【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
浴室での狂乱、そして夕食後の穏やかな団欒。幸恵と真美は、自分たちの身体に何が起きたのか、その本質的な意味を理解せぬまま、ただ「お兄さんのマッサージとお風呂」による深い充足感に包まれていた。結城家の夜は更け、窓の外では、昼間の喧騒を忘れさせるように、夜の帳が静かに降りている。
「あー……。なんだか、今日はぐっすり眠れそう。お兄さんのおかげだね」
「本当に。身体が、羽みたいに軽くなりました……」
パジャマに着替えた幸恵と真美は、既に半分ほど夢の中にいるような足取りで、美柑の部屋に敷かれた四つの布団へと向かった。美柑は、その様子をどこか慈しむような、それでいて獲物を見定めるような鋭い視線で見守りながら、リトの背中を押した。
「ほら、リトも。今日は特別に、四人で川の字になって寝ましょう。お泊まり会の醍醐味でしょ?」
リトの心臓は、未だに浴室での白濁の感触を忘れられず、異常な速さで鼓動していた。拒否する術などない。リトは、美柑の部屋の中央に位置する布団へと身体を沈めた。
配置は、左から幸恵、リト、真美、そして一番右に美柑。
部屋の明かりが消され、カーテンの隙間から差し込む街灯の微かな光だけが、四人の輪郭をぼんやりと浮き上がらせる。冷房の規則正しい作動音だけが響く静寂の中、リトは自分の呼吸音が周囲に漏れていないか、そればかりを気にしていた。
だが、静寂は長くは続かなかった。
「すぅ……すぅ……」
幸恵と真美が深い眠りに落ちるまで、時間はかからなかった。しかし、彼女たちの眠りは、リトにとっての地獄の幕開けに過ぎなかった。
「ん、んん……。お兄さん……あったかい……」
寝返りを打った幸恵が、無防備にリトの左腕を抱きしめた。彼女のパジャマのボタンは、寝ている間に幾つか外れてしまったのか、胸元が大きくはだけている。リトの二の腕に押し付けられたのは、まだ幼くも確かな柔らかさを持った、幸恵の瑞々しい胸の膨らみだった。ブラジャーを付けていない彼女の肌は、パジャマの生地越しでも分かるほど熱く、ツンと尖った先端がリトの腕をコリコリと刺激する。
それだけではなかった。幸恵の細い脚が、リトの左足に絡みつく。彼女のショートパンツの裾が捲り上がり、薄い綿パンツ一枚を隔てただけの彼女の秘部の熱が、リトの太ももに直接伝わってきた。
「……っ!」
反対側でも、異変が起きていた。真美もまた、寝ぼけ眼のままリトの右側に密着してきたのだ。彼女もリトの右腕を抱え込み、その小さな胸の膨らみを押し当ててくる。真美の甘い、石鹸と少女特有の香りがリトの鼻腔をダイレクトに突き、理性を激しく揺さぶる。
(幸恵ちゃん……真美ちゃん……! 起きてくれ、これじゃ俺……!)
リトの両腕は、二人の少女の無垢な膨らみに封じ込められ、両足は彼女たちの柔らかな脚に絡め取られている。身動き一つできないリトの股間では、昼間からの執拗な刺激の蓄積により、彼の「象徴」がパジャマのズボンを突き破らんばかりに硬く、熱く反り立っていた。
その時、闇の中でリトの右隣――真美の更に外側に寝ていたはずの美柑が、音もなく動き出した。
美柑は真美を跨ぐようにして、リトの顔のすぐ横まで這い寄ってきた。部屋の薄明かりに照らされた美柑の瞳は、昼間よりもずっと深く、暗く、それでいて妖艶な熱を帯びて輝いている。
「……ふふ。リト、困ってるね。サチとマミに、こんなに慕われちゃって」
美柑は友人たちを起こさないほど小さな声で、リトの耳元に唇を寄せた。彼女の手が、リトのパジャマのズボンの中へと滑り込む。
「――っ!?」
リトが声を上げようとするのを、美柑は空いた手でリトの口を塞いで封じた。
美柑の指先が、限界まで張り詰めたリトの楔を、下着の上から優しくなぞる。それだけで、リトの全身に電気のような快楽が駆け巡った。美柑は迷うことなく、リトのズボンの隙間から、その熱い塊を外へと解放した。
「あ……」
夜の冷気が、熱を持った楔に触れる。だが、すぐにそれを上回る熱がリトを包んだ。美柑は真美の腕と幸恵の脚の間を縫うようにして、リトの股間に自分の顔を寄せた。
「リトのここ……サチとマミのこと、考えながらこんなに硬くしたんでしょ?」
美柑の言葉は、リトの罪悪感を正確に射抜いた。
左腕には幸恵の乳首の感触。右腕には真美の柔らかい胸。
そして、目の前には自分を断罪しながらも、快楽を与えようとする妹。
美柑は自分の唇を指で湿らせると、リトの先端にそっと押し当てた。
「ん、んんっ……!!」
リトの腰が大きく跳ねる。だが、両脇の少女たちの重みがそれを許さない。逃げ場のない快楽の中で、リトはただ、美柑の口内から伝わる圧倒的な熱量に翻弄されるしかなかった。美柑はリトの楔を愛おしそうに頬擦りし、その先端を舌で執拗に転がす。
「いいよ、リト。全部、私に出して……。あの子たちに触れられて、我慢できないんでしょ?」
美柑の口づけは、次第に激しさを増していった。リトの頭の中では、浴室で少女たちの尻に白濁をかけた光景がフラッシュバックする。あの時の背徳感と、今この瞬間、寝静まった親友たちの隣で妹に奉仕されているという狂気的な状況が混ざり合い、リトの理性の糸がぷつりと音を立てて切れた。
「あ、あ、ああああぁ……ッ!!」
リトの楔が、激しく拍動した。
幸恵がリトの腕を更に強く抱きしめ、真美が幸せそうな寝息を漏らしたその瞬間、リトの「象徴」から熱い白濁が、凄まじい勢いで噴き出した。
白濁は美柑の顔面、そして彼女が差し出した手のひらへと、熱い筋となって勢いよく降り注いだ。
美柑の白い頬、鼻筋、そして唇の端。
リトが放った命の証が、夜の闇の中で白く光り、彼女の顔を無残に汚していく。
美柑は目も逸らさず、それを受け止めた。
「……っ、ふぅ……」
美柑は、自分の顔に飛び散った白濁を、指で丁寧に掬い取った。そして、リトの目をじっと見つめながら、その指をゆっくりと口内へと運んだ。
「ん……ちゅ……。……甘い、よ。サチとマミへの想いが、いっぱい詰まってる味がする」
美柑は恍惚とした表情で、顔に付いた白濁を美味しそうに舐めとっていく。リトの楔を最後の一滴まで搾り取るように、彼女は唇を使い、リトの先端に残った雫さえも逃さず飲み込んだ。
「ご馳走様。……これで、リトはまた私のものだね」
美柑はリトの額に優しくキスをすると、何事もなかったかのように真美の隣へと戻り、再び布団に入った。
リトの隣では、幸恵と真美が依然として深い眠りの中にあり、何も知らずにリトの腕を抱きしめ続けている。彼女たちのパジャマには、微かにリトが放った白濁の香りが移っているかもしれないが、それを指摘する者は誰もいない。
リトは、自分の指先に残る美柑の唾液の感触と、両脇の少女たちの柔らかな温もりに挟まれ、深い自己嫌悪と、それ以上の抗い難い快楽の余韻の中で、震えることしかできなかった。
夜はまだ、終わらない。
美柑の計画した「お泊まり会」の真意は、まだこの深い闇の中に潜んでいるのだった。