【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
三時間目の算数の授業が終わり、教室には中休みの解放感が広がっていた。佐藤は自分の席で、先ほどの授業のノートを見返すふりをしながら、斜め前に座る美柑の様子を伺っていた。
美柑は隣の席の幸恵と、次の移動教室の準備について話しているようだった。彼女が教科書を鞄にしまおうとしたその時、机の上に置かれていた愛用のシャープペンシルが、コロコロと転がり、そのまま床へと落ちた。
「あ……」
ペンは勢いよく転がり、美柑の机のさらに奥、ちょうど彼女が座っている椅子の真下あたりで止まった。
(チャンスだ……!)
佐藤の体は、思考よりも先に動いていた。彼は「親切なクラスメイト」の仮面を完璧に被り、椅子から立ち上がった。
「結城さん、僕が拾うよ」
「えっ、あ、佐藤くん。ごめんね、奥まで行っちゃったみたい」
美柑は申し訳なさそうに、けれど当然のように佐藤に場所を譲る……のではなく、座ったまま少しだけ椅子を引いて、佐藤が入るスペースを作ってくれた。
佐藤は膝をつき、四つん這いになって美柑の机の下へと潜り込んだ。
机の下の世界は、外の喧騒が嘘のように静かで、そして驚くほど濃密な「美柑の気配」に満ちていた。木の床からは彼女の体温が伝わってくるようで、佐藤の心臓はドラムのように激しく打ち鳴らされた。
「……あ、あった」
シャープペンシルは確かに奥の方にあった。しかし、佐藤の目的はもうペンではなかった。
彼が顔を上げると、そこには彼が夢にまで見た「聖域」が広がっていた。
美柑は椅子に座ったまま、佐藤が拾いやすいように少しだけ脚を広げていた。
彼女が今日履いているのは、短めのプリーツスカート。座っていることで裾がさらにずり上がり、佐藤の鼻先、わずか数センチの距離に、美柑の白い太ももが迫っていた。
(……っ、なんだ、この匂い……!)
狭い机の下という密室空間。そこには、美柑という少女が放つ、甘くて瑞々しい、そしてどこか「生」を感じさせる香りが充満していた。石鹸の残り香のような清潔な匂いの奥に、彼女が今日一日活動し、体温で温められたことで醸し出された、柔らかな雌の匂い。
佐藤は呼吸を忘れた。
視線をさらに奥へ進めると、そこには眩しいほどの「白」が鎮座していた。
座っている姿勢のせいで、美柑の白い綿パンツは、彼女の股間のラインにこれ以上ないほど密着していた。太ももの付け根を締め付けるゴムのライン。そこから溢れ出すような、小学生らしい瑞々しい肉の弾力。
美柑は机の上で幸恵と話を続けているため、時折、楽しそうに足をブラブラと動かした。そのたびに、スカートの裾が揺れ、パンツの全体像が露わになる。
(……すごい。すぐそこにある……)
佐藤の鼻先は、あと少し動けば美柑のパンツのクロッチ部分に触れてしまいそうな距離だった。そこからは、より濃厚な、美柑という少女の「中心部」の香りが漂ってくる。それは、決して不快なものではなく、佐藤の理性を一瞬で焼き切ってしまうほどに魅惑的な香りだった。
「……佐藤くん? 見つかった?」
上から美柑の声が降ってきた。机の下にいる佐藤には、その声が反響して、まるで彼女の胎内から聞こえてくるような不思議な感覚に陥った。
「あ……う、うん。今、取るところ……」
佐藤は震える手でペンを掴んだ。だが、彼の目は美柑の股間の「膨らみ」に釘付けだった。
座っていることで、パンツの布地がピンと張っている。そこには、彼女の秘部の柔らかな山なりがくっきりと浮き出ていた。
美柑がふと、何かに気づいたのか、さらに足を少しだけ広げた。
その瞬間、佐藤は自身の視界が真っ白になるような衝撃を受けた。
パンツのクロッチが秘部の筋に沿って深く食い込み、二つの柔らかな肉の丘を鮮烈に描き出していたのだ。無防備、という言葉では足りない。彼女は、自分の真下でクラスの男子が、自分の最も大切な場所を凝視していることなど、微塵も疑っていない。その「無垢な残酷さ」が、佐藤をさらに興奮させた。
(僕は今……結城さんの『中』にいるみたいだ……)
佐藤はペンを握りしめたまま、一瞬だけ、その香りを深く吸い込んだ。
美柑の体温、肌の匂い、そしてパンツの布地が放つ、わずかに蒸れたような、けれど神聖な芳香。
「はい……これ、落ちてたよ」
佐藤は未練を断ち切るように、机の下から這い出した。
這い出す瞬間、美柑の膝が佐藤の肩に軽く触れた。驚くほど柔らかく、そして温かい感触。
「ありがとう、佐藤くん! 助かっちゃった」
美柑は屈託のない笑顔でペンを受け取った。
彼女の表情には、一ミリの疑念も、一ミリの羞恥もなかった。
さっきまで自分の股間を、鼻先数センチで覗かれていた少女とは思えない、あまりにも清純な微笑み。
「……ううん。どういたしまして」
佐藤は自分の席に戻ったが、手のひらにはペンを拾った時の美柑の膝の感触が、そして鼻腔には、あの机の下の「秘密の香り」がいつまでも残り続けていた。
教室内では、他の男子たちが相変わらず騒いでいる。
彼らは知らない。この優等生の机の下が、どれほど淫らで、どれほど神聖な香りに満ちた異世界であるかを。
佐藤は、自分のズボンの膨らみを必死に隠しながら、次の授業のチャイムを待った。
彼の頭の中では、すでに次の「ハプニング」への期待が、制御不能なほどに膨れ上がっていた。
(……結城さん、君は本当に……)
佐藤は、窓の外を眺める美柑の横顔を見つめ、静かに、けれど深く、彼女の沼へと沈んでいく自分を自覚していた。