※この作品はR-18です。

【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹―   作:芝刈り山

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美柑の目の前で脱衣を強要したリトが差し出された白い綿パンツを恭しく受け取る

「それじゃ、パンツをここで脱いであげる」

 

美柑の口から発せられたその言葉は、リトの鼓動を一時的に停止させるほどの威力を持っていた。自分の妄執、異常な執着を、妹がすべて受け入れ、肯定したかのように聞こえたからだ。

 

これまでリトを支配していたのは、底知れない背徳感だった。隠れて匂いを嗅ぎ、クローゼットに潜み、盗撮を繰り返す。それらはすべて「罪」だという自責の念が、快感の裏側で常に毒のように彼を蝕んでいた。だが今、美柑は自ら「脱いであげる」と言った。その瞬間、リトを縛り付けていた鎖がわずかに緩み、罪の意識が解放感へと変わっていく。

 

(脱いであげる……。それは、脱ぐ姿を見せてくれるだけなのか、それとも、その『白』を俺にくれるということなのか……?)

 

リトは美柑の正面にひざまずいた。彼女のスカートの裾が、リトの鼻先に触れるほどの至近距離。

 

美柑は意を決したように、フレアスカートの裾を両手で持ち上げると、その縁を自分の唇で軽く挟んだ。

 

(……っ、そのポーズは……!)

 

両手が塞がり、スカートがたくし上げられ、唇で布を噛むその仕草。それはまだ幼さの残る美柑が、兄という異性を意識して、精一杯の「背徳」を形にした究極のポーズだった。リトは全神経を眼球に集中させた。

 

「……じゃあ、見ててね。リト」

 

美柑の声が、唇に挟んだ布のせいで少しだけ籠もって聞こえる。それがまた、リアリティを煽った。

 

美柑は両手の指を、白い綿パンツのサイドのゴムに引っ掛けた。ゆっくりと、本当にゆっくりと、彼女は力を込めていく。

 

「はぁ、……ん……っ」

 

美柑の頬が羞恥でバラ色に染まっていく。荒い吐息、震える指先、そしてスカートの中に閉じ込められていた、甘く、少しだけ汗の混じった濃厚な体臭。これらはレンズ越しでは絶対に保存できない、その場の空気そのものだ。リトは、美柑の繊細な肌の質感、綿の繊維が肌を擦る微細な音、そして彼女の聖域が露わになっていくグラデーションのすべてを網膜に焼き付けた。

 

ゴムが腰のラインを越え、尻の肉を柔らかく押し潰しながら下がっていく。リトの目の前で、一点の曇りもない「白」が、美柑という少女の生命のぬくもりを脱ぎ捨てながら、ゆっくりと降りてくる。

 

膝を通り、ふくらはぎを抜け、ついに足首まで到達した。唇からスカートが放された。美柑は片足をスッと抜き、床に落ちた白い布地を、つま先で器用にリトの方へと寄せた。

 

完全に脱ぎ去られた、剥き出しの美柑の立ち姿。しかし、リトの視線はやはり、足元にあるその「白」に吸い寄せられた。美柑はかがみ込み、足首から外したパンツを手に取った。

 

「はい」

 

美柑は、まだ彼女の体温を色濃く残し、彼女の形に膨らんだままのパンツを、リトの頭がすっぽり隠れるように被せた。

 

「……っ!?」

 

視界が白に染まった。鼻先には、先ほどまでの「漂ってくる匂い」とは比較にならないほど暴力的な、美柑の秘部の匂いそのものが押し寄せた。クロッチ部分がちょうどリトの鼻の頭に当たり、そこには微かな湿り気と、美柑の熱が宿っていた。

 

「……リト。これから私がお風呂に入っている間に、じっくりと、それを『鑑賞』するんでしょ?」

 

美柑は頬を紅潮させ、悪戯っぽく、しかしどこか慈愛に満ちた笑みを浮かべてリトを見下ろした。被せられたパンツの隙間から、リトは美柑のその美しい表情を見た。

 

『ピンポンパンポーン。お風呂が沸きました』

 

無機質な給湯器の音声が、リビングの熱気を現実に引き戻した。美柑はトントンと服を整えると、そのまま脱衣所の方へと歩き出した。だが、彼女は扉を開ける直前で、一度だけ振り返った。

 

「……鑑賞が終わったら、ちゃんと洗濯籠に戻しておいてね。……あ、あと、このないだリトが自分の部屋に持っていった『やつ』も、一緒に戻しておいてね?」

 

「えっ……!?」

 

リトは凍りついた。バレていないと思っていた、あの夜の持ち出し。美柑はすべて知っていたのだ。知った上で、今の儀式を許し、自分に「最新の白」を預けたのだ。

 

「じゃあ、ゆっくり楽しんでね。リト」

 

美柑はクスクスと笑いながら、脱衣所の中へと消えていった。

 

一人残されたリビングで、リトは頭に被せられたパンツを両手でそっと押さえた。そこには、美柑という少女の深い寛容さと、兄を翻弄する小悪魔的な愛らしさが、彼女の匂いと共に混ざり合っていた。

 

リトは深く、深く息を吸い込んだ。これから始まるのは、美柑の分身であるこの「白」との、誰にも邪魔されない至高の対話だ。

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