※この作品はR-18です。

【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹―   作:芝刈り山

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美柑の脱ぎ捨てられた白い綿パンツをリトが撮影し自室で自慰に耽る

結城家の二階、リトの部屋と美柑の部屋を繋ぐ廊下には、古くからの「不文律」が存在していた。それは、美柑が部屋のドアを完全に閉めずに着替えをするという、あまりに無防備な、そして無自覚な少女ゆえの悪癖に起因するものだ。

 

これまでのリトであれば、その数センチの隙間に気づけば、不自然なほど大きな足音を立てて存在をアピールし、平穏を守るのが兄としてのマナーであり、優しさだった。だが、あのクローゼットの暗闇――美柑の「白」が脱ぎ捨てられる瞬間の、あの濃密な生命の匂いを知ってしまった今のリトは、もはや以前の彼ではなかった。

 

(一度でいい……。あの光景を、記憶の中だけじゃなく、この手に残したい……。俺だけの記録として)

 

リトは数日前から、ある「研究」を重ねていた。それは、ドアの隙間から、廊下のどの位置に立てば、美柑に気づかれずに中の様子を最も鮮明に捉えられるかという、あまりにも背徳的で緻密な弾道計算だった。

 

廊下の壁の凹凸、照明の反射、そして彼女が着替えの際に移動する動線。そのすべてを計算に入れた結果、リトはついに一つの「夢の角度」を特定した。

 

美柑の部屋の入り口付近には、彼女がお洒落を楽しむための大きな姿見が置かれている。廊下の特定の死角に立ち、スマートフォンの高精度カメラをその鏡に向かってかざす。ズームを最大に引き上げれば、死角に隠れているはずのリトの視界に、鏡を介した「真実」が鮮明に映し出されるのだ。

 

そして、その「ベストタイミング」は、夕食前の慌ただしい時間に訪れた。

 

「……っ、始まった」

 

リトは音もなく自室を滑り出し、廊下の特定のポイントに身を潜めた。ドアの隙間はわずか十五センチ。中からは美柑が鼻歌を歌いながら、チェストの引き出しを「ガラガラ」と開ける軽快な音が聞こえる。リトは震える手でスマートフォンを構え、レンズを鏡の反射角へと向けた。

 

画面の中に、チェストの前で新しい「白い綿パンツ」を吟味している美柑の背中が映り込む。まだ幼い骨格が浮き出るような肩口。そのあまりの解像度の高さに、リトは息を呑んだ。

 

「……きた」

 

画面の中の美柑が、穿いていたショートパンツをスルリと足元へ落とす。続いて、彼女の小さな両手が、純白のウエストゴムへと伸びた。リトはシャッターを切るべき指が、極度の緊張と興奮で硬直するのを感じた。

 

画面越しに見る、脱ぎ捨てられる「白」。鏡に反射した彼女の腰回りは、現実よりもどこか幻想的に、そして残酷なほど淫らに映っていた。美柑がパンツを膝まで下げ、片足を抜く。その瞬間、鏡の魔法によって、彼女の剥き出しの太ももと、解放されたばかりの秘部の輪郭が、決定的な解像度でリトの手元に映り込んだ。

 

(……あ、……ぁ……)

 

レンズ越しに展開される「妹の聖域」があまりにも眩しく、あまりにも無垢で、リトはただ呼吸を忘れてその光景を享受することしかできなかった。ハッと我に返り、美柑が新しいパンツに足を通し、ぐいっと腰まで引き上げるその瞬間に、ようやく数回のシャッターを切った。

 

『カシャッ、カシャッ』

 

小さな電子音が廊下に響いた気がして、リトは心臓を握り潰される思いでスマートフォンを隠し、自室へと音もなく逃げ帰った。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……っ!!」

 

ドアに背を預け、リトは激しく肩で息をした。冷や汗が全身から噴き出しているが、それ以上に股間の昂ぶりは、これまでの人生で経験したことがないほどに硬く、熱く脈打っていた。リトは震える指で、パスワードのかかったギャラリーをこじ開けた。

 

そこには、三枚の「奇跡」が保存されていた。

 

一枚目は、パンツを半分まで脱ぎかけた、無防備すぎる背後からのショット。

 

二枚目は、鏡の中で脚を上げ、秘部が露わになろうとする、奇跡的な角度の一枚。

 

三枚目は、新しい白い綿パンツを履き直し、ゴムが柔らかな肌に食い込んでいる、質感まで伝わってくるような至近距離のズーム写真。

 

「……すごい。……本当に、撮れたんだ」

 

リトはベッドに倒れ込み、発光する画面を食い入るように見つめた。ズームを拡大すれば、綿の繊維の細かさや、美柑の白い肌の産毛までもが見える気がした。この写真は、もう誰にも奪われることのない、自分だけの「美柑」だ。

 

リトは一方の手でスマートフォンを握りしめ、もう一方の手をズボンの中へと滑り込ませた。画面の中で、美柑は永遠に「脱ぎ捨て、履き替える」瞬間のまま、純粋なポーズで静止している。その静止画に、あの廊下で感じた生命の気配を重ね合わせ、リトは激しく手を動かした。

 

(美柑……、美柑……っ!)

 

背徳感という名の劇薬が、リトの神経を麻痺させていく。自分の妹を盗撮し、その写真で自慰に耽る。それは、兄としてもっとも堕落した行為であり、同時に、もっとも深い愛の形であるようにも感じられた。リトは画面の中の「白」に自分のすべてをぶつけるようにして、熱い脈動を放出した。

 

「……ふぅ、……あ……」

 

絶頂の余韻の中で、リトは天井を仰ぎ見た。手元にある三枚の写真。それはあまりにも貴重で、あまりにも中毒性が高かった。たった三枚。だが、その背後には動画のように流れていた「美柑の動き」がある。

 

(次は……。次は絶対、動画で撮るんだ。あの音も、動きも、全部残したい)

 

リトの瞳に、暗く濁った決意の光が宿った。静止画では捉えきれなかった、布が肌を滑る微かな音、肉が揺れる一瞬の動き、そのすべてを掌握したい。

 

結城家の廊下は、リトにとって世界で最も危険で、最も甘美な「撮影現場」へと変貌を遂げようとしていた。リトは再び画面を点け、保存された「白」を、愛おしそうに、何度も何度もスワイプし続けた。

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