甘露寺蜜璃 淫に堕ちる柱①
その城の主は、大層な女好きであったそうだ。
当時の倫理観であっても常軌を逸した不貞行為は、ただの性欲の捌け口に他ならず。
女なら誰でもよかった。
正妻や側室は勿論のこと、城に支える便女に都の女、更には既婚者に至るまでまでもがその対象だったそう。
家臣でさえ眉を顰める節操のなさ。
それでも彼が管理する土地が栄えていたのだから、手腕自体は良かったのだろう。
不満はないことにはなかったが、この時代に繁栄と安寧の対価であるならば……。いつしか芽吹いた達観により、次第に物申す者はいなくなった。
城を中心とした都は、長らく繁栄を築き上げた。
永遠に続くと思われていた栄華。それが突如として終わりを告げたのは、狂乱した女が怨嗟と共に振り下ろした一本の包丁によるモノだと言う。
その後、都がどうなったかは……この惨状が全てを物語ってた。
色狂いでありながらも、手腕自体は本物であった領主が亡くなったことにより、都の安寧は崩れ去った。
いっぱいに広がっていた稲は干上がり、死んだ土地へ。
人々が賑わっていた街並みは、物悲しさすら感じられない虚しい静けさのみ。
煌びやかな建物は一つ残らず崩れ去り、唯一原型を止めているのは、死んだ土地の中心で未だ聳える空っぽの城ただ一つ。
余程荘厳な作りだったのだろう。ここがかつて夢のような繁栄が広がっていたという証明に他ならなず、それが逆に虚しさを強調させていた。
色情によって栄えた都は、主人の享楽によって狂わされた女の恨みによって滅び去ったという。
まさに因果応報の話として、周辺に住む村々の人間達に語り継がれている……。と、ここまでが表向きな話。
ある老婆が、声を震わせながら言う。
あの土地に人を……。何より女を近づけてはならぬ。地獄から這い出た領主が、鬼となって人を喰らうのだ……と。
人々はそれを一笑に伏した。
大方、女子供を危険な場所に近づけさせたくないという、年寄りの心配から来た作り話なのだろうと。そんな大昔の人間が生きている筈がない。
いるとするなら、その城に住み着いた山賊や盗人なのだろうよ……。そう、興味本位で足を運んだ旅人が帰ってくることはなかった。
旅人だけではない。実際に被害が出たと言う話を聞きつけてやってきた黒い隊服のようなものを身につけた剣士達……。鬼殺の剣士達も消息を絶った。
だから彼女がきたのだ。
「ここね。隊士が討伐任務から帰ってこないお城っていうのは。よーし、頑張るぞー!」
寂れた街並みにふさわしくない、桜色の髪が靡く。
桜餅を食べ過ぎてこのような色になったとか……。頭頂から肩口までは桜色、そこから先に行くに連れて緑へと変色していくという珍妙な髪色はこの夜の闇の中でも異質に揺らめいていた。
爛漫な顔立ちはこれから剣を振るうとは思えぬ可憐さで、腰に携えるのは、鬼を滅殺する日輪刀。
鬼殺の剣士……恋柱・甘露寺蜜璃は、駆け足で色狂いの町と化した城へ足を踏み入れた。
日は落ちきり、月明かりだけが頼りとなる時間帯。月光に照らし出された城は不気味なほど煌びやかに輝き、その全容を余すことなく曝け出す。
今宵も我が領土に良質な獲物がやってくる。
前回の鬼狩りの剣士は中々に楽しませてくれた。
うまく女を焚き付け、鬼殺の剣士を誘い込み……目の前でその仲間を生きたまま犯してやった時の悲鳴といったらッ……ああ、実に心踊る瞬間であった。
腕に自信のあった女剣士の絶望に満ちたその表情、やはり雌は泣き叫ぶ姿が一番美しい。
そんな女とまぐわえば腹と共に心が満ちる、正に夢見心地だ。そうして、帰らぬ剣士の報告によってより強き剣士がこの地へ足を踏み入れる。
今まで以上に上玉であることは間違いなく……。その容貌を目にし、鬼は舌なめずりをした。
ああ……なんと……。今まで喰らってきた人間、女、鬼狩り……。そのどれもより別格、実に美味そうな。
「あなたね。この城に巣食う鬼というのは!」
「柱だな」
一目見た瞬間に、確信に至る。
一切の不安と緊張を見せぬ、堂々とした足運び。悪しき鬼を退治しに現れた彼女を鬼は歓迎し、その剣士が纏う、強者特有の気配を敏感に感じ取った。
これまで屠ってきた剣士達とは次元が違う。
柱……。我らが鬼、その主人であるあのお方の怨敵である鬼殺隊最強の剣士達。そう呼ばれるに相応しい強さを携えた女に、鬼は好色の笑みを深めた。
どうやらよほど腕の立つ剣士とお見受けする。
だがしかし、鬼が意識を向けたのは本来注目すべき鬼狩りの強さではなかった。
その風貌を見るや……。
「なんと卑猥な肉付き……」
鋭い双眸を気色に歪ませた。
あどけなさが残る顔立ち。戦に臨むにはあまりにも過剰にすぎる発育した胸。隊服越しにも伝わるほどむっちりとした肉感に、それでいて肥満ではない引き締まった腰つき。
戦には不向きとしか思えぬ、およそ剣士らしからぬ艶かしい女体を目にし、鬼は下半身を熱く滾らせる。
ああ、ああッ……!あの胸が、揉みしだき甲斐のある尻が、どれもこれも我のモノを咥え込むためのあるかのよう。
あのような女を貪れるとあれば……このイチモツはいつにも増してイキリ勃っしまうというものよ。
思わずむしゃぶりつきたくなるようないやらしいカラダを、舌なめずりをしながら視姦する。
欲情の興奮を隠さぬ鬼の様子を他所に、恋柱・甘露寺蜜璃は納刀した日輪刀を腰から抜こうと手を添えた。
「私、いたずらに人を傷つける奴にはキュンとしないの」
生理的嫌悪感を醸し出すねっとりとした視線に、蜜璃も不快感を隠さない。
基本的に鬼にはいい感情を抱く事などないが、眼前の敵に対しては殊更だ。
この鬼は、人を……。女を自分の欲望を満たすためだけに殺めてきたのだろうと、そう思わせるには十分な醜悪さが伝わってくる。
そんな相手を前にして刀を抜くことに迷いはない。
毛の逆立った猫の如く。柔軟性のあるしなやかな動作で日輪刀を腰から抜き放ち、鬼へと駆け出した。
月夜に照らされた刀身がギラリと輝く。
完全な戦闘態勢を取ったにも関わらず、相変わらず鬼は好色な笑みを浮かべて此方側を見据えている。余程実力に自信があるのか、それともただ単に甘露寺蜜璃の美貌に見惚れているだけなのか。
何にせよ……その油断を見逃すわけにはいかない。
抜き放った日輪刀に力を込める。この速度なら首を斬れる!そう確信した次の瞬間だった。
血鬼術・強制“淫”発情香———
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人を喰らわない鬼などいない。
奴らはまず栄養価の高く血の近い肉親を喰らい、周りの人間を食らい、更に多くの命に手をかけていく。
滴る血の量につれて、元の人間の記憶は曖昧となり、最後には自ら異形のモノと成り果てるのだ。
完全なる人喰いの化け物へと変貌を遂げ、血肉を求めて彷徨い続ける。その行為には決して、人間と同じ食事という概念は含まれていない。
腹を満たす為でなく、より力をつける為だけにある。人を食らった分だけ鬼はより高みへ、あのお方に認められる存在を目指すのだ。
それが共通の目的意識であり、故に人を殺す。
例外と言えば裏切り者の珠代と、ある鬼殺隊員が連れ歩いている例の妹の鬼ぐらいなものだろう。
それを除けば、鬼が人間を前にして喰らう以外の選択肢を取る事はあり得ないのは、鬼殺隊における共通認識であった。
そう……余程の偏食家でなければ。
「あ゙ぅッ……ん゙ッ……!あっ、んっ、あんっ、あんっ……!」
絹を裂くような可憐な悲鳴。
夜闇が支配する城に響き渡る、耳に焼き付く甲高い嬌声は鬼の脳内をジリジリと侵食し、官能を刺激する。
実に聞くだけで気分が高まる声色に、倒壊した天井から除く月光の中で生まれるのは影二つ。
鬼の剛直を、たわわな乳房に挟まれ押し倒された鬼殺の剣士———桜餅を思わせる髪色をした恋柱・甘露寺蜜璃だった。
鬼殺隊最強として選ばれた九人の剣士、柱。
その一人である筈の恋柱が、あろうことか鬼に組み敷かれ、イチモツをその乳房でシゴかれている。
普段の彼女からは考えられない程に淫らな異様。
悍ましい肉塊を押し付けられ、突き上げられながら声を抑えられず喘いでいる。その状況の異常さたるや、常人なら卒倒するであろう光景が展開されていた。
しかし、紛れもない現実であると証明するように、豊満な爆乳がぐちゅりぐちゃりと水音を立て、肉棒を擦り上げる。
凡そ人の身体から生えているとは思えない醜悪な男性器。鬼になったことによって、それはよりエゲツないサイズに変貌していた。
たぱんッ❤️たぱんッ❤️肉同士がぶつかり合う音に合わせて、恋柱の甘い喘ぎが城中に嬌声が響き渡る。
これが自分の声だと信じられない程に獣じみた咆哮が耳を震わせた。鬼にいいように弄ばれる、鬼殺の剣士としてあってはならぬ醜態に、最も困惑しているのは蜜璃自身であった。
(なにっ、なんなの……!?身体に、全然力が入らない……!?)
異常が起きたのはほんの数分前。鬼へと斬りかかり、瞬き程もない一瞬のうちに首と胴と泣き別れになる……。筈だった。
記号と共に、ぶわりと鬼を中心として放たれたのは、香のような甘ったるい匂い。
発動と共に、蜜璃の警戒心が最大の警報を鳴らした。嗅いではいけない……!瞬間的に察したものの、タイミングは最悪だった。
呼吸を使用した瞬間を狙って発動されたそれは、危険と分かっていたとしても必然的に吸い込んでしまう。
ものの見事に、血鬼術は甘露寺蜜璃の肺の中へ。
不覚!でも、あとほんの少し剣を振りさえすれば……!刃は既に鬼の首を捉えつつある、術の効果が現れるよりも先に斬ればいい。
そう、刀を握る力を込めようとした瞬間———気づいた時には、甘露寺蜜璃の身体は鬼の眼前で平伏していたのだった。
困惑と驚愕……。さっきまで全身に満ちていた敵意と怒りが、強制的に弛緩していく摩訶不思議な感覚に支配される。微睡みが襲う頭内をなんとか正気を保たせたのは、流石は柱と言ったところか。
これについても、「ほほう、意識を失わないのか」と鬼が感嘆を溢していたのを覚えている。
この時の蜜璃は、我が身に起きた異常に翻弄され、他に意識を向ける余裕はなかった。
全身の筋肉が弛緩する脱力感。
抜け落ちた力、呼吸による爆発的な身体能力、更に特異体質まで、その全てが根こそぎ抜け落ちたのだから。
失体による焦り……。これまで出会したことのない類の血鬼術に、不安感が胸中を支配していく。
身体が動かない。刀すらも指先から離れ、カシャンッと周囲に虚しい音を響かせた。
まるで意識と肉体が乖離されてしまったかのように、自分の意思に応えてくれない。
図体に見合わぬ筋力……。筋肉の密度が常人の八倍ある特異体質は、だった一呼吸嗅いだだけで無に化したのだった。
鬼の首を斬ることすらままならない、柱としての不甲斐なさ。そんな自責の念を抱く暇すら、与えられなかった。
心臓が大きく脈打つ。
普段、誰かにときめいているものとは明らかに異なる嫌な脈動の波紋が、胸を中心として全身に染み渡っていく。
追随するように、身体の芯から火照り始める異様な体温の上昇……。
呼吸で巡りを遅めることもできず、小さな違和感の侵犯を許してしまう……。
今思えば、それは発情であったのだろう。
思い浮かべた忌まわしい予想の通り、鬼はその好機を見逃さない。
鬼と鬼殺の剣士との戦いは一瞬、鬼殺隊の敗北で終わった。
血鬼術・強制“淫”発情香———この香を吸い込んだ者を強制的に発情させ、快楽を求めるだけの雌と成り下がる。
普通なら例え鬼狩りであっても、一嗅ぎするだけで虜となるのだが……。流石に柱となるとまだ理性を保てているらしい。
だが、動きは封じた。それだけでも十分。
我が身を蝕む発情に抗いながらも、少しずつ快楽に溺れていく過程を見届けるのもまた一興……。そう耳元で囁きながら、鬼は組み敷いた恋柱の前にて服を脱ぎ捨て、肌を晒したのだった。
容赦なく腰を打ち付ける。弄ばれるおっぱいから伝わってくる極太の怒張に、強制的な発情が組み合わさり、蜜璃は抗いようのない絶頂を強いられていた。
「んふぅっ!あんっっ、あっぁぁ……!ゃぁ……大ッぎぃ゛ぃ!」
こんなことは初めてだ。どうにかしなくてはと思うのに、どうする事も出来ない。
人を強制的に発情させる香の効果、これがなによりもマズい。ただ肌に微風が触れただけで、腰が砕けてしまう常時発情状態。
筋肉は弛緩し、快楽電流が性感帯を蝕み続ける。
もがけどももがけども、女体を艶かしく揺らすだけに終わり、激しい抽挿が齎す快楽に翻弄されるのみ。
しかし、それでもなお抵抗の意思を残そうと、歯を食い縛り邪悪な肉悦に耐えようとする。
その胸に宿すのは柱としての誇りと責任。
鬼を狩るために鍛えた肉体、それをもってして為す術もなく犯されるというのは屈辱以外のなにものでもない。
ただでやられるわけにはいかない。そう強く決意したところで、鬼はその意思さえも踏み躙ろうとする。
「いい、実にいい……。信じ難し、この肉質。これまで喰らった女の中で、最も……。そう、この乳房だ。この乳房が、いいッ!」
喘ぎを噛み殺しながらも鬼を睨みつける恋柱に興奮しきった様子で、腰を振るい続ける鬼。
これまでどんな女を抱いてきたとしても、ここまで張りがありながら瑞々しいおっぱいは皆無だった。
突けば押し返す弾力。それは若々しさ故に得られるのか、はたまた鍛錬によるものか。どちらにしても実に心地よい味わいであり……昂らせるには十分すぎた。
肉竿がまるで別の生き物のように蠢き、豊満な乳肉をこね回すように犯す。
小気味良い音を立てては弾み上がる爆乳の圧力に酔い痴れ、鬼は更に強く肉棒を押し付ける。
乳房が歪む。美しい楕円型を歪にする程に強く、はち切れんばかりの性欲に任せて腰を振りたくる。その一突きごとに、恋柱の肉体に抗い難い肉悦が流れ込んでいく。
おっぱいから伝わる性感帯を揺さぶる刺激と熱に悶え、声を漏らすまいとする意思さえも打ち砕かれていく。
しかしそれでもなお、彼女は抵抗の意思を捨てなかった。この身が屈しようとも、心までは絶対に……そう決意した矢先だった。
「ッ、あぁ!ダメェ!」
両足を持ち上げられ、正面から足を抱えられる。
肉厚な両足をたくし上げられ、剥き出しとなった局部がよりにもよって鬼の双眸に捉えられてしまっていた。
これ以上の醜態はない。
これから行われる悲劇を直感的に理解したのか、桜餅を彷彿とさせる髪色が恐怖に揺れた。
嫌だと声を上げるよりも先に、短い丈のスカートをたくし上げられる。秘所を守る最後の砦すら無惨に剥ぎ取られ、乙女の秘部を鬼に視姦させられる。
発情しきった女陰から漂う甘酸っぱい香り。その芳しさは、鬼にとって極上の美酒にも勝るものだっただろう。
ジュルリと、舌なめずり。太股の間から顔を出した肉棒が、恥丘を押し除け花弁を開く。桃色に色付いたそれは既に洪水の如く濡れていた。
「この肉穴……。味わえばさぞ甘美であろうな」
「ぃゃ……やだ……こんなっ……!」
秘所同士が触れ合う感触に、ぞわぞわと鳥肌が立つ。まだ男根を挿れられてないというのに、股間から湧き上がる官能の熱は底知れないものだった。
それだけでも下腹部を中心に広がる発情は否応なく意識を蝕んでいくというのに……もし、挿入れられてしまえば……甘露寺蜜璃は甘露寺蜜璃ではなくなってしまう。
それはダメだ、それだけはあってはならない。認められない。
肉棒の先端が陰裂の上を滑り、粘膜同士の擦れ合う音が鳴る。鼓膜を舐る結合数秒前の痴音が、蜜璃の表情に血の気を引かせた。
そんなもの、鬼殺の剣士として認められない。人として……何より恋する乙女としての尊厳を懸けて、彼女は必死に抵抗を見せる。
しかし、それを嘲笑うかのようにずりゅっ❤️と濃厚な蜜肉を掻き分ける音がこだました。
ただ一度擦られただけだというのに肢体は悦びに打ち震え、胸中に巨大な揺らぎを齎す。
一瞬、想い人の後ろ姿が心に浮かび上がり———
(伊黒さ———)
——— ズプッ……ズブブッ!ぬぷぷっ……ジュプッ❤️ぐちゅんッ❤️
恋柱は鬼の陰茎をその身に受け入れた。
膣襞が押し広げられる感覚。膣内を満たす魔羅から伝わる灼熱に、脳天まで貫かれるような衝撃が走る。
同時に、これまで必死に保っていた理性が一気に瓦解し、意識が真っ白に染まった。
(あ……ぁ……入っちゃった……)
絶望と快楽の狭間で揺れ動く意識の中、彼女はぼんやりとそう悟った。
駆け巡る痛みや絶望、それに追随し上書きする女の悦びが、恋柱の身体と意識を蝕んでいく。
快楽に溺れる中でも意識はギリギリのところで保たれていた。僅かでも反撃の機会を窺い続けようと……。しかし、破瓜の幸せがそれら全てを消し去る。
一突きする度に響く、甘美なる刺激と官能の波濤———ズブブッ!ぬちゅんッ❤️ずぷぷっ、ジュプンッ❤️ぐぷんッ❤️
(あ゛ぁぁ……っ!太いぃ……!おっきすぎるぅ……❤)
底なしの泥沼のように沈み込む柔肉、締め上げるかと思えば撫で擦り、どこまでも男根を悦ばせようと躍動する魔性の蜜壺。
かつてない魔窟だ。ちんぽから生じる激悦の快楽が脳を焼き、鬼も思わず声を漏らす。
それもそうだろう。これ程の名器、鬼となって数百年もの長い年月の中でお目にかかれない程なのだから。
これまで自分が食い散らかしてきた女共の膣が霞む……ッ!そう思わずにはいられない極上な肉を貪る。
(ぁんっ、ぁぁっ……!入ってるぅ……❤️絶対ダメなとこにぃ……!)
あそこを犯されている事実を突きつけるように上下する鬼の腰使い。
数百年も女を食い散らかしてきた事による巧みな性技に、たった数十年程度生きた雌が抗えるはずもなく。
充満する血鬼術の香りに、蜜璃の甘い吐息が混ざり始める。
膣内で感じる肉棒の逞しさと熱量、何より女の弱い部分を的確に責め立てるピストン運動に、彼女の心はゆっくりと甘い快楽に解けていく。
イキたくないのに、イッてしまう……!人を喰らい、命を弄ぶ鬼。その中でも更に醜悪な部類の鬼に、女の尊厳を踏み躙られてしまっている。
そんな危機感を感じながらも、膣の蠢動が止まらない。子宮口を叩く度に響く淫音。それが大きくなる度に腰が抜け、官能にガクガクと下半身が痙攣する。
(ぁぁっ!なにこれぇ❤️気持ちいいッ❤️こんなの知らないぃ❤️)
初めて経験する、女の悦び。
大きさも技術も申し分なく、初めての相手が鬼であるという認識さえも、法悦の境地が掻き消してしまう。
ぱちゅんッ❤️くちゅっ……ぬっちゅッ❤️ぱんッ!媚肉が擦れる音が激しくなっていく。
いきり勃った剛直が膣壁を抉るように突き、子宮口を押し潰すように叩かれる。
乱暴でありながら、想像を絶するぐらい気持ちいい。覚まされた雌としての部分が、嫌悪感を薄めていく。
ただこの生殖に浸り続けていたいと……。あまりの快楽と多幸感に、頭が馬鹿になってしまいそうだった。
(すごぃい……!気持ち良すぎるぅっ……!)
初めてだというのに、純潔を散らされた苦痛はまるで感じられない。天にも昇る気持ちとは、まさに今の彼女の状態を指して言うのだろう。
繰り返す過呼吸が血鬼術の香りを体内に取り込み、よりその身を堕落へと誘う。
脳内でバチバチと火花が散り、頭の中を桃色に染め上げていく。肉体が感じている幸福に比例し、理性も徐々に崩壊していくのを実感した。
「あ゛ぁ……っ!いいッ……!実に良いぞ女ァ!」
キュッと膣口を狭めた途端、膣内で肉竿が一際激しく脈打った。
ねっとりと絡みつく淫蜜に、先端から溢れ出す灼熱が一番奥で爆ぜ、膣内に精を解き放つ。
ドプッ❤️ビュルルルッ!どぷどぷっ……❤びゅるっ、ぶびゅっ、ごぽぉ……❤️
「ァッ、ぁあっ……!出てるぅ……❤️」
子宮口に密着した鈴口から迸り出る白濁の濁流。煮え滾った熱量に呼応するように、恋柱の肉体も大きく撓った。
女体の中で猛威を振るう鬼の精液が、鬼を滅殺するべく鍛えた女体を蝕んでいく。
戦うための体が、女の体へと……。発生した異物感が注ぎ込まれ、滴り落ちる粘着質な白濁に剣士としてのに二文字が上書きされた。
興奮した鬼の劣情が染み渡る。喉奥まで迫り上がる性の香りにむせ返りそうになりながらも、まんこは必死にそれを飲み干していく……。
全身を巡る子種の熱に、意識が真っ白く染まる……。その快楽はこれまで経験してきたどのトキメキよりも甘美で、強烈な悦びに他ならなかった。
「あッ❤️あぁッ……!イッちゃうぅ……❤️」
鬼の精が注がれた途端、膣内が痙攣し、肉棒を強く締め上げる。まるで最後の一滴まで精液を搾り取らんとばかりに。
月光の下、二人は抱き合いながら、呼吸も忘れて絶頂の余韻に浸り続けた。
「はぁ……❤️あぅ……っ❤️ぁ……ぁぁっ……❤」
穢れた精を子宮で受け止めながら、恋柱の全身が蕩けていく。膣内で脈打つ陰茎の感覚を覚えながら、かつてない悦びに陶酔するのみ。
侵犯する汚辱に、まるで熱病にかかったように火照っていくのがわかる。香りだけでなく、体液までもが血鬼術だったらしい。
直接胎内へ中出しされた鬼の術が、彼女の子宮に宿り、淫熱へと変わっていく。
そしてそれは数刻もしないうちに全身へと伝播し、皮膚の内側からも女体を侵食していった……。
(鬼の……せーえきがぁ……❤️血鬼術っ……!身体が熱いッ……ダメ、わたし……戻れなくなるぅ❤️)
血に染まった瞳に刻まれた“上弦”の文字。その狂気の瞳を見開きながら、甘露寺蜜璃は迫りくる魔悦に屈するのであった。