【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
夏の太陽が中天に掛かり、白露閣の眼前に広がるプライベートビーチは、眩いばかりの光の粒子に包まれていた。
「いいか、みんな! 準備運動は済んだな。バディを確認して、先生のホイッスルが鳴るまでは膝より先へは行かないこと!」
体育会系の熱血漢、植松先生の声が砂浜に響き渡る。その傍らでは、養護教諭の三村先生が、眩しそうに目を細めながら、救急箱を傍らに置いてパラソルの下で待機していた。彼女の大人びた水着姿は、小学生たちの無邪気な光景の中で、一際異彩を放つ色香を放っている。
リトは、ボランティアの立場として、波打ち際で燥ぐ子供たちを見守っていた。午前中の着替え補助で、少女たちの無垢な肢体に囲まれ、さらには美柑の脱ぎたてのパンツの匂いに溺れて放出した余韻が、まだ体の芯に重く残っている。
「リト、こっち……!」
ふいに袖を引かれた。振り返ると、そこには学校指定の紺色ではなく、淡いブルーに白いフリルがあしらわれた水着に身を包んだ美柑が立っていた。濡れたような髪が白い肩に張り付き、心なしかその瞳は、いつもの冷静な優等生のそれよりも、熱っぽく潤んでいるように見えた。
「美柑……練習、いいのか? 植松先生が見てるぞ」
「大丈夫よ。あっちの岩場の影に、綺麗な貝殻があるってサチたちが言ってたの。ボランティアのお兄さんとして、安全確認に付き合って?」
美柑の言葉は、周囲に聞かれても不自然ではない建前だったが、その指先はリトの掌を強く、熱く握りしめていた。リトは生唾を飲み込み、美柑に引かれるまま、喧騒から離れた入り江の端へと歩き出した。
砂浜の端、波に浸食された巨大な奇岩が連なるエリア。そこは、ビーチの中央からは死角になっており、打ち寄せる波の音だけが周囲の声を掻き消してくれる、二人だけの密室だった。
岩陰に入った瞬間、美柑がリトの胸に飛び込んできた。
「……リト、変な感じなの。さっきから、ずっと……」
「美柑、どうしたんだ……?」
「お昼の着替えの時、サチたちがリトにパンツを押し付けてるの、見てたわよ。リト、鼻をヒクヒクさせて……変態さんね」
美柑の冷ややかな、けれど酷く艶っぽい声がリトの耳を打つ。彼女はリトの首に腕を回すと、その耳たぶを甘噛みした。
「でも、一番変態なのは私かも。リトがサチたちの匂いを嗅いでるのを見たら……ここが、こんなに熱くなっちゃったんだもの」
美柑がリトの手を取り、自分の股間へと導く。水着の薄い布地越しに触れたそこは、海水ではない、もっと粘り気のある熱い蜜でぐっしょりと濡れそぼっていた。
「美柑、ここで……? みんながすぐそこに……」
「見付かったら、二人でお仕置きを受ければいいわ。……いいから、早く。私を、リトの色で塗り潰して」
美柑は岩に手をつき、リトに背を向けた。
豊かな膨らみを湛え始めたお尻が、リトの目の前に突き出される。薄い布地が食い込み、彼女の秘部の形を鮮明に浮き彫りにしていた。
リトはもう、抗うことができなかった。
自らの水着をずらし、怒張した象徴を剥き出しにする。美柑の水着のクロッチ部分を横に避けると、そこには、陽光を浴びて真珠のように輝く、瑞々しい「桃色の真実」が、待ちきれないとばかりに震えていた。
「っ、あ……リト、きて……」
リトは美柑の腰を両手で掴み、背後から一気に突き立てた。
「ひ、あぁ……っ!」
美柑の喉から、鋭い快楽の悲鳴が漏れる。しかし、その声は打ち寄せる波の音に飲み込まれ、誰の耳にも届かない。
灼熱の太陽の下で、リトの硬い楔が、美柑のまだ幼く、けれど驚くほど貪欲な窄まりへと深く沈み込んでいく。結合部からは、彼女の溢れ出した愛液が、リトの動きに合わせて飛沫を上げ、白い砂を汚していった。
リトは獣のような本能に突き動かされ、無我夢中で腰を振った。
背後から、何度も、何度も。
岩に押し付けられた美柑の小さな身体が、リトの衝撃を受けるたびに激しく揺れる。彼女の細い指は、岩肌に生えた海藻を必死に掴み、絶頂の波をやり過ごそうとしていた。
「ん、っ、あ……すごい……リト、奥まで……全部当たってる……っ!」
「美柑、美柑っ……! 気持ちいいよ、美柑の中……っ!」
リトの視界には、美柑の白い背中と、激しく波打つフリル付きの水着、そしてその奥で結合し、離れ、再び深く繋がる二人の肉体しかなかった。潮の香りと、美柑から立ち上る濃厚な少女の匂いが混ざり合い、リトの脳内は麻薬的な多幸感に支配されていく。
美柑の身体は、リトに突かれるたびに変容していった。
最初は羞恥に染まっていた肌が、快感の熱で真紅に染まり、小さな胸の突起は岩肌に擦れてさらに硬く尖っていく。彼女の窄まりは、リトの象徴を離すまいと、内側から執拗に締め上げ、リトを絶頂の縁へと追い詰めていった。
「あ、あ、ああ……っ! リト、もうダメ……私、いっちゃう……っ!」
美柑の腰が激しく震え、彼女の奥がリトを強く噛み締める。その瞬間、リトもまた限界に達した。
「美柑っ、出すぞ……中に、出す……っ!」
「いいよ、全部……リトの全部、ちょうだい……っ!」
リトは最後の一突きを深く、子宮の入り口を叩くほどに叩き込み、美柑の胎内へと熱い白濁をぶちまけた。
ドクン、ドクンと脈打つたびに、リトの精髄が美柑の奥深くを満たしていく。美柑は恍惚とした表情で首をのけ反らせ、青い空を見上げながら、幾度目かの絶頂に身体を痙攣させた。
しばらくの間、二人は重なり合ったまま、荒い呼吸を整えていた。
美柑の背中に伝わるリトの心臓の鼓動。そして、リトの腕の中で、愛された喜びに震える美柑。
やがて、美柑はゆっくりと水着を整え、何事もなかったかのように立ち上がった。
「……リト、戻りましょう。みんなに怪しまれるわ」
「あ、ああ……そうだな」
美柑は近くの海水で自分の身体を軽く流すと、リトの方を振り返った。その顔は、先ほどまでの情事の余韻を微塵も感じさせない、いつもの「結城美柑」に戻っていた。ただ一点、その瞳の奥に宿る、リトに対する独占欲と、秘密を共有した共犯者としての冷ややかな光を除いては。
二人が砂浜に戻った時、植松先生はまだ他の児童の泳ぎを熱心に指導していた。
「おい! 結城、どこへ行っていたんだ。持ち場を離れるなと言っただろう!」
植松の叱責に、リトは「すみません、美柑の貝殻拾いに付き添っていました」と頭を下げた。
しかし、その場にいた大人の中で唯一、三村先生だけは違った。
彼女は、リトの僅かに乱れた髪と、美柑の太ももの内側を一筋伝い落ちる、海水とは違う不自然な輝きを持った滴を見逃さなかった。
三村は不敵な笑みを浮かべ、指先で自分の唇をなぞった。
「……ふふ、仲が良いのね、お兄さんと妹さん」
三村の言葉に、美柑は一瞬だけ足を止めたが、すぐに微笑みを返した。
「ええ、とても。世界で一番、仲良しな兄妹ですから」
海風が吹き抜け、美柑の濡れた髪を揺らす。
その後ろ姿を見送りながら、リトは自分の手のひらに残る、彼女の肉体の柔らかさと、岩陰で交わした禁断の熱を、呪いのように深く刻み込んでいた。
臨海学校の午後は、まだ始まったばかりだった。