僕はいつまで経っても童貞を卒業できないと思う 作:アロワナさん
とても懐かしい思い出だった。僕も丸くきれいになった泥団子を家の玄関で置いて、次の日を楽しみにしていたが、翌朝にはなぜか割れている。そういった理不尽も味わうことができる。まあ、仮に綺麗にできたとしても最後は割れる。割る。今日まで大事にされている泥団子なんて一つもなかった。
洗っても洗っても手にキラキラした何かが残っていた。僕があのキラキラを見ることは多分ないだろう。
僕はかなりドキドキしていた。心臓の音がはっきりと聞こえているように普段以上の警戒をしてしまっている。しかしそんな僕をおかまいなしに純恋は手首を掴んで強引に引っ張る。
「今更何を怖がってるの?」
「だって入ったこと無いし」
「じゃんけん負けたのは誰?」
「……僕です」
あまり活気のない商業施設のとある階にあるトイレの前に僕と純恋はいた。ただ、僕が普段行くトイレではなかった。女子トイレである。
「そもそも誰かいたら終わりじゃん」
「誰もいないから、誰も」
その言葉が嘘だった場合、僕だけでなく純恋も終わってしまうのを知っているにも関わらず、僕を女子トイレに引き込む。
嫌々ながらも一歩足を踏み入れた先に広がっていたのは、ただのトイレだった。小便器がなくて、個室が並んだだけのトイレ。床のタイルの色もほぼ変わらず。想像していた女子トイレは男子トイレと違ってきれいな感じがあったが、角は錆びているし、臭いもするし、床のタイルも汚かった。機能的な違いしかない。
「ほら、誰もいないね」
そんな中、一番奥の扉が目に留まる。それ以外はすべてドアが内側に開いていた。一瞬、誰かいるんじゃないかと思ったが、考えてみれば洋式だから扉が外開きなだけで閉まっていただけ。
純恋は人がいる疑いもなく一番奥の洋式便所の扉を開け、僕と二人して中に入った。純恋は便座に座り、その前に僕は立ちはだかる。
「トイレに入ったらちんちんさんがしないといけないことは?」
僕の股間を見つめながら純恋が子供に言い聞かせるように語りかける。
「え、小?」
「違います」
僕が次の答えを発言する間もなく、僕のズボンがパンツごとずりおろされる。純恋は清々しいほどの笑顔でちんちんの先端をトンッと叩く。
「正解はヌギヌギするでした」
「は、はあ」
僕のちんちんは今日の純恋のテンションについていけておらず、まだシナシナだった。それが不満だったのか、純恋は指で弾いた。結構強く。
「ったぁ!」
ぶるんと上下に仰け反ったちんちんは意味に反して触られた嬉しさで硬くなる。若干、汁が純恋の頬あたりに飛んだが、驚くことなく純恋は指で拭う。そのまま口の中に入れる。
「しょっぱ」
自分でも尿か我慢汁かわからないものを飛ばしたからなんとも言えなかった。だが、もし次に飛ばすなら確実に我慢汁であることは僕もちんちんも理解している。なぜなら、このあとの展開を期待しているからだ。僕は声帯にちんちんを宿して質問をする。
「ちんちん、今日はどこに
「ちんちんさんはいつもと違う場所に
正直僕は純恋の口に出すものだと思っていた。最近、純恋のフェラがとても気持ちよく、あの温かみがないと落ち着かないちんちんもいるぐらいだ。
もしかして手コキか? 最初の初々しさはもうない、僕の少し伸びている皮でカリを擦る熟練の手つきが見れるのか。でもその場合は一体どこに出すんだろうか? 顔? 胸? 秘部? 服の上? 肌の上? 期待は膨らむがいまいち純恋のセリフとはニュアンスが異なる。いつもと違う場所ではあるが、もったいぶって言うほどではない。
「正解はここ」
そう言うと、純恋はスカートの裾をお腹の方に手繰り寄せた。便座を隠すようにあったスカートがなくなると、健康そうな太ももがあらわになり、その後男なら誰しも目を奪われる三角形が目に止まった。
これまでのことを話すと、純恋のパンツは基本的に地味なことが多い。機能性を重視しているのか、無地で色も白と黒のカラーバーの間にあるような色ばっかり。もちろん、僕はそんな純恋のパンツでも見えると勃起する。
今回は違った。学生服特有のありきたりな紺色のスカートをたくし上げた先には淡いピンクのレースのおパンツ様が隠されていた。中央には可愛らしい小さなリボンも付いており、僕はこんなパンツを履いた純恋を初めて見た。
純恋はスカートの中にあるおパンツ様をつかみ、よいしょと言う掛け声とともに足首までおろす。片足ずつローファーを通してパンツを完全に脱いだ。
「もう、ちんちんさん喜び過ぎだね」
僕の気持ちの中ではちんちんに血管が浮かび上がっている。実際にはガチガチなだけだが。このあと何をするのか、僕のちんちんがどこで
純恋も僕がセックスしか考えられない猿になっていることをわかっている。だが同時に、僕がセックスを強行しないこともわかっている。
僕は純恋に飼われている。純恋がすることに従い、僕が純恋を裏切ることは絶対にしたくない。ましてや、僕からセックスを申し出ることは僕にとって裏切りにつながる。でも、棚からセックスが落ちてきたらファックする。間違いなく。
この関係が始まってからまだ一度たりとも純恋の扉の先にちんちんはたどり着いていない。だから期待している。今日、一度目となることを。
固唾を飲み込み、我慢汁を絞り出し、僕は純恋の動向を見守った。純恋はまたしてもスカートをたくし上げる。今度は秘部が見える。股が開いていたので、ふだん閉じているはずの大陰唇は離れ、割れ目がきちんと割れている。
ついにこの時が来たんだと、僕は頭の中で鐘の音が鳴ったことを確認した。さながらウェディングベル。ゴーンゴーンと至福の音色が響き渡る。
「ごくり」
あえて僕は言葉に出し、純恋が喋るのを促した。
「ここにちんちんさんはぶっかけたいよね」
ちんちんを上下に動かしながら、あわよくばもっと先でイきたいとチンパシーを送る。
「でもまだダメ、ちんちんさんには我慢してもらうね」
純恋は握っていたパンツを僕のちんちんに被せた。布の少し硬いクロッチの部分が先端にあった我慢汁を吸収する。そのまま、パンツごと純恋はちんちんを握り込み、手を上下に振り始めた。
シュッ、シュッ、シュッ。
「脱ぎたてのパンツはあったかい?」
たぶん、純恋が思っているほどあったかくはない。普段より摩擦がましているのか、こすっている行為自体の熱は高めである。
シュッ、シュッ、シュッ。
「これ、今日おろしたて。ちんちんがマーキングしていいよ」
初めて履くパンツを汚す行為にドーパミンが分泌されたのを感じた。ちんちんに血流が集まりすぎて貧血になりそうなほど、興奮は計測不能の領域に達している。
(新品のパンツを汚しても良いのか?)
倫理観を考えても、純恋が手を止めないため、いずれ
(換えのパンツを持ってきているのか?)
配慮を考えても、純恋が手を止めないため、いずれ
(本当に
自問自答をしても、純恋が手を止めないため、そろそろ
気持ちよさの中にどうしても背徳感がちらつく。誰もいない女子トイレという非常識な空間での道徳的に問題のある行為を理解しているはずなのに、パンツを汚したくないという些末な罪悪感を覚えてしまう。
「難しいこと考えずに
僕の気持ちを見透かすかのように、純恋はその速度を早めた。
ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ
最初はパンツと言うより布の硬さを感じてピリッとした痛さがあった。しかし我慢汁で濡れパンツとなった今はスムーズに動く。僕のちんちんが果てるのを純恋は指先から感じ取っている。さっきよりも力強く握り込み、ラストスパートをかける。
「で、
ちんちんがパンツとディープキスをしてから数分。たった数分で愛の証をちんちんはパンツに放った。ドクドクとクロッチも受け止めきれずに繊維の隙間から透明な精子が滲み出てくる。ひとしきり出終わるまで純恋はちんちんをこすり続けており、おパンツ様は汚パンツ様へと変わり果ててしまった。
「パンツが妊娠したら責任取れる?」
純恋が両手でパンツを持ち上げる。秘部が当たる中央部分に精子が溜まっているせいでそこだけ重みで尖っていた。改めて見るとめちゃくちゃ
純恋は立ち上がるとパンツに足を通し始めた。肌に当たった部分には僕の精液が艶となって目立つ。そしてスカートの中へと汚パンツ様は隠れていった。
「つめたっ!」
無邪気な声を出す純恋に僕の脳は追いついていなかったが、ちんちんは状況を把握していたらしい。さっき
「指で妊娠させれるんじゃない?」
純恋は僕の手を取ってグチョグチョに濡れているパンツの上へ誘導した。精子は外気にさらされて冷たかった。だから摩擦で温めることにした。
グチュ、グチョ、グチュ、グチョ。
手のひらで陰核部分を、指先で入口部分を同時に攻める。妊娠するはずがないのが、万が一の可能性を感じてパンツごと膣に押し込み執拗にノックした。
「ん、ん、んっ、んっ、んあっ!」
純恋は手すりの代わりに僕のちんちんを握って、たまにこすって、立つのも大変なのか僕の胸に体重を預けながら小さい身体を震わせている。
グチュ、グチュ、グチョ、グチョ。
パンツが膣にめり込んでいく。純恋が上目遣いで眼鏡越しに僕を見てくるせいで、余計にちんちんがイライラする。だらしなく開いた唇を見ると塞ぎたくなる。
唇を重ねるとすぐにお互いの舌が絡まりあった。どちらも執拗に相手の舌を探す、見つけると上や下やと動き回りその度に唾液が口の中で飛び散る。
口では粘液と粘液が混ざり合う。膣の入口では愛液と精液が混ざり合う。
「んん! んん! んんん!!」
純恋がイッたと同時に僕の手に生暖かい感触がした。どうやら出たらしい。パンツから溢れたおしっこは太ももの内側を通って靴下へと垂れていく。とき同じくしてちんちんからも第二波、精子が飛び出て純恋の制服にかかる。
「ぷはぁ! はぁ、はぁ。どうしよう」
「ごめん……とりあえずトイレットペーパーで拭く?」
「……ほんと、どうしよう」
とても外を出歩けないような純恋の服装に、僕達はしばらく頭を抱えたのであった。
純恋は便座の上に座り、用を足そうとしていた。自宅のトイレ、今日行為をしたトイレと違い、汚れても外を歩くことはない。対処が容易である。
あと少し、力めば尿は出る。しかし純恋は出すことを中断してパンツを履いた。そしてもう一度力む。脳からはパンツを履いているからおしっこは出さないぞ、と反発は会ったものの、気合で押し切った。
シャーッとパンツによって濾された尿はトイレに落ちる他、パンツに広がりうち太ももを濡らし始めた。排尿が終わる頃にはパンツも濡れて色が変わり果て、太ももから伝った尿で便座も汚れる羽目となった。
「あんまり気持ちよくない……辞めとけばよかった」
同じ排尿でも今日の興奮とはかけ離れていた。こぼれた部分お掃除をしながら、純恋は実感した。