アルベド 異世界にて…
……このホテルからの夜景は、いつ見ても素晴らしい。宝石箱をひっくり返したような煌めきは、まるで自分の栄光を祝っているかのようだ。
男はその輝きに酔いしれながら、酒の入ったボトルを飲み干した。
このホテルで一晩過ごすのも何回目だろうか。空になったボトルを床に投げ捨て、視線を下に向ければ、そこには絶世の美女が喘いでいる。
完璧なボディスタイル。豊満な胸と引き締まった腰回りからなる曲線美は、思わず生唾を飲み込むほどの色気を醸し出す。
この最高の夜を共にする相手として申し分ない、長い黒髪を揺らしながら背後からのピストンに喘ぐ女。
快楽に歪まされながらも、その美貌に一切の陰りは見られない。
薄闇に浮かぶ白磁の肌は、まるで新雪のように純白だ。その美しさを汚したいと思ってしまうのは、男としての性だろう。
男は腰の動きを早め、覆いかぶさる。豊満な乳房を両手で鷲掴みにしながら、自分本位に腰を打ち付けていく……。そして再び膣内へと欲望を解き放ち、今日何度目かも分からない中出しをキメた。
あられもない嬌声が室内に反響する。
男の抱擁の中でビクビクと体を震わせながら、女は絶えず枯れた喉を震わせ続けていた。
「こ……ろす……ころし、て……ゃる……!」
声は掠れて聞き取りにくいが、それでも怨嗟を吐いていることだけは読み取れる。
余程支配者然とした男の態度が気に入らないらしい。一目見ればばどれほどの陵辱を受けたのか分かる悲惨さは、女としてのプライドはズタボロだろうに……なんとも心が強いことだ。
そんな精神力も、蹂躙する楽しみの一つでしかなく……男は上機嫌な笑い声を漏らした。
これほどの上物を好きにできるというのだから男冥利につきるというもの。
さて、まだ日も跨いでいない。この最高の夜をたっぷりと楽しませてもらおう。
欲望の猛りに忠実となり、イッたばかりの女を抱き起こすと対面座位になる。
怒涛のように押し寄せる快楽に目を白黒させているセフレの唇を奪いながら、ダブルベッドが激しく軋む音を立てた。
それから数時間後……。女は一人、ベッドの上でぐったりと横たわっていた。下等生物は、事が終わって今はシャワーを浴びている。
さっぱりすれば、またあの悍ましいモノをイキり勃たせてやってくるのだろう……もう何もしたくない。
こんな奴と同じ空間に、同じ空気を吸っていること自体が耐え難い。しかし……転移して間もない頃、一度逃げ出そうとしたことがあった。
結果は直ぐに捕まってしまい……その後のことは思い出したくない。
二度と逃げだそうなんて思わないように、徹底的に躾ねぇとなぁ。そんな下卑た笑い声と共に、夜から朝まで……。意識は朧げで、まるで泥の中に沈んでいくような錯覚を覚える。このまま身を委ねれば、きっと深い眠りにつけるのだろう。
だが、それは許されない。なんとかして、この世界から元の世界へ戻らなければ。
その為にも、思考することを諦めてはいけない。
「はぁ……アインズ様……」
アルベドの脳裏に浮かぶのは、ナザリック地下大墳墓に残してきた愛しい人のこと。
アインズ・ウール・ゴウン魔導国の国王であり、至高の御方々の支配者。全十階層からなる巨大なダンジョンにして、難攻不落のナザリック地下大墳墓。その頂点に君臨する絶対支配者……それがアインズ・ウール・ゴウンだ。
そんな偉大な存在にして、愛するお方の名を口にする。
人、服装……。
建物、光……。
街並み、文化……。
この目に映るあらゆる全てが、私がかつていた世界とはまるで類似することのないものばかり。
ユグドラシルの技術を持ってしても、これほどまでに見事な情景は目にした記憶がない。……それが、あまりにも腹立たしい。
女———アルベドはこの景色に……いや、この世界そのものに怒りを覚えていた。
殺意とも言っていい。
殺せる概念であるならば、今すぐにでも目に映る全てを焦土と肉塊の地平線に変えてしまいたいと熱望する程には。
至高の御方が作り上げたものよりも高度なものが、この世に存在するなんて……。何よりこれら見事な文明が、あたかも下等な人間の手によって生み出されたものであるという事実がどうしても受け入れ難く、頭を沸騰させる。
石造りとは違う、硬く整った地面を闊歩する下等生物の群れ。実に不快で吐き気が込み上げてきそうだ。
亜人、モンスター。彼女ににとって当たり前だと認識していた怪物、異形の者達の存在は影も形もない。
そんな彼らがこの世界において空想として追いやられ、生きる価値のない虫風情がああも平然と振る舞い生きている。
この世界の常識や文化をまるで理解できないわっ……。そう、ここはアルベドが元いた世界ではなかった。
ユグドラシルでも、そこから転移した世界とも違う、先述した二つとはまるで異なる別世界。
どういうわけか、私はただ一人この異世界に転移してしまったらしい。……いや、本当になぜ?魔力による攻撃を受けた気配もしなかった。唐突に転移してしまうなど、そんなことがあり得るの……?
虚脱感に困惑すらも困難な頭の中で、僅かに残った思考を巡らせる。最後の記憶は、偉大なる御方のベッドに私の匂いを染み付かせながら眠りについた。
気づいた時には、路地裏と思わしき場所に一人———
ここは何処なのか?夢か幻か。はたまた死後の世界か?……いっそ、思い浮かんだどれかなら、どれだけ良かったか。
残念なことに、現実であると断言出来る。
周りには同じ守護者や配下の姿はいない……。何より偉大なる御方、モモンガの玉体さえも。
この蛆の湧いた悍ましい世界でたった一人……。ああ、何という悲劇。守護者統括としてあるまじき失態に、我が身に降りかかった不幸に目眩さえしてしまう。
早くこのような下等生物が蔓延っている穢れた世界から脱出し、愛しい人の元へと戻らなければ。
「モモンガ様……」
ギュッと、異臭の染みついたシーツを握る。
自害の選択を思い浮かぶ程の恥辱を受けてもなお、心を保たせてくれる男の名を口にし、アルベドは元いた世界と異なる夜空を見上げるのだった。
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ーーー
アルベドが転移して、数ヶ月後———
今夜もまた、私はこの男に……。
「それじゃあ、今日も一緒に楽しいことしよっか〜。アルベドちゃん❤️」
軽薄な声に鼓膜が穢れる。
チュ……頬に生じた不快な感触に鳥肌が立ち、全身が四散しそうになる程の殺意を湧かずにはいられない。
……本当に気分が悪い。王国のバカ貴族でも、こんなにも耳に悪い鳴き声は吐かなかった。
それだけじゃない。ごく当たり前と言わんばかりに、至高の御方に造られしこの身体を無遠慮に触ってくるいやらしい手つき。
無礼にも身を寄せてくる猿の一挙手一投足全てが、神経を逆撫でしてならない。
バカ貴族のように肩に手を置くなんて序の口。
顔を撫でると、下へと伸びてく不潔な手。
肢体のラインを沿うように掌を滑らせ、時折肉付きを確認するように指で揉み込んでくる。
更には胸、尻と……。つま先から頭のてっぺんに至るまで、あのお方のものであるこの女体を下等な人間の、それも更に下衆な男に弄られている屈辱に臓腑が煮えくり返る。
……本当に、不愉快極まりない。これだから人間というのは下等だというのだ。
その汚らしいモノを摩り下ろしてから踏み砕いてやろうかと、何度思ったか知れない。
しかも、出し難いのはそれだけではない。
ここは夜街のど真ん中。それも歓楽街と呼ばれるこの場所にて、衆目の的でありながら気にしない。
寧ろ見せつけるように絶世の美女を侍らせる。一度は夢見る、男のロマン。それを体現してご満悦のカス野郎に、周りから嫉妬と羨望の眼差しが注がれる。……なんという恥辱だろうか。
アルベドは美しい。比喩でもなんでもなく、文字通り人外の美しさ。男なら誰もが目を奪われ、一夜を共にしたいと願う美貌は、この夜最も輝く星であることは間違いない。
更に注目の拍車をかけるのはその格好。
転移した時と同じ扇状的な純白のドレスに、種族的特徴である角と漆黒の翼は、この世界の街並みから完全に浮いてしまっていた。
美しさ故にただそこにいるだけで人の目を集める罪深さ。しかも生地が薄い為、肉厚なボディスタイルが男を誘う。
装いと完全にマッチしたグラマラスな女体に視線が集まるのは当然と言えよう。
故に興味を抱かれ、やがてそれは小規模な騒ぎに発展していく。
好奇や羨望、中には下心丸出しの劣情が込められた大勢の目に、アルベドは耐え続けていた。
「何あれ?アニメキャラのコスプレ?」
「アルベドじゃん。クオリティ高っ、つーかエッロ」
「めっちゃ美人じゃん。いいな〜、しかもあれ絶対ヤル流れの雰囲気じゃん」
下等な人間が、意味のわからない言葉を口にしながらジロジロと見つめてくる。
おまけに気持ちの悪い笑みを浮かべて、私を体をねっとりと……。ああ、本当に汚らわしい。
向けられる劣情を孕んだ眼球を、今すぐにでもほじくりだしたい。かつてない醜悪な空気感に、その美顔は不快一色に歪む。
男にこの身を弄られながら、それを大衆に見せつけられる。絶対者からの抑制がない今、今のアルベドに鬱陶しい害虫を鏖殺するのになんら縛りはない。
至高の存在に創造されたという誇りと、何より愛する人への愛情が、そうするべきだと常に訴える。
この胸に燻る衝動のままに、守護者統括たる力を思う存分行使する。分をまたずして、ここら一帯の人間は物言わぬ肉塊に成り果てることだろう。
……だが、出来ない。
それができるなら最初からやっているし、そもそもこんな屈辱的な状態に陥ってはいない。
我が身を汚らわしい男に触れさせながらも行動に移せない。それは偏に、この世界そのものが原因だった。
アルベドの不幸は異世界に転移してしまったこと。
もう一つは、この世界において自分がどのような状態になっているのか理解が浅かったこと。
その上で行動してしまったこと。
(何故、力を使えないッッッ……!!!)
ギリリッ、噛み締める奥歯が軋む。
歯茎が悲鳴を上げても意に返さない。それ以上の怒りが、今の彼女を支配していた。
至高の御方に創造されしこの肉体。
好みとフェチと性壁に拘り抜いたNPCは、その造形もさることながら、やはり反則じみた強さにある。
中でも守護者と呼ばれる者達は別格。
ある世界における逸脱者、英雄と称される存在を無傷で殺しきることのできる、暴力の化身。
如何なる強者であったとしても、立ち会えば忽ち己の矮小さを思い知らされる。そんな理不尽さこそが、守護者を守護者たらしめる。
そんな彼女が何故、このような下等生物の思うがままに従わされているのか……。アルベドを苛む憎悪と憤怒の正体はそこにあった。
至高の四十一人を護る盾であり矛。存在証明とも言える誇りが、まるで機能してくれない。
初めてその事実に直面した時、何故……。何度このワードが頭の中を巡ったことか。
それもその筈。
この世界にはレベルという概念は存在しない。
ユグドラシルのようなゲームの世界ではなく、転移する前のようなユグドラシルと似たような世界とも、根底からしてまるで異なる世界。
レベル、スキル———アルベドの中で常識であった筈の全てが意味を成さない。
魔法や奇跡といった超常の概念はなく、モンスターや亜人といった異種も存在しない。
なんの冗談か、幅を利かせているのは数が多いというだけでそれ以外取り柄のない劣等種たる人間族という、悪夢でも見せられているのかと気が狂いそうになったのは言うまでもなかった。
そう、ここではアルベドの常識は一切通じない。
種族的スペックで優位に立つ事すらできず、見た目通り女性的な平均的身体能力までダウンさせられてしまった。
力も、知識も、価値観すらも根底から否定され……。守護者と呼ばれた強者は、文字通り翼をもがれた鳥と成り果てる。
つまりは、ただの絶世の美女でしかない。
当然のようにあった自分は強者なのだという認識は、残念ながらこの世界のルールに適応されることはなかった。
強靭な肉体は、今やか弱き女体へと成り果てている。その現実を突きつけられた時の衝撃たるや……アルベドは今でも忘れられない。
そして、それは今も尚続いている。
「〜♪」
(この下等生物がッ!!)
男の手がドレス越しに胸に触れる。
肉厚で柔らかな乳房に指が沈み、形が変わるほど乱暴に揉みしだかれる。
痛みと嫌悪しか感じない。不快だ、気持ちが悪い。本当に反吐が出るほど不愉快極まりないが、それでも……。今のアルベドに、振り払うという選択肢すらも与えられていなかった。
そうして街を練り歩き続けて暫く……。
「いらっしゃいませ。今日も朝までコースですね」
「そうそう。定時になったら食事持ってきてね」
「かしこまりました」
最低なエスコートをされながら到着したのは、行きつけのラブホテル。
到着に特大の舌打ちを吐き捨てる。
卑しげなネオンの光を放つドアを潜るアルベドの顔は、嫌悪に引き攣っていた。
ここには昨日も訪れた。その前も、この前も日も……。この世界に転移して、一日たりとも欠かさず足を運んだ……運ばされた。今ではもう店員にまで顔を覚えられている常連に等しい。
そしてそれは、今日も……。男を押し退けようとする手に力を込める。悪足掻きに腕の中で抵抗を見せる女の態度に、男は気にも止めない。
流れるような無駄のないやり取りでチェックインを済ませ、軽快な足取りでヤリ部屋へと洒落込む。
冗談じゃないわ!このホテル……。特にこの部屋は、アルベドにとっての忌むべき場所に他ならなかった。
この性欲猿の息の根を止められるのならば、今直ぐにでもそうしたいところだ。
だが、許されない。許されはしないのだ。
この身体は男を殺す武器を持ち合わせてなどいなければ、本来在るべき力も一切反応してくれない。
人間一人殺せないなんて……。耐え難い絶望が、守護者としての存在価値を不透明なものへと変えていく。
「いやぁ〜、めっちゃ見られてたねアルベドちゃん。そりゃこんな美人だもんねぇ、彼氏として俺も鼻が高いよぉ」
「気色悪いことを言わないで……。誰が彼氏だ……その悪臭しか吐かない腐った口を今すぐに閉じなさ———っ!!?」
部屋に入った途端、それは起こった。
最後まで言い切ることすら叶わず、そのプルリとした瑞々しい唇を奪われたからだ。
咥内を蹂躙する嫌悪感。まるでナメクジが這い回っているかのような、身体の芯から虫酸が走る感覚に背筋が震える。
今にも飛び退きたい衝動に駆られるが、今のアルベドにはそれを実行に移す力はない。
頭は怒りで沸騰し、男の屈強な腕に抱きしめられて、身動きは鉄のように固く凍り付いてしまっていた。
「ん゛っ……。やめっ……んちゅ、むちゅる、お゛ぇ……!」
濃厚なキス。己が欲望をぶつけるように耳障りな粘着音を鳴らし、唾液の交換を楽しむ汚らしいもの。
ねっとりと歯茎を舐め回し、アルベドの舌を搦め捕り、唾液を啜るように吸い付く下衆な舌使い。
それはただ触れ合うだけのものとは一線を画す。まるで自分の所有物だと主張するかのような……意外と上手いのが余計に腹が立つ。
怒りで視界が真っ赤に染った。
こんな不幸が、至高の御方に創造された己に降り掛かるなんて……あっていい筈がない。かつてない怒りに腑が煮えくり返る。
殺意一色。それだけで人を殺せるであろう充血した眼光を向けても、男ははいはいと、軽く流し乳袋を掌に乗せてドリブルさせた。
パフパフパフ❤️肉厚な乳房の弾む音がスイートルームにこだまする。
「ん゛ん゛……!この……っ、絶対に殺してやる……!」
低い唸り声を上げ、憎悪を露にする。その威嚇は男にとって、ベッドの上でのスパイス程度のものでしかないというのに。
唯一の抵抗として、心までお前の好きにできることはないと……。子猫ちゃんの悪あがき。
どれだけ口汚く罵ろうが、暴れようが、大した結果になり得ない。結局はいつものように力で押し倒されるのみ。
いい加減素直になってほしいな〜と、嘆息を漏らしながら男はその服に手をかけた。
そして不幸はもう一つ。
最大とも言える、巡り合わせの悪さ。
この世界に来て初めに出会った男は、股間でしかものを考えない愚物であったということ。
転移したばかりの頃……。とりあえず、まずは情報を集めるべきだ。そう行動を開始しようとした時だ。
『うっわ、凄え美人。お姉さんそこで何してんの?暇ならさぁ、俺と一緒にイイことしない?』
突如、背後に現れた人物。
早くアインズ様の元へ戻らなきゃ。そう意気込んでいると、早速ゴミに話しかけられた。
ニタニタと気色の悪い笑みを浮かべる黒髪の男……。何かしらあれ、ドブ鼠?
こんな下等生物に声をかけられるなんて、心底付いてない。だが同時にありがたいと、ある一点に関してのみ褒めてやってもいいわね。
理不尽な転移に翻弄されたストレスを、この男で憂さ晴らしするのも悪くないかしら。
人間なんて無駄に多いのだから。百人や二百人殺したところで、ストレス解消ぐらいには役立ってほしいわ。
言葉を話せるぐらいの知性はあるみたいだし。スッキリした後は、この世界の情報を集めましょう。
そうして、自らの異常に気付かぬまま行動を開始したのが———アルベドの異世界における初めてにして、最大の失態であった。
常識と価値観が乖離しているアルベドの発言は、現地の人間にとってまるで理解が及ぶものではない。
ナザリック、ユグドラシル、下等な人間風情が、至高の四十一人……。如何に美しい女だとしても、その身に纏う服はあまりにも場違い。
普通の人間なら関わりを持とうとは思うまい。
不幸なのは、アルベドは美しかったこと。そして出会った男はヤリたくて堪らない、女漁りの最中だったこと。
多少言動や頭がおかしかろうと、こんな上玉を前にしてナニもしないなど愚の骨頂。
見れば見るほどに艶かしい。女の魅力をこれ以上ないぐらい詰め込んだグラマラスなスタイルには、これまでお目にかかったことはない。
男なら誰もが、この美女を自分のモノにしたいと渇望するだろう。
『あ〜、お姉さんの言ってることちょっとわかんねぇわ。そんなことよりさぁ、ほらこっち来なって』
『気安く触らないでちょうだい。人間風情が』
魅了され、手を伸ばしたところに飛んできたのは、不敬にも玉体に触れようとした事への罵倒と、平手打ちだった。
虫を潰すのに大層な武器、魔法なんて必要としない。ただその手を振りさえすれば、それだけで命を刈り取る死神の鎌になり得る……筈だった。
ペチン……。最初の犠牲者になる筈だった男の顔面から聞こえてきたのは、なんとも可愛らしい音。
……え?そして、後に続く間の抜けた声。
瞬間、アルベドの頭内を埋め尽くす疑問の数々。
想像するまでもない。いつも通りならば、顔面どころか上半身が吹き飛び、視界の見通しが良くなっていた筈……。これが、彼女がこの世界に転移した自分の変化に初めて気づいた瞬間であった。
まるで理解が追いつかないまま初めてを奪われ、この男に飼われるという地獄の第一歩。
力も知識も通用まるでしない。
更には身寄りもないとなると、元の世界に帰るどころではない。
それは、断腸の思いであった。背に腹は変えられず、この男のもとで世話になり、情報収集に専念する。
それが今アルベドが取れる最善であり、それからは、ずっと……。目紛しく、まるで濁流のように過ぎ去る時間は、かつて絶対的強者であった女の心を完膚なきまでに蝕んでいくには十分すぎた。
ナザリック大地下墳墓が誇る守護者統括という栄光の立場から転げ落ち、代わりにこの世界で与えられた役割は———セフレ。
それからは何度も、何度も……。アルベドにとっては嫌悪の象徴たる男から毎日、飽きることなく犯され続けている。
そして今夜も、また……。
「ほら、服脱げよ」
一番聞きたくない言葉が、耳元で囁かれる。
偉大なる御方以外に、肌を晒すことへの憤怒。
人間風情の分際で我が身に触れるなという激情。
何よりも……この最悪から抜け出す考えが浮かばず、辱めを受ける日々を送る屈辱感。
この世界に来て、良いと思えるものが何一つない。常に悪感情に苛まれ続ける毎日だ。
殺したい、息の根を止めてやりたいのに……。いやらしく身体を這いずる汚らわしい手がドレスを捉えて、剥ぎ取ろうとしてくる感触にゾッとする。
初めてを奪われた時の、あの筆舌に尽くし難い絶望。舌を噛んで死んでやろうとさえ思った。
そんな自由さえも許されない。
転移して間も無く訪れてしまった不幸が、皮肉にもこの現状を打破する策を打ち出す頭の働きを奪っていたのだ……。そうこうしている内に、ドレスの留め具が弾け飛ぶ。
モモンガ様、今しばらくお待ち下さい。いずれこの下等生物を処分した後は、必ずやあなた様のお側に……。これは諦めではない。今一度決意を改め、自らの服に手を掛けた。
ぷるん❤️弾けるような勢いでこぼれ落ちる一対の果実。蒸れた服からの解放感からくる外気の感触が、アルベドの脳髄を甘く刺激した。
ドレスに圧迫されていたことでより強調された豊満な双丘は、重力に逆らうように上向きに尖っている。
先端には薄いピンク色の乳輪と乳首が慎ましく鎮座する、何物にも形容し難い極上のおっぱい。
張りと弾力に富んだ、柔らかさの中にも確かな硬さを感じさせる豊かな実りは、見ただけで至高の触り心地であることを確信させ、異性を魅了せしめる。
女としての官能美をこれでもかと見せつける美貌。全ての雄を奮い立たせる魅力を凝縮した芸術品に、男の愚息は大いにイキり勃つ。
「うぉぉ……。すっげ……いつみてもエロい体してるわぁ〜、アルベドちゃんマジナイスバディ」
吊り上がった口から溢れた感嘆の溜息が、アルベドの耳に届く。それだけで、ブスリと突き立てられるような痛みが胸の奥に走る。
ああ、殺したいほど憎らしい……。誰が好んで、モモンガ様以外の男に肌を晒さなければいけないのだろうか。
心底恨めしく思いながらも、この身を差し出すことしかできない己の惨めさを呪う。
どれだけ辱めを受けようと、ナザリック地下大墳墓に帰るという最終目標は決して揺るがない。それがアルベドが持つ唯一の心の支えであったからこそ、これまで正気を保ち続けられてきた。
しかし、男がそんなことを知る由もない。
今日こそ堕としてやるぞ。そう意気込んで、汚物を顔面に突きつけた。
うっ……!思わず口元を覆い隠すアルベド。
いつ見てもこれを視界に収めることに抵抗がある、劣等感を最も刺激する生殖器。
人間のモノってだけでも最悪なのに……っ。醜悪な器官だ。男としての生殖本能を丸出しにした生々しさ、鼻を突く刺激臭はおよそこの世のものとは思えない。
見た目もグロテスクで気味が悪い……。こんなものが私の中に……。思い出したくもなかった。
「ほら〜アルベドちゃん、早く舐めろよ〜」
「……っ、言われなくてもわかってるわよ」
必ずや、愛する人のもとへ……。その為にも、こんな屈辱耐えてみせるわ。アルベドの決意は、この下劣な男への奉仕に注がれる。
「ん……ちゅ、むぁ……っ、れろ……」
男の股座に顔を埋めて、舌を這わせると広がる雄臭さ。そのあまりの濃さに嘔吐きそうになりながらも、アルベドは丹念に唾液を塗りつけていく。
竿に絡みつき糸を引く唾液が照明に照らされてテラテラと光る様は、なんとも淫らで生々しい。
「くっ、はぁぁ……っ。相変わらずすげぇフェラだなぁ。自称サキュバスなだけはあるわ」
じゅるるる❤️口の中に溜まった唾液をわざと下品な音を立てて啜り上げると、頭上から興奮した男の吐息が降ってきた。
聞きたくもない愉悦に染まったそれに心底嫌悪しながらも、アルベドの舌は動きを止めない。ペロペロとアイスキャンディーを舐めるように竿を舐め上げていき、カリ首を重点的に責め立てることで一気に射精感を高めていく。
手で袋も優しくマッサージするのも忘れない。
サキュバスという種族柄、アルベドの口淫は男を喜ばせるツボを的確に押さえていた。
それもこれも、さっさとこんな事終わらせてしまいたいという願望あってのこと。
足掻いてダメならば、搾り取ってやるまで。
これが、異世界に転移して陵辱に塗れたアルベドが見出した処世術の一つであった。
半端やけくそながらも、流石としか言いようがない。手慣れた舌技に、男の限界は存外早く訪れた。
「ん、ちゅ……れろ、むぁ……っ、じゅる❤️」
「うぉぉ……!も、もう出るぞ!」
(早く出してしまいなさい)
その一心で、より強く吸い付く。込み上げてくる上昇を催促する、トドメの一撃。
より深く咥え込み、喉奥で亀頭を締め付ける。刹那、男の腰が浮き上がってぶるりと震えた。
圧迫感に口内で膨張したペニスが暴発を起こす。
強烈な刺激による鈴口の決壊。アルベドの生乳を見た瞬間から蠢いていた精巣から、一気に外界へと発射される。
どぴゅ!びゅるるるるる!!ぶびゅ!びゅるる!どぷっ❤️どぷぷぷぷ❤️ごぷっ❤️
「んん……ぐっ!?んぐぐっ……〜〜ッ!!??」
……最悪だわ。粘ついた精液を口内にぶち撒けられていく。至高の御方の創造せし身体が穢されていく。それがなによりも彼女の心を締め付けた。
自らの命以上に大切な“誇り”が、下賤な人間の汚辱に染められるのだ。
男は喉を震わせながら恍惚に喘ぎ、アルベドの頭を押さえつけて逃げることを許さない。
喉奥にまで肉棒を突き立てられ、吐き出されたどろりとした粘っこいザーメンは、瞬く間に胃の中に溜まっていく。
青臭さと苦味を凝縮させたようなそれを飲み込むのは、苦痛以外の何物でもない。
生臭く舌に纏わりつく粘液に顔を歪めるも、心を殺して、いつもと同じように喉を鳴らして飲み込んでいく。
吐き出したい欲求をなんとか抑え込み、眉間に皺を寄せながら咀嚼し、食道へと招き入れる。アルベドはただ一刻も早く、男の射精が終わるよう祈るしかなかった。
どぷっ……びゅるっ……とぷ……❤️とろぉ……❤️最悪なことに、この男の射精は長い。繁殖しか取り柄のない人間らしい、下等な遺伝子の詰まったスペルマは、中々底を尽きることを知らない。
せめて早く終わらせようと頭を前後に動かしてシゴていると、舌の上に広がる苦味と粘つきが増長した気がした。
早く、早く終わって……!
「ん、んぐ……ふぅ……っ、はぁ……」
「あ〜出した出したぁ。やっぱアルベドちゃんのフェラは最高だわ」
長い長い射精が終わり、男が一呼吸つく。
精虫一匹残さず出し切った愚鈍なペニスが引き抜かれていく。自分の熱で温まった口腔の感触を愉しみながら……ちゅぽん❤️と音を立てて肉棒が外気に晒された。
離れた先端と唇との間に、白い橋が架かりプツリと切れる。
アルベドの唾液と男の精液、ブレンドによって汚れた竿はビク❤️ビク❤️……脈動し赤黒く怒張していた。まだ終わってないぞ……。と、己の強烈な性欲を誇示するように。
「ほら、綺麗にしろよ」
「……ん、ちゅ……れろ……」
前髪を掴まれ、ドロドロに汚れ切った亀頭を擦り付けられる。独特の粘つきと熱は不快そのものだが、その意に背くこともできないアルベドは言われた通り従順に従うしかない。
舌で舐め取り、こびり付いた精液のカスや陰毛を取り除き、恥垢も丹念に掃除していく。
開放感に酔いしれる男とは裏腹に、アルベドの顔色は優れない。
それもその筈。アルベドが奉仕しているモノは、口淫だけで収まるような代物ではないからだ。
一度や二度の射精で満足する矮小ならどれだけ良かったか……。そう、これはまだ準備段階に過ぎないのだ。
このあと行われることへの恐怖と嫌悪に、身を震わせずにはいられない。早く終わって……。アルベドはただ、それだけを切に願う。
ただ只管心を無に。
何も感じない。
何も考えるな。
胸を鷲掴みにされ、揉みしだかれようとも。大切な場所が濡れそぼり、指を差し込まれて掻きむしられようとも。首筋に顔を埋められ、鼻息荒く髪の匂いを嗅がれようとも。
「すぅ〜っ、はぁ〜……。アルベドちゃんの汗の匂い……あそこもぐしょじょ、いい感じじゃん。やべっ、もう我慢できねぇ」
濃厚なフェロモン。
視界に収めるだけでも欲情してしまうのに、女の匂いは正に魔性。男の理性を四散させる魅力は、皮肉にもサキュバスの種族による特性に違いない。
ベッドの軋む音。男はアルベドを押し倒す。
ギシッ……ぷるるん❤️衝撃と共に揺れる至宝とも呼べるおっぱいに顔を埋めて、深呼吸を繰り返した。
柔らかな乳肉が、男の形に合わせて淫らにひしゃげる。鼻腔に広がるのは、芳しい女の香りと汗の臭いだ。
肺一杯にアルベドの体臭を取り込んだ男は、それだけで射精してしまいそうな性的興奮を脳髄にキメた。
下手な薬よりもよく効く。中毒性のありすぎる女の臭いを嗅ぐだけで、男は何度でも復活できる。
股間でいきり勃つモノは、未だ衰えることなく天に向かって反り立っている。……いや、より凶悪さを増していたか。男の興奮具合を目の当たりにして、アルベドの顔色が一層悪くなる。
「い、いや……!それだけはやめて!お願いっ!」
これまで何度も口にした、聞き入れられなかった願い。しかし、それが通ることは終ぞなかった。
男もいい加減我慢の限界なのだ。アルベドがいくら嫌がろうが関係ない。今日こそこの雌を堕とす……。国に帰りたいようだが、手放す筈がないだろうが。
元カレだが片想いだが知らないが、よく口にする男の事なんて忘れさけてやるよ……!その一念に染まり切った男は、既に獣へと変貌していた。
そして、それは同時にアルベドにとって死刑宣告にも等しい。ここからが本番だ。甲高い懇願も虚しく、自らの肉棒を女陰に擦り付け始めた。
くちゅり……❤️くちゅ……❤️淫らに水音を立てながら、何度も何度も往復して馴染ませる。その度に、貧欲なイチモツは硬度を増していった。
まるでマーキングでもしているかのように、執拗に行われた末……ズブ……っ❤️
「あ、ああ……っ。い、いや……いやぁ……」
あのお方以外のモノが、挿入っていく……。侵犯する異物感に、アルベドの口からはか細い悲鳴が漏れた。
今まで何度も使われ続けた女陰だが、この感覚だけはどうしても慣れない。
いや、慣れていいはずがないのだ。
大切なモノが穢されていく、本来あの人専用である膣が……「あ゛あ゛〜っ、全部入ったぁ〜」耳元で囁かれる畜生の鳴き声が、アルベドの心に深い傷を刻む。
ああ、我が身が恨めしい……。まんこは、男の肉棒を根元まで咥え込んだ。
子宮口と亀頭の先端がキスを交わす。待ち望んでいた感触に歓喜し、男根がビクビクと痙攣する女の機能が耐え難い。
繁殖機関として正直な反応を示す、自分の身体が憎たらしくて……。ナザリックの守護者統括たるもの、許されることではない。
そう、自身の身体に訴えかけようとも、女性器は既に屈服し切っていた。
男根が膣内を擦る度に、甘い刺激が駆け巡る。それはやがて、大きな快楽となって女体を蹂躙するのだろう。
……その時はもう間近に迫ってきているのだ。
これまでの心情など一切考慮しない男のストローク。魔槍が女の領域を侵犯する、淫猥な音が響き渡る室内は、空気そのものが澱んでいるようにさえ感じるほどどんよりとした雰囲気に包まれていった。
「キツキツでトロットロ……!挿入れた瞬間に射精そうになっちまったじゃねぇか!いつ使っても最高の名器だな、オイッ!」
反応してはいけない。無だ。何も感じるな。
身じろぎ一つ、喘ぎ声一つリアクションを取れば、それはこの下等種族を喜ばせるだけになる。そんなの絶対に嫌。ただ、終わりを待つのよ……。そう自分に言い聞かせる。自分が、この行為に快楽を感じることなどないと。
至高の四十一人によって創造された最高位NPCであり、ナザリック大地下墳墓の守護者統括という地位を承った者なのだ。
そんな存在が、下等な人間との情交で感じるなどあってはならないのだから。
「ん、あ……っ。はぁぁ、あっ❤️」
だが、それでも感じてしまうものはある。耐えようとも溢れてしまう、官能による吐息はどうしようもないものだ。
アルベドの唇から甘い吐息が漏れる。その声色には、往生際の悪い抵抗の色が見て取れる。
男根に絡みつく膣肉はねっとりと柔らかく、それでいてキツく締め付けてくる極上の名器だ。
ピストン運動に合わせて揺れる豊満な乳房は、視覚的な面でも興奮を煽る最高のスパイスとなるだろう。
そこへ男の一突きが、女共通の弱点を的確に抉る。ごりっ❤️と、亀頭で子宮口を持ち上げるように圧迫された瞬間……。
「ん、お゛っ……❤️」
バカ正直な嬌声。
アルベドの口から、今までに出したことのない雌の鳴き声が漏れた。その反応を見て、男の狂笑は深みを増す。
執拗にそこを責め立て始める。
パンパンパン❤️ごりゅっ、ぐちゅ!ずぶっ!ばちゅん❤️激しいピストン運動、女を雌と自覚させる腰使いによる打擲によって、淫音が鳴り響き、結合部からは白く濁った本気汁が飛び散る。
ズンズンと下腹部に響く子宮口への波紋。
耐えようにもどうしようもない抽送に、アルベドの声は徐々に艶を帯びていった。
「あ゛、ん……っ❤️は、ぁんっ……❤️」
まさに天上の歌声に等しい。もしくは心を惑わす悪魔の艶声か、鼓膜に響く旋律それはまるで媚薬のように男の興奮を高めていく。
根本から天辺へ。突き上げと共に一気に上昇———膣内で起こった一際大きい脈動に、それを察した女の絶叫が響いた。
「い゛やぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!や゛、やめッ……やめろぉぉぉお!人間のッ!下等生物の子種などぉぉお゛お゛!い、いや……っ❤️」
涙を流しながら、シーツを掻きむしる。
絶対的強者のあられもない拒絶反応。男からすれば、これが彼女を堕とす決め手になると確信しているだけに、見応えのある醜態だった。
アルベドは絶望に顔を歪めながら、喉が張り裂けんばかりに裂帛の叫びを繰り返す。しかし、それは家畜にとって興奮材料にしかならない。むしろその反応が彼の嗜虐心に火をつけた。
より深く、強く、腰を叩きつけていく。子宮を押し潰しながら、肉棒を根本まで突き入れ、そのままグリグリと押し込んだ。
そして、最後の一突きで無慈悲にも精液は解き放たれてしまう。限界まで圧縮された白濁液が鈴口から発射され……びゅる❤️ビュッ❤️ビューーー〜〜ー〜ーーー〜〜〜ッッ!!❤️どぷっ!
(イッてたまるかッ、イッてたまるかッイッてたまるかッイッてたまるかッイッてたまるかッイッてたまるかッイカないイカないイカないイカないイカない!この私が、人間如きの子種でぇぇぇぇぇぇぇえ!!!)
「ん゛ん゛ッ……はぁ゛〜い、一発目ぇ♪」
「お゛、お゛っ❤️お゛ぉ……ッ!ダメっ!入ってくる、なッッッぁぁぁぁぁあ゛!いぐぅぅぅううう!!?」
子宮口に密着した先端から、熱い奔流が迸った。
とても二発目とは思えない、凄まじい勢い。
直接子宮内へ侵入してくる熱量に、アルベドは絶頂に体を震わせながら、無遠慮に排泄される精液を胎の中で受け止めた。
「お゛ぉ……っ❤️はぁぁぁ〜〜ッ!アルベドの膣内、めっちゃ締まって気持ちいいぞ!」
「死ねッ、死ねぇ……!殺すッ!お前、ぜったいに殺して……や、あ゛……!?」
憤怒に顔を染めたアルベドが、殺意に満ちた言葉を叩きつけてくる。
しかしそんな表情も長くは続かない。
中出しに一定の区切りを終え、男はアルベドの豊満な乳房に顔を埋めながら、より強い力で腰を引き寄せた。
逃がさないという意思を感じさせる力強いピストン運動は、イッたばかりの雌をその根底へと陵辱の手を伸ばす。
再び女の悦び、肉悦の頂点へと押し上げるには十分過ぎるものだった。
「あ、あ、あ……っ❤️いやぁぁ……ッ!もうやめてぇぇえ゛!」
再び始まったピストンに、アルベドは甘い悲鳴をあげた。一度の射精で女陰はドロドロだ。しかし、男の欲望は未だ治まることを知らない。
結合部では漏れ出た性液が糸を引き、淫らで粘着的な音が喘ぎ声と合わさってこだまする。
アルベドの豊満な肉体が、男のピストンによって激しく上下に揺さぶられる度に、たわわな乳房はぶるんっ❤️たぷるんッ❤と重々しい水音を響かせながら跳ね回り、汗粒を撒き散らす。
極上の肉感だ。密着することによってそれをより強く感じさせられ、滲み出る汗は媚薬だと言わんばかりに性感を助長し、この上ない抱き心地に舌鼓を打ちながら腰を振り続ける。
必死に抵抗していたアルベドも、いつしかその四肢を男に絡ませて快楽を貪っていた。
逞しくも熱い異性の肉体にしがみつき耳元で艶めかしく啼き声を上げる様は妖艶の一言に尽きる。
淫魔が如く男を誘い、溺れさせるアルベドだが……絶頂により乱れる美貌は、初々しい女のもの。
視界を埋め尽くすギャップ萌えの魅力の前に、肉棒は限界まで膨張し切った。それはピストン運動の激しさに比例して大きくなる。
「すっかりお利口になったなぁ、アルベドちゃん!もう前の男の事なんて忘れて、俺のモンになっちまえよッ」
「あ、あ゛……っ!いぎぃ❤️無理ッ!絶対、絶対にありえないわ……!私はナザリックの守護者統括よ?あなたみたいな下等生物に屈服するわけが……ッッッ、ぉぉぉぉお゛❤️」
男の言葉に、アルベドは強い拒絶を示す。
だがそれは逆効果だった。
この期に及んでまだ強がる気でいるのか。どこまでも生意気な雌だ。
そんな反抗的な態度もまた魅力。堕とし甲斐があるというもの、そこまで言うのならば自慢のモノで徹底抗戦だ。
最高の女を屈服させるべく、より深く肉棒を突き入れる。繁殖の器を自分の遺伝子で満たす為に、扉を開けるように亀頭で押し潰した瞬間……本日三度目の射精が解き放たれた。
先程のよりももっと濃く、量も多い。
張り付けば決して離れない粘ついた精液の濁流が、最奥を埋め尽くしていく。
膣内は一瞬で白濁液に埋め尽くされた。
そればかりか最奥の肉扉の先までも犯し、その内部をたぷたぷと満たす。これは男としての、女へのマーキングに他ならなかった。
この雌は俺のモノだと……。他の雄が寄り付くことすら出来ないほど深く、魂に至るまで刻み込むのだ。
「あ゛、あ゛……ッ!いやぁぁ……っ。もうやめてぇぇえ!」
アルベドの絶叫。その願いを聞き届ける存在などいるはずがない。
最後の一滴まで出し切る。暴れる指示を無理矢理押さえつけ、腰を揺すりながら極限まで密着を高める。ビグッ、ビグッ……❤️強い痙攣を数回繰り返し、やがて長い長い射精を終えるのだった。
苦味の残る息を吐き、性臭漂う深い息を吐き出した男はゆっくりと肉棒を引き抜いた。
アルベドが陵辱を受けてからというもの、今まで一度も抜かなかった為にこれで一区切りだ。
支えを失った女体は脱力し、どちゃりと汚らしい音を立てシーツに倒れ込む。手足はだらしなく投げ出され、絶頂の余韻と生々しい性交の跡が残る秘所もガバガバに形を覚えさせられていた。
開き切った口からは戯言のように、モモンガ様……と連呼している。まだ未練を捨てきれていないのだろうがそれも時間の問題だろう。
その身は既に屈服しているも同然なのだから……。
「すいませーん、飯持ってきてください。はい、二人分。あと精力剤も。今夜はマジこの女堕とすんで」
男は部屋の扉の外で待機していた世話係に注文を下し、届けられた水で喉を潤していく。
調教は始まったばかりだ。
股間の方もまだまだヤリ足りないと唸っている。
じっくりとたっぷりねっとり時間をかけて堕とし尽くす。鼻息荒く、無抵抗なアルベドに覆い被さると……。男は獣のように、再び美しい肢体にむしゃぶりつくのだった。