【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
プールの水面に反射する光が、美柑の濡れた肌をキラキラと輝かせている。これまでのレッスンで梶谷との距離を縮め、絶対的な信頼を寄せるようになった美柑は、少しずつ水への恐怖心を克服しつつあった。
しかし、彼女にはまだ大きな壁があった。「水中で目を開けること」と「正しい息継ぎ」である。
「よし、美柑ちゃん。次は水泳において最も重要な『ボビング』という練習をしよう。水中に潜って息を吐き、水面に出て口から吸う。このリズムを体に叩き込むんだ」
梶谷は腰まで水に浸かりながら、優しく、そして頼りがいのある声で提案した。
「水の中で息を吐く……。私、どうしても水の中だと目が開けられなくて、どこで吐けばいいか分からなくなっちゃうんです」
美柑が不安そうに眉を下げると、梶谷は待ってましたと言わんばかりに笑みを深めた。
「大丈夫だよ、美柑ちゃん。俺が正面でガイドしてあげるから。君は目を閉じたままでいい。俺が水中で君の顔の位置を調整するから、俺の体に触れるくらいの距離で、思い切りぶくぶくと息を吐き出してごらん。それができれば、肺が空っぽになって、水面に出た時に自然と空気が入ってくるようになるんだ」
「はい! 梶谷さんがいてくれるなら、やってみます!」
美柑は大きく頷いた。彼女にとって、梶谷は溺れそうな自分を常に支えてくれる「安全な支柱」のような存在だった。まさかその支柱が、今この瞬間にも自分を汚そうと企んでいる獣だとは、夢にも思っていない。
二階のギャラリーでは、リトが身を乗り出すようにして見ていた。
(美柑のやつ、潜る練習か。コーチが正面でしっかり向き合ってくれてるな。あそこまで密着して指導してくれるなら安心だ)
リトの視点からは、二人が真剣に顔を突き合わせ、水泳の基本動作を特訓しているストイックな光景にしか見えなかった。
「じゃあ、いくよ。潜って……。そう、ゆっくり吐いて」
美柑が水中に顔を沈める。彼女は教えられた通り、固く目を閉じた。視界を遮断された美柑にとって、頼りになるのは梶谷が自分の肩や頭に添えている手の感触だけだった。
水中。梶谷は競泳用のビキニタイプの水着を、迷いなくずらした。鍛え上げられた下腹部から、熱を帯びた彼自身の楔が、塩素の混じった水の中に剥き出しになる。梶谷は美柑の頭を優しく、しかし確実に誘導し、彼女の小さな唇のすぐ目の前に、自身のモノを配置した。
(さあ……美柑ちゃん、吐き出せ。君の熱い吐息を、俺にぶつけてくれ……!)
美柑が「ぷくぷくぷく……」と、口から空気を吐き出す。気泡が梶谷のモノを包み込み、激しく揺らす。温かい呼気がダイレクトに彼の先端に命中し、水流とは比較にならないほどの快感が梶谷を襲った。
「ん……っ!」
梶谷は思わず腰を震わせた。水中で目を閉じている美柑は、自分の吐いた息が何に当たっているのか、なぜ急に梶谷の体がビクッと反応したのか、全く気づかない。彼女はただ、梶谷が導いてくれる位置が、息を吐くのに最適な場所なのだと信じ込んでいた。
「上手だ、美柑ちゃん! その調子だ。もっと近くで、力強く吐き出して!」
水面に顔を出した美柑に、梶谷は興奮で上ずった声を隠しながら称賛を浴びせた。
「今の、合ってたんですか?」
「いや、良かった! むしろ、それくらい近くにいてくれないとサポートできないからね。さあ、次はもっと深く潜ってみよう。今度は、もっと大きく口を開けて吐き出すんだ。そうすれば、肺の機能がさらに高まるよ」
梶谷の嘘に、美柑は「はい!」と元気よく答えた。彼女は再び水中に潜り、目を閉じる。
梶谷はさらに大胆になった。彼は美柑の頭をグイと引き寄せ、自身の楔を彼女の唇に直接押し当てた。美柑は水の中で何かが自分の口に触れた違和感に気づいたが、それは梶谷の「指」か「練習用の道具」の感触だと思い込んでいた。
(リト……私、頑張ってるよ……!)
美柑は心の中でリトに呼びかけながら、口に触れている「それ」に向かって、全精力を込めて息を吹きかけた。
「ぶはぁ……っ! ぷくぷく……っ!」
美柑の開いた口から放出される大量の気泡が、梶谷のモノを激しく愛撫する。さらに、吐き切る瞬間に美柑の小さな舌が、わずかに、しかし確実に梶谷の先端を掠めた。
「くっ……あ、ああ……っ!」
梶谷は立ち泳ぎをしながら、絶頂寸前の快感に身をよじった。二階のリトからは、コーチが水の抵抗を利用して脚の筋力トレーニングを見せているかのように見えている。実際には、小学生の美柑の吐息と唇によって、自身の欲望を爆発させているだけだった。
「ふぅっ……! 梶谷さん、今の、すごく手応えがありました! なんだか、梶谷さんのパワーを直接もらっているみたいな感覚です!」
水面に顔を出した美柑の顔は、運動による高揚感と、冷たい水との対比で桜色に染まっていた。濡れた睫毛から滴る水滴が、彼女の可憐さをさらに際立たせる。
「ああ、美柑ちゃん……。君は本当に筋がいいよ。今の練習で、君の体は完全に水を受け入れる準備ができた。次は、もっとすごい感覚を教えてあげるからね」
梶谷は水中で急いで水着を整えた。彼の指先には、まだ美柑の吐息の温もりと、唇の柔らかな感触が鮮明に残っている。美柑は「次の練習は何だろう」と目を輝かせ、梶谷が再び自分を抱き寄せるのを、今か今かと待ち構えていた。
「梶谷さんに教えてもらうと、苦手だった水が、なんだか甘くて温かいものに感じてきます」
「それは、美柑ちゃんが素直だからだよ」
美柑は満面の笑みで応えた。プールサイドに響く彼女の明るい笑顔とは対照的に、水面下ではさらなる淫らな「指導」が牙を剥こうとしていた。美柑は知らない。自分の吐息が、信頼するコーチを獣に変え、その楔を誰よりも深く吸い込んでいたという事実を。
リトは二階で満足げに頷いた。
「美柑、もうあんなに潜れるようになったのか。あのコーチ、時々すごく情熱的な動きになるけど、それだけ熱心なんだろうな」
兄の信頼と、妹の純粋さ。その二つを糧に、梶谷の背徳的なレッスンはさらに熱を帯びて加速していく。