【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
その日の朝は、予報にはない不意の豪雨が彩南小学校を襲った。登校時間と重なった激しい雨は、傘を差していても防ぎきれないほどで、校舎に駆け込む児童たちの誰もがずぶ濡れの状態だった。
美柑が用務員室の扉を叩いたのは、一時間目の予鈴が鳴る少し前だった。
「林さん……。おはよう、ございます……っ。お邪魔、してもいい?」
扉を開けて入ってきた美柑の姿に、林さんは手に持っていた湯呑みを落としそうになった。彼女は頭から水を被ったかのように濡れそぼり、いつもは凛としている栗色の髪が肌にべったりと張り付いていた。
「おやおや、美柑ちゃん。これはひどい……。風邪を引いてしまうよ。早く中に入りなさい」
林さんは慌てて予備のタオルを数枚用意し、彼女の肩にかけた。しかし、問題は表面の濡れ具合だけではなかった。美柑が着ていた白いブラウスは、雨水を吸って完全に透けてしまい、その下にあるものが「何も隠されていない」という事実を、林さんの老いた瞳に残酷なまでに突きつけたのだ。
ブラウスの下には、彼女がまだブラジャーを身につけていないことを証明するように、未成熟で瑞々しい胸の輪郭がそのまま浮かび上がっていた。寒さのせいか、あるいは濡れた布地の刺激のせいか、その頂点にある赤く尖った乳首が、透けた布を内側からツンと押し上げている。
「ごめんなさい、林さん。一時間目が体育だから、体操服を持ってきていたの。着替えたいんだけど、更衣室が他の子たちでいっぱいで……。ここで着替えさせてもらってもいい?」
「ああ、もちろん構わないとも。わしはあっちを向いているから、ゆっくりやりなさい」
林さんは背を向け、窓の外の雨空を見つめるふりをした。だが、狭い用務員室の中では、濡れた衣服が畳に落ちる「ぴちょん」という水音や、衣擦れの音が、静寂の中で不自然なほど生々しく響き渡る。
「……林さん、ブラウスが脱げたわ。……あ、でも、これじゃ体操服も濡れちゃうかしら」
美柑の声に、林さんは思わず生唾を飲み込んだ。
彼女は今、上半身を完全に晒しているのだ。林さんは目を瞑ろうとしたが、窓ガラスに薄っすらと反射する彼女のシルエットが、老人の理性を揺さぶる。
美柑はカバンから体操服の半袖シャツを取り出し、それを頭から被った。白い綿のシャツは、まだ彼女の小さな身体には少し大きく、裾が太もものあたりまで届いている。しかし、その「一枚」を着るまでの数秒間、彼女の無垢な乳房が朝の冷気の中でぷるぷると震えていたことを、林さんは想像せずにはいられなかった。
「よし。次は……スカート……」
美柑は躊躇なく、腰のホックを外した。
濡れて肌に張り付いていたプリーツスカートが足元に脱ぎ捨てられ、彼女の下半身は「純白の綿パンツ」一枚になった。
林さんは、ドライヤーを準備するために振り返るタイミングを計っていたが、美柑の次の言葉に凍りついた。
「……パンツも濡れちゃってるわ。これ、自分じゃ上手く乾かせないかしら」
美柑は自分の股間に触れている濡れた布地の感触を確かめるように、シャツの裾を少し持ち上げながら小さく独り言を漏らした。
「ああ……それなら、わしがやってあげるから、脱いで貸してごらん」
林さんは努めて平静な、いつもの優しい声を出しながら、彼女に手を差し出した。
「えっ、いいの? ありがとう、林さん!」
彼女は、自分が全裸に近い状態になることを気にする様子もなく、その場でスルリと白いパンツを引き抜くと、体温と雨の匂いが混じり合ったそれを林さんの掌に乗せた。
林さんの掌に乗せられたパンツは、雨の冷たさを帯びていながらも、美柑の肌に触れていた部分は驚くほど熱を持っていた。林さんは、その小さくも重みのある「証拠」を握りしめ、震える手でドライヤーのスイッチを入れた。
「……ふぅ、やっとスッキリしたわ」
美柑は下半身に何も身につけていない状態で、丸椅子の上にちょこんと腰を下ろした。少し大きめの体操服のシャツは、彼女が背筋を伸ばせば太ももの付け根あたりを辛うじて隠したが、彼女が少しでも動けば、その境界線は容易に崩れ去る。
林さんは、ドライヤーの温風をパンツに当てながら、そのすぐ十数センチ先にある「現実」に意識を吸い取られそうになっていた。
椅子に座った美柑は、部屋の暖かさが心地よいのか、自然と脚を左右に遊ばせていた。彼女が膝を揺らすたび、シャツの裾が捲れ上がり、そこには一切の隠し事のない、美柑の「無垢な深淵」が露わになる。
(……なんてことだ。私は今、何を乾かし、何を見ているんだ……)
ドライヤーの熱が、パンツに染み込んだ美柑の体液と雨の成分を蒸発させ、部屋中に彼女の濃密な「少女の匂い」を拡散させていく。それは石鹸のような清潔な香りの奥に、じっとりと甘い、雌としての本能を呼び覚ますような芳香だった。
美柑は無邪気に笑いながら、自分の脚をさらに大きく開いた。シャツの裾が完全に逃げ、彼女のピンク色の秘部が、林さんの瞳の奥底まで焼き付けるように晒される。 布地一枚の隔たりもない、剥き出しの美柑。 彼女が身をよじるたびに、股間の縦線がヒクヒクと動き、そこから溢れ出した愛液か雨露か分からない滴が、真珠のような光沢を帯びて光っている。
林さんは孫を見るような慈愛の心で自分を律しようとしたが、その視線は吸い寄せられるように、彼女の股間を走る一本の瑞々しい「筋」へと固定されてしまった。
「よし……乾いたよ、美柑ちゃん。さあ、冷えないうちに履きなさい」
林さんは、爆発しそうな理性を必死に抑え込み、温かくなったパンツを彼女に返した。 美柑は「ありがとう!」と受け取ると、林さんの目の前で、椅子に座ったまま脚を高く上げ、その白い布地を再び自分の秘部へと滑り込ませた。
布が粘膜に触れる「くちゅり」という微かな音が、静かな部屋に響く。 美柑は手際よくパンツを履き直し、その上から体操服のハーフパンツを重ねた。
「わぁ、パンツ、あったかーい! 林さん、ありがとう!」
美柑は立ち上がり、いつもの清純な笑顔を見せた。 しかし、その体操服の下で、今しがた林さんの手によって乾かされたばかりのパンツが、再び彼女の熱によって温められ、新たな「蜜」を吸い込み始めていることを、林さんは知っていた。
「……気をつけて行くんだよ、美柑ちゃん」
「ええ! また来るね、おじいちゃん!」
美柑が嵐のように部屋を飛び出していった後、林さんは自分の掌に残る、あの小さくて温かい「白い布」の感触を反芻した。 用務員室に残された、ドライヤーの残熱と、美柑の濃厚な少女の香り。 林さんは、自分が一人の男として、彼女の圧倒的な「生」に屈服しかけていることを自覚し、深く、深く溜息を吐き出すのだった。