【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
夕暮れ時、放課後の喧騒が遠ざかり、校舎裏の用務員室周辺はひときわ濃い静寂に包まれていた。林さんは一日の締めくくりとして、古くなった遊具のペンキ塗りと、生い茂った植え込みの剪定を終え、全身を汗と泥にまみれさせていた。
「ふぅ……。今日はまた一段と堪える暑さだったな」
首にかけたタオルで額を拭いながら、林さんは用務員室の奥にあるシャワー室へと向かった。老いた身体には、夏の肉体労働はなかなかに厳しい。早く汗を流して、さっぱりとした状態で帰路につきたかったのだ。
林さんは愛用のTシャツと作業ズボンを脱ぎ、使い古した薄手のタオルを持って、タイル張りの小さなシャワー室に入った。蛇口を捻ると、少しぬるめの水が勢いよく噴き出し、火照った肌を心地よく叩く。彼は目を閉じ、お湯が全身を伝う感覚に身を委ねながら、今日の作業内容を頭の中で反芻していた。
しかし、その平穏な時間は、不意に訪れた闖入者によって、跡形もなく崩れ去ることになる。
「ガラッ!」
不意に、シャワー室の引き戸が勢いよく開いた。
「わあ、やっぱりここにいた! おじいちゃん、お疲れ様!」
「なっ……!? 美柑ちゃん!?」
林さんは驚きのあまり、手に持っていたタオルを滑らせて床に落とした。振り返ると、そこには既に服を脱ぎ捨て、一糸まとわぬ姿になった美柑が、湯気の中に立っていた。
彼女の栗色の長い髪は、高い位置で無造作にまとめられ、そのおかげで華奢な肩のラインとうなじが露わになっている。夕暮れの淡い光が、彼女の白く、透き通るような肌を照らし出し、まるで神話の中に現れる幼い女神のような神々しささえ湛えていた。
「私も図書室の蔵書点検が終わって、もう汗でベタベタなの。混ぜてもらってもいいよね? おじいちゃん一人じゃ、背中とか洗うの大変でしょ?」
「い、いや、美柑ちゃん。それは……。私はもうすぐ上がるから、ちょっと待っ……」
林さんは必死に顔を背け、自分の身体を隠そうとした。だが、狭いシャワー室の中で、美柑の存在を無視することなど不可能だった。彼女は屈託のない笑顔で、床にあったボディソープから泡を手に取ると、林さんの背後に回り込んだ。
「いいからいいから。今日はおじいちゃん、たくさん頑張ったんだから。美柑がピカピカにしてあげる!」
美柑の小さな手が、たっぷりとした石鹸の泡と共に、林さんの広い背中に触れた。
「……っ!」
林さんの身体に電撃が走った。
美柑の手は、驚くほど柔らかく、そして温かい。彼女は小さな掌をいっぱいに広げ、林さんの背中を円を描くように洗い始めた。その動作のたびに、彼女の身体が林さんの背中に密着する。
「おじいちゃんの背中、広くてお父さんみたい。あ、でもお父さんよりちょっとゴツゴツしてるかな?」
美柑は無邪気に喋りながら、自分の体重を預けるようにして林さんの背中に寄りかかった。
その瞬間、林さんの背中には、言葉にできないほどの柔らかな感触が押し付けられた。
ブラジャーという束縛を知らない、美柑の未成熟な胸。
それは、まだ小さく、けれど確かな弾力を持った瑞々しい果実のようだった。彼女が腕を動かして背中を磨くたびに、その柔らかな膨らみと、頂点にある赤く尖った乳首の感触が、林さんの古びた皮膚をダイレクトに刺激する。
「美柑ちゃん、もういいよ。あとは自分で……」
「だめだよ、まだ始まったばっかりなんだから。じっとしてて」
美柑は林さんの言葉を聞き流し、今度は彼の腕を掴んで、丁寧に指の間まで洗い始めた。
彼女は林さんの腕を自分の胸元に引き寄せるようにして抱え込む。そのせいで、林さんの肘から先は、美柑の脇から胸の横にかけての、もっとも柔らかく熱を持った場所に沈み込んでしまった。
(ああ……なんてことだ。わしは今、どこに触れている……)
林さんは眩暈を覚えた。掌のすぐそばに、美柑の秘部の気配がある。彼女が身体を動かすたびに、一糸まとわぬ彼女の股間が、林さんの腰や太ももに、無自覚に、けれど残酷なほど鮮明な熱を持って擦れ合う。
美柑の肌から立ち昇る、石鹸の香りと、少女特有の甘く蒸れた匂い。
それが湯気と混じり合い、林さんの鼻腔を暴力的なまでに満たしていく。
彼女の呼吸に合わせて、背中に押し付けられた胸が小さく上下し、そのリズムが林さんの心臓の鼓動と共鳴し始める。
「はい、次はお腹の方もね」
美柑はくるりと林さんの正面に回り込んだ。
そこには、遮るもののない、結城美柑という少女の全貌があった。
水滴を弾く、白く滑らかなお腹。その下にある、小学生らしい、けれど既に女性的な神秘を予感させる、無垢な秘部の割れ目。彼女がしゃがみ込み、林さんの脚を洗い始めると、その股間の「神域」は、林さんの瞳のすぐ目の前で開放された。
(いかん……見てはいかん……)
林さんは必死に天井を見上げたが、視界の端には、泡にまみれて艶めかしく光る、彼女の小さな乳房と、赤く尖った蕾の形が焼き付いていた。美柑が林さんの身体を泡で包み込んでいくたび、彼女自身の身体も泡で滑らかになり、密着するたびにぬるりとした妖しい感触が二人の間を支配する。
「……おじいちゃん、どうしたの? 具合悪いの? 顔がすっごく赤いよ」
美柑が心配そうに、林さんの顔を覗き込んできた。
彼女の潤んだ瞳。濡れた長い髪から滴り落ちる雫が、彼女の胸の谷間を伝い、秘部の筋へと吸い込まれていく。そのあまりにも無垢で、破壊的なまでの美しさに、林さんは言葉を失った。
「……いや、少しのぼせただけだよ、美柑ちゃん。……もう、十分だよ」
林さんは掠れた声を絞り出した。
美柑は「そう? だったら、最後におじいちゃんも美柑を洗って。交代だよ!」と、今度は自分の方から林さんの腕の中に飛び込んできた。
「……っ!?」
正面から抱きしめられる形になり、林さんの胸板に、美柑の柔らかな胸と、熱い股間の膨らみが、同時に、そして完璧な密着度で押し付けられた。
小学生とは思えないほど高く、そして狂おしいほどの生命力に満ちた体温。
林さんは、自分の内側にある「男」の理性が、彼女の純白の肌によって、跡形もなく溶かされていくのを感じた。
孫を愛でるような、清らかな心。
その境界線は、この狭いシャワー室の中で、立ち込める湯気と共に完全に消滅していた。
林さんの掌が、震えながらも、泡にまみれた美柑の小さな腰へと伸ばされる。
「ふふ、おじいちゃんの手、あったかい……気持ち良い……」
美柑は満足げに目を細め、林さんの胸に自分の顔を埋めた。
石鹸の泡の中に閉じ込められた二人の熱。
林さんは、自分が一人の男として、この無垢な光に魂を奪われかけていることを自覚し、ただ溢れ出す湯気の中で、美柑という名の至福の重みに耐え続けるのだった。