冒険者はつらいよ 冒険者歴10年選手の日常とエロス 作:みなぽん
◆ ノエル・ペンテシレイア
• 種族/年齢:アマゾネス/34歳
• 異名:「殺戮の旋風」
• 人物像:
息子を守るため王国を脱走。現在は酪農で生計を立てる母。
◆ マリー・シノーダ
• 種族/年齢:アマゾネス/26歳
• 地位:AKB第八席
• 異名:《サディスティック・マリー》
• 戦闘・技能:雷光剣
アマゾネスを脱走、サファリアのヒモになる。
「サファリア、お腹すいたぁ、サファリア、小遣いくれよー」
◆ サファリア・イル=ナハル
• 出身:アズライール教《ル=ザイード》
• 職能:舞闘女・暗殺者
• 人物像:
日常ではポンコツなお姉さんだが、裏では“魂に触れる者”。
• 台詞:
「汝、死を忘れるな」「また失敗しちゃいました❤️」
アマゾネスとアサシンの踊り子コンビ
舞台は、ロゼリアタウン。
ここには英雄も聖女も住んでいる。
だが――
いちばん笑い声を集めるのは、
世間知らずのアマゾネスと、
ポンコツ暗殺者の踊り子コンビだった。
戦えば一流。
だがクエストはほとんど受けない。
昼はスラムの子供たちの姉。
夜は酒場の華。
そして稼ぎのほとんどは、
子供たちのパンと毛布に変わる。
血腥い本職を持つ二人には、
あまりにも似合わない優しさだった。
酒場《青き野ウサギ亭》
夜。
ランプの光が揺れる。
舞台に立つのは――
雷光剣のアマゾネス、
マリー・シノーダ。
そして、
アズライール教の暗殺者、
サファリア・イル=ナハル。
2人のお笑いトークが、客を沸かせていた。
「サファリア、お腹すいたぁ」
「しからばアズライールの神に祈りなさい」
「祈ったらパン出る?」
「出ません❤️」
大爆笑。テーブルが揺れる。
前列で見ていた
アル・ディーンが笑う。
「お前ら、踊り子より漫才師のほうが稼げるぞ」
隣のミレーヌ・エルフェンリートが肩を震わせる。
「あんたらほんとバカよね。でも可愛いから許しちゃうのよね」
舞台の上。
「マリー、あなたも神に祈りなさい」
「正直、興味がない」
「死ぬとき困りますよ」
「その時はサファリアが助けて」
「暗殺者にそれ頼むんかい!❤️」
腹を抱えて笑う冒険者たち。
「続きまして、こんなアマゾネスは嫌だ!」
「いい加減にしなさい!!」拍手喝采。
そして――
音楽が変わる。
踊り子の本領 灯りが落ちる。
太鼓のリズム。
マリーが腰をしなやかに揺らす。
長い脚が月光のように光り、
戦士の筋肉が美しく浮かび上がる。
サファリアはゆっくりと舞う。
柔らかい布が翻り、
静かに回るたび、香りが漂う。
その動きは、
刃の軌道のように正確で、
暗殺者のステップのように無駄がない。
サファリアが歌う。
低く、ハスキーな声。
あなたは刃 神速の雷鳴
私は祈る、触れればきっと傷つくのに
それでも離れられない――
激しく、そして悲しい恋の歌。
酒場は静まり返る。
誰もが息を呑む。
戦士たちの目が潤む。
獣人ヴァレリアが鼻をすすり、
エルフのセルシアが小さく拍手する。
リュミエールがおひねりを舞台に投げる。
踊りが終わる。
そして――嵐のような歓声。
その日のステージは大盛り上がりだった。Roseliaタウンの冒険者たち、
そして近隣の戦場からこの街に寄ったルシア傭兵団のメンバー、誰もが2人に魅せられていた。
夜のあと舞台裏。
マリーが倒れ込む。
「つかれたー」
「あなた、最後のターン二回多いです」
「サービスだよ、だって、みんなめっちゃチップくれたじゃん」
「でも傭兵団のボロチンコとかいう隊長の目つきがすごく気持ち悪かったわ」
袋いっぱいの銀貨。マリーが言う。
「半分は明日の孤児たちのパン」
「八割です、そろそろ冬に向けて毛布も買い足さないと」
「えええ!?」
スラム街。
子供たちが眠る小さな家。
そっとパンを置く。毛布を直す。
マリーがぽつり。
「なんでだろうな」
「何がです?」
「戦うより、こっちのほうが疲れる」
サファリアは微笑む。
「当たり前ですよ。人を殺すより助ける方が数倍難しいからです」
「……そっか」
遠くで、ロゼリアタウンの灯りが揺れる。
英雄も聖女もいる街。
でも――
いちばん笑わせて、
いちばん泣かせて、
いちばん優しいのは、
踊り子の二人組だった。
⭐️アサシン誘拐 雷光、地に伏す
ロゼリアタウンの夕暮れ。
門をくぐったマリー・シノーダは、珍しく鼻歌まじりだった。
巨大魔獣討伐。報酬は袋いっぱいの銀貨。
「サファリア、見たら腰抜かすぞ。今日は肉だ、肉! 子供らも腹いっぱいだ!」
スラムへ向かう足取りは軽い。
だが。
焦げた匂い。崩れた木壁。
子供達の泣き声。
マリーの足が止まる。
「……なんだよ、これ」
子供が駆け寄る。
「マリー姉ちゃん……」
その目は、恐怖で濁っていた。
「サファリアお姉ちゃん……つれていかれた……」
銀貨の袋が、地面に落ちる音がやけに大きく響いた。
この世界には人間狩りが存在する。その主な担い手は傭兵団だ。彼らは時として野党紛いの行為や弱い立場の人間を触って、奴隷として売りさばく悪行に手を染めることがある。
今回の襲撃者は、ルシア傭兵団。
率いるのは――傭兵王を自称する ボロチンコ ヤリーチン
人を“商品”と呼ぶ男。
暗殺者のサファリアは、子供たちを逃がすため傭兵団に一人で立ちはだかった。
アサシンの彼女も白昼の街の中では、十分な力を発揮できなかったなかった。
しかし、踊るように刃を振るい、三人を倒し、五人を傷つけた。
だが数が違った。
鎖。薬。そして檻。
最後に聞こえたのは、子供の泣き声だった。
呆然
ギルドの扉を、マリーは押し開けた。
中にいたのは
アル・ディーン、
ミレーヌ・エルフェンリートらRoselia Survivorsのメンバー。
あいにく世話好きのはやぶさのゲイツのフリーバーズは長期遠征で留守だった。
そして受付のリディア・マーカス。
視線が集まる。
マリーの口が開く。だが声が出ない。
喉が震える。
「……いない」
誰も、冗談だと思わなかった。彼女の表情があまりに蒼白だったからだ。
「サファリアが……いない」
膝が落ちた。
雷光剣が床に転がる。
あの誇り高いアマゾネスが。
ゆっくりと、両手をつく。
そして――「この通りだ!」
額を、床に打ちつけた。
土下座
「お願いだよ……!」
嗚咽が混じる。
「サファリアを助け出したいんだ。私には……みんなを雇えるような金はない……!」
銀貨の袋を握りしめる。
「これ全部でも足りない……!」
涙が床を濡らす。
「だけど……お願いだ……!」
声が、壊れる。
「一緒に戦ってくれ……!助けた後は、私を奴隷に売って金にしてもらってもいい!だからお願いだよ」
ギャン泣きだった。
あの《サディスティック・マリー》が。
誰より誇り高いアマゾネスが。
土下座して、泣いている。
ギルドは、静まり返った。
沈黙のあと
最初に動いたのは、アルだった。
ゆっくりと立ち上がる。
「マリー、顔上げろ」
マリーは土下座の姿勢を崩さない。何度も頭を地面に叩き付けて、冒険者たちに懇願している。
「Roselia Survivorsが一緒に行ってやる、依頼だよな」
アルは淡々と言う。
「報酬は――後払いでいい」
ミレーヌが絶刀 雪月花を持つ。
「女を売る連中は嫌いなの」奥で盾が鳴る。
ヴァレリアが立ち上がる。
「サファリアの歌、まだ聞き足りないぞ!」
セルシアの弓が握られる。
リュミエールの魔法書が閉じられる。
「このような暴虐、神が許すはずもありません」聖導女メイベルまでもが怒っていた。
ギルド中の空気が変わる。
誰かが言う。
「踊り子がいなくなったら、この街の楽しみがなくなっちゃうよな」
別の誰かが笑う。
「借りは返すだけだろ、俺たちも参加するぜ」
冒険者たちが、ゾロゾロと、それに続く
マリーは顔を上げた。
涙でぐしゃぐしゃだった。
それでも立ち上がる。
雷光剣を拾う。
「……ありがとう」
声は震えている。だが目は、燃えていた。
「行こう!l先頭は、私だ」
いつものポンコツでもない。ヒモでもない。
アマゾネス王国勇士団《Amazoness Kingdom Braves》、通称AKBの第八席。
雷光の戦士。マリー シノーダだ。
「ボロチンコを、殺す」
静かな殺意。ギルドの灯りが揺れる。
ロゼリアタウンは、怒っていた。
檻の中の祈り
鉄の匂い。血の匂い。汗と酒の匂い。
闇の中、
サファリア・イル=ナハルは目を閉じていた。
鎖が手首を擦る。
傷は浅い。
だが、誇りが痛い。
(スラムの子供たちは、逃げた)
それだけが救いだった。
唇が震える。
「……汝、死を忘れるな」
アズライールへの祈り。
だが今日は――
神が遠かった。
「ひひひ、夕飯の余興だ 踊れ」
檻が開く。
「おい、踊り子」
傭兵が笑う。
「エロい裸踊りを見せろよ」
笑い声。
酒。汚れた手。
広場に引き出される。
松明の光が、肌を照らす。
鎖のまま。裸に剥かれ
全裸で。
「踊れ」
サファリアは、ゆっくり立った。
踊りは、彼女の技。
だが今は――
辱めだった。
音楽もなく、
歓声は下卑て、
視線は刃だった。
それでも、彼女は踊った。
美しく。優雅に。涙を流さず。
(マリー……)
脳裏に、あのバカな笑顔。
「サファリア、小遣いくれよー」
思わず、笑いそうになる。
(あの子、怒るだろうな)
そして、胸が締めつけられる。
(来るな)
祈る。
(お願いだから、来ないで)
彼女は知っていた。
〔でも来ちゃうから。あのアマゾネスは。)
追撃の森の道。
馬が走る。
先頭にいるのは、マリー・シノーダ。
雷光剣を背負い、ひたすらに馬を飛ばす
後ろには
アル・ディーン、
ミレーヌ・エルフェンリート、
Rola Survivorsと数人の冒険者。
誰も無駄口を叩かない。
ただ、進む。
「痕跡は?」アルが聞く。
「移送車輪三台、重装歩兵十五、弓四」
マリーの声は冷たい。
「急ごう奴らは奴隷市場へ急いでる」
ミレーヌが静かに言う。
「間に合うわ」
マリーは頷いた。
「間に合わせる」
丘を越えたとき。そこに待っているものが2人いた。
だが、敵ではない。前に立つ影。
黒髪の美熟女
「止まれ」
その声に、マリーの体が固まる。
現れたのは――
ノエル・ペンテシレイア 赤子の命を守るためにAKBを脱走したアマゾネスだ。
もともとマリーは、彼女に対する刺客としてRoseliaタウンに来た。
いわばかつての宿敵。
「ノエル ペンテシレィア!どうか、ここは通して欲しい。今は一刻も早く助けたいものがいるのだ。」
殺戮の旋風と言われた女!妨害されれば、サファリアの救出は絶望的だ。マリーは彼女に頭を下げた。
ノエルは静かに言う。
「話はマルシルちゃんから伝言魔法で聞いたわ。」
マリーは剣を抜きかけて――止めた。
ノエルの後ろには息子のカイン。
「マリー!サファリアさんを助けるんだろ!? 行くぞ!!」
ノエルは短く頷く。
「アマゾネスは、仲間を見捨てない」
「ノエル、感謝する!」
その一言で、マリーの膝が震えた。
涙
マリーは、顔を覆った
声が漏れる。
肩を叩く。
「あいつらは、Roseliaタウンの全員の敵だ」
マリーの涙が止まらない。
「……ありがとう」
雷光剣を握る。
「一緒に、行こう」
ノエルは斬馬刀を構える。
「当然だ、戦友!」
⸻
その頃。
サファリアは、踊り続けていた。
男の下卑た視線にさらされながら、裸で踊っていた
だが、その姿は美しい。
「ひひひ、そろそろ今日のメインプログラムだな。お前らよく見とけよ。俺がこのサファリアちゃんめちゃくちゃに犯してやるからよ。」
軍団長のボロチンコが巨大を揺らして、目の前に立つ。
サファリアは拳を握りしめていた。
顎に刻まれた青痣。腫れた唇。押さえつけられた両腕。
「大人しくしろよ……これから始まるショーが見えねぇのか?」
ボロチンコの巨掌が乳房を掴み上げる。「神の名を口にしてもいいぞ? そのうちお前の『神』が現れて救ってくれるかもしれねぇな……」
次第にボロチンコに飲まされた媚薬が効き始めた。呼吸が浅くなり、皮膚の熱が波打つ。
「ほら見ろよこの顔……もう溶けてきてんぞ?」
指先が腿の付け根を這い上がる。
「やめ……なさい……」
拒絶の声が震えている。
衆人環視の中で強制された愛撫。薬と羞恥と屈辱が神経を灼く。
「まだ耐える気か? 暗殺者の意地ってやつか?」
嘲笑と共に内腿に舌が這う。
「んぅ……ッ」
サファリアの膝がかすかに跳ねる。
15分――
脂汗が額を滴り落ちる。
疼きが脈拍と同期し始めた。
「感じてきたな……? 引き攣り笑いまで浮かべやがって」
ボロチンコの手が秘所を捏ね回し始める。
「……っ! ……ぁ゛!」
漏れた吐息に自分自身が驚く。
「認めろよ。体は嘘をつけねぇんだ」
更に30秒――
「いや……やめて……触らないで……!」
拒絶の叫びが途中で詰まる。
濡れた下着越しに侵入してきた指先が決定的に境を越えた瞬間。
「ぁぁ……ぁああァ―――!」
背が仰け反り天幕を突き抜けそうな嬌声が迸る。
「出たな? これが本当の『踊り子』のパフォーマンスってやつだ!」
見張りの傭兵たちが下品に囃し立てる。
「最高のオカズだぜ」
「次の公演は奴隷商人御一行様の前か?」
「その後は船底で獣人娼婦と共演だ」
「くくく……おら聞こえるかサファリア? これから始まる人生の予告編だ。耳かっぽじって聴いとけ」
膝裏を乱暴に押し開かれた。布切れひとつ残っていない。
滑走路は既に潤み尽くしていた。
「挿れるぜ?」
笑みを噛み殺しながらボロチンコは腰を据える。
「待――」
制止の言葉は自らの悲鳴で遮られる。
「――っあアぁァァア゛!?」
衝撃が骨盤から脊椎を突き抜け脳髄を灼く。今まで抑え込んでいた熱が堰を切ったように溢れ出し神経を焼き切っていく。
「ほぉら絶叫してアクメだ!」
結合部から泡立つ愛液が垂れ落ちた。観衆からは歓声が上がる。
「こいつ最高に気持ちの良いおまんこしてるぜ」
激しい抽送に合わせて腹部が凹凸する。
「見ろよ野郎ども、 アズライール娘が喜んでやがるぜ!」
最奥へ捩じ込まれた亀頭が子宮口に喰らい付くたび反射的に痙攣が走り喉から搾り出される声が高まってゆく……
「あっ!やあぁああああ!やめてぇぇ!」
喘ぎ混じりの懇願。しかしそれが更なる昂ぶりとなり身体を蝕んでいくのだ……
汗と淫汁でベトつく肌の上で粘膜同士が摩擦音を響かせ続けている。
「もっと締めろよ! お前のマンコに中だしキメてやるぜ」ボロチンコの言葉責めと共に増していくピストン速度。脳内で火花散るような感覚とともに視界が明滅しはじめてきたところであった時突然「イクゥウウウッ♡♡♡♡」という叫びが上がる。
サファリアの全身が波打ったと同時にボロチンコの大量の精液が注ぎ込まれた……。
「そんなっ っ❤️ぁ、あっ?❤️やだぁ、あ、ア ぁ いぐぅっーーーーッッ!!❤️ え゛ぅッぅ、ぁ」
彼女の細い腰が極限まで反り返り、長い足がバネじかけのようにV字型に開き詰め、つま先がピクピクと痙攣した!
「ひひひイキやがったぜ!お前らも使えよ。この女最高だぜ。」たっぷりと中出しを決めた。ボロチンコは飢えた傭兵たちの前に彼女の体を投げ出した。
「次は俺だ!」「待てよ順番だぜ!」
群がる傭兵たちの荒い息がサファリアの肌を撫でる。
「いや……ぁ…」
か細い抵抗は嘲笑で塗り潰された。
「舐めろよ嬢ちゃん」
乱暴に髪を掴まれ、既に勃起した凶器が唇をこじ開ける。
「んぐっ……ぅぐ……」
喉奥まで強引に押し込まれると吐き気が込み上げる。
だが――
「ひひ……涙目で必死にしゃぶってるぜこの女」
舌の上を転がる肉塊。薬で狂った神経が勝手に唾液を分泌させる。
「おいもっと吸えよ」
「んんッ――!」
髪を引っ張られ無理やり吸引させられる。嗚咽混じりの呼吸音。屈辱の涙が枕に沁みていく。
「ケツ穴も犯してやるよ」
肛門に突き立てられた異物が腸壁を押し広げる。
「やめ――ッあぁあ!?」
激痛と同時に未知の疼きが脊椎を貫く。
「ほう……結構飲み込むじゃねぇか」
嘲笑と共にピストンが始まる。直腸粘膜が捲れ上がる感触。
「ぅあッ……ぁあッ!……っぐ……」
意識が飛びかける寸前、陰核を捻り上げられる。
「反応悪ぃぞ!? 気持ちいいって言えよ」
「っ……ふ…ぁ……気持ち……ぃ…」
言い終える前にまた意識が途切れる。崩れ落ちる肢体を次の兵士が抱え起こす。
「両穴塞いでやる」
男二人が前後から挟む形で肉棒をねじ込んできた。
「――ッッ!?」
圧迫感だけで肺が潰れそうだ。
「ケツが締まるなぁ! こっちもマンコも名器だぜ!」
交互に突き入れられ内臓ごと掻き回される感覚。
「んぅ……! ぁ……ぐぅ……!」
苦悶の呻きの中に確かに混ざる甘い響き。薬が思考を泥沼へ堕としてゆく。
「出すぞ!」
後背位で繋がった男が低く唸る。
「いや……外に……っ」
懇願は届かない。
膣奥へどくんどくんと濃厚な熱が吐き出される。
「ぅあ゛……あ……ッ」
子宮を満たす不快な感触。それなのに体は火照り震えるばかりだった。
「次は俺の番だ!」
また違う影が覆いかぶさる。
何度目かも分からない絶頂の波に身を委ねながらサファリアは――
(マリー……ごめんなさい……)
瞼の裏に浮かぶのは幼馴染の笑顔。陽射しのように眩しい笑顔。薬に侵されてもなお消えない想い。
(貴方には……こんな姿……)
「ひひっまたイッたぜ! 天使も堕ちるくらいエロい身体してやがる!」
哄笑が谺する天幕の中。少女の瞳から涙が零れる。
それは屈辱ではなく、罪悪感だった。
次々に替えられる相手。終わらない蹂躙。体力も精神も限界に近づいていく。
「んっ……ふ…っあッ! あんっ」
嬌声は枯れ果て掠れているのに快感だけが鋭敏になっていた。
(マリー……助けて……)祈りにも似た思念を抱きつつサファリアは何度目か分からない絶頂を迎えようとしていた……。
「完全にセックス奴隷にしてやる。こいつを飲ませてやるよ」
ボロチンコが新しい薬瓶を取り出す。中身を口移しで流し込まれたサファリアの意識はさらに混濁した。
「ふ……ぅ…んっ!」
酩酊状態で再び押し倒される。今度は正面から。
「ほらお前の大好きなマリーの顔思い出してみろよ」
嘲笑に煽られ瞼の裏に焼き付いた記憶が鮮明に蘇る。
(マリー……)しかし次の瞬間結合部を強く穿たれ理性が弾け飛ぶ
「ぁぁ――ッ!!!」
背中が弓なりに反り返り長い髪が乱舞する
「いい声だなぁ」ボロチンコが満足げに笑みを浮かべる
「イけよ堕天使さんよォ!」
深く抉る一突きごとに意識が明滅する。
(マリー……)断片的に浮かぶ笑顔。それをかき消すような凄絶な快楽。
「ぅあッ! ぁああッ――!!」
声帯が裂けるほど叫ぶ刹那再びボロチンコの滾りが胎内を満たした……
「ふぅー……最高だぜこの身体」
汗まみれのまま倒れ伏すサファリアの脳裏に唯一残された希望
(マリー…………)
マリー・シノーダは、雷神刀を背負い、闇の中に立っていた。
普段の酒場の踊り子の笑顔は、どこにもない。
そこにいるのは――アマゾネス王国の戦姫。
「……行くよ、サファリア」
その声は低く、静かで、燃えていた。
ノエル・ペンテシレィアが横に並ぶ。
かつて剣を交えた最大の敵。今は、背中を預ける戦友。
「正面は任せろ。久しぶりに斬馬刀をブン回してやる!l潜入はお前の方が速い」
「ありがとう、ノエル」
マリーは一度だけ笑った。
それは泣きそうな笑顔だった。
背後には、Roselia Survivorsと冒険者たち。
スラムの子供たちに寄付をくれた連中。
酔っぱらって漫才に笑ってくれた連中。
みんな、サファリアを助けに来た。
一方その頃。
サファリアは犯され続けていた
大地は精液で真っ白になっていた
傭兵たちの笑い声。
「俺のチンポで踊れ、暗殺者」
音楽が鳴る。
彼女は男の上で腰を振って踊った。
涙は流さない。
だって――
(マリーは、来る)
あのアホなアマゾネスは、必ず来る。
泣きながらでも、必ず来る。
だから私は、折れない。
踊りながら、サファリアは祈った。
「……神よ。あの子を守って」
■雷光の突入
夜空が裂けた。
「道をあけろォォォ!!」
雷鳴。
マリーの雷神剣が、馬車を真っ二つに叩き割った。
ルシア傭兵団が振り向く。
「アマゾネスだ!」
「たった一人―できたのか?―」
その言葉は最後まで続かなかった。
ノエルの斬馬刀が、先頭の隊長を貫いた。
「一人じゃない」
彼女の声は、冷たい炎だった。
その瞬間、Roselia Survivorsが一斉突入。
爆煙。
矢。
魔術。
戦場が生まれた。
「おまえら冒険者ごときが傭兵に勝てると思ってるのか!」
傭兵王ボロチンコが現れる。
巨斧。重装甲。
笑う。
「踊り子が戦場に来るな」
マリーは答えた。
「サファリアを泣かせたやつは、全部斬る」
雷光。雷神剣が閃く。
ノエルが背後を守る。
完璧な連携。
昔の敵同士とは思えない。
「右、三人!」
「任せろ!」
斬馬刀が回転し、敵が吹き飛ぶ。
マリーが突進。
雷神剣が、ボロチンコの巨斧を受け止めた。
火花。
押し負ける――
その瞬間。
ノエルの斬馬刀が装甲の隙間を突いた。
「今だ!」
マリーの目が燃える。
「うおおおおおお!!」
全力の雷光斬。
ボロチンコの鎧が裂け、巨体が崩れ落ちた。
静寂。
勝利。
マリーは走った。
サファリアと目が合う。
涙が溢れる。
「……遅い」
「ごめん……!」
雷神剣が鎖を砕く。
サファリアが、倒れ込む。
マリーが抱き止めた。
二人とも、泣いた。
子供みたいに。
「助けに来ると思った」
「当たり前だよ……バカ」
「祈りは効きましたね」
「神様より先に来たでしょ」
笑った。
泣きながら。
夜明け。
ロゼリアタウンへ帰る道。
ノエルが言う。
「あんたらいつの間にくっついてたのよ
「アズライール神のお導きだ❤️」
マリーは笑う。
「呆れたわ!あなたも人のこと言えなくなったわね❤️」
ノエルは呆れた顔をして去った。
サファリアが腕を絡める。
「お腹すきました」
「パン買おう」
「お金は?冒険者ギルドで全部使っちまった」
「……ない」
二人で笑った。
遠くで、子供たちの声が聞こえる。
その声のために、彼女たちは戦う。
踊り子で、暗殺者で、アマゾネスで――
そして、最高の相棒だった。
⸻