【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
深夜、静まり返った結城家。リトの部屋に漂う空気は、もはや日常のそれとは一線を画していた。二度の絶頂を経てもなお、ベッドの上で重なり合う二人の熱は引くどころか、より静かに、より深く沈殿している。
リトは仰向けに横たわり、天井を見つめていた。全身の神経が研ぎ澄まされ、隣で横たわる美柑の吐息ひとつひとつが、肌を撫でる熱風のように感じられる。
「……リト」
不意に、美柑がリトの胸の上に手を置いた。
「……今度は、私の番。……リトにされるだけじゃなくて、私が……リトを幸せにしてあげたいの」
美柑はゆっくりと身を起こし、リトの身体を跨ぐようにして座り直した。月明かりに照らされた彼女の肢体は、まだ小学生の幼さを色濃く残しながらも、一人の男性を迎え入れた「女」としての妖艶な輝きを放っている。
美柑はリトの逞しい胸板に両手をつき、自らの腰をゆっくりと落としていった。
「っ……、あ、……ぁぁ……っ」
三度目となる結合。リトの象徴が、美柑の熱く潤った深淵へと再び招き入れられる。先ほどまでの情事の余韻で、美柑の中は驚くほど柔らかく、そしてリトを求めるように熱く脈打っていた。
「……あ、……入った……っ。……リトの……温かいのが、……また、……ここに来たよ……っ」
美柑はリトの目を見つめながら、ゆっくりと腰を沈めきった。リトの根元が美柑の肉と重なり、二人の鼓動が直接ぶつかり合う。美柑はリトの顔を覗き込み、困惑と期待が混ざり合った彼の表情を、愛おしそうに指先でなぞった。
「……リト。……見てて。……私が、……リトを……めちゃくちゃにするから」
美柑は両手をリトの腹部に移し、自らの意志で腰を上下に動かし始めた。
「じゅく……、ぬぷ……、ぐちゅ……」
騎乗位――それは美柑にとって、自らの快楽とリトの反応を完全に支配できる、未知の挑戦だった。
リトが下から見上げると、美柑のまだ未発達な小さな胸が、彼女の激しい動きに合わせてプルプルと、健気に、しかし淫らに揺れていた。その真っ白な肌の上で、淡いピンク色の先端が、リトの視線を浴びるたびにツンと硬くなっていく。
「あ、……あぁっ、……美柑……っ! お前……、……自分から、……そんなに動いて……っ!!」
リトは仰向けのまま、美柑の腰を両手で支えた。下から突き上げるのとは違う、重力を伴った美柑の肉の圧力が、リトの象徴を容赦なく蹂躙する。美柑が腰を浮かせ、再び深く沈み込むたび、その小さな胸は可愛らしく跳ね、リトの顔に触れんばかりの近さで躍動する。
「ん、……あ……、……リトぉっ!! 私が動くと、……リトが……ビクビクしてるの、……全部わかるよぉっ!!」
美柑は髪を振り乱し、恍惚とした表情で腰を振り続けた。
これまで「守られる妹」だった彼女が、今、この瞬間は「リトを支配する女」へと変貌していた。
「ひぎぃっ……、美柑……、……そこ、……そこはだめだ……っ!!」
「だめじゃないよ、……リト……。……もっと、……もっと感じて……っ!」
美柑は前傾姿勢になり、リトの胸元に自分の小さな双丘を押し当てた。押し潰された柔らかな肉の感触と、激しい腰使いが重なり、リトの意識は混濁していく。
「ぱん、……ぱん、……じゅる、……ぐちゅ……」
肉と肉がぶつかり合う生々しい音が、静かな寝室に響き渡る。美柑の激しい腰使いに、リトは翻弄されるしかなかった。美柑の瑞々しい内壁が、リトの象徴のあらゆる神経を刺激し、彼を狂おしいほどの絶頂の淵へと誘い出す。
「美柑、……お前……、……最高だ……っ!!」
リトはたまらず、美柑の細い腰をぐっと引き寄せ、下から突き上げるように応えた。
上からの美柑の執拗な愛撫と、下からのリトの力強い突き上げ。二人の結合部は、溢れ出した愛液と白濁の残滓で白く泡立ち、もはや一瞬の隙間もないほどに密着していた。
(リトが……私の中にいる。……リトの全部を、私が……動かしてる……っ!)
その事実が、美柑の肉体をさらに昂ぶらせ、彼女の動きを野生的なまでに加速させた。
「あ、……あ、……あぁぁぁぁっ! いく、……いくよ、リトぉぉっ!! 私、……リトと一緒に……壊れるぅぅぅっ!!!」
「美柑ぁぁぁっ!! 出す、……全部……、お前の中に……ぶちまけるぞっ!!!」
リトは美柑の最奥を突き上げるように腰を跳ねさせた。
「――っ、……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
リトの象徴から、これまでで最も激しい、そして熱い奔流が放たれた。美柑の最奥を焼き尽くすように、リトの魂が、命の輝きが、何度も、何度も噴き出していく。美柑もまた、リトの放出の衝撃を逃さぬように、彼の身体を強く抱きしめ、絶叫しながら最奥を限界まで締め上げた。
長い、長い、痙攣。
「はぁ、……はぁ、……はぁ……」
美柑はリトの胸元に顔を伏せ、彼の激しい鼓動を耳にしていた。リトの熱い証が、美柑のお腹の中でゆっくりと広がっていく。それは、二人がもはや単なる兄妹ではなく、血よりも濃い、肉体と魂の契約を結んだことの証明だった。
リトは、震える手で美柑の乱れた髪を優しく撫でた。
「……美柑。……お前、……本当にすごかったぞ」
美柑はゆっくりと顔を上げ、涙を浮かべた瞳でリトを見つめた。
「……リト。……私を、……ここまで連れてきてくれて、……ありがとう」
美柑はリトの唇に、優しく、しかし確かな重みのあるキスを落とした。
「これで、……完成だね。……私たちは、……もう誰にも、……引き裂けない……」
兄妹という境界線を完全に踏み越え、互いの肉体を、人生を、すべて共有し合った二人。窓の外では、夜明けの気配が微かに漂い始めていた。