【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
親友を歓迎する美柑がリトの背後で忍ばせる秘密の手と背徳の始まり
「いらっしゃい、サチ、マミ! 待ってたわよ」
結城家の玄関に、夏の午後の眩しい光と共に、美柑の快活な声が響いた。パステルピンクのタンクトップに、フリルミニスカートを揺らし、美柑は親友二人を最高の笑顔で出迎え。その背後には、少し照れくさそうに頭を掻きながら立つリトの姿があった。
「美柑、お邪魔しまーす! 美柑の家にお泊まりなんて、超楽しみ!」
「美柑のお兄さん、今日はよろしくお願いしますね!」
幸恵と真美は大きなボストンバッグを抱え、元気いっぱいにリビングへと上がり込んだ。冷房の効いた部屋に入ると、二人は「ふえぇ、涼しい~!」と一気にリラックスモード。テーブルには美柑が用意した冷たい麦茶と、焼き立てのクッキーの香りが漂っていた。
「さあ、二人とも座って。リトも、そこに座っててくれる?」
美柑は「しっかり者の妹」を完璧に演じながら、リトをソファの中央に座らせた。幸恵と真美は、リトを挟むように左右に陣取る。リトは両隣から漂う、少女特有の石鹸と制服の混じった甘い香りに、どうにも落ち着かない様子で「あ、ああ。ゆっくりしていけよ」と返した。
「美柑のお兄さんって、本当に優しいよね。学校でも噂なんだよ、美柑をすごく大事にしてるって」
「そうそう。私もこんなお兄さんが欲しかったなー」
幸恵と真美がキラキラした瞳でリトを褒めちぎる。リトは「そんなことないって」と赤面しながら麦茶を啜るが、その光景を、キッチンからおかわりのポットを持ってきた美柑がじっと見つめていた。
(……サチもマミも、リトのこと気に入りすぎ。でも、リトは私のものなんだから)
美柑の心の中に、黒く艶やかな独占欲が芽生える。それは親友への悪意ではなく、自分だけが知っている「リトの本当の顔」を誇示したいという、背徳的な支配欲だった。美柑はポットをテーブルに置くと、自然な動作でリトの背後に回り込んだ。
「リト、お茶、まだ飲むでしょ?」
美柑はリトの肩に優しく手を置く。幸恵と真美からは、仲睦まじい兄妹の触れ合いにしか見えない。だが、美柑のもう片方の手は、リトのスラックスのウエスト部分を器用に抉り、その奥へと滑り込んでいた。
「――っ!?」
リトの身体が硬直する。美柑の細い指先が、ボクサーブリーフのゴムを乗り越え、リトの熱を帯びた腰から股間へと向かって一直線に這い進んだのだ。
「ど、どうしたの、リト? 急に震えちゃって」
美柑は天使のような微笑みを浮かべ、幸恵たちに見えない角度で、リトの耳元に熱い吐息を吹きかけた。
「あ、いや……なんでも、ない……。ちょっと、氷が冷たくて……」
リトは冷や汗を流しながら、必死に平静を装った。目の前では幸恵と真美が「美柑、このクッキー最高!」と無邪気に笑っている。そのわずか数十センチ先で、自分の妹がズボンの中に手を突っ込み、自分の「中心」を指先で弄り始めているとは、彼女たちは夢にも思っていない。
美柑の指は、リトの熱り立ち始めた楔を、薄いボクサーブリーフの布越しにクイクイとなぞり、時には爪を立てて先端を刺激した。
「んぐっ……」
「美柑のお兄さん、本当にお顔が真っ赤ですよ? 熱でもあるんじゃ……」
真美が心配そうに顔を近づけてくる。真美の短いスカートから覗く生脚がリトの膝に触れそうになり、リトの興奮は美柑の愛撫と相まって加速していく。
「大丈夫よ、マミ。リトは、可愛い女の子二人に囲まれて、緊張してるだけだから」
美柑は確信犯的に言い放ち、さらに深く、リトの根元まで指を沈めた。
リトは膝の上で拳を握りしめ、声が出ないように必死に耐える。美柑の指は、リトの反応を楽しむように、リズムを変えながら執拗に中心をこすり続けた。
しばらくして、美柑は名残惜しそうに手を抜くと、リトの隣に座り直した。
「さて、まずはトランプでもしようか。負けた人は罰ゲームね!」
トランプが配られ、リビングはさらに賑やかになる。だが、テーブルの下では第二の「戦い」が始まっていた。
美柑は座った姿勢のまま、自分の右足をすっと伸ばし、テーブルの下でリトの股間へと直接絡ませた。
「美柑……っ」
リトが視線で制止しようとするが、美柑はどこ吹く風でカードを並べる。
「サチ、それ、ババじゃない? 顔に出てるわよ」
「ええっ、嘘!? バレた!?」
女子たちの笑い声が響く中、美柑の素足はリトの股間を、まるで手のように器用に愛撫していた。親指でリトの膨らみをグイグイと踏みつけ、土踏まずで全体を包み込むように圧迫する。
リトの頭の中は、今やトランプどころではなかった。幸恵や真美の無防備な笑い声を聞くたびに、足元で繰り返される妹の「背徳」が、リトの理性をじわじわと削っていく。
(だめだ……このままじゃ、本当に……)
美柑の足は、もはや隠すつもりもないほど大胆に動いていた。リトのスラックスは、美柑の足によって激しく揉まれ、中の熱情は隠しきれないほどに大きく隆起している。
「あ、リト、負け。罰ゲームね!」
美柑が楽しそうに宣言した。
「ええーっ、美柑のお兄さんが負け!? じゃあ、罰ゲームは……私とマミの頭を交互に撫でてあげること!」
幸恵の提案に、真美も「賛成!」と手を叩く。
リトは震える手を伸ばし、幸恵の頭を優しく撫でた。
「……あ、ありがとう、お兄さん……」
幸恵が顔を赤らめ、うっとりと目を細める。リトの指先に伝わる少女の髪の柔らかさ。だが、その瞬間、テーブルの下では美柑の足が、リトの最も敏感な部分を「ギュッ」と強く踏みつけた。
『――他の子に、優しくしちゃダメ』
美柑の瞳が、そう語っていた。
幸恵と真美という「観客」がいるからこそ、美柑の独占欲はかつてないほどに燃え上がっていた。彼女にとって、このお泊まり会は親友との親睦などではない。リトが、いかなる状況でも「美柑の支配下」にあることを、誰にも気づかれぬままに刻み込むための、背徳のステージなのだ。
「次はマミの番ね、リト?」
美柑はリトの動揺を愉しむように、足をさらに奥へと滑り込ませた。
窓の外では蝉の声が響き、夏の午後がゆっくりと更けていく。だが、結城家のリビングに漂う空気は、冷房の冷たさとは裏腹に、リトと美柑の間だけで共有される濃密な、そして終わりのない背徳の熱に支配され始めていた。
「リト、今日は長い夜になりそうね」
美柑の含み笑いが、リトの耳の奥に、甘く、そして逃れられない呪縛のように響いた。