【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
日曜日の午前中。結城家のベランダは、突き抜けるような青空から降り注ぐ陽光に満たされていた。洗濯したてのシーツが風に揺れ、石鹸の香りが春の微風に乗って漂っている。本来ならば、それは平和な、あまりにも平和な休日の一景であるはずだった。
「……あ、リト。そっち……もっと、引っ張って……」
美柑が声を漏らした。しかし、それは布団を干す作業の疲れからくるものではなかった。
ベランダの柵に重い布団を掛け、その上に覆いかぶさるようにして背中を丸める美柑。その後ろには、彼女の細い腰をしっかりと掴み、Tシャツの裾を捲り上げて背後から密着するリトの姿があった。
二人の下半身は、陽光の下で露わになり、既に深く、そして熱く結合していた。
「じゅく……、ちゅぷ……」
「……っ、……ん、……リ、リト……。……お日様が……当たって……、すごく……熱いよ……っ」
美柑の白い綿パンツは片方の足首まで下げられ、無防備な少女の深淵は、背後から突き上げるリトの猛りを受け止めるたびに、淫らな音を立てて蜜を滴らせていた。
「美柑……、こんな……、外から見えるかもしれないのに……っ」
リトは恐怖と興奮で理性を失いかけていた。隣の家との距離はわずか数メートル。仕切りの向こう側には、いつものように洗濯物を干しに出てくる隣人の気配がある。しかし、美柑はそのスリルを栄養にするかのように、腰をリトの方へと押し付け、わざとらしく布団を叩くふりをして声を震わせた。
「ん、……あ、……いいの……。……リトと……お外で繋がってるの……、誰にも……内緒の……っ……あぁんっ」
その時だった。
「あら、リト君に美柑ちゃん。今日は二人でお手伝い? 感心ねぇ」
仕切りの向こう側から、聞き慣れた、そして今は最も聞きたくない明るい声が響いた。隣に住む、昔から顔見知りの主婦・佐藤さんだった。
「――っ!?」
リトの全身が、まるで氷水を浴びせられたように硬直した。しかし、繋がった部分は恐怖による反射で、美柑の内壁をさらに強く、そして深く突き上げてしまった。
「――んんぅっ!!」
美柑の喉が鳴る。リトは慌てて彼女の背中に覆いかぶさり、自分たちの結合部を布団の影に隠した。
「あ……、さ、佐藤さん……。こ、こんにちは……っ」
リトは顔を引き攣らせ、必死に「いつもの兄」の声を絞り出した。しかし、腰は止まらない。美柑の内壁が絶頂の予感に震え、リトを離そうとしないのだ。リトは佐藤さんから顔が見えないのをいいことに、ゆっくりと、しかし執拗に腰を振り続けた。
「……こ、……こんにちは……、佐藤さん……っ」
美柑が、布団をパンパンと叩きながら、途切れ途切れの声で挨拶を返した。
「あら美柑ちゃん、顔が真っ赤よ? 今日は日差しが強いから、のぼせちゃったかしら」
「……あ、……ええ、……ちょっと……、身体が暑くて……っ、……ふ、……ふぅ……っ」
美柑は柵を掴む指先に力を込め、リトの突き上げを受け止める。結合部からは「ぐちゅ、じゅる……」という生々しい音が漏れそうになるが、美柑はそれを布団を叩く音で必死に誤魔化した。
「本当に仲が良いわねぇ。リト君みたいな優しいお兄ちゃんがいて、美柑ちゃんは幸せ者だわ」
「……は、……はい……っ。……リトは……、本当に……、優しくて……っ、……あ、……ん、……奥まで……あ……っ」
「奥まで?」
「あ、……えっと……、奥まで……しっかり、……布団を……干さなきゃ……って……っ!!」
美柑の言葉が、快楽による嗚咽に変わりそうになる。リトは背後から彼女の耳元に唇を寄せ、佐藤さんに聞こえないよう、極小の吐息で囁いた。
(……美柑、もうダメだ……っ、佐藤さんが……すぐそこに……っ!)
(……だめ……、リト……、止まらないで……っ。……見られてるみたいで……、もっと……、もっと……っ!)
美柑はリトの言葉を無視するように、さらに腰を激しく振った。佐藤さんは、二人が必死に布団を整えているのだと信じ込み、手を休めることなく世間話を続ける。
「そういえば、商店街の八百屋さん、今日はお買い得なんですって。美柑ちゃん、後で行ってみたら?」
「……あ、……ん、……そう……なんですか……っ? ……後で、……あ、……んんっ……、リトと……一緒に……っ、……あぁっ、……イきます……っ!!」
美柑の身体が、リトの猛烈な突き上げによってガクガクと揺れる。彼女の細い太ももには、既に耐えきれなくなった透明な蜜が、真昼の太陽の下でキラキラと輝きながら筋を作っていた。
「あらあら、返事も元気いっぱいね。リト君も、まだ美柑ちゃんは小学生なんだから、しっかり支えてあげてね」
「……え、……ええ……っ! ……しっかり……、支えて……ます……っ!! ――んんっ!!」
リトは最後の一線を越えようとしていた。佐藤さんの無邪気な声、美柑の途切れ途切れの喘ぎ、そして白日の下で妹を犯しているという圧倒的な背徳感。それらすべてが、リトの脳内に溜まった情欲のダムを決壊させた。
「……佐藤さん……っ、……今ちょっと……、中が……ぐちゃぐちゃで……そろそろ限界なので……っ」
「まあ、今からリト君の部屋の掃除なの? じゃ、たくさんゴミが出そうね。頑張ってね」
「……は、……はい……今から……たっぷり……出します……っ!!」
リトは佐藤さんの声が止むのを待たず、美柑の腰を両手で強く引き寄せ、最後の一突きを深く、重く見舞った。
「――っ、……ん、……んぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
美柑の喉が鳴り、彼女は布団に顔を埋めて、声を押し殺しながら絶頂を迎えた。リトもまた、美柑の最奥へと、熱く濃厚な白濁を、濁流のように何度も噴き出した。
太陽の光を浴びながら、二人の身体は激しく痙攣し、重なり合ったままベランダの床へと崩れ落ちた。
「……ふぅ、……ふぅ、……はぁ……」
静寂が戻る。佐藤さんの、鼻歌を歌いながら洗濯物を干す音が、仕切りの向こうから聞こえてくる。
二人はしばらくの間、布団の影で身を寄せ合い、荒い呼吸を整えていた。美柑の白い綿パンツは、ベランダの床に無惨に投げ出され、彼女の脚の間からは、リトの証が熱い湯気を立てんばかりに溢れ出していた。
美柑は、顔を真っ赤にしたまま、リトの胸元に顔を埋めてクスクスと笑った。
「……ねえ、リト。……佐藤さん、全然気づかなかったね」
「……死ぬかと思った……。……心臓、まだ止まらないよ……」
「ふふ。……でも、……お外で、……誰かと話しながらするの、……すごく……ドキドキして、……いつもより……いっぱいいっちゃった……」
美柑はリトの首に腕を回し、息を切らしながら蕩けたような瞳で彼を見上げた。
「……リトの、……まだ……ドクドクしてる。……ねえ、リト。……今度は……どこで、……いけないこと、……してくれる?」
青空の下、美柑の挑発的な言葉が、石鹸の香りと共に風に消えていった。
リトは、目の前の純真な妹が、もはや自分なしでは生きられない「背徳の共犯者」へと完全に堕ちてしまったことを、逃れようのない幸福感と共に噛み締めていた。