【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
日曜日の昼下がり。結城家のリビングは、穏やかな陽光が差し込む平穏な空気に包まれていた。しかし、ソファで膝枕をされているリトと、その頭を預かる美柑の間に流れる空気だけは、外の静寂とは対照的に、刺すような密度を持っていた。
昨日のキッチンでの一件以来、二人の距離感は決定的に変わっていた。リトは美柑の膝の柔らかさを全身で感じながら、上を向いたままぼんやりと彼女の顔を見上げていた。
今日の美柑は、首回りが横に大きく開いた、ゆったりとした白いボートネックのカットソーを着ていた。膝枕をされているリトの視点からは、彼女の細い首筋から、その奥へと続く鎖骨のラインが間近に見える。
美柑はリトの視線に気づくと、いたずらっぽく微笑んだ。
「リト、そんなに下から見て、何を探してるの?」
「えっ……。い、いや、別に……」
リトが動揺して目を逸らそうとした、その時だった。
美柑は両手で自分のカットソーの襟元を左右にぐいっと広げた。横に広い襟ぐりがさらに大きく歪み、リトの視界の先で、彼女の胸元のガードが完全に失われた。
「……っ!?」
リトの呼吸が止まった。
カットソーの隙間から覗いたのは、美柑の白く、瑞々しい素肌。
まだブラジャーという習慣を持たない彼女の胸は、未完成ゆえの愛らしさを残しながらも、確実に女性としての膨らみを主張していた。重力に従ってわずかに左右に流れる、柔らかな双丘。その頂には、空気に触れた刺激からか、小さな桃色の突起がツンと可愛らしく直立していた。
(綺麗だ……。なんて、綺麗な形なんだ……)
リトは網膜に焼き付くようなその光景に、一瞬で理性を奪われた。
美柑はリトの反応を楽しむように、さらに服の隙間を広げて見せる。
「リト、もっとよく見たい? ……入ってきても、いいよ」
その一言が、禁断の領域への招待状だった。
リトは膝枕から跳ね起きるようにして美柑の体に顔を寄せると、彼女が広げたカットソーの首回りから、その中へと頭ごと突っ込んだ。
「あ……」
美柑が小さく吐息を漏らす。
リトの視界は一瞬で、白い布地に包まれた秘密の空間へと切り替わった。襟元から差し込むわずかな光が、美柑の肌を淡く照らし出している。そこは、美柑の体温と、清潔な石鹸の匂い、そして彼女自身の甘い体臭が充満する、二人だけの完全な密室だった。
リトの目の前には、今にも触れそうな距離で美柑の胸が並んでいる。
彼はじっと、その美しい造形を見つめた。薄暗い中で浮かび上がる、無垢な突起。リトはたまらず、至近距離から熱い息を吹きかけた。
「んっ……! リト……くすぐったい……っ」
服の外側から、美柑の震える声が聞こえる。リトの吐息に反応して、彼女の胸の先がさらに硬く反り返る。リトはその反応に喉を鳴らすと、唇の先だけで、その頂点を優しく突いた。羽毛のような軽い愛撫。しかし、直接唇が触れるたびに、美柑の体は大きく跳ね、リトの顔を包む布地が激しく揺れた。
リトはもう我慢できなかった。彼は両手を美柑の背中へと回し、その小さな体を自分の方へと引き寄せた。美柑もまた、リトの頭を服の上から抱きしめるようにして、自分の胸を彼の顔に強く押し付けた。
「んんっ……、リト……、食べて……いいよ……っ」
美柑の許しを得て、リトはついにその「聖域」を口に含んだ。
熱い舌先が、硬くなった突起を転がす。「ジュル……」という、狭い服の中に反響する生々しい音。リトは美柑の胸を、壊れ物を扱うように、それでいて貪欲に吸い上げた。
口の中に広がる、美柑の肌の弾力と、微かな汗の塩気。それがリトにとって、この世のどんな美酒よりも彼を酔わせた。
リトは掌を使い、もう片方の胸を優しく揉みしだいた。指の隙間から溢れる、肉感の薄い、しかし確かな柔らかさ。掌全体で感じる、美柑の激しい鼓動。服の中という閉鎖的な空間が、二人の興奮を際限なく増幅させていく。
「あ……っ、リト……っ、すごい……っ、吸われてる……っ!」
美柑の歓喜の声が、襟元から漏れ出す。リトは吸う力を強め、舌でその周囲を執拗に舐め回した。美柑の白い綿パンツは、この時点でとうに限界を迎えていた。服の中で繰り広げられる兄の熱い奉仕に、彼女の秘部は熱い蜜を噴き出し、スカートを裏側から濡らし始めていた。
「あ……、あ……っ! リト、……いく……私、いっちゃう……っ!」
美柑がリトの頭を強く押し付け、絶頂の波に身を任せようとした、その時だった。
ガタガタガタッ!!
突如として、リビングの窓が激しい風に叩かれた。急激に強まった外風がサッシを揺らして大きな音を立て、二人の世界を切り裂いた。
「――っ!?」
リトは驚き、勢いよく美柑の服の中から顔を引き抜いた。
美柑もまた、現実の音に弾かれたように目を見開き、肩を上下させている。
リトの口の周りには、美柑の胸を吸っていた際の光る跡が残っていた。そして美柑のカットソーの首回りは、リトの頭が入っていたせいで無残に伸び、彼女の赤く腫れた胸の先が、今にも溢れ出しそうなほどに露出していた。
「……あ、……あ……」
リトは荒い息を吐きながら、自分の犯した行為の濃厚さに震えた。
美柑は乱れた服を震える手で整え、潤んだ瞳でリトをじっと見つめた。
「……リト……。……風、びっくりしたね」
美柑の声は震えていたが、その瞳の中には、まだ消えない情熱の炎が揺らめいていた。二人の間に流れる空気は、もはや「遊び」では済まされない段階へと到達していた。
外では風が唸り続けていたが、リビングの二人は、その風音さえも届かないほど、互いの熱の中に深く沈み込んでいた。