【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
互いに自慰を見せ合い、その「熱」さえも共有したあの夜から、結城家の日常には常に静かな火種が燻っていた。
朝、キッチンで朝食を作る美柑の背中を見るだけで、リトの脳裏には昨夜ティッシュに鼻を押し当てて自分の匂いを嗅いだ彼女の恍惚とした表情が蘇る。学校で授業を受けていても、ふとした瞬間に自分の手のひらに残る、あの時美柑に見せつけた自らの猛りの感触が熱を持って疼き出す。
リトにとって美柑は、守るべき大切な小学生の妹であると同時に、今や自分の最も浅ましい欲望さえも優しく飲み込んでくれる、唯一無二の「オンナ」となっていた。
それは、雨の降る土曜日の午後のことだった。
リビングのソファで読書をしていたリトの隣に、美柑が音もなく腰を下ろした。彼女はいつものショートパンツに、首元の少し開いたノースリーブのカットソーという軽装だった。
「……リト、何読んでるの?」
「あ、いや、……大した本じゃないよ」
リトは慌てて本を閉じたが、美柑の視線は本ではなく、リトの顔をじっと見つめていた。その瞳には、隠しきれない甘い熱が宿っている。
「……リト。私、なんだか胸のあたりが、ずっとムズムズするの」
「えっ……? 風邪か?」
「違うよ。……リトに、ここ、……もっとちゃんと見てほしいなって、ずっと思ってたから」
美柑はリトの手をとり、自分の胸の上へと導いた。薄い布地越しに、ドクドクと力強く打つ美柑の鼓動が伝わってくる。まだ必要な場所にも肉がない体格だが、その心音は一人の女性としての情動を確かに伝えていた。リトの理性が、砂の城のように脆く崩れていく。
「……美柑」
リトは吸い寄せられるように美柑を抱き寄せ、自分の膝の上に彼女を跨らせるようにして座らせた。
「っ……、リト……」
美柑の柔らかな肢体が、リトの身体に密着する。膝の上で重なる美柑の感触は、驚くほど軽くて、それでいて確かな肉の質量を持っていた。リトは彼女の細い腰に両手を回し、自分の方へと引き寄せる。
カットソーの隙間から、真っ白で瑞々しい、成長途中の胸の膨らみが覗いていた。リトは我慢できず、その柔らかな谷間へと顔を埋めた。
「あ……、リト……っ……」
美柑が小さく吐息を漏らし、リトの髪に指を絡める。鼻先に当たる美柑の肌は、信じられないほど滑らかで、それでいて驚くほどの熱を帯びていた。リトは顔を左右に振り、その弾力を頬で、鼻で、唇で堪能した。甘い石鹸の香りと、あどけない生命の匂いが、リトの脳を直接麻痺させていく。
「……美柑、……すごく、柔らかい……」
「……リトに、そう言ってもらえると、……嬉しいな」
美柑はリトの頭を優しく自分の胸に押し付けた。リトは顔を少し上げ、襟元をそっと指で押し下げた。そこには、まだ誰の唇も触れたことのない、汚れなき桃色の蕾が、リトの視線を求めるようにして鎮座していた。
リトは、その美しい一点へと、ゆっくりと唇を寄せた。
「っ……! あ……、ぁ、……リト……っ!」
唇が触れた瞬間、美柑の身体がビクンと小さく跳ねた。リトは優しく、慈しむように、その先端に唇を重ねる。熱い吐息が美柑の肌を濡らし、吸い付くような微かな感触が、彼女の神経を逆撫でする。
「……あ、……あ、……リト……。唇、……すごく、熱いよ……っ」
リトは唇を離さず、舌先でその蕾を軽く、本当に優しくなぞった。「れろ……、ちゅ……」という生々しい水音が、静かなリビングに響く。
リトにとって、これは「奉仕」だった。大好きな美柑が、自分を想って自慰をしてくれる。自分の匂いを好きだと言ってくれる。そのあまりにも深い愛情に対して、リトができる精一杯の感謝の形。
リトはもう片方の胸にも唇を寄せ、同じように優しく、けれど執拗にその感触を確かめた。
「……リト、……もっと、……いっぱい、……吸って……っ」
美柑の指がリトの背中に食い込む。リトは彼女の願いに応えるように、その柔らかな膨らみを両手で下から支え、中央に寄せては唇を押し当てた。自分の妹の、まだ小さな胸を、こうして直接、自らの意志で愛でている。その圧倒的な背徳感は、二人だけの特別な「絆」の証明へと変わっていた。
美柑の胸の先端は、リトの唇と舌の刺激によって、見る間にツンと硬く色づいていく。リトが顔を上げると、そこには頬を真っ赤に染め、瞳を潤ませた美柑がいた。
「……美柑、……ごめん。……やりすぎたか?」
「ううん。……もっと、ぐちゃぐちゃにされても、よかったのに」
美柑はいたずらっぽく、けれど切実な瞳で笑うと、リトの額に自分の額をコツンと当てた。
「リトの唇、……すごく気持ちよかった。……私、ここをリトに触ってもらうの、世界で一番好きかもしれない」
膝の上で重なる、兄妹の熱。外は雨が降り続いていたが、二人の周りだけは、逃げ場のない真夏の陽炎のような情欲が渦巻いていた。
「……また、してね。リト」
美柑の囁きが、リトの耳元で甘い呪文のように繰り返された。