【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
朝の衝撃的な目撃談から数時間。佐藤にとって、その日の授業はすべてが夢の中の出来事のようだった。目の前の席に座る美柑の背中、時折揺れる栗色の髪、そして彼女が自分の机に預けていた体温の残像。教科書を開いても、文字の代わりに朝の光の中で見た彼女の「無垢な聖域」が浮かんでは消え、佐藤の心拍数は一日中、異常な数値を刻み続けていた。
放課後。掃除を終え、夕闇が迫り始めた校舎には、どこか物悲しくも密やかな空気が漂っていた。佐藤は忘れ物を取りに教室へ戻り、その帰り際、中央階段の踊り場で彼女と遭遇した。
「あ、佐藤くん。まだ残ってたの?」
美柑は、重そうなプリントの束を抱えて階段を降りてくるところだった。ニットの薄い生地は、彼女が動くたびにそのしなやかな肢体を浮き彫りにし、前屈みになる動作のたびに、広い襟ぐりが重力に負けてだらりと垂れ下がる。
佐藤が返事をしようとした、その時だった。
「わっ……!」
美柑が階段の段差を見誤り、足を踏み外した。プリントが宙に舞い、彼女の身体がバランスを崩して前方に投げ出される。
「結城さん!」
佐藤は反射的に身体を投げ出した。階段の下段にいた彼は、落ちてくる彼女を正面から受け止める形になった。しかし、勢いがつきすぎた彼女の体重を支えきれず、佐藤はそのまま背中から階段の踊り場へと押し倒された。
ドサッ、という鈍い音と共に、佐藤の視界が火花を散らす。
だが、その直後に訪れた感触は、痛みなど一瞬で忘れさせるほど過激で、致命的なものだった。
「……っ……ぁ……」
佐藤の胸の上に、美柑が重なっている。
だが、ただ重なっているだけではなかった。階段を転げ落ちた際の摩擦と衝撃、そして重力のいたずらによって、美柑のプリーツスカートは完全に捲れ上がり、あろうことか、彼女の白い綿パンツのゴムが、佐藤の腕や膝に引っかかった状態で……彼女の膝の下までずり落ちていたのだ。
佐藤が目を開けた瞬間、そこにあったのは、もはや遮るもののない「剥き出しの真実」だった。
(……っ!?)
美柑の脚の間に、佐藤の顔が潜り込むような格好になっていた。
佐藤の鼻先、わずか数センチの距離に、彼女の最も大切な場所が鎮座していた。
朝、机の上で見た時よりも遥かに生々しく、熱を帯びた光景。
美柑の白い太ももの付け根。そこには、うっすらと産毛さえ見えないほど滑らかで瑞々しい肌が広がり、その中央には、恥じらうように、けれど誇らしげに咲く桃色の蕾が晒されていた。
さらに衝撃的だったのは、彼女が佐藤を跨ぐようにして倒れ込んでいるため、彼女の腰が浮き、佐藤の視界からは彼女のお尻の穴までもが、夕暮れの淡い光の中で鮮明に映し出されていたことだ。
リトによって丁寧に、そして執拗に愛されてきたその窄まりは、小学生らしい幼さを残しながらも、どこか経験を感じさせるような妖艶な色彩を帯びていた。
「んんっ……佐藤、くん……?」
美柑は混乱した様子で声を漏らした。彼女の手が佐藤の肩を掴み、身を起こそうとする。だが、その動作によって彼女の股間はさらに佐藤の顔へと近づき、彼女の秘部から漂う、あの甘くて蒸れたような、そして朝の自慰の余韻が混じった濃密な香りが、佐藤の鼻腔を暴力的に貫いた。
佐藤は呼吸を忘れた。
美柑が身をよじるたびに、彼女のボートネックの襟元からは、支えを失った未成熟な胸がこぼれ落ちそうに揺れ、ニットの内側でツンと鋭く尖った乳首の輪郭が、佐藤の眼前に突きつけられる。
「あ……ご、ごめんなさい。私、変な格好で……」
美柑は自分のパンツが脱げ、秘部とアナルが佐藤の瞳に完全に焼き付けられていることに、ようやく気づいたようだった。
普通なら、絶叫して顔を覆う場面だろう。しかし、美柑は違った。
彼女は真っ赤な顔をして、潤んだ瞳で佐藤を見つめた。
そして、逃げ出すどころか、わざと体重を佐藤の股間の方へとかけ直し、自分の剥き出しの秘部を、佐藤のズボンの膨らみに押し当てるようにして、はにかんだ。
「……ふふ。佐藤くん、顔が真っ赤。……なんだか、今の感じ……」
美柑は佐藤の耳元に顔を寄せ、熱い吐息を吹きかけた。
「……リトみたい」
その一言が、佐藤の理性の最後の一線を粉砕した。
自分を、彼女が心から愛し、身体を許している実の兄と重ね合わせた。それは最大級の侮辱であると同時に、佐藤にとってこれ以上ないほどの「誘惑」であり、彼女の共犯者として認められたという狂おしいほどの証だった。
美柑の秘部は、佐藤のズボンの上でじりじりと熱を放っている。布地越しに伝わる、彼女の粘膜の柔らかさと、じわりと滲み出した愛液の湿り気。
美柑はパンツを履き直そうともせず、そのままの姿勢で佐藤の胸元に顔を埋めた。
佐藤の眼下には、まだ彼女の桃色の筋と、キュッと締まったアナルが、誘うように晒されている。夕闇の中で、彼女の肌は真珠のような光沢を放ち、そこから溢れる「雌」としてのフェロモンが、踊り場の空気を支配していた。
佐藤は、震える手で彼女の腰を支えた。
柔らかい。驚くほど細く、そして熱い。
このまま、この無防備な蕾に指を伸ばしてしまいたい。彼女のアナルを、朝見た机の角のように、自分の指でなぞってしまいたい。
そんな黒い欲望が佐藤の中で渦巻いたが、彼は必死に耐えた。今、ここで一線を越えてしまえば、この「特別で淫らな日常」が終わってしまうかもしれない。
「……結城さん。……そろそろ」
佐藤は掠れた声で、やっとの思いでそう告げた。
美柑は少しだけ残念そうに、けれど満足げに微笑むと、ようやく身体を起こした。
彼女はゆっくりと膝まで落ちたパンツを引き上げ、スカートを整えた。その一連の動作さえも、佐藤に見せつけるための儀式のように優雅で、淫らだった。
「ありがとう、佐藤くん。助けてくれて」
美柑は立ち上がり、散らばったプリントを拾い集めた。
「……今の、秘密だよ? ……私が、転んじゃったこと……」
美柑はプリントを抱え、階段を数段降りたところで振り返った。
夕陽の残光を背負った彼女の姿は、この世のものとは思えないほど美しく、そして一人の少年を永遠に狂わせるに十分な毒を含んでいた。
「じゃあね、佐藤くん。また明日、学校で」
軽やかな足取りで階段を降りていく美柑。
佐藤は踊り場に立ち尽くし、自分の手のひらに残る彼女の腰の感触と、鼻腔にこびり付いた秘部の香りを反芻していた。
階段の下には、彼女が漏らした愛液の雫が、点々と跡を残しているかもしれない。
佐藤は、自分のズボンの激しい主張を抑えることも忘れ、彼女が去っていった闇の先を、ただ呆然と見つめ続けていた。