【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
給食が終わった後の昼休み。校庭からは子供たちの元気な歓声が響いてくるが、校舎の裏手にある用務員室には、それらを遠くに追いやったような穏やかな静寂が流れていた。
窓から差し込む午後の陽光は、埃を黄金色に染めながら、古びたグリーンの合成皮革のソファーを温めている。林さんは、午後の校内点検に備えて老眼鏡を拭いていたが、ふとソファーに目をやり、思わず口元を綻ばせた。
「……おや、よほど疲れていたんだねぇ」
そこには、学級委員の仕事を終えて立ち寄った美柑が、横になって深い眠りについていた。
美柑は、学校行事の準備やクラスのまとめ役として、小学生とは思えないほど完璧に振る舞っている。しかし、こうして無防備に眠る姿は、やはりまだ年相応の幼さを残した少女そのものだった。
「ふぅ……ふぅ……」
小さく規則正しい寝息。美柑はクッションを抱きしめるようにして身体を丸めていたが、熟睡するにつれて緊張が解けたのか、次第にその姿勢は崩れていった。
林さんは、冷房の風が直接彼女に当たっているのが気になり、奥の棚から使い古した薄手の毛布を取り出した。孫娘を労わるような、優しい足取りでソファーへと近づく。
しかし、そこで林さんの足が止まった。
「……っ、これは……」
美柑は仰向けに近い形に寝返りを打っていた。その際、彼女の短いプリーツスカートは、ソファーの表面との摩擦によってずり上がり、腰のあたりで無残に捲れ上がっていた。
林さんの眼前に広がったのは、午後の陽光を浴びて白く発光するかのような、美柑の剥き出しの下半身だった。
美柑の脚は自然に緩み、左右に小さく開かれている。そこには、彼女の純粋さを象徴するような、清潔感あふれる純白の綿パンツがあった。座っている時や立っている時とは違い、寝そべった状態で脚の力が抜けているため、パンツの布地は彼女の股間の形状をこれ以上ないほど鮮明に浮き彫りにしていた。
林さんの喉が、ゴクリと鳴った。
パンツの中央。そこには、小学生らしい瑞々しさを湛えた秘部の、柔らかな山なりがクッキリと隆起していた。寝返りを打った拍子に、布地が股間の溝へと深く食い込み、左右に分かれた肉の膨らみを強調するように形作っている。
(……いけない。見てはいけない。……だが)
林さんは毛布をかけようとした腕を、空中で止めたまま動けなくなった。
孫を見るような慈愛の心。それが、目の前のあまりにも無防備な「女」の輪郭を前に、激しく揺さぶられていた。
美柑が「ん……」と微かな声を漏らし、再び身体を動かした。
その拍子に、捲れ上がったスカートの下から、彼女の白いお腹と、おへそまでもが露わになる。さらに、五分袖のカットソーが胸元まで引っ張られ、ブラジャーを着けていない彼女の小さな乳房が、重力に従って脇の方へと流れ、その頂点にある赤く尖った乳首の形が、布地を内側からツンと押し上げていた。
林さんは、自分の理性が静かに削られていく音を聞いた。
部屋の中に充満する、お日様の匂いと、美柑の甘い体温の匂い。
彼女の秘部の山なりは、呼吸に合わせて穏やかに上下している。その無垢な「形」は、どんな淫らな意図も持たず、ただそこに存在しているだけで、老人の枯れかけた本能を直撃した。
(美柑ちゃん……君は、私をどうしたいんだい……)
林さんは、震える手で毛布を広げた。
本当なら、すぐに彼女の身体を覆い隠すべきだった。しかし、彼の指先は、毛布の端を握ったまま、数センチの距離で静止していた。
このまま、この毛布を下ろさなければ。
あと数分、いや数秒だけ、この神聖で背徳的な光景を眺めていられるのではないか。
そんな卑俗な欲望が、林さんの胸の奥で黒い鎌首をもたげた。
美柑の白い太ももの付け根。そこには、パンツのゴムが食い込んだ跡が薄っすらと赤く残り、彼女の肌の柔らかさを物語っている。そのすぐ隣にある、秘部の膨らみ。
林さんは、自分の掌が熱くなっていることに気づいた。その掌で、彼女の股間の熱を、その柔らかな山なりを、そっと包み込んでみたい。孫をあやすような顔をしながら、その実は一人の男として、彼女の純潔に触れてみたい。
(……阿呆なことを。私は、何を考えている……)
林さんは自分を強く律した。
美柑は自分を信じきっている。おじいちゃんだと思って、安心して寝顔を見せているのだ。その信頼を裏切るような真似は、人として許されない。
林さんは、ゆっくりと、本当にゆっくりと、毛布を美柑の身体に被せた。
白いパンツが隠れ、露わになったお腹が隠れ、尖った乳首の形が隠れていく。
最後に、彼女の安らかな寝顔だけが毛布の外に残った。
「……おやすみ、美柑ちゃん。良い夢を見るんだよ」
林さんは掠れた声で囁き、ソファーから離れた。
作業台に戻ったものの、ネジを締める手はまだ微かに震えていた。
老眼鏡をかけ直しても、視界の隅には、先ほど見たあの「純白の山なり」の残像が、焼き付いて離れない。
慈しみの心で守ってあげたいという願いと、男としてその柔らかさを手に入れたいという衝動。
相反する二つの感情が、林さんの中で激しく火花を散らしていた。
美柑はまだ眠っている。
毛布の下で、彼女の股間は今も、あの無垢な形で熱を帯びているのだろうか。
林さんは、窓の外から聞こえる子供たちの声を遠くに聞きながら、冷房の効いた部屋の中で、一人、自分自身の内側に芽生えた「男」の熱に耐え続けていた。
その日の昼休みが終わる頃。
「……ん、林さん。私、寝ちゃってたみたい」
目を覚ました美柑が、毛布を抱きしめながらはにかんだ。
彼女は自分のスカートがどれほど捲れていたか、そして自分がどれほど淫らな姿を晒していたか、夢にも思っていない。
「ああ、お疲れだったんだね。さあ、授業に遅れるよ」
「はーい! 林さん。……あと、毛布もありがとう!」
美柑は無邪気な笑顔を残して、部屋を飛び出していった。
林さんは、彼女が座っていたソファーの、わずかな凹みを見つめた。
そこには、彼女の残り香と、老人が一生忘れることのできない「純白の記憶」だけが、午後の光の中に沈んでいた。