【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
寝室で涼む美柑の背中から手を入れリトが直接その素肌の胸を揉みしだく
夏の気配が忍び寄る夜だった。湿り気を帯びた空気が家の中に滞留し、リトは自室の熱気に耐えかねてリビングへと下りていった。エアコンの冷気が心地よく流れる室内、ソファの上では美柑がうつ伏せになり、クッションに顔を埋めていた。
「美柑……? 寝てるのか?」
声をかけたが返事はない。美柑は規則正しい寝息を立て、深い眠りに落ちているようだった。今日の彼女は、薄手のゆったりとしたキャミソールに、短いショートパンツという姿。その無防備な姿勢のせいで、キャミソールの裾がめくれ上がり、白く滑らかな背中が腰のあたりまで大胆に露出していた。
(……暑いもんな。エアコン、気持ちいいんだろうな)
リトは彼女を起こさないよう、音を殺してその傍らに腰を下ろした。目の前には、窓の外から差し込む月光を反射して、真珠のように白く輝く美柑の素肌がある。あの階段での一件以来、リトの脳内は彼女の肉体の記憶に支配されていた。今、目の前にある背中の白さが、あの日見た剥き出しの肌の記憶を鮮烈に呼び起こす。
リトの喉が小さく鳴った。いけないと思いながらも、視線は背中から脇の隙間へと吸い寄せられる。うつ伏せで押し潰された彼女の胸のラインが、キャミソールの脇からわずかに溢れ出していた。
(……美柑、綺麗だ……)
未完成ゆえの危うい美しさを湛えた曲線。リトの手は、抗いがたい磁力に引かれるように、彼女の背中の開いた部分へと伸びていった。
「……っ」
指先が肌に触れた。ひんやりとしていて、驚くほど滑らかだ。美柑はピクリとも動かない。その無反応さが、リトの中に制御不能な、そして無謀な欲望の火を灯してしまった。
リトの手は、滑り込ませるようにキャミソールの内側へと侵入した。布地の下にある、美柑の剥き出しの熱。大きな掌が肩甲骨の下をゆっくりとなぞり、そのまま脇の方へと進んでいく。
(ああ、なんて柔らかいんだ……。美柑の体……)
息を殺し、美柑の顔を伺う。彼女は依然として目を閉じ、クッションに顔を埋めたままだ。リトは覚悟を決め、掌をさらに奥へと押し進めた。そしてついに、リトの指先は美柑の胸のふくらみを捉えた。
「……あ……」
リトの掌全体が、美柑の右胸を正面から包み込んだ。
布地の一切ない、完全な素肌の感触。それは以前、服越しに触れた時とは比較にならないほど瑞々しく、弾力に満ちていた。リトの指の間で、柔らかな肉がグニュリと形を変える。掌を動かすたびに、少女特有のハリのある感触が吸い付くように馴染んでいく。
美柑の体温が掌を通じてリトの全身を焼き焦がす。リトは理性を手放し、より深く、より強く、その小さな膨らみを揉みしだいた。右の掌で右胸を、そして空いている左手を差し込み、もう一方の胸も同じように掴み取る。美柑の胸は、リトの両手の中にすっぽりと、完璧なまでに行き場を失って収まった。
(信じられない……。こんなに柔らかいものが、美柑にあるなんて……)
リトは親指の腹を使い、胸の頂点を探り当てた。ぷくりと小さく盛り上がった、繊細な突起。それを指先で優しくつまみ、転がすように刺激する。すると、寝ているはずの美柑の体が、微かに震えた。
「……んっ……」
微かな吐息が漏れる。しかし、彼女は目を開けない。依然として深い眠りの中にいるかのように、リトの指先が与える快感を受け流していた。リトはその無反応を、今この瞬間だけの「許容」だと勝手に解釈し、愛撫の手をさらに早めていった。
キャミソールの下で、リトの手は激しく動く。手のひら全体で円を描くように揉み、時には指を立ててその柔らかさを抉るように。美柑の乳房はリトの手の中で翻弄され、真っ赤に上気していくのが手触りだけで伝わってきた。
「美柑……美柑……っ」
リトの呼吸は荒く、熱い。彼は美柑の首筋に顔を寄せ、そこから立ち上る石鹸の香りと、興奮した少女の匂いを嗅いだ。美柑の背中には、リトの愛撫に応えるように、うっすらと汗が浮かんでいる。
一方で、美柑の意識は、リトの手が触れた瞬間から完全に覚醒していた。兄の大きな掌が自分の背中を這い、無防備な胸を直接掴み取った衝撃。冷たいエアコンの風とは対照的な、その圧倒的な熱量。
美柑は驚愕し、すぐに跳ね起きるべきだと本能が告げていた。だが、それ以上に、兄が自分をこれほどまでに激しく求めているという事実に、身体が麻痺してしまったのだ。
(リトの手……すごい。私の胸、壊されちゃいそう……)
顔が林檎のように赤くなっているのを自覚する。指先が先端を弄るたび、下腹部がキュンと疼き、太ももの付け根が熱くなる。あの日、白いパンツを汚した時よりも鋭い快感が、脊髄を突き抜けていく。
しかし、彼女は「寝たふり」を貫いた。今目を開けてしまえば、この淫らな時間は終わってしまう。兄が自分に溺れている姿を、肌を通じて感じ続けたい。その倒錯した悦びが、美柑を沈黙させた。
「あ……っ、はぁ、はぁ……」
リトの愛撫は止まらない。胸を揉みながら、空いた指でショートパンツの隙間に手を伸ばそうとした。しかし、その指が白い綿パンツのゴムに触れようとした、その瞬間――。
美柑の呼吸が、一際大きく乱れた。
「っ……んあ……」
彼女の腰が、リトの手に吸い付くように無意識に跳ね上がる。絶頂の波が、すぐそこまで迫っていた。美柑の秘部はパンツを内側からぐっしょりと濡らし、兄の指を待ち侘びるように熱く疼いている。
(あ、ダメ……っ。このままじゃ、私……!)
美柑の身体が限界を迎えようとした時、リトはあまりの背徳感に、自らの欲望が爆発しそうになるのを感じ、咄嗟に手を止めた。これ以上続ければ、寝ているはずの妹に「取り返しのつかないこと」をしてしまうという、野生的な恐怖が彼を支配したのだ。
リトは震える手を、ゆっくりと美柑の服の中から引き抜いた。掌には美柑の胸の柔らかさと、汗の湿り気が、ずっしりと重く残っていた。
「……はぁ……はぁ……。……ごめん、美柑」
掠れた声で呟き、リトは逃げるように二階の自室へと戻っていった。
静まり返ったリビング。美柑は、兄がいなくなった後も動けずにいた。リトの手が離れた後の胸はジンジンと痺れるように熱く、服の布地が擦れるだけで痛いほどの快感を呼び起こす。
彼女はゆっくりと目を開けた。その瞳は潤み、情欲に濡れそぼっている。美柑は震える手で、リトが今しがた揉みしだいていた自分の胸を、そっと上からなぞった。
「……リトの、バカ……」
美柑の呟きは、怒りではなく、満たされなかった渇望に震えていた。彼女の白い綿パンツは、寝たふりをしていた間に、自分でも信じられないほどに濡れ透けていた。