【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
屋台裏の暗がり、発電機の重低音に守られた密やかな奉仕を終えた二人は、祭りの喧騒を背にして歩き出した。美柑の口内によって二度も吸い尽くされたリトの腰は、どこかふわふわと浮き立つような感覚に包まれていた。だが、その足取りとは裏腹に、リトの手のひらは、ポケットに押し込まれた三枚のパンツの感触に絶えず刺激されていた。
「リト、少し……静かなところに行きたいな。お祭りの音、ちょっと疲れちゃった」
美柑がリトの腕を強く引き、人混みから外れた山道へと促す。そこは、祭りの華やかな提灯が届かぬ闇の世界。石段を上がるたびに、背後の賑やかさは遠のき、代わりに夜の森が放つ冷気と、土の匂いが濃くなっていく。
辿り着いたのは、境内の一角にひっそりと佇む古びたお堂だった。
屋根の瓦は欠け、風化した木の香りが漂うその場所には、誰一人として近寄る気配はない。
ただ、銀色の月光だけが、お堂の裏手に広がる広場を冷たく、しかし鮮烈に照らし出していた。
「ここなら、誰にも邪魔されないね」
美柑がリトを振り返る。月光を浴びた彼女の瞳は、昼間の愛らしい妹のそれとは一線を画していた。妖しく、そして飢えた獣のような光を宿している。
「……美柑。ここ、お堂の裏だよ? さすがにまずいって……」
「いいの。誰も来ないわ。それに……さっきの三人のこと、リトの頭の中から完全に消し去ってあげたいの。私の『印』を、もっと奥まで刻み込まないと」
美柑はそう言うと、リトをお堂の裏にそびえ立つ、樹齢数百年はあろうかという巨大なクヌギの木に押し付けた。ゴツゴツとした樹皮の感触がリトの背中に伝わる。
「リト、見てて」
美柑はリトの正面に立つと、自らの紺青の浴衣の帯を迷いなく解いた。
ハラリ、と帯が地面に落ちる。
続いて、彼女は浴衣の両襟を掴むと、それを大胆に左右へ、そして胸元まで一気に捲り上げた。
「あ……」
リトは息を呑んだ。
月光の下に晒されたのは、一切の布に隠されることのない、美柑の無垢な裸身だった。
下着を履いていない彼女の股間は、先ほどまでの興奮と、リトへの奉仕によって溢れ出た蜜で、銀色に濡れ光っている。
中心に刻まれた桃色の筋は、夜の冷気に触れてキュッと引き締まり、リトの視線を一瞬たりとも逸らさせない。
「綺麗だよ、美柑……」
「ふふ、リトだけに見せてあげる。……ねえ、もう我慢できないんでしょ?」
美柑はリトのズボンを再び引き下げ、既に再起不能かと思われたリトの楔を、その柔らかな手で包み込んだ。二度の絶頂を経ているはずなのに、美柑の全裸を目の当たりにしたリトの楔は、以前にも増して凶暴なまでに脈打っている。
「……入れて。リト。私を、リトでいっぱいにして」
美柑はリトの腰にしがみつくようにして、自らの片足をリトの腰に回した。
そして、濡れた秘部の入り口にリトの熱塊を押し当てる。
「あ……っ、ん……っ!」
美柑が腰を下ろすと同時に、リトの楔は吸い込まれるように、彼女の熱い深淵へと没入していった。
「う……あぁ……っ!」
結合した瞬間の、脳を焼くような熱量。
リトはお堂の壁に手を突き、美柑の細い腰をしっかりと支えた。
美柑の内部は、昼間に三人の尿が通り過ぎた時の温度を遥かに超えるほどに熱く、リトの楔を全方位から執拗に締め付ける。
「あ、あぁっ……! リト……すごい……奥まで、届いてる……!」
美柑がリトの首筋に顔を埋め、熱い吐息を漏らす。
二人の結合部は、月光の下で生々しく、銀色の蜜を散らしながら繋がっている。
美柑はリトの肩に爪を立て、重力に身を任せるようにして激しく上下に腰を振り始めた。
ドクン、ドクン……と、二人の心音が一つに重なる。
その振動は、お堂の古い木材を通じて地面へと伝わっていく。
ちょうどその時、遠くの打ち上げ花火が空を焦がした。
「ドンッ!」
腹に響くような爆発音と同時に、リトはお堂の裏に広がる静寂が、色鮮やかな振動に支配されるのを感じた。花火が上がるたびに、美柑の腰の動きは激しさを増し、二人の身体はシンクロするように揺れる。
「あ……っ、ん、はぁっ! リト、もっと……もっと強くして!」
美柑の秘部は、結合したまま内部でリトの楔を何度も何度も、まるで搾り取るように脈打たせている。
リトは美柑の背中に手を回し、彼女のしなやかな肢体を力一杯自分へと引き寄せた。
美柑の汗ばんだ肌の匂いと、浴衣に残る祭りの残り香、そして秘部から溢れ出す濃厚な愛液の香りが、夜風に乗ってリトを包囲する。
(美柑……。幸恵も真美も、決して美柑には敵わない……)
リトの脳裏には、先ほどの三人の放尿シーンが再び浮かんでいた。
しかし、今はそれが美柑という巨大な情熱の炎によって、上書きされていくのを感じる。
三つの放尿の音は、今、目の前で美柑が漏らす「くちゅり、くちゅり」という愛液の攪拌音へと塗り替えられていく。
「あ、あぁっ……いく、いくよ、リト……っ!」
美柑の内部が、凄まじい力でリトの楔を締め上げた。
「んんーっ!」
美柑の喉から、言葉にならない艶めかしい絶叫が漏れる。
彼女の秘部が波打つように痙攣し、リトの楔を奥へ奥へと誘い込んでいく。
リトもまた、限界だった。
花火の最後の連発が夜空を埋め尽くし、周囲が昼間のような明るさに包まれた瞬間。
リトは美柑の最奥に向けて、その日三度目となる、最大級の白濁を噴出させた。
「う、わぁあああっ!!」
「あ、あぁぁぁぁっ……リト、リト……っ!」
お堂の裏の静寂の中で、二人の声が重なり合い、こだまする。
放出される白濁が、美柑の内部を熱く満たし、彼女の快楽を頂点へと押し上げた。
美柑はリトの胸元で激しく喘ぎ、その細い身体をリトに預けきって小刻みに震えている。
しばらくの間、二人は結合したまま、荒い呼吸を整えていた。
空には花火の煙が白く残り、月が再び静かに二人を照らし始める。
「……ふふ。リト、最高だったよ」
美柑がリトの唇に、そっと自らのそれを重ねた。
その瞳には、最愛の兄を自らの秘部で完全に支配したという、この上ない満足感が宿っていた。
美柑の足元には、結合部から溢れ出た白濁と愛液の混合液が、滴り落ちて地面を濡らしている。
だが、二人はまだ気づいていなかった。
このお堂の古びた板壁のすぐ向こう側から、もう一つの、自分たちのそれよりもさらに生々しい「交わりの音」が聞こえ始めていることに。
「……ねえ、リト。聞こえる?」
美柑が耳を澄まし、悪戯っぽく微笑む。
お堂の中。誰にも知られぬはずの聖域の内部で、自分たちと同じように背徳を貪る者たちがいた。
二人の夜は、まだ始まったばかりだった。
祭りの終わりを告げる笛の音が遠くで聞こえる中、美柑は再びリトの首にしがみつき、新たな快楽の火種を灯そうとしていた。