ナミ 花嫁を迎えに
“偉大なる航路”シャボンディ諸島———
今年もまた偉大なる航路、前半の海のサバイバルを勝ち抜いて来た海賊達がこの島にぞくぞくと集まっている。
2年前の“キャプテン・キッド”や“X・ドレーク”達の集結、なにより一番グローブでの大事件は、この島に住む住民にとって今でも記憶に新しいだろう。
今やあの世代が新世界を掻き回している。
あれ程とは言わないまでも、今もこの島には“億超え”とされる凶悪な海賊達がちらほらと集結していた。
その中でも、やはり台風の目となるのはあの海賊団———。シャボンディ諸島に集まった荒くれ者達の誰もが、この話題で持ちきりだった。
何せ2年も音沙決なく完全に死亡説が信じられてたあの“麦わらの一味”が、突然この島に現れたのだから。
しかも仲間募集……。一味を拡大し、新世界で大暴れするのだという。
今、新しい時代の波が来ている。
その波にあやかろうとする者、独自の波を作ろうとする者、寝首を掻こうとする者……。その全てが、“麦わらの一味”の動向を気にしていた。
海軍も要警戒体制を取り、パシフィスタを動員させる徹底ぶり。
静かな、しかし重苦しい空気がこのシャボンディ諸島に漂っていた。
そんな混沌とした島にまた一人、崇高な目的を抱く者がこの島への上陸を果たすのであった。
「ガルルルッ……どこだ、オイラの花嫁」
獣の如く唸り、血走った眼を目まぐるしく周囲に向ける。女、女、女……。頭の中は、今もこの胸を焦がして止まないある人物への恋慕のみ。
シャボンディ諸島には、確かに見目麗しい女達が生息している。それでも、彼女の麗しさには到底及ぶことはなかった。
どんなに色鮮やかな美女であろうと、どんな上玉だろうと……。2年間、この熱き恋慕を募らせてきた今の彼にとってはまるで魅力を感じない。
死亡と報じられていた麦わらの一味が復活する、その一報を聞きつけていてもたってもいられず、こうして出向いたのだから。
もしかすればまた出会えるやもしれない、我が伴侶にと見初めたあの女に……。今度は逃がさない。
絶対に会える。そう確信し、必ずや契りを交わしてみせると意気込み、このシャボンディ諸島に足を運んだのだが……。いざ来て見れば、肝心の女は見当たらないではないか。
どれだけ島中を練り歩いても、あの色鮮やかなオレンジ色の髪は影も形もなかった。
女なら、視界嫌と言うほど沢山いる。かつての自分なら、瞳をハートにして花嫁探しに勤しんでいたことだろう。しかし、あの悪魔的な美しさを誇る彼女と思わしき女人はどこにも見当たらない。
手始めに仲間募集のチラシを辿って、傘下を募っている麦わらの一味とやらの所へ出向いて見たものの……。ただの偽物ではないか。
あまりにもお粗末な変装に、その場でキレて全員半殺しにしてやったぐらいだ。……やはり、麦わらの一味復活はガセだったというわけか。
苛立ちと焦りで気が狂いそうだ。
これでは無駄骨もいいところではないか。
だが、それで諦めるにはあまりにも惜しい。
あの麗しい女への思いは募るばかり、このまま手ぶらでは帰れない。
そうして、再びあてもなく島を練り歩く。
2年間という時間は、この恋を熟ませ、より熱きハリケーンへ発展させるには十分過ぎる時間だった。
愛おしき花嫁は今どこで何を……。一抹の不安を振り払うように頭を振った男は、大きく息を吸うと……。
「ッ…………ムム!!!」
細まっていた双眸を大きく開眼させた。
移植された獣の顎、その鼻腔が捉えた甘く芳しい匂い。彼はそれを知っていた。
ほんの僅かだが確かに感じた。忘れる筈もない、これはまさにあの女から漂う柑橘系の香り。
途端に心臓が脈打ち、表情筋が強く引き締まる。
喉がひりつくような衝動と緊張が全身を強張らせ、そのままつい飛びかかりそうになってしまうもなんとか自制する。
息を飲み下し、気配を殺しながら視線をスライドさせた。鋭い眼光の向かう先……疑念を確信に変えて、獣の顔貌をニヤリと歪ませるのだった。
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ーーー
———天気は快晴、海も穏やか。
風から伝わる気候も良好、一味の再出発に相応しい航海日和だ。
麦わら海賊団航海士、泥棒猫ナミは流れる潮風の感触と、仲間との再会に胸を躍らせていた。
オレンジ色の鮮やかな長髪が風に揺れる。その麗しき相貌は2年前と変わらない……。いや寧ろより洗練され、磨きがかかっていた。
特に、背筋を伸ばせばつられて揺れる、豊満な双丘。一層大きく成長し、たわわに実った爆乳は行き交う異性の目を惹きつける。
服装はビキニにジーンズという、シンプルかつ過激な装い。女の魅力を全面に押し出している為、意識せずとも自然と男は泥棒猫に心を奪われてしまう。
見ての通り上物だ。魅力的な美女をモノにしたいと言い寄る輩も当然居ることだろう。彼女の姿恰好を見て、顔貌は自然と下卑た笑みへと歪んでいく。
しかしそんな相手が辿るのは皆一様の末路。
花の美しさに誘われたと思いきや、上から雷に撃たれ、挙句の果てに財布の金が空になった虫の残骸が転がっているのみ。
そんな馬鹿共を嘲るが如く、彼女はその特盛な胸と臀部を揺らしながら悠々と軽快に歩みを進める。
懐も温まり、ショッピングは十分に楽しんだ。
良くも悪くも色々な思い出の詰まったシャボンディ諸島ではあるが、やはり満喫できるものは満喫しなければ。
今日でここを出立するのだから、最後に向かう先は……もう決まっていた。
「皆んなと再会する前に、ひとっ風呂浴びようかしら」
船長から受け取ったメッセージ。自分を含めてその意図を受け取った仲間は、必ずこの島に集結する……そう誓いを立てた。
待ちに待った仲間達との再会までの僅かな時間で、汗を流す事にしよう。
身だしなみには気を遣いたいところである。
一名を除いて、ウチの男衆はそんな事気にする訳がないのだけれど……。女として身なりを整えておくのは必須なのだから。
うん、と相槌を一つ。そうして辿り着いた着いた風呂屋。
脱衣所にて、服を脱ぐ。
この2年間で成長した艶かしい女体は、衣服を一枚脱いだだけでより扇情的に映える。
一歩歩けば豪快に弾む胸、ズボンのホックを外しジッパーを下げると、むちっとした尻肉が下着に締め付けられて窮屈そうにはみ出している。
隅々までエロい女体。魅惑のボディを惜しげもなく晒し、ナミはその肢体にタオルを巻き付け浴室へと足を踏み入れた。
「ラッキー。私しかいないのね」
弾む声。
なんていいタイミングだろう。再出発の日であることもたって、幸先の良さを実感する。
運よく人っ子一人居ない女湯、ナミは人目を気にせず寛ぐことが出来る事に自然と笑みが漏れた。
まだ汗を流していない彼女の身体は早くも火照りだし、その熱を逃すようにタオルを取り払い……解放感を堪能する。
浴室に置かれている姿見鏡が、ナミの裸体を映し出した。
いかにも女性といった体つき、それも極上の部類と言っても過言ではない。無駄な贅肉は一切なく、女らしい柔らかな曲線を描いている。
並の男なら、この裸体でイチコロだろう。もし、万が一にもこの場に異性がいたとするならば……。その者共は、果たして自制することができるだろうか。
そんな事あるはずがないという固定観念を抱いたまま、鼻歌まじりに体を洗い、湯船へと浸かる。
「はぁ〜〜〜っ」
丁度いい湯加減に、肩まで浸かり手足を伸ばす。湯の温かさに筋肉の緊張が解されゆくのが実感できる。
浴槽に備えられた大窓からは、シャボンディ諸島の街並みを見渡せる事ができた。
一見穏やかに見えるものの、目を凝らせば柄の悪そうな海賊団、中には警戒体制をとる海軍もちらほらと見受けられる。
それはやがて増える続ける事だろう。事態が大きくなる前に、コーティング船で早く出発しないと……。なんて、今後の計画を立ててしまう。
こっちはゆったりと満喫したいのに……。そう考えてしまうのはやはり、皆んなとの再開が近いからだろう。
(ようやくだわ……)
漸くみんなに会える。
全身を湯に預ける、ゆったりとしたひと時の中、まどろんだ頭の中思い浮かぶのは……2年前に離れ離れとなってしまった仲間達。
そして、船長でもある男。
(……やっとね、ルフィ)
どうせ、2年経っても相変わらずバカやってるんでしょうね……。頰杖を突き、笑みを零す。
またあの騒がしくて世話の焼ける船長と、その仲間達との航海が始まる。これに胸が躍らない訳がない。
皆が生きて再び合間見えることが出来るのだ。ナミの喜びはひとしおだろう。
再会に胸を馳せて浸かる湯船は、高まる鼓動のように波を打った。
「早く会いたいわ……」
馳せた想いによって溢れた呟き。
その声が反響し、広い浴室に広がった瞬間……。ナミの耳は微かな物音を拾った。
(……ん?)
背後に感じる気配。
ここは公共の大浴場。ナミ以外の客がいないというのが、そもそも不思議だったのだ。この浴室に、自分以外の何者が入ってきた、それ事態になんら違和感はない。
それなのに、ナミは直感的に嫌な予感を覚えた。
2年前より数段研ぎ澄まされた感覚で周囲の気配を探りながら視線を向けるも、見渡せる範囲では人っ子一人居やしない。
そう、確かに人の気配を感じるのだが、誰も居ないのだ。この視界に入らない、浴室に入ってきたであろう存在がどこにいるかまるで見当もつかない。
だが確信を持つ。
(……誰か居る?)
そしてそれが、決して良いモノではないと……。経験が警鐘を鳴らしたのだろう、その感覚を無視することは出来なかった。
心臓が早鐘を打つ。
先程までのまどろみは消え失せ、緊張に体を強張らせる。湯船に浸かる女の警戒心に呼応するように、ソレは気配を強めていった。
近付いてくる。湯けむりから立ち込める不穏な気配が濃度を増していく、なのにまだ姿を見せない。
幾ら湯気が濃くても、十分に視認できる距離だ。
なのに……。緊張にゴクッと生唾を飲み込む。
この違和感、どこかで感じた事が……。身に覚えのある僅かな記憶を辿り、それが確信を得ようとした瞬間———
「あッ———!」
振り返る。だが、時はもう遅い。背後から伸ばされた姿無き手が、既にナミの柔肌を捉えていたからだ。
姿が見えない———。なのに、触られている感触がある。風呂場という環境、過去に一度経験した感触に強烈なフラッシュバックが発生した。
一瞬の認識が誤差を生む。相手に自分を捕まえるに足る十分な猶予を与えてしまった。
やっぱり……!私はこいつを知っている……!襲う既視感に、朧げだった記憶が鮮明となった。
直感が……本能が警笛を鳴らすも、もう逃げられない。ナミの身体は、背後から伸びてきた逞しい太腕に拘束されてしまったのだから。
感触からして、明らかに女のものじゃない。更に耳元に囁きかけられる、ガルルル……といった獣のような呻き声。
間違いない……!そう思った頃には時既に遅く、悪夢のような事態は避けられない現実へと早変わりしてしまっていた。
全身が引っ張られる。
どうにか逃れようにも、武器も持たない以上今のナミはただの女。されるがまま四肢が瞬時に拘束される中、胴体に回された腕は強靭過ぎる力で暴れる身体を引き寄せると……その裸体を湯の中から引きずり出されてしまった。
「ガルルルッ!漸く出会えたな、オイラの花嫁……!」
聞き覚えのある獣の唸り声と共に、その気配の正体が露となっていく。
何もない浴槽の風景から、大柄な男の姿がスゥ〜ッと……。裸のまま組み敷かれたナミの視界が最初に写したのは、筋肉質な四肢に、手術跡として刻まれたツギハギの皮膚。
懐かしささえある獣の顔貌が、鼻同士が接触するスレスレの近さから見つめていた。
獣の顎を持つ、人間離れした風貌の男を認識した瞬間、ついにイメージは固定された。嘘でしょ……!と小さな悲鳴が浴槽にこだました。
こんな偶然なんてあり得ない。現実逃避とは裏腹に、頭内にはかつての記憶が蘇る。
2年前……スリラーバークにて無理矢理結婚を迫ってきた、獣ヅラの透明人間。
「あの時の変態野郎!」
自らを墓場の王と称する———アブサロム。その人こそが……今、自身を組み敷く者であると認識せざるを得なかった。
よりにもよって何故こいつが、この日、この島に……!?まさか麦わらの一味集結の噂を聞きつけて、シャボンディ諸島までやってきたというのか。
2年経っても私を狙っているなんて……!狂気的な執念に戦慄を隠しきれない。
まさかあの時と同様に、こんな最低な形で再会する事になろうとは誰が想像できる?
嫌でも想起させられる記憶。
風呂場にてじっくりと裸体を除かれ、組み敷かれながら結婚を迫られた忌まわしい過去。
そんな驚愕するナミとは対照的に、今度こそ逃すまいと掴む手に力を込めるアブサロムは歓喜に身を震わせていた。
そして、再び口にするのだ。
あの時と同じ告白を———
「改めて言うぞ。オイラの花嫁になれ、ナミ!」
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気の強そうな勝気さと、それでいてか弱そうな印象。かつて抱いた人物像から2年という月日の経過により、更に磨きのかかった存在へと成長していた。
一目で心を奪われた美しさは健在、より魅力的となった女にジリジリと脳を焼かれていく。
遂に出会えたな。想わなかった事など一日たりともない。どれだけの月日が流れようとも尚、色褪せる事はないこの熱情は、ハリケーンの如く渦巻いていた。
本当に夢のようで、幸せでどうにかなってしまいそうだ……。事実なっている。
見間違えることなど決してない。
伸びた鮮やかなオレンジのロングヘアを目にした瞬間から、全身を沸騰させる血潮が忽ち股間に集約されつつあるのだから。
ナミの肢体は2年前よりも倒錯的なセクシーさを感じさせる、圧倒的な美のオーラが溢れていた。
艶かしい身体付きに比例するようにして大きく実った局部。特に胸と尻の成長が著しい。
たわわに実る果実は、2年前よりも大きく熟れている。重力に引かれてもなお上を向く張りのある乳肉は、たぷんっと揺れるだけでその重量感を伝えてくる。
乳輪が上向きにツンと突き出し、釣鐘型おっぱいは水滴を弾く。
全体的に引き締まっているのは勿論の事。二の腕、腰回りといった余分な肉は無く、尻や脚にも無駄な脂肪は一切ない見事な造形美で彩られている。
男の理性を崩壊させるには、十分過ぎた。
股座から長く立派なイチモツが上を向き、その容貌は凶悪そのもの。猛る野獣を、爆乳に突きさしている現実に……快感以上に感動を覚える。
「ガルルルッ!グルル!ヴゥッ、ヴォォォォオ!凄いッ、凄いぞナミィ!お前のおっぱいがオイラのちんぽを完全に包み込んでくれている!!!」
怪人の手が、ナミの乳房を揉みしだく。
ぐにゅっ❤️指が食い込む乳肉の感触は、長年想い焦がれてきた妄想以上に蕩けるような多幸感。
信じられない程柔らかい。獣の手にも余る圧巻のサイズに、アブサロムの股間は怒張を繰り返す。
いつまでも揉んでいられるような心地良さ、適度に張りがある女体の神秘の触り応えは、正しく極上のおっぱいと言えよう。
およそ人間とは思えない怪力がしっかりとナミの胸を掌握し、熟れた魅力を余すことなく堪能する。
荒ぶるケダモノの如き猛りは、たった一人のか弱い女が受け止め切れる筈もなく……。
「あ゛ぁ———ッ!あっ!あ゛ぁっ!ダメぇ゛っ!!離しッ……なさいよ!この変態!!!」
涙混じりの罵倒。
嬌声を必死に押し殺した絶叫が、浴槽から風呂屋全体に響き渡る程の声量で響いていた。
のしかかれた女の体がのたうち回り、軋む浴槽から湯が溢れ出す。悶絶しつつも、押し退けようと必死の抵抗を試みる。
しかしそんなもの、アブサロムからすれば可愛いものだ。案の定というべきか……力の差は歴然だった。
まず体格差が違う。
筋肉質な男と、華奢な女の体。
どちらに軍配が上がるかといえば……。更に、改造手術により300kgもの猛獣を移植された肉体が、天秤を男の方へと傾ける。
ともなれば、一度組み敷かれればどれだけ力を込めようとも二人の立場は覆る事はあり得ない。
倒れた体に覆い被さられ、無理矢理バストを揉みしだかれながら、獣臭いちんぽでシゴかれる。
痛みと嫌悪感、苦悩に悶え、悲鳴を上げる事しかできない泥棒猫に、万が一にも脱出は不可能。
焦る必要はないと言いたげに顎を歪めて笑う野獣面には、待ち望んだ獲物にありつけた肉食獣の法悦がらんらんと輝きを増している。
裸体を舐め回すように眺めながら、熱く滾っている陰茎を押し付ける。何度も何度も、ケダモノはこれ以上なく唸った。
雄叫び———本物の野獣の咆哮が上がった瞬間、膨張した股間から溢れた白濁の熱湯が、ナミの尊顔を汚辱した。
ぼたっ、びちゃッ……。湯とは比にならない熱を含む生臭い体液が、美しい顔を淫らに染め上げた。
「ン゛ッ……ン゛ン゛ゥヴッ!」
くぐもった呻き声。
生まれて初めて男に汚された屈辱に歪む唇は放精と同時に塞がれ、情熱的な口付けにもはや悲鳴されも上げる事は叶わない。
全体重を乗せた上からのディープキス。2年間の想いを乗せた重厚が、ナミの心身を押し潰していく。
射精を終えても尚継続する長い接吻に、呑み込まれて窒息寸前まで追い詰められる。
鼻息を荒げ、見開いた目と見つめ合いながら熱烈なベーゼを交わした末……。唇が離されると、唾液で作られた橋がナミとアブサロムの二人を淫らに繋いだ。
「はぁ……ッ、はぁ……っ」
やっとの思いで呼吸を許されたナミ。
その頰は紅潮し、劣情と怒り、屈辱……混沌とした熱に浮かされた瞳は潤み、のぞきが趣味の変態透明人間を睨め付けていた。
過剰さと、抗いようのない女の本能が入り混じった複雑な表情……。それが、アブサロムをより興奮させた。
流石はオイラの花嫁……エロい、エロ過ぎるぞ……!獣欲が滾りに滾る。
「離しなさい……今なら、見逃してあげるわ。何せ今この島には私だけじゃない……本物の麦わらの一味が集まってきてるんだから……!」
2年間の修行を終えた仲間達なら、あんたなんて一捻りよ……!そう言ってのけるも、獲物を狙うような眼つきは一切ぶれない。
飢えた野獣に猫の鳴き声は届かない。
獣の顎を移植された顔貌であっても、人相は分かりやすい。ただ目を合わせただけで嫌と言う程伝わってくる、ギラつく瞳は熱情に満ちていた。
「そんな言葉には惑わされるオイラだと思うのか!?お前はオイラのものだ!誰にも渡さんぞ!!」
この瞬間をどれだけ夢見たと思ってやがる。
遂に手中に収めた獲物を前にして滾ったこの胸は、如何なる言葉を持ってしても揺れる事はない。
「ガルルル……ッ!グルルゥ」
獣が唸る。それは、興奮に理性を焼き焦がしたケダモノの威嚇だった。
「グルルルッ!やっと見つけたんだ、逃すわけねぇだろ……!ハァ……っ、堪んねぇ……ナミ、ナミッ……!」
「あッ!?……イヤァァァァァァア!!?」
血走った眼光に理性はなかった。
咆哮に生肌を揺らされ、身を強張らせた隙に……。ナミの股座から大きな波が襲い掛かった。
強烈な悪寒が全身を襲う。
穢れなき体に刻まれた他者による感触、それが何なのか理解しつつも、時既に遅し。
自分の胎内を熱い何かが許可もなく入り込んでくる、衝撃の後に訪れる途方もない快感。
誰にも触らせた事のなかった神秘の園が、他人の魔の手によって蹂躙される。
キツく締め上げる肉壁を搔き分け、アブサロムの四本の指が膣に侵入を果たすと……ナミの肉体はビクンっと跳ね上がった。
一本一本く、ゴツゴツとしたものがそれぞれ異なった動きを見せ、膣口を掻きむしったのだ。
「ククク、そんなことをほざきながら既に濡れ濡れではないか。いきなり四本も入ったぞ……!」
「ちょっ、そんなところ……止めッ……!!!あァッッッぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
涙目になりながら、身悶える姿は何処までも女。海賊という肩書きはなく、この2年間、ずっと思い描いていた光景が今……現実となっている。
2年前は邪魔が入った。
だが、今は違う。
もう絶対に逃さない。やっと手に入れた……オイラだけの花嫁だ!そう心で叫ぶと、興奮の高ぶりを表すように指の動きに力が入った。
ブシャァァッ!潮を吹くように吹き上がる愛液。四散する飛沫はアブサロムを濡らし、盛大に果てた事をその痴態を持ってして知らせてくる。
脱力した体は完全に腰砕け。身を起き上がらせることすらままならず、床に倒れ込んだまま痙攣を繰り返す。
唯一上を向く突き出された臀部は、丁度挿入しやすいていい位置で震えていた。
イッたばかりの剥き出しとなった淫唇が、ヒクヒクと開閉を繰り返し、意図せずして誘っている。背後にいるアブサロムが、獣欲の赴くままにその蜜壺に狙いを定めると……。それに気づいたナミは恐怖に慄いた。
今し方イッたばかりの体では、もう抵抗する力なんて残っていない。
それでも、彼女の頭内に浮かび上がる船長の後ろ姿に……。その幻想に手を伸ばした。
「もう準備万端だな……では、本番といこう」
「ルフィ……助け———」
ドチュッ!!……と、肉を引き裂く音。
拒絶を訴える心とは正反対に、男を受け入れる体制の整っていたまんこから、熱い雫が滴り落ちた。
ケダモノに犯された女の証。
本来、仲間と再開する記念すべき日に、その純潔を無惨にも散らされ、ナミは絶望に打ちひしがれながら涙を溢れさせた。
先程まで支配していた眩暈と絶望を上書きする、股間から生じた得も言われぬ快感と同時に体を貫かれるような激しい痛みに体が悲鳴を上げた。
視線を下半身へ向けると赤黒いグロテスクな肉塊が、自身の陰唇に突き立てられている瞬間を目の当たりにする。
初めて男というものを知る絶望と、絶頂———相反する二つの感情が、女を狂わせた。
挿入された肉の牙に、内臓が蕩かされ解されていくのが分かる。
怪獣の腕によって抱えられている影響で、雌の体は自重でより深くより奥まで陰茎で貫かれた。
僅かな痛みとそれを上回る快感で感情と思考を塗り潰されていく。
加えて愛液に塗れた膣肉はナミの思考に反して極悪な魔羅を呑み込み、その感触を心ゆくまで堪能していた。
こんな、こんなことって……。汚される屈辱を紛らわすように、心の中で否定の言葉を連ねる。
だがその必死の抵抗とは裏腹に……膣肉は蠕動して侵入者たる陰茎を歓迎する始末。
ねっとりとした蜜壺が男根を包み込み、ヒダの一枚一枚が優しく愛撫する。それは正に名器と呼ぶに相応しい極上のまんこ。
そして何より……あの恋憧れた女と遂に繋がっているという事実が、アブサロムを真のケダモノへと変貌させた。
至福の感触に、獣の唸りが上がる。
「グルルルッ!いいぞ、最高だ!!この日の為に貞操を守り続けてきた甲斐があった……オイラの初めてを受け取ってくれ!気持ちいいぞナミ!!」
ナミの生肌に涎を振りかけ、いらない拘りを口にする。凶暴なケダモノと化して雄叫びをあげ、狂乱に震えている。
ずっと手に入れたかった女の肉体を蹂躙し、味わうこの感覚。男は脳幹が焼け爛れる程の快楽に身を焦がすばかり。
野獣の力強さで腰を振りたくると、ナミの子宮にまで突き刺さっていく。
「んんっ、あ、あ゛ぁっ!イ゛ヤ!ぬいッ、抜いて……ふぅっんっ!?あ゛ぁっ、ぁっ!」
成熟した雌体は、強烈過ぎる肉棒に決して屈せず激しい締め付けで抗うも……駄目だった。その抵抗は逆効果となり、かえってアブサロムをより激しく興奮させていく結果となった。
激しさを増す一突きに乳房が波打つ。
揺れる髪から飛び散る飛沫が床に叩きつけられる様は正に絶景である。
豪快に腰を前後させるストロークは大きな水音を立て、風呂場全体を包み込むように淫靡な雰囲気へと染め上げていった。
湯と情交の熱が混ざり合う。夢中になって雌を抱くことへの悦びに、肉欲は臨界点を突破した。
言語も忘れ、野生の生殖本能に支配された頭。それでも、陰茎を登っていく熱の感触だけははっきりと感じることができた。
グルグルと喉を鳴らす様相など、正しく獣。ピストン運動を極限まで加速させ、突き上げられる衝撃と子宮口を突き破らんばかりの苛烈な腰使いに翻弄されるナミもまた、強制的に限界を迎えさせられることとなった。
ブルリと、腰が大きく震え———
「ガルルッ!グルルルッ!!!孕め、ナミっ!!オイラの子供を産めぇぇぇ!!」
精液が肉棒の先端から弾けた。
無遠慮に子宮へと注がれる熱々のザーメン。津波にも似た衝撃と快楽に飲まれ、ナミは目を剥いてアクメをキメさせられた。
脳髄まで焼き焦がすような強烈な肉悦に再び潮を吹き上げて、しなやかな背筋は弓形に反り返る。
天を仰いで絶頂した女。打ち上げられた魚のように跳ね上がる、暴力的なまでの快感に襲われて……。
「はぁ、は……っ……ぁ……はぁ……あ゛ぁ」
絶頂の波は残留し、引いていく気配はない。
そんな余韻に浸る暇すら与えられず、繋がったままのケダモノは動きを再開させた。
一度射精したというのに萎えない獣欲。それは、2年間もの間溜め続けた欲望を体現しているかのようだった。
イかされ淫らに彩られようとも、美しさは変わらない。蠢動膣内の締め付けもそう、倒れて弱々しいながらも、女の機能は一切損なわれていなかった。
2年という月日を経ても尚、女への想いを募らせていた男は、一度や二度では満足し得る筈もなく。
興奮は治らない。寧ろより強く燃え上がり、射精を終えたばかりのちんぽは勃起を維持していた。
ナミの体を貪り尽くすまで止まらない墓場の王の晩餐会は、まだ始まったばかりであった。
「ア゛っ! ア゛っ!! ア゛っ!!! ア゛ぁ——っ!!!! ア、ア——————っっっ!!!!!」
上から情熱に桃色を浴び始めたおっぱいを持ち上げ、大きく股を開かせながら滾る肉棒を突き上げる。
騎乗位の体勢で、狂ったように腰を打ち付けていく。長年の間溜めに溜め込んだ性欲は人知を超えており……出したばかりだというのに萎えず硬さを維持しているのもその証拠であった。
湯殿で行われる一方的な交尾行為。
絶えず送られてくる腰の律動には一切の躊躇がない。だが、2年もの禁欲を強いられてきたアブサロムにとっては、この程度まだまだ序の口だ。
脈打つ獣欲の凶器に、女体は屈服するしかなかった。陰茎で膣奥を突かれる度に熱情が伝わり、眠っていた女性器が目覚めて活性化していくようだ。
悲鳴の比率の多かった嬌声は、次第に甘い旋律に染まっていった。
痛いと喚いていた体は、蕩けるような感覚に染まってしまっている。
丹念に開発されていく膣内の感触に酔いしれながら……容赦のないピストン運動を繰り返す暴虐。
時に小刻みな前後運動を加え、膣ヒダを余すことなく刺激してやれば……女体は歓喜に打ち震える。
その肉体は最早完全に屈服しており、アブサロムの肉欲に呼応して泥棒猫の御体は淫らに花開いた。
膣が、ちんぽの形を記憶する。この形こそ、生涯自分が愛するものだと……そう認識したかのように、膣内はより深く咥え込む。
それに随喜するアブサロム。女体が自分専用に作り替えられていく一体感。この2年で溜めに溜めた欲望と愛慕が、全て女の膣内へと吐き出されていった。
「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛……ッッッ」
女性器の一番奥、命を育む最重要器官に命の種が蒔かれていく。
喉から絞り出した野太い唸り……それはアブサロムと、もう一人の混ざり合ったもの。
迸る濁流が子宮の天井を叩いた。
熱き飛沫に、またも絶頂をキメさせられるナミ。その瞳は虚ろとなり、虚空を見つめていた。
言葉すら失って喘ぎ狂う雌の口から、魂が抜け出ていくような咆哮が漏れる。それを黙らせるように唇に舌を滑り込ませた野獣は、ねちっこくナミの舌を絡み取っていく。
ケダモノに唇を吸われながら、女の体もいつの間にかそれに倣い始めた。
倦怠感に支配されるがままに身を任せれば、体はより深く雄を求めて止まない。
肉欲は治る事なく燃え上がり続ける。
もう既に1時間も繋がりっぱなしだ。
溜め続けた濃密な子種を幾度も膣内へ吐き出され、女から雌となった泥棒猫は……
「ル……フィ……みん、な……」
最後まで希望に縋り、掠れた声を漏らす。
これだけ陵辱に晒されても、往生際悪く仲間への助けを求める。紅く蕩けた瞳は……女から雌へと完全に陥落してしまっているとも知らずに。
「さぁ、我らの船に乗ろう。そこで正式に結婚式を挙げようではないか、ガルルルッ!」
脱力したナミを横抱きに抱え上げ、アブサロムは風呂屋を後にする。
抵抗はない、腰が砕け立つことすらままならず、されるがまま。性感にピクピクと痙攣を繰り返し、逃れようとする動きはなかった。
熟成させた想いを爆発させ、幾度も絶頂へ達してしまった絶倫もやっと収まってきた頃……彼は事後の余韻に浸りながら軽快に歩を進める。
向かう先は、サニー号とは真逆の海岸。
2年前、彼の想いが実を結ぶことはなかった。
だがしかし、その無念と愛慕は今日という日を以て成就する。
2年前よりさらに磨きがかかった女体は、もう完全に自分専用として完成されているのだ。
後は、誓いのキスをして愛を確かめ合うだけ。そうすれば自分はナミと結ばれ……晴れて彼女は妻となる。
「ぃゃ……たす……けて……」
2年後にシャボンディ諸島で———心に刻んだ誓いは……今この瞬間、儚くも崩れ去ったのだった。