【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
物理部とパソコン部による「愛の脱出シェルター」から解放された二人の間には、もはや言葉を必要としないほどの濃密な熱気が漂っていた。リトのポロシャツには美柑の体温が染み込み、美柑の紫のフリルミニスカートの奥は、先ほどまでの「熱い儀式」の余韻で、ぐっしょりと重い感触を保ったままだ。
「……あ、リト。クラスのみんなが呼んでるよ」
美柑が指差した先では、リトのクラスメイトたちが血相を変えて彼を探していた。模擬店の材料が足りなくなったのか、あるいは人手が不足しているのか、リトは「すまん、美柑! 少しだけ行ってくる!」と後ろ髪を引かれる思いで駆け出していった。
一人残された美柑は、リトの後ろ姿を見送った後、ふう、と熱い吐息を漏らした。
「……気持ちいいけど、さすがにちょっと、蒸れちゃうかな」
彼女のパステルピンクのタンクトップは汗で肌に張り付き、何よりミニスカートの奥にある「白い綿パンツ」は、お化け屋敷での興奮と、先ほどの密室での愛撫によって、歩くたびに冷たい不快感を伴うほど濡れそぼっていた。
美柑は周囲を見渡し、人影のまばらな北校舎の二階へと足を向けた。そこには「休憩所」と書かれた空き教室があり、窓が全開にされ、数台の工業用扇風機が唸りを上げて回っていた。
◆
教室の中には誰もおらず、強風がカーテンを激しくなびかせている。美柑は一番奥にある、首を振っている大型扇風機の正面に立った。
「誰もいないよね……」
念のために扉の鍵を閉めると、美柑は大胆にも、紫のフリルミニスカートの両端を指先でつまみ、ふわっと左右に持ち上げた。
「……ひゃあ、涼しい……!」
ゴォォォ、という轟音と共に、冷たい風が美柑の剥き出しの太ももを駆け抜け、濡れたパンツに直接ぶつかる。彼女は脚を肩幅より少し広く開き、風が秘部の奥深くまで届くように腰を落とした。
風に煽られたミニスカートのフリルが、彼女のウエストのあたりで激しく羽ばたく。
扇風機の強風は、湿った綿の布地を容赦なく叩き、その奥にある「無垢な深淵」の輪郭を克明に浮き彫りにした。美柑は目を細め、風の刺激に身体を震わせながら、自らの指でパンツのクロッチ部分を少しだけずらした。
「んんっ……あ、っ……」
熱を持った秘部に、直接冷風が吹き込む。
それはまるで見えない指先に愛撫されているような感覚だった。美柑は壁に背中を預け、スカートを掲げたまま、風の愛撫に身を委ねた。濡れていた布地が急速に乾いていく過程で、独特の気化熱が彼女の敏感な粘膜を刺激し、新たな愛液が溢れそうになるのを必死に堪える。
数分後、パンツの湿り気が解消され、肌がサラリとした感覚を取り戻すと、美柑は満足げにスカートを下ろした。
「よし、これでリフレッシュ完了……。次はどこに行こうかな」
身軽になった彼女が次に向かったのは、来校したときから少し気になっていた「科学部」の展示室だった。
◆
科学部の教室は、フラスコやビーカー、そして怪しげな機械が並び、独特の薬品の匂いが漂っていた。白衣を着た眼鏡の部員たちが、来場者に実験のデモンストレーションを行っている。
「お嬢ちゃん、面白い実験があるんだけど、やってみないかい?」
少しニヤけた表情の部員に誘われ、美柑は教室の中央にある巨大な銀色の球体――バンデグラフ静電気発生装置の前に立った。
「これに手を置いてごらん。身体に静電気が溜まって、面白いことが起きるよ」
美柑が言われるままに銀色の球体に触れると、ブゥゥゥンという低い振動音が響き始めた。
「……わ、何これ。髪の毛が……!」
美柑の栗色の長い髪が、重力を無視して逆立ち、扇状に広がっていく。周囲からは「おおっ!」という歓声が上がった。しかし、異変はそれだけではなかった。
「あ、あれ……スカートが……っ!」
彼女の履いている紫のフリルミニスカートは、ポリエステル混合の非常に軽い素材だった。蓄積された強烈な静電気が、スカートの生地同士を反発させ、同時に周囲の物体へと引き寄せたのだ。
フワッ、とスカートの裾が浮き上がる。
「あ、だめ……っ、やめて!」
美柑は慌てて手で押さえようとしたが、球体から手を離すと実験が中止されてしまう。科学部の部員たちは、待ってましたと言わんばかりにニヤニヤしながら、その光景を眺めていた。
パタパタと音を立てて、ミニスカートが腰のラインからめくれ上がっていく。丈が短いせいで、ウエストの位置でフリルが裏返り、美柑の腰回りは完全に「無防備な状態」となり、科学部の男子部員たちの眼前にこれ以上ないほど鮮明に晒された。
「……すげえ。真っ白だ……」
「おい、見ろよ、あの脚の付け根……パンツのゴムが食い込んでる……!」
「くっ……なんてエロい小学生なんだ! あの筋の食い込み、最高すぎるだろ!」
そこには、先ほど扇風機で乾かしたばかりの、真っ白で清潔な綿パンツが、蛍光灯の光を浴びて神聖なまでに輝いていた。
「ひゃうんっ! 見ないで……っ!」
美柑は内股になり、顔を真っ赤にして叫んだ。しかし、静電気の力は無慈悲だった。パンツの布地までもが肌にピタリと吸い付き、彼女の股間の柔らかな山なりと、その中央を走る一本の筋を、まるで真空パックのように浮き彫りにした。
さらに追い打ちをかけるように、隣のテーブルで実験中だった「超音波霧化装置」から、微細なミストが流れてきた。
「あ、すみません! 開発中の『感覚強化型アロマミスト』が漏れ出しちゃって!」
白衣の部員がわざとらしく叫ぶ。それは科学部が極秘に開発していた、皮膚の感覚受容器を極限まで活性化させる特殊な媚薬ミストだった。
ミストが、スカートが捲れ上がった美柑の剥き出しの太もも、そして薄いパンツの布地を通り抜けて、彼女の秘部へと吸い込まれていく。
「……あ、あ、あああぁっ!?」
美柑の背中に電流が走った。
媚薬ミストの効果は劇的だった。彼女の全身の皮膚は、一瞬にして「超敏感」な状態へと変貌した。空気が肌を撫でるだけで、まるでリトに指先で這い回られているような、強烈な快感が脳を直撃する。
「ん、あ、っ……やだ、これ、何……っ! 身体が……っ!」
静電気によってパンツが食い込み、ミストによって感度が跳ね上がった秘部が、激しく疼き始める。美柑は膝を震わせ、崩れ落ちそうになるのを必死で耐えたが、空気の流れひとつひとつが、彼女の身体を絶頂へと押し上げていく。
スカートが捲れたまま、パンツを晒し、無数の視線に晒されながら、美柑の肢体はピンク色に上気していった。彼女の鼻孔からは熱い吐息が漏れ、目の前がチカチカと明滅する。
「お、お嬢ちゃん、大丈夫!? 実験は中止だ!」
装置が止められ、ようやくスカートが元に戻ったが、美柑の身体に起きた「変化」は収まらなかった。
「はぁ、はぁ……っ、く……」
美柑はふらつく足取りで科学部の教室を飛び出した。
一歩歩くたびに、スカートの裏地が太ももに触れるだけで、腰が砕けそうになる。廊下を吹き抜ける微風がタンクトップの隙間から入り込むだけで、胸の先端が硬く尖り、喉の奥から甘い悲鳴が零れそうになる。
「リト……リト、どこ……っ、助けて……」
全身が性感帯と化した美柑は、壁に手を突き、熱い涙を浮かべながら、最愛の兄の姿を求めて、祭りの喧騒の中へと消えていった。彼女の身体は今、わずかな刺激で「果てて」しまうほど、淫らに、そして残酷に作り替えられていたのだ。