【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
週末の昼下がり。結城家のリビングには、ペンが紙を走る音だけが静かに響いていた。
リトは学校の数学の課題に頭を抱えていたが、隣では美柑が算数のドリルを広げている。リトは、昨夜の出来事――寝ていた美柑の胸を直接揉みしだいてしまったこと――が頭から離れず、美柑の顔をまともに見ることができない。
「……リト、ここ。教えてほしいんだけど」
美柑が不意に、椅子の間隔を詰めてリトの顔を覗き込んできた。リトはビクッと肩を震わせ、慌てて視線をノートに落とす。
「あ、ああ、どこだ? 分数か……」
「図形の問題。こうやって……もっと近くで説明してくれないと分からないよ」
美柑はそう言うと、リトが座っている大きな椅子の、ほんのわずかな隙間に割り込むようにして座り直した。リトが動揺してスペースを作ろうとしたが、美柑の行動はさらに大胆だった。
「リトの膝の上、借りるね。その方がノートがよく見えるから」
「えっ!? ちょ、美柑! それは……!」
制止する間もなかった。美柑はリトの正面に向き直るようにして、彼の膝の上にひらりと跨ったのだ。今日の美柑は、特に短いデニムのミニスカートを選んでいた。その下には、リトが執着して止まない、あの「白い綿パンツ」を穿いている。
「わわわ……っ!!」
リトの叫びは、美柑の体温によって封じ込められた。リトの膝の上に、美柑の股間が真っ向から乗り、密着する。
美柑の側はスカートが完全に捲れ上がっていた。白くしなやかな太ももがリトの腰を挟み込み、そして彼女の白い綿パンツのクロッチ部分が、リトの股間の中心にダイレクトに押し付けられた。
「リト、教えて? この辺の面積を求める公式……」
美柑はリトの首に両腕を回し、顔を至近距離まで近づけた。彼女の目はノートを見ているようだったが、その瞳の奥には、兄を試すような鋭い熱が宿っている。リトは、自分の股間の上で感じる、美柑の秘部の感触に意識の全てを持っていかれた。
(……っ! 柔らかい……。昨日よりも、もっと、直接的に感じる……!)
布一枚を隔ててはいるが、美柑がリトの膝の上でわずかに身をよじるたび、綿のザラつきと、その中にある肉の柔らかさがリトを刺激する。リトのそれはすでに限界まで硬くなり、美柑の股間を突き上げるように反応していた。
「リト……? 何か、硬いのが当たってるよ。……ノート、持ってる手も震えてる」
「い、いや、これは……その、筋トレの成果というか……!」
リトの言い訳は、もはや意味をなさない。美柑はリトの困惑を知りながら、わざと腰を前後に、そして左右に小さく揺らし始めた。リトの膝の上をこするように、自分の「白」を擦り付けていく。
「んっ……、こうかな……。リト、答えはこれであってる……?」
美柑の吐息がリトの耳たぶを熱く撫でる。スカートの下、露わになった尻の肉がリトの太ももに直接触れ、その熱量がリトの理性を一歩ずつ崖っぷちへと追い詰めていく。リトは、自分を跨いでいる美柑の腰を、支えるふりをして両手で掴んだ。
(……ああ、ダメだ。止めなきゃいけないのに……手が、勝手に……!)
リトの指先は、美柑の太ももからさらに上へと滑り込んだ。スカートを捲り上げ、白い綿パンツのサイドに指をかける。そして、その境界線を越えて、美柑の素肌の尻に、直接触れた。
「……っ……!」
美柑の体が、リトの腕の中で跳ねるように震えた。リトは我を忘れ、その掌で美柑の尻を思い切り揉みしだいた。未完成ゆえの滑らかで、瑞々しい感触。リトの指が、美柑の割れ目に向かって食い込んでいく。そして、指先が白い綿パンツのクロッチを、美柑の秘部に向かって力一杯押し付けた。
「あ……っ、リト、……すごい、……そこ……っ」
美柑はリトの肩に顔を埋め、声にならない声を漏らした。リトの膝と、リトの指。上下から挟み込まれるように刺激され、美柑の「白」は瞬く間に、内側からの熱い湿り気で色を変えていく。
リトはさらに腰を突き上げ、美柑の股間の中心に自分の昂ぶりを叩きつけた。
「美柑……、美柑……!」
「んんっ、……あ、……ぁっ! リト……、もっと……、もっと強く……っ」
美柑はリトの首にさらに強くしがみつき、腰を激しく振った。リトもまた、自分のズボンの布地が、美柑の湿り気で濡れていくのを感じていた。兄妹の股間同士が、衣服を隔てながらも、実質的には肌と肌で語り合うような、濃密な交わり。
リトの指が、美柑のパンツの隙間から、その最深部を掠めた。
「じゅる……」という、明らかに雨水とは違う、淫らな音がリビングに響く。美柑の身体が弓なりに反り、瞳が熱に潤んだ、その時。
ピンポーン、と玄関のインターホンが鳴り響いた。
「「――っ!!」」
二人の動きが、彫像のように止まった。宅配便か、あるいは近所の知人か。その現実を知らせる無機質な音が、二人の間の熱を強制的に引き剥がした。
「……リト、……離して」
美柑が震える声で囁いた。リトは我に返り、火傷をしたかのように美柑の腰から手を離した。美柑はフラフラとした足取りでリトの膝から下り、スカートの裾を整えた。リトの膝の上には、美柑の体温と、そして彼女の白い綿パンツから染み出した、はっきりとした円形のシミが残っていた。
「……私、玄関……出てくるね」
美柑は顔を伏せ、濡れた股間を隠すように内股で歩いていった。リトは椅子に座ったまま、自分の手がまだ美柑の尻の感触を覚えているのを感じて、激しく自己嫌悪に陥った。しかし、その一方で、自分のズボンに染み付いた、妹の甘い香りと熱を、必死に胸の奥に刻み込もうとしていた。
算数のドリルは、床に落ち、開かれたままになっていた。そこには、二人で解こうとした面積の公式など、もうどこにも存在していなかった。二人の関係の「面積」は、今、確実に誰も知らない領土へと拡大していた。