼女の鼻と口に押し当てているのだ。

 

「特別製の媚薬だ。普通の人間なら一分で快楽中毒者になる代物だが……」

「白魔道士だから耐性あるかもなぁ?」

「まぁ効くまで押し続ければ同じさ」

 

窒息寸前でハンカチが外される。アリステラは激しく咳き込みながら涙を流した。しかし異変はすぐに始まった。

 

ジクジク……ジュワッ!

 

下腹部を中心に熱が広がる。子宮が疼き出し、ショーツ越しに膣液が滲んだ。シーツに染みができる。

「あれれ~濡れてきたぞ?このガキ、感じてるってわけ?」

「違う……こんなの嘘よ……っ」

「嘘かどうかは俺が確かめてやる」

 

ドグウがアリステラの両脚を大きく開く。純白のショーツは既に透明な液体で透けており、薄い恥毛まで覗いている。

「ほら見てみろよ。ここのぷっくり膨らんだクリトリスがビンビンだぜ」

 

指先で亀頭を擦るとアリステラの腰が跳ね上がった。

「あ゛ぁっ!?そこ触らないで……やめてぇ……」

「よぉし。じゃあコレ挿れるか」

 

ハニーワが金属製のボトルを取り出した。中身は粘度の高い黄金色の液体。それをアリステラの股間に注ぎ込む。

「ひゃああっ!?熱いぃぃぃ!!」

媚薬が敏感な粘膜に触れると同時に火花のような刺激が全身を駆け巡った。

少女の小さな穴はヒクヒクと痙攣し続けている。

 

「準備万端だな」

三人の中で最も醜悪な容貌を持つドロブが前に出る。異様なサイズの陰茎は血管が浮き出て紫色に変色しており、先端から白濁した汁が溢れていた。

「このガキマンコに入るか怪しいな……まあ拡張してやれば問題ないか」

 

凶器が膣穴にあてがわれる。

ズグゥッ……!!メリメリ……メリ……

「いやああぁぁぁ!!!裂ける……っ!!お願い止めてぇぇぇ!!」

 

裂けそうな痛みと共に巨根が侵入する。悲痛な叫びとは裏腹に媚薬漬けの粘膜は貪欲に吸い付き始めた。最深部まで到達するとドロブが歓喜の声を上げる。

「おお……こいつ中古だけど具合は最高だぜ。入り口はキツイのに奥は蕩けそうでよぉ」

 

猛烈なピストンが始まる。パンパンという音と共にアリステラの子宮口が潰され、苦悶の表情を浮かべる。

「苦しい……抜いて……お願……」

しかし次の瞬間──

ドビュッドビュッ!!ゴポォ……

「うひひ、泣き叫ぶ声がちんぽにくるぜ!だしてやる!もっと泣け。もっと叫べよ。」

ドロブが大量の精液を放出した。膣内だけでなく結合部から白濁が逆流しシーツを汚す。

「おいおい早いなぁ。俺のもすぐ入れるぞ?」

ハニーワが待ちきれないと言わんばかりにドロブと交代する。二人目のペニスは形状こそ平均的だが根本にイボ状の突起があり凶悪だった。

「このガキもう二度と普通のちんぽじゃいけなくなるんじゃねーの?」

ズブズブ……ズボォ……

「あ゛……がっ……痛い……気持ち悪いぃ……」

しかし媚薬の影響かアリステラの喘ぎに甘い調子が混じり始めた。膣壁は二本目の異物を求めて収縮する。

「このガキ……自分から締めつけてくるぜ?結構楽しんでんじゃないか」

ハニーワがアリステラの細い首筋に噛みついた。

「っあぁん…ゲイツさん助けて…!」

「ひひひ食い殺してやりテェ!」

不意打ちの痛みと快感に意識が飛びかける。乳首は硬く尖り、先程まで必死に抵抗していた四肢はだらりと弛緩していた。

「乳首勃起させて恥ずかしくないのかよ。たっぷり中出ししてやるからな。うぉおおっ射精るっ!」

ビシャアッ!大量の精液が子宮を満たす。

「だめ……妊娠しちゃう……」

その言葉すら快楽に変わっていく自分に戸惑うアリステラ。

休む暇もなく三番手のドグウが覆いかぶさった。

「お前の旦那はさぞ泣くだろうなぁ。愛する妻が他の男に抱かれてアクメするところを見てよぉ」

「違う……私は……」

「嘘つけ。もうマ〇コぐしょぐしょだぞ?おら受け止めろ!」

ドグウは長い棹を一気に奥まで突き立てると激しい腰振りを開始した。

「あっあん♡だめなのに……体がおかしくなるぅ……」

ピストン運動に合わせて乳首が揺れ、甘ったるい嬌声が漏れる。快楽と屈辱の板挟みで理性が焼き切れていく。

「おおお!!出るぞ!孕ませてやるぜ!!」

ドクッドクン……!!

ドグウの射精に伴いアリステラの身体が痙攣する。

涙と唾液で顔を歪めながらも自ら腰を振ってしまう自分に絶望した。

「こいつ完全に墜ちたな」

ドグウが離れると再びドロブが挿入してくる。永遠にも思える輪姦が続く中──

「ゲイツさん……ごめんなさい……わたし……」

その呟きは誰にも届かない。ただ獣欲に溺れた男たちの吐息と体液が絡み合う音だけが部屋に満ちていった。

 

救出!

「オルデンドルフ!来たわよ!」

サドラが彼らのアジトに乗り込んだ。敵の要求を飲んだと見せかけるためのサドラの作戦だ。

「ひひひサドラ、待ちくたびれたぜ。」

「オルデンドルフ!、この卑怯者、アリステラを返しなさい」

「返してやるとも、だがその前に勇者パーティから抜け出した謝罪をしてもらわないとな!」

 

「ひひ、サドラ。まずは服を脱いでくれ」

オルデンドルフは残忍な笑みを浮かべた。

「……くっ」

サドラは歯を食いしばりつつも、渋々と長衣を脱ぎ捨てる。滑らかな褐色の肌が露わになると、土の勇者たちは野獣のような唸り声を上げた。

「ほう? 娘っ子にしてはなかなかやるじゃねぇか。月の精霊使いの裸身は芸術品みたいだな」

「その通り! 腰のくびれといい、ケツのラインといい絶品だ!」

下卑た讃辞を浴びながらサドラは拳を握りしめる。

「約束通り、アリステラを解放しなさい!」

「慌てるなよ。まずは誠意を見せてもらうぜ」

 

 

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オルデンドルフは巨大なペニスをズボンの上から弄んだ。

「跪いて舐めろ。それが勇者への謝罪の形だ」

「この……クズ共め」

サドラの瞳に涙が浮かぶ。屈辱に耐えられず膝をついた彼女の眼前には牡臭漂う剛直があった。

「早くしろ!」

オルデンドルフが鞭のように手を振り下ろすとサドラの肩に赤い跡が刻まれる。

「……分かったわ」

震える唇を開き先端を含んだ途端に塩辛い味覚と不快な匂いが口腔を満たす。

「もっと舌を使え!」

命令されるままに亀頭全体を舐め回すとペニスが膨張し始めサドラの喉奥に圧迫感を与えた。

「ぐうっ……!」

嗚咽を漏らしながらも懸命に奉仕するサドラの姿に興奮したのか三人は息を荒げて周囲を取り囲む。

「うおおすげえ眺めだぜ! かつての月の勇者が惨めな牝犬に成り下がってるなんてな」

「おらもっと唾液絡ませろよ! 精霊巫女の口マンコ堪能させてもらうぜ!」

卑猥な言葉責めを受けながらもサドラは諦めずに頭を上下させ続けた。やがて射精感が高まり始めたのを感じ取ったオルデンドルフがサドラの髪を掴む。

「出すぞ! 全部飲み干せ!」

ビュルッビュビュー!! 熱い奔流が食道へ流れ込みサドラは窒息寸前の苦悶を見せながらも何とか嚥下した。

「げほっ……最低よ……」

吐き気を堪えながら毒づくサドラであったが

オルデンドルフは更なる屈辱を与えるべく床に手をつき尻を高く持ち上げる格好を命じた。

「四つん這いになれ。服従の儀式だ」

逆らえばアリステラが危険だと悟ったサドラは従順に従い白く丸い臀部を露出させる。

「良い眺めだ。昔と変わらず綺麗な割れ目してやがる」

オルデンドルフは指で秘裂を左右に開きピンク色の粘膜を観察するような視線を向けた。

「見ないで……恥ずかしい……」

羞恥心から涙声になるサドラに対し勇者たちは嘲笑を浴びせる。

「恥じらいなんて無意味さ。これからお前は俺たちの肉便器になるんだからよ」

「その通り! 淫乱エルフめ! もっとよく見えるように自分で広げろ!」

言われるまま両手を使って陰唇を拡げると愛液混じりの淫靡な香りが立ち込めた。

「よし! いくぜ!」

ズブブッという音とともに硬い肉棒が侵入してくる感触にサドラは悲鳴をあげる。

「やめてぇ……! 乱暴にしないで……っ」

哀願も空しくピストンが始まると膣壁を抉られるような強烈な刺激に翻弄されてしまう。初めは痛みしか感じなかったはずなのに次第に快楽へと変換されていった。

パンパングチュッグチョッという卑猥な水音が響く中でサドラは何度も絶頂を迎える。しかしそれでも彼らの責めは終わらないどころかますます激しさを増していく一方だった。

「まだまだだぞ? お前の穴はこんなもんじゃないだろうが」

同時に乳首を抓られることで新たな波紋が生まれてしまい思考回路は麻痺状態となりつつあった。

「あぁん……もうダメ……壊れちゃうぅ……」

涙交じりの甘い声を漏らすサドラに対してオルデンドルフは嗜虐心を煽られて命令した。

「私はオルデンドルフ様の女です。私のおまんこに射精してくださいとおねだりしろ。」

「……い・やよ」

「じゃああ~、この娘殺すわ。いいのか?」

「許して!いうから!言いますから!サドラはオルデンドルフ様の女です。私のおまんこに精液下さい!」

「どうだ?いい具合になったか?」

「はいぃ……すごく気持ちいいですぅ……」

いつしか反抗心を失ったサドラは快楽を求め始めていた。そしてついにその時が訪れる。

ドピュッドピュー!! 最後の仕上げと言わんばかりの大射精!

子宮内まで満たされ完全に堕ちたサドラは自ら求めるほど淫乱と化していた。

「オルデンドルフ様ぁ……もっとぉ……くださぁい……」

「こいつ完全に雌堕ちしたな」

ニヤリと笑うオルデンドルフ。

「さすがオルデンドルフ様だ!月の勇者を完全にちんぽでわからせたみたいだぜ」

ドグウたち部下は騒ぎ始める!

「オルデンドルフ様は最高だぜ。どんな美女でもチンポでわからせられるからな」

「さすがオルデンドルフ様だぜ!」男たちは、完全に油断していた

サドラは肉欲に溺れ淫らな姿を晒す、、しかしそれは完全に彼女の作戦だった。

「はぁんっ♡ オルデンドルフさまぁっ♡ もっと……もっと突いてくださいまし!」

サドラは腰を突き出し媚びた声で懇願する。かつての凛々しさは微塵もなく、今の彼女にあるのは快楽への渇望だけに見えた。

「いいぞ!サドラ、やはり今までの女の中でも一番だ!」

オルデンドルフが容赦なく抽送を続けるとそれに応えるようにサドラの膣肉は蠢き男根を締め付ける。

「あんっ♡ すごいぃっ♡ いぐぅっぅ♡♡♡」

白眼を剥き舌を垂らしながら絶頂を迎えるサドラの姿はまさに肉便器そのものであった。

「おお!出すぞ!全部受け止めろ!」

どぴゅるるるっ!!

熱い精液が子宮内に直接流し込まれる感覚にサドラは歓喜の声を上げる。

「あああああぁぁぁぁぁっ♡♡♡ しゅごいですぅぅぅぅぅぅっ!!!」

「サドラ❤️お前はおれのものだぁあああああ!」

「あんっ♡ オルデンドルフさまぁっ♡ もっと……もっと突いてくださいまし!」

サドラは腰を突き出し媚びた声で懇願する。

かつての凛々しさは微塵もなく、今の彼女にあるのは快楽への渇望だけに見えた。

「いいぞ!サドラ、やはり今までの女の中でも一番だ!」

オルデンドルフが容赦なく抽送を続けるとそれに応えるようにサドラの膣肉は蠢き男根を締め付ける。

「あんっ♡ すごいぃっ♡ いぐぅっぅ♡♡♡」

白眼を剥き舌を垂らしながら絶頂を迎えるサドラの姿はまさに肉便器そのものであった。

「おお!出すぞ!全部受け止めろ!」

どぴゅるるるっ!!

熱い精液が子宮内に直接流し込まれる感覚にサドラは歓喜の声を上げる。

「ああぁぁっ♡♡♡ しゅごいですぅぅっ!!」

その瞬間――。

「今だ!」

闇の中から鋭い声が響く。オルデンドルフが慌てて振り向くと、そこには弓を構えたユージーンと、双剣を抜いたゲイツが立っていた。

「な……なんだと!?」

オルデンドルフの驚愕の声を掻き消すように、ゲイツが疾風のごとき速さで動いた。ハニーワの喉元へ突き出された短刀が閃光を放つ。

「ぎゃあっ!」

首筋から鮮血を噴き出し倒れ込むハニーワ。続いてユージーンが放った投げナイフがドロブの右目を貫いた。

「がああああっ!!」

盲目の恐怖に怯えるドロブへ、ゲイツの蹴りが炸裂する。ドグウは魔法陣を展開しようとするが、それよりも早くゲイツの短剣が掌を貫いた。

「貴様らごときに……オルデンドルフ様は倒せんぞ!」

絶叫するドグウだが、束縛から解放されたアリステラのライトニングがドグウに撃ち込まれる!

「許さない!」「うっがぁ」

ドグウは仰向けに倒れ込む。あっという間に土の従者たちは全滅した。

「サドラ!」

ゲイツが叫ぶと同時、サドラはオルデンドルフに組み敷かれたまま、白い光をまとった右手を高く掲げた。

彼女の手に月の紋章が浮かび上がる。彼女は自らに課した封印を解いた。

「月神の戒め(ルナリア・チェイン)!」

彼女の手から無数の銀糸が迸り、オルデンドルフの四肢を拘束する。鋼鉄よりも強靭な精霊の鎖は瞬時に勇者の自由を奪った。

「ぐっ……何をする! さっきまで淫乱に喘いでいたではないか!」

「演技よ。貴方が欲望に溺れるのを待っていただけ」

冷たく告げるサドラ。

その瞳は月の魔力で淡い金色に輝いていた。

「馬鹿な……」

「諦めなさい オルデンドルフ、私はもう自由になったのよ」

「だからこそだ」

オルデンドルフは地面を踏み鳴らす。

「お前は、再び“使われる”べき存在だ」

その瞬間――

大地が爆ぜた。

「散開!!」ゲイツの号令。

床が隆起し、岩槍が雨のように降る。

ユージーンが転がり、爆裂弾を投げる。

「チッ……硬すぎる!」

「アリステラは!?」

「無事だ!」

「オルデンドルフ!あなたは私が倒す。」

サドラが弓を引く。

月弓・満月一射。

矢は重力を無視し、土の結界を穿つ。

「……ほう」

オルデンドルフが、初めて感嘆を漏らした。

「やはり、月の勇者か」

オルデンドルフが腕を振る。

大地精霊政術・要塞化。

岩が意思を持ち、拳となる。

ゲイツが突っ込む。

「ハヤブサ――ッ!!」

消えた。

だが――

ガンッ!!

見えない衝突。

ゲイツが吹き飛ばされる。

「ぐっ……!」

「速い。だが、軽い」

勇者の拳は、山の質量。

ゲイツが吹き飛ぶ。

ユージーンが罠を起動。

足元が沈み、拘束杭が伸びる。

「止まれ!!」

だが、地が応え――拘束は砕け散った。

「……通用しないぞ、虫ケラ!」

「くそっ……! サドラ、下がれ!」

ユージーンが前に飛び出した。岩の拳が迫る。

「ユージーン危ない!」

警告は遅れた。

ドガァァンッ!!

衝撃波が床を砕き、ユージーンの体が宙に舞う。

肋骨が数本折れた音が体内に響いた。

「ぐはっ……!」

武器は既に限界。爆裂弾のストックもない。

「ガハハハ、ホビット風情が何を頑張る!お前だって騙されたんだろう?あいつはお前たちとは格が違うんだよ。嘘つきで、淫乱で、見た目だけで最低の女なんだよ。あいつは都合よく使って使いつぶせばいいんだよ。」

「サドラは!あのポンコツエルフは、俺の女だ。てめえだけは……逃さねぇ!」

唾を吐き、牙を剥くユージーン。

彼にとってサドラは仲間であり、守るべき女だった。

オルデンドルフは嗤った。

「雑魚が必死か。だが……」

土の鎧を纏った腕がユージーンへ伸びる。

「邪魔だ」

ゴシャアッ!!

拳が腹を抉る。

ユージーンの身体が壁まで吹き飛んだ。肺の空気が全て押し出され、血塊が喉を焼く。

「ユージーン!!」

サドラの悲鳴が響く。彼女は、それでも必死に呪文の詠唱を続けていた。

「大丈夫……まだ……戦える……」

立ち上がろうとするユージーンの足が震える。サドラを守って立ち塞がる。

「オルデンドルフ! 私はあなたの弱点を知っている!」

サドラが宣言する。

「ムーン・ゼログラヴィティ!」

空が歪んだ。

天井に銀色の月紋が浮かぶ。

オルデンドルフの巨体が浮き始めた。

「……何だ? 」

「あなたは、大地の力を自分の力に変える人、しかし足が大地につかなくなれば、ただのでくのぼうよ!」

サドラが弓を引く。

「月光の審判(ルナティック・ジャッジメント)!」

白銀の光柱が天から降り注ぐ。

オルデンドルフは空中で硬直し、身動きが取れない。

大地の力を失い土の結界も機能していない!

「終わりよ」

ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!

無数の光の矢がオルデンドルフを貫いた。

土の勇者オルデンドルフは吹き飛ばされた。

壁に激突し崩れ落ちる。

沈黙。

土埃が落ち着き、サドラが弓を下げた。

「終わった……」

彼女の肩が震えていた。

ゲイツが歩み寄る。

「サドラ……お前……」

「ごめんなさい。私……みんなを巻き込んでしまった……」

サドラの瞳から涙が溢れる。

だが――

「違うだろ」ゲイツは優しく首を振った。

「お前はもう、“月の勇者”じゃない。“フリーバーズのサドラ”だ」

その言葉に、サドラは目を見開く。

「……ユージーンも……そう思う?私のことまだポンコツセルフって言ってくれる?」

瓦礫の中で咳き込みながら立ち上がったユージーンが、鼻血を拭きながらニヤリと笑った。

「当たり前だ。お前は……俺のポンコツエルフだ。お前みたいな女の面倒が見れるやつは俺しかいないよ。」

「……ふふっ。ありがと」

月光の下、サドラは久方ぶりに笑った。

それは“月の勇者”ではなく、“ただのサドラ”の笑顔だった。

 

戦いの後。

 

サドラは、誰もいない丘の上に立っていた。

夜空には、満ちかけの月。

 

「……もう、十分」

 

彼女は弓を地に置き、静かに祈る。

月光が、彼女の身体からゆっくりと剥がれていく。

精霊核が、再び深く封じられる感覚。

――英雄の力。

――月の勇者。

それらを、封印する。

「私は……フリーバーズのサドラでいい」

その選択を、ゲイツもユージーンも止めなかった。

それが彼女の選択だと、分かっていたから。

 

いつもの酒場

「かんぱーい!!」

木杯がぶつかり、泡が飛ぶ。

冒険者酒場《フクロウ亭》は、今日も騒がしい。

「いやー、生きて帰れたな!」

「ゲイツさん、それ死亡フラグですよ!」

アリステラは笑い、ゲイツは照れ笑い。

サドラは、既に二杯目。

「もう飲めませんよ〜♡」

「嘘つけ、追加注文してただろ!このアル中!」

ユージーンは、いつもの調子で突っ込む。

「ていうかさ」

「ん〜?」

「このどこが月の勇者なんだろうなぁ。俺は夢を観てたのか?」

「月ものが終わったんだよ、月だけに」

〔勇者の力って生理かよ!)

その“軽さ”に、皆が笑う。

 

――そこへ。

 

「失礼」

 

酒場の扉が開き、

外套を羽織った吟遊詩人が入ってきた。

「今宵は一曲、よろしいでしょうか?」

ざわめく店内。

彼はリュートを抱え、静かに歌い始める。

「今日は大人も子供も憧れる、女神のような勇者の歌を歌いましょう」

よりにもよって、その日の選曲は

月は戦場に降り立ち

白き弓は夜を裂く

その瞳は慈悲に満ち

その背は誇り高く――

 

「……?」

 

サドラが、ぴくっと反応した。

 

サドラ・ムーンライト

月の勇者

気高く、美しく

凛として立つ――

 

「……ぶっ」

 

ユージーンが吹き出す。

 

「おい、サドラ」

「な、なに……?」

 

「顔の描写、盛られすぎじゃね?」

「うるさいです!!」

 

その横顔は彫刻のごとく

微笑めば月さえ恥じらい――

その心は白銀の月のように清らかで

男たちの憧れさえも、彼女には届かない

彼女は天の月、誰にも触れられることなく

美しく輝き続ける

嗚呼 サドラ ムーンライト

 

「待って! 恥ずかしい、黒歴史!」

「みんな、ここにパチモンがいますよ」

「やめてください!!」

酒場まさか目の前にいるポンコツエルフが、あの伝説のサドラだとは思わない。

酒場中が笑いに包まれる。

サドラは顔を赤くし、杯で顔を隠す。

「…お前が…こんな、清楚で知的な勇者だったなんてな、今まで誤解しててごめんな」

謝るゲイツ。

「やめてよォォ!!」

「でもさ」

ユージーンは、少しだけ声を落とした。

「……俺は今の方が好きだ」

サドラが、黙る。

 

吟遊詩人の歌は続く。

英雄は遠く、美しく語られ――

だが。

テーブルのこちら側では、

酒をこぼし、喧嘩し、笑うポンコツエルフがいる。

サドラは、そっとユージーンの腕をつついた。

 

「……ねえ」

「ん?」

「勇者って、息苦しいんですよ、だからもう勇者は廃業です。き

彼女は、少し照れて言った。

「こんな私でもいいですか?勇者じゃなくていいんですか?」

「愚問……だな」

二人の距離が、ほんの少し近づく。

 

ゲイツは、それを見てニヤリと笑った。

「若いなぁ」

「ゲイツさん、黙って飲んでてください!」

アリステラがゲイツを止める

 

(この日常が、続きますように)

 

月は、窓の外で静かに輝いていた。

英雄の歌を聞き流しながら――

フリーバーズは、今日も騒がしい。

 

月は、もう空にあるだけでいい。

 

 

番外編 月の勇者と、氷の矢

〜セルシア・ミストラル、絶句する〜

 

 

【挿絵表示】

 

 

冒険者ギルドにて

「……あの……」

小柄なエルフの少女――

セルシア・ミストラルは、胸の前で手を組み、緊張で今にも泣きそうになっていた。

 

(サドラ叔母様 月の勇者様……高潔で、清楚で、女神のような……)

彼女の脳内には、

凛とした白装束、月光を背に立つかつてのサドラ像が浮かんでいる。

 

「……本当に、この街に……?」

その時。

「ねえねえリディア〜、この前のクエストの追加報酬ってまだ〜?」

だらしなく伸びた声。

酒の匂い。

金髪エルフが、カウンターに肘をついている。

「サドラさん、正式な手続きを――」

「はーいはーい」

セルシアの世界が、音を立てて崩れた。

(……え?)

 

髪はボサボサ。

胸元は緩い。

姿勢は悪い。

態度は最悪。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「……え?」

「……あ?」

二人の視線が合う。

「……あの……」

セルシアは、か細い声で名乗った。

 

「叔母様?セルシアです。あなたの……姪です……」

 

――沈黙。

 

「…………」

 

「…………」

 

次の瞬間。

 

「ええええええ!?!?!?」

「ええええええ!?!?!?!?」

 

二人同時に叫んだ。

セルシアは、目を白黒させる。

 

(ち、違う……サドラ叔母様が、、月の勇者様は……もっと……)

その時、後ろから落ち着いた声がした。

 

「……ああ、見つけた」

 

振り返ると、

銀の片手剣と丸盾を携えた、少し疲れた顔の男。

「セルシア、迷子になるなって言っただろ」

アル・ディーン。

Roseliaサバイヴァーズのリーダー。

 

「す、すみません……私、お荷物なので……」

「またそれか」

アルは苦笑する。

「百発百中で矢当てるお荷物がいてたまるか」

セルシアは、うつむいた。

 

「……でも……」

その様子を、サドラはじっと見ていた。

「ねえ」

サドラは、少しだけ真面目な声になる。

「セルシア」

「は、はい!」

「過去の私は虚像よ、全部忘れなさい」

「……え?」

 

サドラは、肩をすくめた。

 

「月の勇者はね、悩んで、逃げて、ダメになって――」

ニヤッと笑う。

「今は、酒場で飲んだくれるポンコツよ」

セルシアの目に、涙が溜まる。

「……そんな……」

「でもね」

 

サドラは、そっとセルシアの額に指を当てた。

 

「それでも、自分を生きてる❤️今までの人生で1番ね」

 

アルが、静かに頷いた。

「……悪くない生き方だ」

 

サドラは、セルシアの肩に手を置く。

 

「セルシア」

「……はい」

 

「完璧じゃなくていい」

「……」

 

「良き仲間と一緒に、迷えばいいのよ」

 

セルシアは、初めて――

小さく、でも確かに笑った。

(……女神じゃなくなったけど)

(……この人は)

――私の英雄だ。

 

月は、今日も空にある。

 

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