未だに、カルデアのシステムの回復が見込める気配はない。
管制室は崩壊し、レイシフトの要であるコフィンも全て使用不可。この施設が機能を取り戻すには、まだまだ時間を要するだろう。
人理焼却という未曽有の危機の真っ最中、心休まる瞬間は僅かしかない。
それでも、各々がやるべきことを精一杯に行い、最善を選択し続けることこそが光明を見出すと信じている。
人類最後のマスターである藤丸立香も、それは変わらない。
魔術のまの字も知らなかった一般人の俺が英霊と肩を並べて戦うには、それ相応の努力が必要なのだから。
そうであればなんと言っても、サーヴァントとの信頼関係の構築が第一。
共に死線を潜り抜け、背中を預けるに値すると英霊に認められる事により、初めて真のサーヴァントとマスターの関係となり得る。……だが。
「マシュ……」
その中で最も硬い絆で結ばれていると自負していた彼女は、今目の前にはいない。
人理修復の旅路を共にした、あの盾のサーヴァントは……。マシュ・キリエライトという少女は、ここにはいない。
別に消えたというわけではない、このカルデアにちゃんといる。ただ、以前のように接することができずにいた。
ここ最近、マシュと魔力供給をしていないどころか、レイシフト以外で一緒にいる時が急激に減った。
かつては一緒にいないこと自体が稀だったのに、今では一人でいることが日常化してしまうぐらいに。
最初は気のせいかと思った。
一緒にいる時間が長いほど、それが当たり前になっていき……。一緒にいない時間が増える不自然に、言いようのない不安感が胸に積もる。
マスター云々以前に、マシュはいつだって隣にいてくれる。それがごく自然な事なのだと。そう、信じていたかったのかもしれない。
そんなのは甘い考えだったのだと、日に日に確信へと変わっていった。
無視される訳でもない、露骨に避けられている訳でもないというのに……この虚無感は異常だ。
少なくとも、ごく一般のマスターとサーヴァントの関係とは思えないことだけは確かだった。
言いようのない不安に駆られる日々が続く。その原因は何なのかは、既にはっきりとした答えは出せているつもりだ。
それでも、この想いだけは色褪せることなく……。用意された専用の私室にて一人、マスターは今日もまたサーヴァントのことを想う。
そんなある日、部屋に一枚のDVDが届いた。
差出人不明、丁寧に梱包されたソレ。
機能は至ってシンプルで、とある映像が記録されているだけに過ぎない。
カルデアの状況的に、外からの贈り物ではなく、差出人は内にある人間からで間違いない。
一見不気味さを感じてならない円盤に多大な興味を抱かせられたのは、その表紙に———『マシュ』。そう、書かれていたからだ。
それこそが、唯一にして最大の決定打だったと言えるだろう。
ここ最近顔すら見合わせていない。その名を目にした瞬間、淡い期待……むせ返る不安感……。混濁した感情が胸中で渦を巻き始める。
何度も閉じようと考えてしまう気持ちとは裏腹に、手は自然とDVDを再生機へとセットしていた。
ビデオデッキの電源ランプが明滅し続け、そよ風のような駆動音を奏でていく。
……そして始まる映像は、俺の期待と不安を良い意味にも悪い意味にも裏切る内容だったと言えるだろう。
「マ……シュ……?」
画面に映し出されたのは、今まさに頭の中から離れないサーヴァント。……否、今となってはもはやそんな関係と思っているのは自分だけかもしれない。
紛れもなくマシュ・キリエライトそのものだが、しかし、彼女の格好は普段通りの服装ではないことからより一層、自分との距離が遠ざかったのだと、そう思わざるおえなかった。
なんだそのふざけた格好……。と目に映った瞬間から感情は困惑一色に染まる。
着衣の状態でも隠しきれない豊かに実った乳房、むっちりとした肉付きは、しばらくみないうちにより発達したように思える。
健康的な生肌を曝け出す装いが、我が目と正気を疑わせるには十分過ぎた。
水着……ではない。薄紫の素材を用いたビキニを基本としてた衣装。胴に絡まる紐が、その豊満なボディラインを強調するかの如く絡みつく。
そして何より目を引くのが、頭のケモ耳と腰の尻尾型のアクセサリー。
まるで、人ならざるものへと堕ちたかのような……。そう、思えて仕方がない。
卑猥なケモ耳衣装が劣情を煽り立てる、格好はあまりにも扇情的すぎた。
まるで男を誘惑する為だけにあつらえられたような、それ以外の機能など持ち合わせていない。
とても愛らしく見える美少女の姿は見違えるほどに淫靡で、男の性欲をそのまま体現したような格好だった。
事実その通り、俺はしばらくの間、食い入るようにエロ衣装を身につけたマシュに釘付けとなっていた。
『ふふ、先輩見えていますか?』
(うぁ……っ)
画面の向こう側から見つめてくる眼差しに、心を射抜かれる。
現実から目を背けている場合じゃないのに……。自身に向けて放たれる熱視線、ただそれだけで、急激に下腹部へ血が集まっていくのがわかった。
(マシュ……なんでそんな格好……)
記憶の中……俺の知るマシュなら絶対に有り得ない。そんな確信が薄れてしまう程に、魅力的な女体美に心境が揺れ動く。
刹那ほどの僅かな時間で陥落してしまいかねない危うい心をなんとか抑えこみながら、映像の続きへと注視する。
場所はとある部屋、おそらくカルデア職員の誰かのものだろう。
こことは違う、生活感に溢れた部屋の一室。乱雑に投げ捨てられたリモコンや雑誌から見るに、主はかなり大雑把な性格であることが伺える。
そんな雑多な空間には似つかわしくない、マシュ。……まるで自室にいるかのようにリラックスした状態で、その格好もあって、やはり異様としか言いようがない。
映像の向こう側にいる彼女は、恥じらう様子など全くない。寧ろ見せつけるように堂々としている佇まいは、とても魅力的にさえ見えた。
まぁ、それはあくまで俺の主観であって、実際に彼女がどう感じているかなどわかる筈もないのだが……。それでも、この光景を見てそう感じてしまった以上は仕方がないだろう。
未だに疑問が解消しきれないまま、画面の向こうでマシュが口を開いた。
『どうもお久しぶりです先輩。こういうの、なんだか不思議な気分ですね。同じカルデアに住んでいるのに、懐かしく感じます』
声は間違いなくマシュ。
しかし、どこか違和感のある口調……。どこがと問われれば、明確に指摘できる場所なんていくらでもある。
普段の彼女とは明らかに違う服装もさることながら、紅く染まった頬や汗の滴る首筋が淫媚さを醸し出す。
記憶の中の彼女とのイメージが、段々と乖離していくように思えてならない。
以前まで纏っていた生真面目さが希薄になったような印象を受けてしまうのは、きっと気のせいではないのだろう。
『最近はご挨拶すらできず、申し訳ありません。この緊急事態ですので、サーヴァントとして魔力はいつだって万全でいたいので……。その……この方に、ご協力をお願いしていまして』
そう、もじもじと気恥ずかしそうにカメラを動かす。スライドされる映像が停止した先、そこにはベッドに座り込み、ヒラヒラと掌を張るカルデア職員の姿があった。
『やっほー、藤丸くん見てる〜』
間延びした声でカメラ越しの俺に語りかける男性職員。先程までの違和感が一気に払拭されるほどの衝撃に、思わず声を上げてしまうところだった。
マシュの痴態だけでも驚愕を受けたというのに、それ以上の困惑を得ることになる。
『悪かったねぇ、暫くサーヴァント借りちゃって。こいつがどうしても……ってしつこく誘って来てさぁ〜』
『そ、その話は……!』
男性職員が恥ずかしがるマシュの腰に手を回し、抱き寄せる。
口の軽さに物申すも、抵抗する様子は見られない。口角を吊り上げた満更でもなさそうな表情に、心臓の辺りがキュッと縮小した。
何がどうなっているのか……。頭の処理が追いつかない。マシュの事を自身の所有物かのように話す男に、呆然とする他なかった。
なんなんだ二人とも……。この人もマシュも、いったい何をしようと……?そんな思考を巡らせる最中でさえ、目の前の映像は流れ続ける。
瞬きさえままならない思考の渦に囚わた俺の不安感を見透かしたように、男性職員はニヤリと口角を上げた。
『流石に何十日もサーヴァントとマスターが顔を合わせてないってのはダメじゃん?近いうちにそっち向かわせるから、安心してよ。人類の存亡は君らの肩にかかってると言っても過言じゃないんだからさ』
……嫌な予感がした。頭の中に最悪なイメージが次から次へと湧いてくる。
この先に待つ展開を想像できてしまう自分が恨めしい。なんと言っても、あの男の股間部が最低な妄想を加速させられてしまうのだ。
一目見ただけでそうだと分かる膨張したソコは、有り得ないぐらいズボンを隆起させていた。
ギチギチと繊維が悲鳴を上げる音が此方まで聞こえてくる。今にも弾けそうな巨大なテント、その先端はまるでシミのように濡れている。
微かに臭気を漂わせているであろうアレが意味することなんて、一つしか思い浮かばない。
余りの非現実的な光景に脳がついていけず、呆然としてしまった。そんな俺に構うことなく『そう、それなんです!』と声をあげて事を進めていくマシュ。
『この方と魔力供給を交わす中で、わたし気付いてしまったんです。サーヴァントとして、マスターが直面していらっしゃる問題に着手しなければならないと……なんと言っても魔力供給!現在のカルデアの状況的に、これからも多くのサーヴァントを率いるマスターには、安定した供給ができてもらわないといけません』
妄想は最悪な形で的中する。
マシュが男性職員に向き直り、その股間部へと手を伸ばす。指の動きですらどこか蠱惑的、ゆっくりとズボンのチャックを下ろし、パンツの中へと手を潜り込ませる……。ゴクリと生唾を飲む音がやけに大きく聞こえた気がした。
既に臨戦態勢に入っているであろうソレは、下着から解放されて勢いよく跳ね上がる。
ブルンッ!という風切り音を伴って飛び出したイチモツは、勢いのまま天高く聳え立ち、その存在を誇示するかの如く画面いっぱいに映された。
な……なんだあれ……っ!?思わず立ち上がる。それほどまでに衝撃的な光景だった。
赤黒い肉の塊。それが人の股間から生えているものだと、飲み込むには数秒の時間を有した。
血管を浮き立たせながらビクビクと脈打ち、人の拳ぐらいある先端からは透明な汁が玉となって溢れ出ている。
大きく張り出してエラが張っている亀頭、そして何よりも目を引くのは、やはりそのサイズだった。
優に30cmはあるだろうという長さに加えて、太さも俺のモノより遥かに凌駕する。何から何まで規格外のそれに、否応なしに男としての敗北を悟らされてしまう。
そんな生殖器にマシュがそっと手を添えると、可憐な顔立ちに恍惚の色が差し始める。
『あ、あぁ……凄い……っ❤️なんて逞しいんでしょう……。信じられますか先輩、これが私の中に入っていただなんて……❤️』
俺と一緒にいる時では聞いたこともない、甘く媚びた声。嘆息混じりの声音だけでも、どれほど興奮しているかが容易に想像できる。
恋人を見るかのように頰を紅潮させて熱っぽい視線を送るパートナーには、普段の健気さは微塵もない。
ベッドへ誘惑せんと微笑む、早く悦びを感じさせてほしいという女の姿がそこにあった。
『おちんぽだけではありません。キスだって……。この方とは数え切れないぐらいしてきましたから。分泌される魔力の濃さときたらもう……❤️』
まるで夢見心地のように語る。
甘酸っぱい思い出をうっとりと、マシュの唇が男性職員の口へと吸い寄せられていく。
チュッ……❤️リップ音がやけに大きく聞こえた気がした。肌から伝わる微弱な快楽に対し、男も気持ちよさそうに鼻を鳴らす。
そのまま舌同士を絡ませる濃厚なキスに発展させる。
俺の時のような、ただ触れ合うだけのものとはまるで違う。舌と舌を密着させ、互いの唾液を交換するかのような深い口付け。
ねっとりとした粘膜のブレンドは、見ている此方まで変な気になってしまいそうで、股間の愚息に熱を灯すには十分な光景だった。
俺の知るマシュからは想像もできない、淫靡で倒錯的。意図的に見せつける行為は徐々に激しさを増していき、羞恥さえ込み上げてくる。
見ていられない。マシュがあんな下品なことする筈が……!そう自分に言い聞かせても、身体の火照りは増していく一方。
ズボンの中でピクピクと蠢いているイチモツが、浅ましい生理現象をより顕著に主張し始めていた。
そんな俺を差し置いて、行為はさらに加速する。
キスを継続しながら、
『チュ❤️チュプッ❤️……心苦しいですが……ん、はぁ……っ❤️はっきり言って、マスターは雑魚雄にも程がありま……レロッ、形も小さく……チュッ❤️太さもなく……チュッ❤️睾丸はビー玉サイズですし……チュッ❤️なんと言っても、ンハァ、射精量が……少な過ぎて供給になりませ、んん……ぷは❤️これは由々しき事態です』
そこからは言葉攻めのオンパレードだった。
キスを交え、艶めかしい吐息を漏らしながら飛び出す罵倒の数々。羅列されていく言葉のどれもこれもが俺の心を抉り取るような、鋭利で鋭い貶し文句だった。
言い返えそうにも言葉なんて見つからない。
映像の男に向ける感情は媚びで、マスターに向ける感情は嘲笑。
まともに魔力供給もできない、なんとも哀れな雑魚雄へのサーヴァント直々のアドバイスだった。
『よって、私は考えました。マスターの包茎とは比べ物にならないこのご立派なイチモツに抱かせてもらいながら、どうにかして欠点を克服するべきなのだと……』
それがこれです❤️マシュは胸を張りながら、そう自信ありげに言い切る。名残惜しそうに唇を離し、今度は男の股下へと顔を埋めた。
『やはり興奮度合いが足りないのかと着目し……。このように、私のエッチな姿を見て、その粗末なおちんぽをおっ勃ててください❤️』
つまり、今から自分らの痴態を目に収めてその粗末なちんぽをシコって鍛えろと……。バカげた提案に物申す暇すらなかった。
完全にその気になった、淫らに染まった瞳で肉棒を見つめながら、陰嚢へ口付けを落とす。
優しく啄むようなキスの雨を降らし、そのまま根元から先端に向けてゆっくりと舌を這わせ始める。
ザラついた舌の表面で舐め上げる刺激に、身体を震わせながら悶える男を見るマシュは実に楽しげだ。
その表情には、先程俺に向けた侮蔑の色は微塵もない。真に愛おしいと想う男へ向けた、女としての恋慕に満ちた顔貌。
それが、小さな口を目一杯広げながら、赤黒い肉の塊を頬張っていく。
『ヂュルん、はぁ……良い射精をするにはっ、良い勃起から……んん……チュルッ❤️良い勃起を促すには、良い興奮から、です❤️レロォ……せめて、ちゅ❤️この半分ぐらいは……はぁん❤️大きくなってもらわないと……ヂュルヂュルヂュル❤️』
口いっぱいに頬張りながら、舌で竿を丹念に舐め回す。
えづきかける程に喉奥深くまで肉棒を挿入して尚、マシュは満遍の笑みで奉仕を続ける。
それは最早フェラと呼べるようなものではなく、男を喜ばせる為だけに行うディープスロート。
半分ほど飲み込んだところで一旦口から出し、今度はその先端だけを咥え込むと吸い込むように下品な音を立てながら顔を上下させる。
頰の粘膜が肉茎と擦れ合う度に甘い快楽が生まれ、吸引はダイレクトに股間に響く。
だらしなく蕩けた男の顔が、マシュの口淫がどれだけ巧みなのかを物語っていた。
むわぁ❤️と蒸れた熱気が、此方にまで漂ってきそうだ。目に見える興奮度合いが、俺とあの人との、男としての格の違いをまざまざと見せつけてくる。
その差は行為の激しさに比例してさらに開いていくかのようで、口淫が徐々に激しくなるにつれて、マシュの息遣いも荒くなる。
この映像の意図さえも頭の片隅に追いやり、大好物を与えられたペットの宛らに、丹念に……入念に……。品性を欠いた破顔が俺の眼に焼き付けられていく。
チュル❤️ブヂュルルッ❤️グプ❤️ジュルルッ❤️……淫音を立てて、肉棒を吸引する。
頰を窄めながら行われるバキュームフェラが齎す快感は、男の限界をいとも容易く突破させたようだ。
……それは、本当に人の身体から分泌されたのかと疑いたくなる程の白濁液の噴出。
密着したマシュの顔面に満遍なく降りかかる、ドロドロと粘り気のある男の証明。精液は瞬く間に可愛らしい顔を穢し尽くす。そんな下卑た欲望に塗れた行為すらも、彼女にとっては悦びでしかないらしい。
恍惚とした破顔ははそのままに、顔に付いた子種汁を指先で掬い取り口に含む。
それに含まれる魔力をよく咀嚼し、嚥下して一言。はぁ、おいしいです……❤️それ以上の説明などいらないとばかりに、自らの女としての魅力を誇示する為の極上の味に舌鼓を打つ淫獣。
この瞬間、完全に藤丸立香の中のマシュ・キリエライトは瓦解した。
画面越しの俺に向けて、見せつけるように行われる淫行の数々。そのどれもこれもが、俺の知るサーヴァントからは想像もできない淫猥な痴態。
……しかしだ。そんな姿を前にしても、俺の股間は萎えるどころか更に硬度を増してズボンを押し上げていた。
劣等感しか覚えないのは自明の理。それなのに、興奮しているという事実がなによりも絶望を齎す。
そんな俺を置き去りにして映像は続いていく……。二人の男女がくんずほぐれつ絡み合う。
背後から抱きしめられ、恥部を弄ばれるその都度にビクビクと痙攣するマシュは、連続して絶頂したのだろう。
画面越しでもハッキリわかるイキっぷり、悶え苦しむ女豹の醜態がそこにあった。
快楽の余り力んだ足先はピンと伸び、指先は何かを掴むように丸められている。
ベッドに押し倒され、捕食を待つのみの獣は、食べごろと言わんばかりにその火照った身体を男の下へと差し出した。
両手は頭の後ろに、両足はこれでもかと広げて、そこにあるのは男を受け入れる準備を整えたばかりの女性器。
ヒクヒクと開閉を繰り返す割れ目からは止めどなく、貧欲に涎を垂らす。そこから垣間見える膣肉の健康的な色まで完全に露呈していながらも、色香を放ち続ける魅惑のまんこに画面越しの俺の喉が鳴る。
『しっかりと見てくださいね、先輩。あなたのサーヴァントが、今からこのお方のおちんぽに……このガチガチに勃起した雌殺しおちんぽでハメられて、即堕ちする様を……❤️』
宣言通り、男根の先端がマシュの秘所へとあてがわれる……。さっき一回射精したというのに、その威容は衰えることを知らない。
萎えることなく、より一層猛々しく反り返っていた。これだけで、男としての敗北は決したのも同然。
限界まで曝け出したまんこを押し広げ、肉槍がゆっくりと侵入していく様子がよく見えた。
こんな格好をした女が男と二人きり、これからなにをしようかなど……考えるまでもない。
俺の頭でも理解が追いつく。ただ、それがマシュであることが一番の問題だった。
「やめ……」
ろ、と……。そう口にしかけたのと同時、映像の中の男女は一つになった。
俺の制止など届く筈もないとわかっていながら、無情にも画面越しの二人は生殖としての完全な結合を果たす。
展開される行為の激しさを物語るようにベッドが軋む音が、この部屋中に響き渡った。
『あ、あぁ……っ、んはぁ……❤️おちんぽきたぁぁ!!!これ!これなんですせんぱぃっ……❤️❤️』
歓喜の悲鳴が轟く。ジュブプッ❤️……肉槍を奥まで咥え込んだ格好のまま、全身を大きく仰け反らせて痙攣するマシュの絶頂。
まるで電流でも流されたかのように全身を跳ねさせ、絶叫を上げる雌は、一片の曇りもなく幸せそうで……。そんな反応さえも画面にしっかりと収めるカメラワーク。
肉の狂気が女体を波打たせる、激しくはないが深いストロークから繰り出される男らしさの体現。
甲高い嬌声が部屋中に反響し、画面越しの俺の耳まで犯してくるかのようだった。
加速する打擲音に合わせてマシュの口から漏れる喘ぎ声は徐々に大きくなっていく。
鼓膜から脳まで揺さぶるイッた女の声量に比例し、男の動きも激しさを増していった。
『すごいっ、です……❤️せんぱいの、届かなかったところを……ぁん❤️簡単に、侵略されちゃって……ます❤️』
肉体が奏でる音色、それは男根から分泌される先走り汁と膣肉が絡み合う音。
相性の良さは折り紙つきだとでも言わんばかりに肌が摩擦し合い、マシュの顔に雌悦の色が染み込んでいった。
男の生殖器を少しでも奥まで迎え入れようと腰を押し付けて強請る浅ましい姿は、もはやサーヴァントとしての面影はない。
本能のままに男を求める、一匹の雌。
それが今のマシュ・キリエライトの姿だった。
こんな、見る影もない……。大切な人を陥れた画面の中の男はより深く、強く腰を押し込んでいく。
延々と続くもののように見えたセックス、その最中に生じた僅かな痙攣が、一区切りを予感させた。
射精の前兆だ……。映像越しでもわかる二人の変化に心臓は高鳴りを隠せない。
マシュの子宮に、子種を吐き出す。カメラの視点が、その行為をまざまざと映し出す。
『お゛お゛お゛っ❤️おっほぉぉぉぉおっっ❤️❤️おちんぽ、膨らんで……ん゛ッ、ひぃぃぃぃぃいっ❤️』
マシュの胎内を、自分以外の男の色が染め上げる。
繋ぎ目からゴポリと白濁液が溢れ出し、結合部から逆流……。一瞬にして互いの秘部は汚し尽くされた。
その量は一回目からは想像もできないもので、いったい俺の何発分なのか……。考えるだけでも、頭を抱えたくなる。
はぁ……❤️っと惚けた表情のまま絶頂の余韻に浸るマシュ。浅ましい欲求が口を衝いて出る、俺に見せて欲しいと言うよりもむしろ、俺自身が彼女の痴態を目に収めたい。
そう願う俺の心を見透かしたように、映像の中の男根が引き抜かれた。
ズリュルッ❤️肉棒を引き抜かれた膣穴からは、泡立ちながらも粘性の強い精液が溢れ出る。
そして、画面いっぱいに映し出される女のブサイクなイキ面。絶頂したのだろう、白目を剥きかけながら舌を突き出しアヘ顔を晒す。
男として最高の瞬間を映像越しに目の当たりにして、俺は……。俺の股間は……。いつの間にか射精を終えて、萎んでいた。
『はぁ……はぁ……❤️どうでしたか、先輩……粗ちんおっきさせて、薄味のザーメンぴゅっぴゅしましたか?でも挫けないでください、まだ今日の務めは終わっていませんよ』
力を振り絞るように、身体を起こし立ち上がる。彼女の腹部はまるで妊婦のように歪に膨れ、魔力供給に十分な量を中出しされたことを察するに容易かった。
『ここからが本番です。私達のエッチなセックスを見て、興奮してまた勃起して下さいね!これもマスターが安定した魔力供給を行えるようにするための訓練です!ですので……あぁ❤️』
男の方はもうそんなことどうでもいいらしい。
精液と愛液で濡れそぼったイチモツを、再びマシュのいい感じに蕩けたまんこに捩じ込んだ。
あん❤️と甘い返事が響いたかと思えば、また始まる男女の情事……。乱暴な扱い対して、彼女は嫌な顔一つせずに肌を重ねた。
意識を現実へと引き戻される最中でも、画面の二人は狂ったように性交をし続ける。
この映像の意図さえも忘却した甘々な性交の全てを余すところなく……。俺はこんな奴等よりも遥か下の存在なのだと自覚する他ない光景だった。
艶のある嬌声を撒き散らしながら再び快楽に溺れるマシュ。男の方も射精直後のしおらしさは無く、女体を責め立てる腰つきに本気が窺えた。
そこから先はもう、言うまでもないだろう。
マシュがこんなことになってしまったのは、俺が不甲斐ないから……。
しっかりとした魔力供給を行えなかった不徳さに打ちひしがれ、それはやがて興奮材料へと変換された。
『あ、また射精ですね……?今回は濃さも量もいつも以上に絶好調です❤️このまま全部受け止めたら、私どうなってしまうんでしょうか……?』
映像内で何度も行われる中出しの瞬間を、俺は食い入るように見つめる。
いつか、こんな力強い射精ができるようになれば……。また、マシュと以前の関係に戻れると信じて。