【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
深夜、結城家の二階は深い静寂に包まれていた。冷房の風が静かに部屋を巡り、カーテンの隙間から差し込む月光が、床に並んだ四つの布団を青白く照らしている。
先ほどまでリトの腕に絡みついていた幸恵と真美は、深い眠りの淵で何度か寝返りを打ち、今はリトの身体から少し離れた場所で、安らかな寝息を立てていた。彼女たちのパジャマは乱れ、幸恵の生脚や真美の白い肩が露わになっているが、その表情はどこまでも無垢で、この部屋で行われた背徳的な行為など露ほども疑っていない。
リトは、美柑に顔を汚されるほど激しく射精した後の虚脱感の中にいた。だが、その隣で再び眠りについたはずの美柑が、再び音もなく布団を抜け出した。
「……ねえ、リト」
耳元で囁かれたのは、名前ではなく、一人の男を呼ぶ女の声だった。美柑はリトの布団に潜り込むと、熱を帯びた身体をぴったりと密着させてきた。彼女はリトのパジャマのボタンを器用に外し、上半身を剥き出しにする。
「リト……。さっき出したばかりなのに、もうこんなに熱いよ……?」
美柑の手がリトの股間に伸びる。下着の上からでも分かるほど、リトの楔は再び猛々しく反り立っていた。幸恵の瑞々しい胸の感触と、真美の甘い香りに包まれ、さらに妹の奉仕を受けたリトの脳内は、既に正常な判断力を失っている。身体の芯に残った熱が、再び猛烈な勢いで血潮を突き動かしていた。
美柑はリトのパジャマのズボンと下着を、足首まで一気に引き抜いた。静まり返った部屋に、布が擦れる音が異様に大きく響く。すぐ横では、幸恵が「ん……っ」と小さく声を漏らして寝返りを打った。
リトの心臓が、喉を突き破らんばかりに跳ねる。
「美柑……ダメだ……二人が、すぐ隣に……っ」
「いいの。あの子たちは、リトに可愛がってもらって満足して寝てるんだから」
美柑はリトの言葉を遮るように唇を奪った。深く、喉の奥まで絡みつくような濃厚なキス。美柑の唾液の甘さと、先ほどリト自身が放った種の残り香が混ざり合い、リトの理性を無慈悲に粉砕していく。
美柑は自らのパジャマを脱ぎ捨て、全裸になった。月光に照らされた彼女の身体は、二人の親友よりも少しだけ成熟し、そして何倍も淫らな空気を纏っていた。彼女はリトの上に跨ると、自分の秘部をリトの楔の先端に押し当てた。
「ああ……っ、リト……。すごく、硬い……。あの子たちのこと、思い出してるの?」
美柑の秘部は、既に兄への独占欲と興奮で、溢れんばかりの蜜に濡れ光っていた。彼女はリトの楔を自らの手で導き、その結合部へとゆっくりと沈めていく。
「ん、んんぅ……ッ!!」
リトは声を殺すために、自らの腕を噛んだ。
熱く、湿った肉の壁が、リトの象徴を包み込んでいく。幸恵や真美には決して許されない、美柑だけが持つ「特権」の深淵。美柑の楔の奥深くまでリトが突き刺さると、彼女の目からは、あまりの幸福感に大粒の涙が溢れ出した。
「……はぁ、あぁ……っ、リト……。入った、リトが、私の中に……全部……っ」
美柑はリトの胸に手を突き、ゆっくりと腰を上下させ始めた。
「グチュッ、ピチャッ」という、肉と肉がぶつかり、蜜が弾ける淫らな音が、静かな部屋に響き渡る。すぐ横で寝ている幸恵と真美の寝息が、皮肉にもその背徳的な音を際立たせるBGMとなっていた。
リトの視界には、すぐ傍で眠る幸恵の無防備な寝顔があった。彼女の脚の間には、先ほどリトがマッサージで与えた快楽の痕跡が残っているかもしれない。そして反対側には、真美。彼女もまた、リトの手によって「女」の悦びを知らされたばかりだ。
「リト、今、マミのこと考えてたでしょ? それとも、サチの胸?」
美柑は嫉妬に狂ったような瞳でリトを射抜き、腰の動きを激しくした。
「ダメだよ……。リトの種は、私だけのもの。あの子たちに分けた分、全部、私がここで搾り取ってあげる……っ!」
美柑のピストンは、次第に野生的な激しさを帯びていった。彼女の小さな身体が激しく揺れ、そのたびにリトの楔は、彼女の最深部を執拗に突き上げる。
「あ、ああああぁ……ッ、リト! リトっ! ……っ、ふあぁぁ!」
美柑は声を漏らさないよう、リトの首筋にしがみつき、その肩を強く噛んだ。痛みと快楽がリトの脳内で火花を散らす。リトもまた、美柑の腰を強く掴み、彼女の突き上げに応じるように腰を跳ね上げた。
寝静まった親友たちの隣で、自分たちだけが「禁断の交わり」に耽っている。この極限の状況が、リトの性的な興奮を、これまでのどんな経験よりも高みへと押し上げていた。
「あ、あああ……っ、いく……っ、リト、出し……て! 私の中に、全部……っ!」
美柑の秘部が、リトを逃がさないように激しく収縮し、絞り上げる。
リトの楔は、爆発寸前の熱量を持って拍動した。
「美柑……っ、美柑……っ!!」
リトの咆哮が、奥歯の隙間から漏れた。
同時に、リトの楔から熱い白濁が、美柑の胎内へと怒涛の勢いで噴き出した。
「ん、んんぅぅぅ……ッ!!」
美柑は白目を剥き、激しい痙攣と共にリトの上に崩れ落ちた。
彼女の胎内には、リトの生命の証が、溢れんばかりに注ぎ込まれていく。美柑はその温もりを全身で受け止め、歓喜の涙を流しながら、リトの首筋に何度も何度も、愛おしそうに口づけを繰り返した。
「……ふぅ、あ……。……リト。……愛してる。大好き……」
美柑は、リトの中から楔が抜けないよう、ガッチリと脚をリトの腰に絡めたまま、満足げな笑みを浮かべた。
リトの種は、美柑の秘部から零れ落ち、布団を汚していく。だが、美柑はそれを誇らしげに見つめ、一滴も逃さないように自らの指で中に押し戻した。
幸恵と真美は、まだ夢の中だ。
自分たちのすぐ数センチ横で親友が、これほどまでに淫らで深い交わりを完遂したことなど、彼女たちは明日になっても気づくことはないだろう。
美柑はリトの胸に耳を当て、まだ激しく打っている心臓の音を聴きながら、勝利の余韻に浸っていた。
二人の親友にリトを「体験」させ、その上で、決定的な繋がりを持つのは自分だけであると、身体に刻み込む。
結城家の夜は、美柑の完全な支配の下で、さらに深く、暗く、更けていくのだった。