【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
深夜、美柑の部屋で彼女の絶頂をリトが「手伝った」あの日から、二人の間の熱量はもはや隠しきれるものではなくなっていた。美柑は自分の指にリトの掌を重ねられたときの、あの圧倒的な「支配される快感」を肌が覚えてしまっており、一方でリトは、自分の手首までを濡らした美柑の蜜の重みと、彼女が果てた瞬間の痙攣が、掌に消えない残像として焼き付いていた。
翌日の午後、リビングには気まずいほどの沈黙が流れていた。テレビのニュースだけが空虚に響き、ソファの両端に座る二人の間には、見えない情欲の糸が張り詰めている。リトは膝の上に置いたクッションを強く握りしめていた。ズボンの下では、美柑のことを考えるだけで、彼の象徴がはち切れんばかりの硬度を持って自己主張を始めていたからだ。
「……リト」
不意に、美柑がリトの隣まで詰め寄ってきた。彼女の瞳は、すべてを見透かしているかのように澄んでいる。
「……ここ、ずっと苦しそうだね」
美柑の細い指先が、リトが隠していたクッションの端をそっと退けた。そこには、布地を丸く、そして鋭く突き上げるリトの「我慢の限界」が露わになっていた。
「っ……、美柑……。これは、その……」
「わかってるよ。リト、私のことばっかり考えて、ずっと我慢してたんでしょ? 昨日は私が助けてもらったんだから……今度は、私がリトを楽にしてあげる番」
美柑は迷うことなく、リトのズボンのベルトに手をかけた。リトは止めるべきだという理性が一瞬頭をよぎったが、美柑の「リトのために」という確固たる意志を宿した瞳に見つめられ、ただごくりと喉を鳴らすことしかできなかった。
美柑はゆっくりとリトのズボンと下着を引き下げ、彼の猛り狂った象徴を空気に晒した。リビングの明かりの下で、ドクドクと拍動し、先端から微かな先走りの雫を溢れさせているリトの熱い塊。美柑はそれを、まるで宝物でも見つめるような、慈愛に満ちた眼差しで凝視した。
「……すごい。……リトの、こんなに熱くて、……ドキドキしてる」
美柑はまだ幼く小さな、そして少しだけ冷たい掌を、リトの根元へと添えた。
「あ……っ!」
リトの身体が跳ねる。美柑の指先が、リトの膨張した血管をなぞり、先端の最も過敏な穴の周囲を、親指の腹で優しく、円を描くように撫で回す。
「……リト、楽にしていいよ。……私に、全部任せて」
美柑はリトの象徴をその掌でしっかりと包み込んだ。小学生の彼女の手は小さく、高校生であるリトの全てを包みきることはできない。しかし、その小ささが、逆にリトにとっては「妹に握られている」という強烈な背徳感を増幅させた。
美柑は、ゆっくりと手を上下させ始めた。
「じゅく……、ぬる……、ちゅぽ……」
美柑の指の間から、リトの先走りと彼女の指の腹が擦れ合う、生々しい音が漏れる。彼女の動きは決して激しくはなかった。むしろ、リトの反応を一つ一つ確かめるような、丁寧で優しい「手こき」だった。
「美柑……、……美柑……っ! その、……そんなに優しくされると、……逆に、おかしくなりそうだ……っ」
「いいよ、おかしくなって。……リトのここが、私の手の中で、どんどん熱くなっていくのがわかるもん……」
美柑はリトの顔を覗き込み、彼の苦悶に満ちた表情を、楽しむように、そして愛おしそうに鑑賞した。彼女はリトの象徴の裏側、いわゆる「裏筋」の部分を人差し指で執拗になぞり上げ、先端のカリの部分を爪の先で微かに弾いた。
「ひぎぃっ……! あ、……美柑、……そこは……っ!」
「ここ? ここが気持ちいいの、リト?」
美柑はいたずらっぽく微笑むと、手の動きに緩急をつけ始めた。ゆっくりと根元まで引き下げたかと思えば、先端で急に指をすぼめ、リトの最も敏感な場所を力強く絞り上げる。
「じゅる……、ぐちゅ……、ぬぷ……」
水音は次第に激しさを増し、リトの視界は快楽の火花で白く染まっていく。美柑はもう一方の手を伸ばし、自分の胸を服の上から強く揉みしだいて見せた。
「んっ……、見て、リト。……私も、リトのこと……あっ……こんなに感じてるんだよ……っ」
美柑の喘ぎ声がリトの耳朶を震わせる。大好きな妹が、自分の目の前で、自分を慰めながら、自分でも興奮している。その究極のシチュエーションが、リトの射精中枢を限界まで押し上げた。
「美柑、……もう、……だめだ! ……出す、……出すぞ、美柑ぁぁっ!!」
「いいよ、リト。……私の手の中に、……リトの全部、……出して……っ!」
美柑はリトの象徴を両手で包み込み、最後の一絞りで一気に先端へと扱き上げた。
「――っ、……あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
リトの腰が激しく痙攣し、限界まで溜まった熱い白濁が、凄まじい勢いで美柑の掌の中へと噴出した。一度、二度、三度。リトの命の輝きが、美柑の小さな手を白く塗りつぶし、彼女の指の間から溢れ出してリトの腹部へと飛び散る。
「……ふぅ、……はぁ……」
リトは白目を剥くようにして、絶頂の余韻に身を震わせた。美柑は、自分の手を真っ白に染めたリトの証を、満足げな瞳で見つめていた。彼女はそれを嫌がるどころか、リトの熱を掌全体で噛み締めるようにして、ゆっくりと指を絡めた。
「……リト、……すごいいっぱい出たね。……私の手、……こんなに熱くなっちゃった」
美柑は、白濁に塗れた自分の指先を口元に運び、ペロッとその端を舐めとった。
「……ん。……リトの味、……すごく濃いよ」
リトは顔を真っ赤にしながら、自分の全てを受け入れた妹の姿を、呆然と、そして狂おしいほどの愛着を持って見つめることしかできなかった。
自慰の手助け。それは、兄が妹を求め、妹が兄を管理するという、逃げ場のない共犯関係の完成だった。
「……リト、……気持ちよかった?」
美柑はリトの胸に顔を埋め、甘い声で囁いた。リトは、まだ震える手で美柑の頭を優しく撫で、この禁忌の快楽が、二人の日常を永遠に塗り替えてしまったことを確信するのだった。
リビングの外では、穏やかな午後の光が降り注いでいた。しかし、この部屋の中だけは、兄妹という名の壁を崩した二人の、濃厚な蜜の匂いと、背徳の熱がいつまでも渦巻いていた。