【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
彩南高校文化祭の熱気は、夕暮れ時を前にして最高潮に達しようとしていた。中庭に特設された巨大な屋外ステージ。そこでは、毎年恒例のメインイベントであるミスコンテストが開催されていた。色とりどりのスポットライトが激しく交差し、重低音のスピーカーから流れる最新のダンスミュージックが、集まった数百人の生徒たちの鼓動を激しく揺さぶっている。
「――さあ、いよいよ最後の特別ゲストの登場です! 皆さん、準備はいいですか!?」
司会の演劇部員による絶叫に近いアナウンス。観客席のボルテージが限界を超えたその時、ステージ中央の幕が左右に開き、一人の少女が躍り出た。
「……っ、わあ……!」
結城美柑は、一瞬だけ溢れんばかりの観衆と眩いライトの光に気圧された。しかし、すぐに彼女はいつもの、そして今日一日で磨き上げられた「特別な自分」へと意識を切り替えた。
彼女が身に纏っているのは、先ほどのミスコン実行委員に無理やり着替えさせられた、超ミニ丈のアイドル風ステージ衣装だ。パステルピンクを基調としつつも、さらに多くのフリルが重ねられたそれは、彼女の華奢な肢体を宝石のように飾り立てている。
「な、なんだあの子……!? めちゃくちゃ可愛いぞ!」
「小学生か? 嘘だろ、あの完成度……!」
高校生たちのどよめきが地鳴りのように響く。しかし、その群衆の中に、今日一日美柑と「密な」時間を過ごした者たちがいた。
最前列付近には、科学部の男子部員たちがいた。
「おい、あの子……静電気の時のあの子だろ! 衣装は違うけど、あの脚のラインは間違いないぜ」
彼らは、実験で見た彼女の「剥き出しの股間」を思い出しながらも、今はそのステージ上での輝きに、ただただ圧倒されていた。
少し離れた場所には、オカルト研究部のローブ姿の部員たちが、水晶を片手に美柑を見つめていた。
「私たちの催眠で覚醒した本能が、あの場所で花開いているわ……。なんて神秘的な存在なの」
写真部のあの「SDカード忘れ」のカメラマンも、カメラを持たずに立ち尽くしていた。
「……記録なんていらない。あの美しさを今、この目に焼き付けるだけで俺の人生は完成する……」
さらには、つい先ほどまで彼女の身体を揉みほぐしていた陸上部の女子部員たちも、体育館から駆けつけていた。
「見てよあの背筋! 私たちがほぐしたおかげで、最高のパフォーマンスができてるじゃない!」
彼ら、彼女らは、美柑の秘密の一部を共有した者として、特別な親愛の情を持って彼女を見守っていた。美柑がステップを踏むたびに、新調されたピンクの超ミニスカートが、重力に逆らうようにふわりと舞い上がる。
(……みんな、私を見てる。リトは……リトはどこ……?)
美柑はステージを広く使いながら、会場の隅々まで視線を走らせた。そして、会場の最後方、PAブースの隣の暗がりに、制服のポロシャツ姿で立ち尽くす最愛の兄、リトの姿を捉えた。
「リト……!」
美柑の瞳に、確かな力が宿った。
彼女は音楽に合わせ、一気に激しいダンスを開始した。ステージ上を軽やかに跳ね、蝶のように舞う。彼女がターンを決めるたびに、衣装の裾はこれ以上ないほど鮮烈に翻った。
「――っ! 見えたっ!!」
観客席から歓喜の溜息が漏れる。
美柑がくるりと一回転するたび、その短いフリルの奥から、今日一日、何度も濡れ、乾かされ、愛撫され、そして今も彼女の秘部を健気に守っている「純白の綿パンツ」が、眩しいほどの白さを湛えて露出した。
それは、決して下卑た露出ではなかった。
美柑の動きはどこまでも優雅で、それでいて大胆だった。彼女はわざと片脚を高く上げる振付を取り入れ、スカートの奥に隠された「聖域」を、会場中の数百人の視線に向かって堂々と開放した。
「……あ、はぁ……っ!」
激しく身体を動かすたびに、陸上部のマッサージで活性化された血流が、美柑の秘部を再び熱く焦がしていく。数百人の視線が自分の股間に注がれているという事実。それが、美柑にとっては、何物にも代えがたい「最高の愛撫」となっていた。
リトは、会場の隅で拳を握りしめていた。
(美柑……なんて無防備な……。あんなにパンツを見せびらかして……)
リトは、自分の妹が全校生徒の前で羞恥を晒していることに顔を赤らめた。しかし、それ以上に、ステージ上の美柑があまりにも美しく、そして楽しそうに笑っている姿に、目を逸らすことができなかった。
美柑はリトと目が合うたびに、わざとスカートの裾を指先でつまみ上げ、ヒラヒラと揺らした。
(見て、リト。私、こんなにみんなに見られてる。でも、このパンツの中の本当の熱さを知っているのは、リトだけなんだよ……)
美柑の秘部は、ステージの熱気と自己顕示の快感で、再びぐっしょりと蜜を滴らせ始めていた。白い綿パンツは、彼女の動きに合わせて股間の溝へと深く食い込み、その食い込んだ布地が、彼女が跳ねるたびにクリトリスを微かに、けれど確実に刺激する。
「ああ、ん、っ……ふふっ!」
美柑は絶頂の予感に震えながら、最高の笑顔をリトに向けて投げかけた。
観客たちは、その笑顔に込められた深い意味を知る由もない。彼らはただ、目の前で可憐に、そしてどこか妖艶に舞う少女の姿に、微笑ましくも熱狂的な拍手を送り続けていた。
「最高だぞ、美柑ちゃーんっ!!」
「彩南の天使だーっ!!」
誰一人としてカメラを向ける者はいなかった。
皆、この一瞬の「奇跡」を心に刻むことに専念していた。美柑が大きく跳躍し、空中で両脚を開いた瞬間、その真っ白なパンツのクロッチが、スポットライトを反射して神聖なまでに輝いた。
リトは、その光景を脳裏に焼き付けながら、自らの下半身が熱く疼くのを感じていた。
ステージ上の妹が放つ、抗い難い「雌」としてのオーラ。
祭りの熱狂が、二人の兄妹としての境界線を、もはや消し去ろうとしていた。
美柑は最後、ステージの中央でリトに向けて深々とお辞儀をした。
拍手は鳴り止まず、美柑の秘部は、今日一番の熱い蜜で、その白いパンツをずっしりと重く濡らしきっていた。
「……リト。待っててね。私、もう……限界だよ」
ステージを降りる美柑の足取りは、リトへとまっすぐに向かっていった。