【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
休み時間の喧騒が教室を包む中、学級委員を務める美柑は、教壇の脇にある掲示板の前で少しだけ困ったような顔をしていた。
「あ、届かない……」
掲示板の最上部、画鋲で留められた行事予定のプリントを貼り替えようとしたのだが、美柑の小柄な身長では、つま先立ちをしてもあと数センチが足りない。彼女はキョロキョロと周囲を見渡し、壁際に置かれていたアルミ製の三段脚立を引き寄せてきた。
ちょうどその時、自分の席で読書をするふりをしながら、全神経を美柑の動向に集中させていた佐藤は、心臓の鼓動が跳ね上がるのを感じた。
(……脚立。あんな高いところに登ったら、また……)
佐藤は吸い寄せられるように席を立ち、何食わぬ顔で彼女のそばへ歩み寄った。
「結城さん、手伝おうか? その脚立、僕が押さえておくよ」
「あ、佐藤くん。ありがとう、助かるわ。ちょっとグラグラするから不安だったの」
美柑は無邪気な笑顔を見せ、佐藤の申し出を快く受け入れた。佐藤は脚立の両脇をしっかりと掴み、下から支えるポーズをとる。だが、その視線の角度は、必然的に「真下」から見上げる形になった。
美柑が一段、二段と足をかけて登っていく。
「よっと……」
美柑が三段目の天板に近い部分に両足を揃えて立った瞬間、佐藤の視界は劇的な変化を遂げた。
美柑が両腕を高く伸ばして掲示板の画鋲を外そうとする動作に伴い、彼女の身に着けているサマーニットの裾が、重力と身体の伸びに従って、細いウエストからそっと離れていったのだ。
「……っ!」
佐藤は息を呑み、脚立を掴む手に思わず力がこもった。
まず目に飛び込んできたのは、ニットの裾とスカートのウエストラインの間に生まれた「空白地帯」だった。そこには、白く、きめ細かな肌が剥き出しになっていた。
美柑が背伸びをするたびに、彼女の愛らしい「おへそ」が、くぼみの中に影を落としながらひょっこりと顔を出す。さらに、腕を大きく動かす動作によってニットとウエストラインの空洞がさらに広がり、佐藤の角度からは、彼女の腰のくびれ、そしてその上にある柔らかな「膨らみ」の輪郭までもが露わになった。
彼女の胸は、腕を上げたことで上へと引き伸ばされ、未成熟な乳房の柔らかな肉が見て取れる。そして、興奮か、あるいは高所の緊張によるものか、赤く小さな乳首の突起が、はっきりと存在を主張していた。
だが、佐藤の理性を最も激しく揺さぶったのは、そのさらに下だった。
両腕を上げたことで、美柑の履いているチェック柄のミニスカートの裾が、これ以上ないほど高く持ち上げられている。下から見上げる佐藤の眼前には、遮るもののない、眩しいほどの「白」が広がっていた。
(……なんて無防備なんだ……)
そこには、太ももの付け根を締め付けるようにフィットした、清潔感あふれる純白の綿パンツが鎮座していた。美柑は掲示板の作業に集中するあまり、自分のスカートの中が完全に開放されていることに全く気づいていない。
脚立の上で、美柑がより高い位置の画鋲に手を伸ばそうと、わずかに脚を開いた。
その瞬間、佐藤は自身の視神経が焼き切れるような衝撃を受けた。
パンツの布地が、彼女の秘部の柔らかな膨らみに食い込み、股間のラインをくっきりと二つに割るように形作っている。小学生らしい瑞々しい肉体が、その白い布地を内側から押し広げようとする力強さ。太ももとパンツの境界線から覗く、吸い付くような白い肌の柔らかさ。
佐藤は、脚立を支えるという名目で、美柑の真下にいた。
見上げれば、そこには彼女のお腹、胸の蕾、そして無垢な股間が、一つの芸術的な構図となって収まっている。
「えいっ……。あ、取れた」
美柑が画鋲を外し、新しいプリントを貼ろうとする。そのたびに身体が左右に揺れ、それに合わせてスカートの裾がひらひらと舞い、白いパンツの全体像が何度も何度も、網膜に焼き付くように現れては消える。
(みんなは……本当にこれを見ていないのか? こんなに、こんなにすぐ近くで、結城さんのすべてが晒されているのに……)
佐藤は、教室内を見渡した。他の男子たちは、友達と馬鹿笑いをしてカードゲームに興じたり、廊下へ遊びに行ったりしている。彼らにとっての結城美柑は、あくまで「遠くから眺める優等生」であり、このように至近距離で、下からその「聖域」を覗き見るという発想自体がないのだ。
佐藤だけが、この背徳的な至福を独占していた。
美柑の脚の間から、彼女の白いお腹が見える。
掲示作業に熱中する彼女の、少しだけ荒くなった吐息が、脚立を伝って佐藤の頭上に降り注ぐ。
美柑が不意に、掲示物の位置を確認するために、少し身を引いて下を見下ろした。
「……佐藤くん? ちゃんと支えてくれてる?」
「あ……う、うん。大丈夫。しっかり持ってるよ」
佐藤は慌てて視線を掲示板の方へと泳がせたが、美柑の潤んだ瞳と、そのわずか数センチ下で露わになっている「胸の蕾」の存在に、喉がカラカラに乾いた。
「ありがとう。……あと一枚で終わりだからね」
美柑は再び上を向き、作業を再開した。
最後のプリントを留めるために、彼女は本日最大級に背伸びをした。
サマーニットとウエストラインの空洞は最大に広がり、そこには美柑の白い肌と、ツンと突き出した「双子の果実」が、まるで佐藤に捧げられるかのように晒された。
それと同時に、スカートの下では、食い込んだパンツが彼女の秘部の形を鮮烈に浮き彫りにしていた。
佐藤のズボンの中は、もはや爆発寸前だった。
「……できたわ! 佐藤くん、ありがとう」
美柑は満足げに脚立を下りてきた。
着地した瞬間にスカートがふわりと戻り、ニットの裾も彼女のおへそを隠した。
さっきまでの淫らな光景が嘘のように、彼女は再び「清純な優等生」の姿に戻っていた。
「助かっちゃった、佐藤くん。やっぱり一人じゃ無理だったみたい」
美柑は屈託のない笑顔で、佐藤の肩を軽く叩いた。
佐藤はその手の温もりと、つい数秒前まで自分の眼前にあった「白い聖域」の残像に、めまいを覚えた。
「ううん……僕の方こそ。また、何かあったら言ってよ」
「うん、お願いね」
美柑はそう言って、軽やかな足取りで幸恵たちの元へと戻っていった。
佐藤はしばらくの間、アルミ製の脚立に残った彼女の体温と、自分の脳裏に刻まれた「白」の記憶を反芻しながら、次の「ハプニング」が訪れるのを、狂おしいほどの期待と共に待ち続けるのだった。