【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
リビングには掃除機の唸るような音が響いていた。
美柑は身を屈め、ソファの下の埃を丁寧に吸い取っている。リトは背後の棚にある本を取ろうとして、美柑のすぐ後ろを通ろうとした。
「わっ!?」
床に這っていた掃除機のコードに、リトの足が引っかかる。昨日の今日でまたか、という情念が脳裏をよぎる暇もなかった。リトの体は大きく前方に投げ出され、目の前にある美柑の背中に向かって倒れ込んだ。
「きゃっ! リト!?」
美柑が振り向こうとしたが、リトの質量がそれを上回る。押し倒すような形になり、リトの両手は咄嗟に支えを求めて美柑の体へと伸びた。
その手が掴んだのは、驚くほど柔らかく、弾力のある肉の塊だった。
(……え?)
リトの大きな掌の中に、美柑の小さな尻がすっぽりと収まっていた。薄い布地を一枚隔てただけで、その柔らかな曲線と、少女特有のしなやかな体温がダイレクトに伝わってくる。指先を少し動かすだけで、瑞々しい肉が指の間で形を変えるのが分かった。
「リ、リト……。どこ触ってるの?」
美柑の声が、リトの耳元で上ずった。リトは混乱し、すぐに手を離すべきだと分かっていながら、その魔力のような感触に指が吸い付いて離れない。掌を広げると、そこにははっきりと「白い綿パンツ」の質感が感じられた。滑らかで、それでいて適度な摩擦がある、清潔な綿の感触。
(柔らかい……。なんて柔らかいんだ……。これが……美柑の……)
リトは無意識のうちに、その肉感を確かめるように指を深く食い込ませた。グニュリ、と美柑の尻がリトの手の中で歪む。パンツのゴムのラインが指先に触れ、その向こう側にある無垢な肌の熱が伝わってくるようだ。
「……んっ、リト……。あんまり強く、揉まないで……」
美柑の吐息が熱を帯びる。彼女はリトに押し潰されたまま、床に顔を伏せていたが、その体は拒絶するように強張ってはいなかった。むしろ、リトの大きな掌を受け入れるように、わずかに腰を揺らしている。
「あ、ごめん! 悪かった、今すぐ……」
「いいよ。……リトなら、いいって言ったでしょ?」
美柑が顔を少しだけ横に向け、リトを盗み見た。その瞳は潤み、頬は林檎のように赤く染まっている。彼女のその表情を見た瞬間、リトの中で理性の防波堤が決壊した。
リトは掌に力を込め、美柑の尻を思い切り揉みしだいた。右の手のひらで左の膨らみを、左の手のひらで右の膨らみを。交互に、そして同時に、その「白」に包まれた聖域を堪能する。綿パンツ越しに感じる美柑の体温は、リトの脳を焼き尽くすのに十分な熱さだった。
(昨日見たあの白の下にあるのは……こんなに熱くて、柔らかいものだったんだ……)
「あっ、あ……。リトの手、すごく熱いよ……」
美柑の声が漏れる。掃除機の音はまだ続いていたが、二人の間の空気はそれ以上に激しく鳴動していた。リトの親指が、パンツの割れ目に沿って深く沈み込む。布地がピンと張り詰め、その向こう側にある秘部の形さえ想像させるほどに密着していた。
リトは頭が真っ白になり、ただひたすらに、その白い綿パンツに包まれた感触を掌に刻み込んだ。妹の尻を揉むという禁断の行為。しかし、掌に伝わるのはこの世の何よりも清らかで、そして淫らな「白」の感触だった。
「……リト、もう満足した?」
しばらくして、美柑が静かに問いかけた。リトはハッと我に返り、火がついたように手を離した。
「ご、ごめん! 俺、なんてことを……!」
リトは膝をつき、自分の両手を見つめた。掌にはまだ、美柑の尻の柔らかさと、あの綿の質感がジンジンと残っている。美柑はゆっくりと起き上がると、乱れた服を整え、止まっていた掃除機のスイッチを切った。
「……リトの指、食い込んで痛かったんだから。次はもっと優しくしてね」
美柑はそう言い残すと、耳まで真っ赤にしたまま、逃げるように部屋を出て行った。リトは静まり返ったリビングで、自分の昂ぶりが収まらないのをどうすることもできず、ただ立ち尽くしていた。