マシュ・キリエライト 魔力供給①
ゴクッ……嚥下の音がこだまする。
喉を鳴らし、堕ちていく熱の感触。そこに含まれる濃厚な魔力は、サーヴァントにとってなくてはならない供給源だ。
唾液と共にまるで血液のように身体中に巡ると、途端に全身からは活きのいい反応が返ってきた。
僅かな波紋により水を得た魚の如く、倦怠で重かったサーヴァントの肉体に活力と魔力が戻るのを実感する。
唇からじわじわと侵犯する熱に頭が浮いていくのとは裏腹に、意識はハッキリとして、思考は澄み渡ってゆく。
微睡みと意識の狭間、そんな不思議な感覚の中で、自分の存在が確立されていくのが実感できたを
あまりにも甘美な瞬間であった。
相手の背中に回した手に、無意識に力が入る。
ギュッと、強く。すり寄せた身体の密着度を無意識に高めようとし、足の甲を脛に引っかけ自身の重心を傾ける。
すると女性的な前面が相手へ密着し、よりその人の体温を感じられるようになった。
無意識は、確実に意図しての行為へと……。しかし、それでも足りないと感じてしまうのは、未だに魔力の枯渇が尾を引いているからだろう。
……いや、違う。
魔力の枯渇だけが問題ではない。
これはもっと単純な……。ただ、わたしはそう、今はこの熱を離したくなくて……。
水気を帯び、薄らと朱色を帯びた唇。その表面を、ぬるり……熱を帯びた別の物体が滑った。
離れると糸を引く高い粘性を持ち、それだけで生肌から伝わってくる高濃度の魔力。
潤いを求めて。
「もっと———」
ください……。そう口にするよりも早く、再びマシュ・キリエライトの唇は塞がれる。
今度は、先程のものとは比べものにならないほど生々しい、より深い場所へと押し進むディープキスだ。
密着から伝播していく他者からの体温に、腹の底から湧き上がるのは言いようのない多幸感。ほろ苦い拒絶感を持ちながらも、そんな意識と乖離した幸福はより強く、より深くなる。
……それはそうだ。カラカラに乾いた自分の身体は今、彼からの魔力供給を強く望んでいるのだから。
女としてのマシュ・キリエライトの意識と、英霊としてのマシュ・キリエライトの無意識のせめぎ合いの末……。今この瞬間を全力で享受する。
存在証明に軍配が上がった。
粘性を持ったそれは抵抗なく口内へと侵入し、歯茎や頬肉を舐め回し、此方の舌を搦め捕食する。
その動きはまるで蛇のように自由で、それでいて巧みだった。
なす術もなく捕えられた舌が、融け合わさるように密着させられる。口腔を隅々までなぞられると、ぞわぞわとした快感電流が頭の天辺から爪先まで駆け巡った。
広がる味は、この身が最も求めて止まない甘美な魔力。まるで砂糖が煮詰まったかのような甘さでありながらも、後を引くように苦く、そして何より濃厚で……一度口にすれば病みつきになるような中毒性がある。
もっと味わいたくて舌を伸ばす。
そう、気付けば自ら相手と深く繋がりを求めて熱い口付けを交わしてしまっていた。
「ん……あむっ……ん、んく、ちゅっ……ちゅぷっ、ちゅ、ちゅ、ちゅむ……。ちゅる、ちゅぱっ……はぁ❤️」
部屋の温度が上がっていくのが分かる。暫くの間、唾液が波を打ち、熱の籠った両者の息遣いが響き渡るだけ。
息継ぎの吐息は荒く熱く。側から見れば愛し合う恋人同士の逢瀬に見られるが、明らかに異様な様相。
倒錯的なむつみ合いは、本人が心から望んでいるものでないにも関わらず……。不思議と羞恥心は湧かなかった。
それよりも今はただ、この熱が欲しい。
その一心で、繋がる唇が熱を孕む。
……しかしそれも、長い時間続けたからか酸素の欠乏により、どちらともなく唇を離すことで終わりを迎える。
ツー……っ❤️一筋の銀糸が未練を謳うように、後を引いた。
「はぁ、はぁ……っ。ます、たー……❤️」
頬を上気させ、息を弾ませるマシュの唇は淫らに濡れて妖しく光る。
キスに夢中のあまり、視点の定まらない酸欠状態。何度も肺に酸素を取り込んでいながらも、依然として意識がフワつく錯覚を覚えた。
だがそれは決して不快なものではなく……。寧ろ心地よさに身を委ねてしまいたくなるもので……。そしてそれはきっと彼も同じなのだろうと、確信に近い予感があった。
そんな様子を見て、じゅるりと唇にこびりついたマシュの唾液を舐める、マスターと呼ばれた男性。
口内に残った女特有の甘い余韻に浸りながら、意気揚々とズボンとベルトに手を伸ばす。
その動作に一片の躊躇もなく、慣れた手つきでベルトを外しズボンを下ろすと……。ボロンッ、肉感的な音を立てて、暴力的にすら感じるほどの巨大な男根が天を向く。
マシュが魔力の供給を求めているように、彼もまた、女というこの渇きを満たす供給を求めていた。
既に臨戦態勢を整えたイチモツは反り返り、視界を覆い尽くす異様に、マシュはごくっと喉を鳴らして唾を飲み込んだ。
恐ろしげな、まるで武器のよう……。自らに向けられた凶器に本来恐怖を覚えるべきはずなのに対し、期待で胸が高まってしまっているのが嫌でも分かる。
目を奪われてしまうと同時に、自分の女としての部分もまた、熱く潤み始めたのを感じた。
マスターのイチモツから視線を外せないでいるマシュへ、彼はゆっくりと近づき……その、たわわな乳房へ押し付けた。
「今日はパイズリの気分だから、頼むわ」
「は、はい……。がんばります」
男からの指示に、マシュは顔を真っ赤にしながらも頷く。
パイズリ……。それがご所望ならば仕方ない。
良い魔力を得るには、それだけ良い体液の分泌が必要になってくる。
カルデアからの供給を受けられない以上、魔力が満ちるのに時間がかかるし、またいつ特異点が発生するかもわからない状況。
サーヴァントである自分は常に万全を期した状態でいなければならないのだから。
そう無理矢理自分を納得させるのと同時に、脳裏にはいつだって“彼”の存在がチラつく。
それでも尚、やれと言うのだから仕方ない。
やらなければ尽きてしまうものだから、やるしかない。故にマシュは僅かに息を吐き、意を決して恥ずかしそうにしながらも胸を寄せた。
その動作だけでたぷんっ❤️と揺れる二つの柔肉。
魅了して止まない豊満を男は鷲掴みにすると、そのままイチモツを挟ませるように腰を突き込んだ。
「はぁ、んっ……❤」
「あ゛ぁ〜……これだよ。これ。マスターに絶対服従のエロいことしか能がない雌牛サーヴァントの極上おっぱい、ムチムチな身体で俺が気持ちよくなるためだけに使われたエロ乳オナホってのが最高に滾るんだよなぁ。金玉がめっちゃザーメン作ってるわ」
人として最低以外の何者でもない下品な言葉遣いをつらつらと。
むにっ❤️と形を変える豊満な乳房を乱暴に扱われて不快感こそ生じるが、同時にそれを上回る快楽を感じられるのは彼からの“躾け”によるものに他ならない。
熱い。火傷しそうなほど熱く、そして硬い肉棒は、彼女のご立派に挟まれてもなお存在感を示しており、雄としての強さを誇示するようだ。
怒張と共に張り詰めた体温はじんわりとした快感へ変換、胸から全身へ駆け巡る。
まるで心臓ごと融かされているような錯覚を覚えてしまう、相変わらず優れた生殖器。シゴくのも一苦労な肉塊を、それでもマシュは自らの使命に準じて胸を揺すり始めた。
「いいねぇ〜、パイズリ上手くなってきたじゃん。最初はクソ下手だったけど、これも俺の教育の賜物かな」
股間を支配する至福に喉を震わせながら、男は股座で懸命に揺れる頭を撫でる。
マシュ・キリエライトのおっぱいはでかい。
成人女性の平均サイズを優に超える豊満は、外見的な大きさだけに留まらず、それでいて弾力があり、ずっしりと重みがあった。
ちんぽから伝わる多幸感が全てを物語る。
歩くだけで弾む様から、その実りがよく分かるだろう。無意識な蠱惑は、カルデアの男性職員達にとって目のやり場に困る悩みの種だった。
そんな恵まれた肉体は、今この瞬間において、ある一人の男の欲望を受け止めるための道具に過ぎなかった。
いや、道具と言うにはあまりにも贅沢すぎる。
つまりは最高級のオナホ……。或いは上等なセフレのような存在として、このデミサーヴァントをシゴき使えるという優越感。
当初は若干抵抗を見せていた彼女も、切羽詰まった状況もあって数を熟していった末に……。
「んしょっ、んっ……。あ、あの……すみません」
パイズリの動きがピタリと止まる。
感度が上昇していく、これからというタイミングでマシュは口をもごつかせた。
その声は何処か申し訳なさそうで……それが余計に嗜虐心を唆る。
男にとってのオアシスたる極上の乳オナホに、燻る欲望をぶつけるように腰を打ち付けながら聞き返した。
———なんだ?と、若干圧のある声。せっかく愉しんでいる最中に水を刺された不服を包み隠さない。
すると彼女はおずおずとこう返すのだ。
「……まだ、出ませんか?」
まるで自分の不甲斐無さを恥じるような声色。
そもそもの目的は魔力供給。サーヴァントの維持に必要な魔力を含んだ体液が必要なのであって、そこを履き違えてはいけない。
そんなマシュの言葉を聞いて、思わず口端が上がってしまう。
何を言い出すのか、今更聞いてくるのがおかしかった。怒張する肉棒の先端を膨らんだ乳輪に食い込ませつつ、男は嗤う。
「出してほしいか?欲しけりゃ自分で搾り取れ。安心しな。少なくとも、あの粗チンよりかはマシなのはお前も知ってんだろ?」
「せ、先輩は粗チンなんかじゃありま……」
「あ゛ぁ?じゃあなんで俺がお前の魔力供給手伝ってんだよ。あいつが碌に射精せねーからだろ?無駄口はいいから、さっさとシゴけってんだ」
唇を引き絞らせ、押し黙るマシュ。……言われてしまうと、何を言い返しても空虚な空振りにしかならない。
陰のかかった表情から不服が拭いきれていないものの、彼の身勝手な言葉に従い再びおっぱいを上下させた。
ずっしりと、みっちりと。その大きさだけで十分な感触と重量を誇るエロ肉は左右から肉棒を圧迫し、艶やかな乳肌が亀頭に触れる。
女の熱で蒸された汗の湿り気と相まって、絶妙なマッチ感を与えてくるそれは……最早肉棒のためだけのオナホと言っても過言でない。
穿つ度に肌の隙間から、たぱっ❤️だぱんっ❤️と音を立てて飛び出す様は視覚的な興奮を誘い、より強い刺激へと変換する。
「うんうん、いいぞ〜。さっきはキツいこと言って悪かったな。俺もこの状況だから、ピリついてさぁ……。お詫びに、射精るッ!」
僅かに上擦った声。それと共に男根が脈動する。
身体を小刻みに震わせたと思うと、ドクッドクッ!と噴き出した精液はマシュの柔肌に飛び散り、乳肉や顔までも余すことなく白く染め上げた。
一度では止まらない、断続的に続く吐精。そこから部屋全体へと広がる程の、生臭くどろりと濃い雄汁の匂いが立ち込める。
あの粗チンよりかはマシ———悔しいが、その聞き捨てならない言葉に偽りはない。
むせ返るような悪臭と、振り掛けられた肌にヒリヒリとした火傷に似た熱が走る。
優れた雄でなければ、これ程のものは射精せまい。マシュはその身で実感させられ、確かな劣等感を感じながらも、言い返す言葉を見つけることはできなかった。
だって、事実だから……。あの粗チンと呼ぶのに相応しいモノよりかはマシな濃い魔力を、手で掬い取り口に含んでいく。
魔力を得た身体は活力が湧き、サーヴァントとして存在が確立していくのを感じながらも……。マシュ・キリエライトは何処か、心に靄が掛かっていた。
ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
人理継続保障機関フィニス・カルデア———。
マリスビリー・アニムスフィアによって創設され、地球環境モデル“カルデアス”を観測して人類の未来を保障する国連承認機関。
彼らが現在直面しているのは、人理修復———人類の決定的な絶滅を防ぎ、人類史を継続させるグランド・オーダー。
そんな超重要な役割を担うこの場所は現在、危機的状況に瀕していた。
人類最後のマスターを中心とする、失敗は絶対に許されない激しい重度の戦闘、数々の困難を乗り越え続けた結果……。機関は多大なダメージ、というかぶっちゃけほぼ全壊の状態にまで陥ったのだ。
特に壊滅的なのは、電力と魔力の両インフラのダウン……。これによって完全に孤立無援となったカルデアでは、スタッフ全員による復旧作業が日夜行われてはいる。
元通りになるには、まだまだ先が見えてこないというのが現状だった。
そんな中でも真っ先に問題視されたのは、なんと言ってもサーヴァントの維持であろう。
召喚に成功し契約を結んだサーヴァント達は、カルデアからの恒常的な魔力提供を受け実体化を維持することによって一時的な受肉を果たしている。
マスターが負担する現界用の魔力を最小限に抑えるよう、施設内の電力の四割はサーヴァント達との契約維持に使われていた。
それが今、絶たれてしまっている状態。
人理修復において、英霊の存在は必要不可欠。
現界するために必要な魔力が供給されなくなり、後は消滅するのを待つのみとなる。
そうなってしまったら終わりなのだ。
現界維持するためにも、魔力供給は早急に対処しなければならない事案といえよう。
現在ロマニが修復に勤しんでいるものの、またいつ特異点が出現するかもわからぬ状況の中、サーヴァントには常に万全の状態でいてもらわねばならない。
暫くの間は粘膜接触、体液摂取による魔力供給でなんとか繋がなくては。そう、マスターである藤丸立香に頑張ってもらわねば……。というのが、当初の予定であった筈なのだが……。
ここで知っておかねばならないのは、彼はただの一般人であると言うことだ。
人類最後のマスターなどという大層な肩書きを持っているとしても、正規の魔術師ですらなかった。
人理修復にあたって、ある程度の魔術師としての教育は受けているものの……。その実、必要最低限に過ぎない。
魔術回路の質も本数も少なく。魔力量は平均的、英霊を維持できるほどの量も心許ない。
ただ数合わせの為だけに呼ばれ、たまたま生き残ったに過ぎない少年の魔力供給は、残念ながらたかがしれていた。
「ごめん、マシュ……。俺のじゃ全然足りなくて……」
「気にしないでください、先輩。マスターが頑張ってるのは、皆さんよく理解していらっしゃいますから」
ベッドから這い出て、そう謝罪をこぼすマスターの弱々しい後ろ姿。絞り出すかのような陳謝に、マシュは衣服を羽織りつつ優しく微笑む。
可憐な笑顔を向けられ、罪悪感と羞恥心に肺を支配されながら……。少年はこそばゆさに頭の後ろを掻いた。
「また、あの人のところにいくの……?」
「……いいえ。今日の分は、もう済みましたので」
「そっか……。……ごめんね」
僅かな安堵。ギシッ……。ベッドに腰掛ける体重が増す。
一番のパートナー。彼女の前だと、男としての情けなさを強く感じてしまう。しかし、これも全て自分が不甲斐ないから悪いのだ。
弱音を吐くよりも少しでも努力するべきだ。そう自身を奮い立たせてはみるものの、身体を襲う倦怠感は酷く……。股間の方も、もう勃ち上がれそうにないというのが現状である。
そんなマスターにサーヴァントは……。
「先輩、では…… わたしはこれで。おやすみなさい」
かける言葉が見つからない。
なんとか慰めようとは試みたものの、それは余計にマスターの心を抉る結果となるのは目に見えていた。
これまで彼にかけてきた言葉は全て、心からの本心だ。今も揺らいでいない。
炎の中、薄れゆく意識で手を握ってくれた彼の感触が残っている限り。きっとこれからも。
この温もりと、これまで乗り越えてきた戦いで築き上げてきた信頼は、たかが魔力供給程度で揺らぐことなどあり得ない。
マスター、藤丸立香の類稀なる努力と覚悟の賜物だ。そのことは誰もが理解しているし、感謝もしている。
だからこそ、誰も責める者などいなかった。
だから、割り切れられた。
重苦しい空気を察したマシュは、そそくさと身支度を済ませると、立香からの返事を待つこともなく部屋を後にした。
扉を閉める直前、大きな溜息を溢す音が聞こえた気がした……。
「先輩……」
一言だけ呟いて、自室へと歩いていく。
先程かけた言葉が精一杯。不甲斐なさを感じているのはなにも彼だけではなかった。
消沈しているマスターを支えてやれないなんて、サーヴァント失格です……。そう気を落とさないでください。自分を責めては欲しくない。何度も伝えた言葉だ。
そっと下腹部に手を添えると伝わってくる、下腹部に残留する彼の熱、魔力の残滓。この肉体を維持する為に、しっかりと染み込んでいくのが分かる。それに嬉しみを感じている事も……。そう、だから大丈夫なのだ。何も気に病むことはない。
マシュ・キリエライトの心が、藤丸立香から離れることなどあり得ないのだから。
“また、あの人のところへいくの……?“その言葉が、何度も頭の中で反芻されていたとしても。
先程までの彼との魔力供給は、まるで夢だったかのように……。そんな気さえしてくるほど、今のわたしは満ち足りています。だって、想いを寄せる相手と肌を重ねる事に、なんの不満があるのだろう。
……しかし、そんな幸福感も長くは続かず。
「ッ……」
すぐにまた、あの感覚が恋しくなってくる。
お腹の奥底から湧き起こる疼き、切ない感覚が全身を蝕んでいく。先輩とは違う、“あの男”によってこの身に刻まれたものがじわじわと……。マスターと肌を合わせた後はいつもこうなる。
下腹部が熱を帯びて火照り、熱くなると同時に頭がぼーっと気をやってしまう。
身体の芯から湧き上がる情欲に、段々と脳髄までもが焼かれているかのような錯覚……。特に下半身、血液が、熱が集まっているのが分かる。まるでそこだけが乖離しまったかのように、ドクンドクンと脈打ちながら何かを求めていた。
分かりきっているが、それに意識を背ける。
今日の分の魔力供給は終わりましたから……。そう、自分に言い聞かせて自室への歩みを早めていく。
「もういいんです……。必要、ないんです……」
頭によぎる雑念を振り払いながら、ただ前へと進む。歩幅が合わない不自然な足取りで、ある部屋へと向かっていた。
そっちじゃない、反対方向です……。そう理性が警鐘を鳴らすも、マシュ・キリエライトの魂には届かない。
そうして足を引きずるように歩き続け、角を曲がり、次第に人影の減っていく通路を歩いていけば……。それは自然と目の前に見えてきた。
カルデア職員の寝泊まりする区画……。一面に並ぶそれぞれの個室の、ある一部屋。
他の部屋と何一つ変わらない。なのに、まるで来いと命じられているかのような……。魅了の魔術なんて、かかっていない筈なのに。
扉の前で立ち止まり、ノックすると中から軽薄な返事が返ってきた。
……一呼吸置いて、ゆっくりとドアノブに手をかける。
鍵はかかっていない。当然だ、いつでも入ってきていいぞ……と彼が直々に囁きかけてきたのだから。
一応周囲に誰もいないことを確認しつつ、素早く中へと身を滑り込ませた。
「しつれい、します……っ」
入室すると同時に、むせ返る雄臭さ……。思わず鼻を覆ってしまうほどの濃密な匂いに、失礼ながらも眉を顰めるのを抑えられなかった。
いつ嗅いでも慣れることはない芳香に脳が痺れ、不快である筈が自然と頰が紅潮し、下腹部の疼きがより強まっていく。
マシュという少女は滅多に誰かを嫌悪する性格ではないのだが、その表情には明確な拒絶が浮き出ていた。
室内は乱雑に置かれた雑誌や日用品が、生活感を感じさせる……。先程の藤丸立香の、しっかりと整理整頓された部屋とは大違い。
視界に広がる雑然とした空間で一際目立つのが、一人用とは思えぬ大きいベッド、そして部屋の主であるカルデア職員の存在だった。
平均よりもやや上の体格。服の上からでも分かるがっしりとした体型の青年は、ベッドの縁に座り込み、ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべて客人を迎え入れた。
「おう、どうしたマシュ。今日の分の魔力供給は終わった筈だろ?」
笑い混じりの問い。
対して、マシュは何も答えない。ただ黙って、扉前でモジモジとつま先を擦り合わせているだけだ。
男はそんな少女の姿……。少女というには中々に発達した肢体を舐め回すように見つめつつ、次の言葉を待つ。
マシュはつぐんだ口を開かないまま。意地悪……。分かっているクセに、呼んでもいないのに自分の部屋に訪れた異性が、何を望んでいるのかを……。
それをわざわざ本人の口から言わせるつもりだ。捻くれた腑が、そのまま表情に現れたニヤケ面が言外にそう伝えてくる。
今ならまだ間に合います、まだ……。そんな警鐘が頭の片隅で聞こえてくる。
今日の分の魔力供給は終わった。だから余計にこのような事をする義理はありませんし、魔力供給と言ってもあくまで非常事態故だっただけのこと。
必要以上に頼ってはいけないんです……。そう何度も自分に訴えかけるも、ガチャ……扉の鍵を閉めた。
自ら退路を断つ。
これでもう、誰の邪魔も入らない。
一歩ずつ、ゆっくりと頭で考えるのとは逆の方へ歩み寄っていく……。その足取りは相変わらず重たく、まるで鉛が絡みつくように鈍い。
先輩を裏切ることになるのは分かっています……。でも足が、心が言うことを聞いてくれないのです……。
一歩、また一歩と……。先輩以外の男との距離が縮まるにつれて、心臓の鼓動は高鳴りを増していく。
頰に宿る熱も……。このどうしようもない火照りを冷ます術を、マシュ・キリエライトは知識として得ていない。
ただただ、胸中から湧き上がってくる衝動に身を任せる他なかった。
「その……先輩の、魔力供給では……足りなかったので……」
ようやく絞り出した言葉。しかし、それは言い訳だ……。そう、わたしは言い訳をしている。
足りないのは本当だ。藤丸立香の放精した分では十分な魔力供給は望めなかった。
しかし、それだけが目的ではない。
先輩が頼りないと言いたい訳ではない。
そうではなく、わたしはただ……。
「だから、その……。もう一度、お願い出来ないかと……」
この卑しい女体の疼きを収めて欲しかった……。そして、それを叶えてくれる相手は、自分の知る中で目の前にいる一人しかいない。
服の裾をギュッ……。と、皺が寄るほど握りながら、その青年の目を見据えて懇願する。
まだ葛藤が抜けきらない、そんないじらしい姿に彼は、くくくっ……と笑いを堪えた。
「なんだ、また魔力不足か?なら……もっと濃いのをくれてやらねえとなぁ。ほら、こっち来いよ」
「あ……❤️」
心臓は早鐘を打ち鳴らし、乱れた呼気が口から漏れ出す。そんなマシュの頬へと伸ばされる男の掌。
太くてゴツゴツした、まさに男性的とも言える手に触れられると、ビクンッと大きく肩を跳ね上げた。
頰に感じる体温が心地いい……。先輩が握ってくれた時の温もりの記憶が薄れていく……。侵犯するような暖かさに思考が蕩けていき、心の矢印が藤丸から目の前の男へと……。
添えられた手によって上を向かされる、他者からの力の流れに逆らえない。マシュがその気になれば、この手を払い除けることも容易なのに、だ。
しかし、できない……。寧ろ自分から進んで、掌に頰をすり寄せるように職員の元へと寄っていく。
理性を捨てたのではない。決して手放した訳ではないのだ。
そうであっても湧き出る欲求には抗えず、自らの意志で甘える仕草を見せると、男は満足した様子でマシュの唇を奪った。
「俺もパイズリだけじゃ足りなくてさぁ。やっぱガチでヤんないと不完全燃焼なんだわ。さっきよりももっと濃いの出せると思うから……サーヴァントの姿でヤろうぜ」
「……はい、ただいま」
その問いに対する答えは、熱を帯びた視線と吐息が物語っていた。
小さく頷くと同時に、マシュ・キリエライトの肉体は光に包まれ、瞬く間に霊基を編み直していく。
英霊化に伴い、魔力が迸る……。以前まで感じていた、守護者の力が満ち満ちていく感覚が、今では強い快感として全身に行き渡る。
これも彼との魔力供給の影響なのかと、そんな疑問に答えが出るよりも先に光は晴れる。
そこに立つのは一人の少女ではなく、マシュ・キリエライトの肉体を基盤としながらも、その身はサーヴァントのものへと置き換わった姿。
戦闘ではない為、不必要な盾は顕現せず、神代に生きた英雄が纏ったという鎧も省いた黒い装束。
英霊の魂が宿った肉体を象る、やはり目につくのはその豊満な乳房であった。
相変わらず痴女みてぇな格好……。皆口に出しては言わないが、そう心の中で思っていることだろう。
胸元を曝け出し衣服を押し上げる二つの肉の果実を強調させる、女体のラインを浮き彫りにするデザイン。
そこからこぼれる程の質量を誇るのは、たぷんっ……とたわむ柔肉と見事なまでに張りのある艶肌だ。
上半身に加え、露出した太腿を存分に見せびらかしている破廉恥な霊衣は、戦闘以外においても実用的と言えよう。
そんな、包み隠さない思考を孕んだ卑猥な視線が突き刺さる。
下卑た笑いを貼り付けながら、見るからに戦闘には不向きな艶かしい肢体を吟味するように、舌先で唇をチロリと舐めずる。
性欲を昂ぶらせて淫靡に微笑むマシュの痴態は、青年の獣欲を駆り立てた。
ジィーッ……というチャックの音、布が擦れる音がやけに大きく聞こえる。
瞳孔に映るのは男の肌色。躊躇なく曝け出した裸身は、女でなく雌だと自覚してしまう圧倒的雄オーラ。
さっき愛を交わした藤丸立香とは段違いの魅力を覚える。そんな肉体美の中で意識を強制する部位といえば、やはり下腹部だろう。
目の前でビクンッ……と躍動する陰茎は、グロテスクな血管を張り巡らせ、すでにはち切れんばかりに膨張していた。
脱いだ途端に咽せ返る雄臭さ……。ビクビクと脈動する巨根から目を離せず、熱い吐息が漏れ出てしまうのを止められない。
(パイズリの時と、全然大きさが違います……)
ただでさえ巨大に思われたそれがより際立つ。
過去にその巨根で秘裂を割り開かれ、一番感じる場所を激しくノックされた記憶が蘇る……。それを恋しがるあまり、子宮はキュンッと縮小するのを感じた。
あぁ、なんて逞しく……大きくて硬いんでしょう……。淫唇から愛液が溢れ出し、太ももを伝って真下の床に染みを作る。
すでに発情しているのは一目瞭然であった。
「ほら、さっさと始めようぜ。早くヤりたくて仕方ねぇんだろ?……俺も、お前も」
尊大な誘いに小さく頷きながら、マシュはベッドに腰掛ける青年の股座へと跪いた。
視界を埋め尽くすのは、反り勃つ陰茎。
ドクンドクンと力強く脈動し、先端から涎を垂らす力強さ。生殖器としての有用性を誇示する生理現象に、堪らす頬ズリすると、火傷しそうなほどの熱量が侵犯した。
顔の近くでビグンッ!と、跳ね上がる肉棒の感触は生々しい。正しく男性のモノと呼ぶに相応しい宝具。
行い過ぎか所々赤黒くなっているという感想を抱いてしまうも、裏を返せばそれは使い込まれていることの証拠であり……。そして何よりも、ご立派な大きさと太さは満足できなかった女の眼には魅力的に映った。
「はぁぁ……すごい、です……」
浮ついた声色で呟く。
蓋をしていた本心が求めていたものを存分に堪能できる。そう考えるだけで女の部分が悦びに震え、秘裂から粘ついた淫蜜が垂れた。
触れずともトロトロと雌汁が滴っているのが分かる……。無意識に先輩のと比べてしまう。そんな背徳感がまた一層昂ぶらせ、より卑しさを増長させる。
肉棒へと顔を寄せると、突きつけられた先端に唇を落とし……チュッ……❤️軽いリップ音が鳴り響いた。
「んっ、ちゅ……。ぢゅるっ……❤️」
一度すると歯止めが効かなくなるのは、いつものこと。啄むようなキスから次第に亀頭を咥えこむ淫らな口淫へと移行する。
舌先で触れた途端、一際強い雄臭さが味覚を通じて脳内に叩き付けられた。口内に広がり鼻を突き抜ける濃厚さに思わず噎せ返りそうになるも、強烈な香りに惹きつけられ舌を這わせていく。
浮き出た血管に沿って優しく舐め上げ、雁首をなぞり、鈴口へと舌を突き入れて亀頭を綺麗にしていく。
丁寧な一つ一つの動作。脳天にまで痺れる甘美な味わいが迸り、身体の内側からどんどんと熱を帯びていくのがわかる。
グツグツと煮え滾る精巣。煮立つような熱いマグマを啜るように、丹念に舐め取りながら……マシュはうっとりと顔を蕩けさせていった。
魔力は体液に溶けやすいため、魔力の混ざったものを接種することで魔力を供給する事が可能だ。
体液が多ければ多い程に、供給効率は増す事になるのだが……。その点において、彼は非常に優秀だった。
ダ・ヴィンチが密かに検査し、陰ながら手渡してきたカルデア男性職員の資料。その中でもずば抜けて生殖器官の発達した人物を選出した。
尋ねてみれば、流石というべきか。
見ての通り巨根に違わない、濃厚な精を蓄えている。それを今……この身で直接摂取できるのだと思うと。
「クチュ……ッ❤️ヌチュッ……❤️くぷっ……❤️ぢゅぷるっ…………❤️」
「お゛ぉ……っ、随分と勢いあるじゃねぇの」
勢いを増した淫猥な口淫奉仕に、青年はくぐもった声を溢す。その反応を見て取ったマシュの胸中に、僅かながらの愛らしさが孕みつつあった。
喉奥までペニスを咥え込み、吸い付き、舌で絡みつくように唾液を塗していく。
(あぁ……やっぱりすごいです、この人のおちんぽ……❤️)
このカルデア職員に比べれば、先程先輩から提供してもらった魔力……その熱の、なんと虚しいことか。
最低な思考をしていると自己嫌悪に陥りながらも、優れた男性器へのご奉仕を止められない。
このおちんぽは違う。先輩のとはまるで比べものにならない。大きさも、太さも、味も……何もかもが別格だ。そして何より……。
「やべ、もう射精るっ……!」
この濃さは、まるで無尽蔵。
一際大きい怒張と共に弾けた精汁は、瞬く間に口腔内を満たしていく。喉奥を直撃する勢いと量によって呼吸さえ困難になる。これこそが、彼の雄としての優秀さを物語っていた。
全てを受け止める。射精中も決して離さず、寧ろより強く吸い付きながら飲み下す。
粘つきながら後味も最悪な味わいに舌鼓を打ちながら、マシュは時間をかけて高濃度の魔力を咀嚼し、全てを胃に収めていった。
ザーメンに含まれる魔力の、なんて濃厚なことか……。マスターとの行為の後だと、両者の男としての差がより鮮明に感じられてしまう。
単純に量が全然違う。喉を鳴らす度に染み渡る魔力がサーヴァントの肉体に潤いを齎し、より強固に存在を確立していくのが実感できた。
最後に、尿道に残ったものまで吸い出してから口を離すと……。口内から引き抜かれる肉棒に向ける眼差しは、名残惜しい色を帯びていた。
(あぁ……まだ大きいままです……❤)
先輩は一回で萎えて、暫く勃たなくなるのに。
一度出したら回復に数時間も必要とする、どこかのクソ雑魚雄とは違う、ご立派なおちんぽ様。
萎え知らずの禍々しさは、見る者全てを圧倒する力強さを感じさせる。それはサーヴァント相手であっても例外ではない。
通常時の時点で既に人並み以上の大きさを誇るイチモツだが、今の彼はそれすら凌駕するほどの威容を誇っていた。
「オラ、ケツ向けろ。すぐにぶち込んでやる」
命令口調で言われても、嫌な気持ちは全く湧いてこない。それどころかこの強引さに惹かれてしまう……開いてはダメな扉が開きつつあった。
言う通りに後ろを向く従順なサーヴァント。
自ら尻を突き出す四つん這い。
側から見れば屈辱的な獣の姿勢を取らされる羞恥心さえも快楽の材料にして、秘裂から漏れ出た愛液が股全体を濡らした。
むわぁ……❤湯気でも立ち上りそうな程に蒸れきった雌の芳香を撒き散らしながら、マシュは物欲しげな眼差しで男を誘う。
「お願いします……❤️ わたしのおマンコ、欲しがりでっ……もう我慢できません……っ❤️」
くぱぁっ❤尻肉を鷲掴みにされ、左右に広げられる。露出した淫唇は雄を誘うように蠢動し、とろりとした粘度の高い涎を垂らしていた。
その身に宿した英霊への冒涜とも言える、浅ましい雌の痴態。上出来とも言える仕上がりと堕落ぶりに、煽られ興奮してしまうのが男の性。
当然そこに遠慮や躊躇などは存在せず、ギンギンに反り勃った陰茎を淫裂へとあてがい……。待ちわびていたモノの到来は、女にとって最高の悦びだった。
「お゛ぉ……っ!?んッ、はぁぁっ……❤️」
ゆっくりと押し拡げられていく。
ミチィッ……❤と肉同士が擦り合う打擲が鼓膜を振るわせ、堪らず嬌声を響かせる。
膣内を満たす圧倒的な質量に呼吸もままならない。
女性器を中心として全身を苛まれる、しかしそれは苦痛ではなく悦楽によるもの。その証拠に、彼女の口から漏れ出す声は喜色に染まっていた。
動くぞ———耳元で囁かれた男の声。
その一言を引き金に、待ちわびた随喜が乾いた女の肢体を支配する。
レシプロエンジン全開、手加減のないピストン運動が始まる……。パンパンパンパン❤️
ズブブッ!ドチュッ!ゴリュッ!ズンッ!
ゴッ!ゴリュッ……!ズブッ、グチャァッ!
「お゛っ、あ……❤️すごっ……ぃぃぃぃぃい!しぇんぱいのと、ぜんぜんちぎゃうぅぅぅう❤️イグっ、ずっどイグッ!?イグイッ、どま、どまらなッッッ……!あだまグチャグチャになり゛ゅの、オ゛っ、ホッ♪ オ゛ホオ゛ォォ~~~~~~~~❤️」
入り口から一番奥に至るまで。
内臓を貫く強烈な衝撃と快感、そして音。子宮口を殴りつける肉棒の一撃は、まるで鈍器で殴られたかのよう。
都合のいいオナホへと加工されていく工程、痛みを伴いながらも官能的な悦びを齎してくる。純粋なる快楽が脳天にまで響き、そして同時に訪れる多幸感。
激しいピストン運動による圧迫感が全身を駆け巡り、濁点混じりの嬌声をあげながら、マシュは発情し切った艶美を仰け反らせた。
無理もない。彼のモノはあまりにも長大で、太すぎて……。まるで丸太のような剛直を持って行われる抽挿は、女を堕落せしめる宝具なのだから。
「お゛っ、あぎぃっ❤️イグッ、イッぢゃい゛まずうぅ……❤️」
結合部からは泡立った愛液が掻き出され、シーツの染みを拡大避けていく。
サーヴァントとしてマスターを守護し、脅威に立ち向かう格好のまま、マシュは男の欲望を満たすべく犯される。
姿勢を維持することすら困難なほどの、雄による一方的なセックス。性の捌け口として扱われる暴虐に、雌肉はこの上なく従順で貪欲だ。
子宮口はとっくに下りきり、彼の子種を受け入れようと蠢いているのがわかる。
マシュの蕩けた表情からは、その事に対する不満は微塵も感じられなかった。
どびゅるるるるっ❤️❤️❤️ブビュッ……ぶりゅるるるるるる~~っっ❤️❤️❤️
ぶびゅるっ❤️❤️どびゅっ❤️❤️ぶびゅびゅるるぅ~~……っ❤️❤️
「あ゛ぁ、イグッ❤️イっぢゃううぅ……っ!おマンコ壊れちゃいましゅぅうう……❤️」
膣内に吐き出される精汁の量と濃さは、常軌を逸している。まるでゼリー状の塊のような精液が、子宮口に密着したまま発射されたのだ。
ビクンッ!と震える子宮は瞬く間に一杯になり、逆流した精液が結合部から噴き出す。
ちんぽに敗北したサーヴァントの醜態はあまりに淫猥で、背徳的。
そんな光景に鼻息を荒げながらも、彼の腰使いが止まる事はない。寧ろよりいっそう激しさを増していくピストン運動は、イッたばかりの無防備な女体を容赦なく揺さぶっていく。
魔力供給どころの話ではない。
最奥に狙いを定めた躊躇無しの無責任な中出し射精によって子宮を満たし、逆流した精液が膣道を白く染め上げる。
ただこの雌を孕ませるという雄の本能に従って行われる種付けプレスは、マシュにとって至福の時間だった。
(あぁ……すごいぃ……っ❤️)
膣内で脈打つ剛直の鼓動を感じる。
波紋はじわじわと下腹部を中心に広がって、彼の所有物という認識がより強まった。
小枝のようで、水しか出ないマスターのモノと比べるまでもない。熱々の精汁に内側から焼かれる感覚は、女としての幸福をこの上なく味わわせてくれた。
圧倒的な生殖能力に屈服し、マシュは歓喜に打ち震えるように潮を吹き出す。
ぶしゅっ……プシュッ❤️結合部の隙間から噴き出る雌汁。絡み合い、摩擦によって熱を帯びた女体からは湯気が立ち昇る。
サーヴァントとは名ばかりの、ちんぽに屈服した雑魚雌は感無量の心地。
まんこから頭まで突き抜ける官能に陶酔しながらもなお男根を求め続ける貪欲さは、まさに性奴隷そのものと言えるだろう。
魔力供給なんて、所詮はただ建前でしかない。
この男はただ自分が気持ちよくなる為ならどんな手段も厭わないし、また、相手の女が次第にちんぽの虜となっていく過程に興奮する
故に、この行為に一切の愛情や温情など存在しない。あるのはただの肉欲と支配欲だけであり、そこに互いの理解や尊重、ましてや愛情なんてものは皆無に等しい。
男女の仲というにはあまりにも……。だがそれがいい❤️と思ってしまうのは、彼女がこの雄の魅力に毒されてしまっているという証拠に違いなく。
申し訳ありません、先輩。わたしはもうすっかり、この方がいなくては生きていけないんです……。サーヴァントとしても、女としても……❤️
そう心の中で懺悔しながらも、意中は既にこの、男と女の狂乱渦巻く倒錯的な空間に呑まれていた。
「ふぅーっ❤️ふぅーっ❤️……っ、はぁ……もっと……欲しい……です❤️」
艶に染まった声で媚びを売る。この狂乱を剥き出しのまま愉しむのに、服は邪魔だ。
一枚、また一枚と……。男の前で肌を晒すことにも抵抗はなくなりつつある。寧ろそうすることで鎌首をもたげる、喜んで貰えるのだと知っているから、より大胆になっていく自分がいる。
最後の一枚まで脱ぎ捨てて一糸纏わぬ裸体を晒し……。
「夜限定……あなた専用サーヴァント、マシュ・キリエライトっ……召喚に従い参上しました。マスター、なんなりとご命令を❤️」
マスターに恭しく跪きながら、恋する乙女のように恥じらいながら……。男への媚びの仕草を一つ一つ実践していけば、満足げに口角が釣り上がる。
この倒錯した空間で、マシュ・キリエライトという女は完全に堕とされていた。
その淫猥な女体も心も……。全てはこの男に捧げられたもの。
ならば、何を躊躇う必要があるのか?答えは一つしかない ……そうですよね?マスター❤️
心から待ちわびていたモノの到来は、女にとって最高の悦び。剥き出しのまんこに当てられた存在感に、染まり切った女の部分が期待を膨らませる。
ぬぷぅう……っ❤️ずぶずぶと音を立てて侵入してくる肉棒は太すぎて苦しいはずなのに、それすらも快楽に変換してしまう。
「ああぁっ!すごいですぅっ……!」
まるで水を得た魚。
藤丸立香のモノでは到底届かない、奥の奥まで届く長さと太さ。子宮口を押し潰すように突き入れられた亀頭に、本物の雄というものを教えられる。
まるでマーキングするかのように、自分の所有物である証を刻みつけるかのように……❤️それが美しい女を支配している何よりの証拠。
「ぉ゛っ!?これ、好きぃ……っ!先輩のが届かなかったところがぁ……!征服されて、イキますぅ……❤️」
つい先程までは別の男のモノだった女を奪う快感が、征服欲を満たす。
女一人満足させられない人類最後のマスター。
数多の英霊を従える立場にありながら、肝心の男としての矮小さ。その惨めさたるや……。
人理修復を終えた後のことは任せな。共に戦ってきたサーヴァントは俺が可愛いがってやるからよぉ。そんな身勝手なセックスは、しかしマシュの心を魅了してやまない。
子宮が降りてきて亀頭とディープキスを交わす。子種を搾り取ろうと収縮を繰り返す膣内は、彼のモノにねっとりとした肉襞を絡みつかせた。
より深い結合を可能とし、そしてまたあの感覚がやってくる……。下腹部から湧き上がる熱は、まるでマグマだ。
まんこから伝わる上昇は瞬く間に全身へと巡り、脳髄を焼き焦がし膣内の受け入れ準備を急がせる。
この雄に犯されたい、屈したい、種付けされたい……。思考を埋め尽くすのは、そんな欲望のみ。
魔力が、心が……満ちていく。
(すごいっ……❤️こんなにいっぱい出されたら、妊娠しちゃいます……っ!)
おそらくもう受精の準備は整っていることだろう。こんな激しいセックスを長時間されたら、確実に孕んでしまう。
このまま人理修復が終結するまで毎日抱かれようものなら、取り返しのつかない事態に陥るだろうと確信はある。
それ以上に、心は屈服しきっているだけの話。この男に犯されたいという欲求で頭が一杯だ……。
(あぁ……先輩…… わたし、この人のモノになっちゃいました……❤️)
明日も、この部屋に来ますね……?
明日だけでなく、明後日も、その次の日も……。
魔力供給のため、必要なことですから。
そう、これは仕方のない事。だから、大丈夫。
これからも一緒に戦いましょう、先輩❤️
その事を深く心に刻みながら、マシュ・キリエライトは毎日のように男の部屋を訪れた。
魔力供給という大義名分を掲げ……。
そして、夜が深まるまで……。
獣のような交尾は続いたのだった……。
人類の未来の夜明けが訪れるまで。
訪れたその後も、ずっと……。