【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
午後の柔らかな日差しが、結城家のリビングに穏やかな影を落としていた。どこからか聞こえる鳥のさえずりと、キッチンの換気扇が回る微かな音。そんな平和そのものの景色の中で、リトと美柑はソファに並んで座り、一台のスマートフォンを覗き込んでいた。
「……ねえ、リト。本当にそんなことできるの?」
美柑が少し疑わしげな、けれど好奇心に満ちた瞳でリトに問いかける。画面に映っているのは、先日ネットの怪しい広告からダウンロードしたという「時間停止アプリ」だった。
「いや、俺だって半信半疑だけどさ。レビューには『驚くほどリアルな体験ができる』って書いてあったんだ。……なあ美柑、これを使って、ちょっと『時間停止ごっこ』、してみないか?」
リトの提案に、美柑は一瞬だけ考える素振りを見せた後、いたずらっぽく微笑んだ。
「いいよ。もし本当に時が止まったら、リトは私に何をするつもりなのかな? ……じゃあ、準備ができたらボタンを押して。私は、このまま動かないで待ってるから」
美柑は立ち上がり、リビングの中央で、リトに背を向けて窓の外を眺めるポーズを取った。
リトはゴクリと唾を飲み込み、画面の中央に配置された巨大な「STOP」ボタンを親指でタップした。
カチッ、という無機質な電子音。
その瞬間、世界から一切の生活音が消失した。
窓の外で揺れていた木の葉がぴたりと静止し、美柑の結った髪の毛先も重力に逆らうような角度で固まっている。もちろん、これは「アプリの設定」に従った二人の高度なシチュエーションプレイなのだが、その徹底した静寂は、まるで本当に物理的な時間が凍りついたかのような錯覚をリトに抱かせた。
「……美柑?」
リトは小声で呼びかけてみたが、彼女はピクリとも動かない。美柑は完璧に「停止した少女」を演じきっていた。
リトの心臓が、静寂の中で激しく鼓動を刻み始める。「何をしても許される、動かない美柑」という背徳的な状況が、彼の脳を痺れさせていく。
リトはゆっくりと美柑の背後に歩み寄った。彼女の細い腰、しなやかな背中のライン。時が止まっているという設定ゆえに、いつも以上にその肢体の美しさが際立って見える。
「……本当に、動かないんだな。……じゃあ、始めるよ」
リトの手が、震えながら美柑のブラウスの裾へと伸びた。指先が彼女の脇腹に触れても、美柑は瞬き一つせず、虚空を見つめ続けている。リトは背徳感に苛まれながらも、彼女のブラウスのボタンを上から一つずつ外していった。
露わになったのは、瑞々しさを湛えた、白磁のような肌。リトは彼女の首筋に顔を寄せ、その無防備な香りを深く吸い込んだ。
「……ん」
リトの手が、美柑の胸へと伸びる。まだ膨らみ始めたばかりの、手のひらに収まるほどに愛らしい双丘。リトはそれを優しく、しかし確かな独占欲を持って揉みしだいた。美柑は拒絶することも、声を上げることもできない「設定」だ。リトの愛撫を受けるだけの、生きた人形と化していた。
リトの興奮は、もはや制御不能なレベルに達していた。彼は美柑のショートパンツを、彼女の足首まで一気に引き下げた。
そこに現れたのは、美柑の清潔感の象徴である、白い綿パンツ。
リトは美柑の正面に回り込み、彼女の腰を掴んで、そのままソファへと運んだ。美柑は四つん這いに近い姿勢で固まったまま、その白い綿パンツがリトの目前で、無防備な丘陵を形作っている。
「……美柑、お前……、こんなに可愛くて……ズルいよ」
リトは自らの衣服を脱ぎ捨て、猛り狂った象徴を露わにした。そして、美柑の白い綿パンツに指をかけ、ゆっくりとずらしていく。
「じゅく……」
時が止まっているはずなのに、美柑のそこは、リトの視線と愛撫を予期していたかのように、密やかに濡れそぼっていた。
リトは美柑の背後に膝をつき、彼女の動かない肉体へと、自らの熱を押し当てた。
「……っ、……ぁ……!」
リトは美柑の最奥へと、ゆっくりと、しかし力強く沈み込んでいった。
美柑の狭く、そして純粋な聖域が、リトの逞しさによって押し広げられていく。
「……美柑、……入ってるぞ。……お前の中に、……俺がいるんだ」
リトは動かない美柑の腰を両手でしっかりと掴み、ピストン運動を開始した。
「じゅく……、ぬぷ……、ぐちゅ、……ぱん……っ!」
世界が静止している中で、二人の肉体がぶつかり合う音だけが、リトの耳に鮮明に響く。美柑は無機質で小さな人形のように動かないが、リトが突き上げるたびに、その小さな胸が微かに揺れ、肌がわずかに上気していくのがわかる。
「あ、……あぁっ、……美柑……っ! お前、……動かないのに、……中がこんなに……締め付けてくる……っ!!」
リトは、美柑の動かない表情を覗き込んだ。快楽に歪むことも、羞恥に染まることもない、静止した美柑の顔。その「不在」が、逆にリトの征服欲を狂おしいほどに刺激した。
自分が何をしても、彼女は「時が止まっている」から受け入れるしかない。この究極の不条理なシチュエーションが、リトを野生的な昂ぶりへと誘う。
「じゅる……、ぬぷ……、ぐちゅ……、ぱん、ぱん……っ!」
結合部からは、透明な愛液が溢れ出し、静止した世界の中で、それだけがキラキラと真珠のように輝きながら床へと滴り落ちていく。リトの動きは次第に激しさを増し、美柑の無防備な深淵を容赦なく蹂躙した。
美柑は人形のように動かないが、リトが突き上げるたびに、その小さな胸が微かに揺れ、真っ白な肌がみるみるうちに上気して、桜色に染まっていくのがわかる。
「美柑……っ、……もう、……限界だ……っ!! 出すぞ、……お前の中に……全部……っ!!」
リトは最後の一突きを、時を止めたまま永遠に記憶させるように深く、激しく見舞った。
リトの腰が激しく痙攣し、美柑の最奥へと、熱く濃厚な白濁が何度も噴き出した。美柑は、その熱い奔流が体内に注ぎ込まれる衝撃に、ついに我慢の限界を迎えた。
「……あ、……あぁぁぁぁっ! リトぉっ、もう、無理ぃ……っ!!」
美柑は「静止」の設定をかなぐり捨て、リトの首にしがみついた。全身をガクガクと震わせ、彼女自身も大きな絶頂の波に飲み込まれていく。
「……はぁ、……はぁ、……リト、……意地悪……」
しばらくして、荒い呼吸を整えた美柑が、リトの胸をポカポカと叩きながら恨めしそうに言った。彼女の瞳は涙で潤み、頬はまだ熱で火照っている。
「……ごめん。美柑があまりにも完璧に止まってるから、つい」
「……あんなに激しくされたら、止まっていられるわけないでしょ? ……身体の中が、あんなに熱くなって……」
美柑はリトの顔をじっと見つめ、その瞳に妖艶な光を宿した。
「……ねえ、リト。……次は、交代ね?」
「え、交代って……?」
「今度は私が、リトの時間を止めるの。……動けなくなったリトに、私があんなことや、こんなことを……たっぷり、してあげる」
美柑はリトの胸元に指を這わせ、獲物を見つけた肉食獣のような笑みを浮かべた。
「……リトがどんな顔をして、私の奉仕を受けるのか……じっくり、観察したいな。……いいよね、リト?」