※この作品はR-18です。

【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹―   作:芝刈り山

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美柑が脱衣所に脱いだパンツを忘れそれを拾った養護教諭が男教師手渡す

脱衣所に漂う湿った空気と、他の生徒たちが使い残した石鹸の香りが美柑の鼻をくすぐる。養護教諭の三村に全身を隅々まで洗われた後の身体は、まるで自分の脱皮した皮をそこに置いてきたかのように軽やかで、それでいて肌の表面だけが過敏に熱を帯びていた。

 

美柑は鏡の前に立ち、タオルで手早く水気を拭き取る。リト以外の他人に身体を委ねた余韻が、細い指先の震えとなって現れていた。

 

(早く、新しいパンツを履かなきゃ。リト以外の人の前で、いつまでも裸でいるのは……)

 

彼女は急いでボストンバッグの脇に置いていた着替えの袋を掴んだ。中には着替えとして持ってきた、名前の書いてある真っ白な綿パンツが入っている。それを一気に引き上げると、清潔な布地の感触が股間の火照りを静かに鎮めていった。

 

「美柑さーん、忘れ物はない?」

 

浴室の向こう側から三村の声が聞こえる。美柑は「はい、大丈夫です!」と短く答え、浴衣を羽織ると帯もそこそこに、逃げるように脱衣所を後にした。

 

しかし、焦りは禁物だった。

 

美柑が使っていた脱衣籠の隅には、朝から履いていた「名前なし」の白い綿パンツが、脱ぎ捨てられた形のまま丸まって残されていた。美柑はそれを完全に失念していた。リトの白濁がついたパンツをカバンに隠しているという強烈な秘密がある一方で、今しがた脱いだばかりの「無記名の白」への意識は、三村による洗体の高揚感によって、すっかり意識の外へ弾き飛ばされていたのだ。

 

しばらくして、処理を終えた三村が浴室から出てきた。彼女は美柑が立ち去った後の脱衣所を見渡し、一つの籠の中に残された白い布切れに目を留めた。

 

「あら……? これ、美柑さんのよね」

 

三村はそれを手に取った。まだ美柑の体温が微かに残る、真っ白な綿パンツ。タグを確認するが、そこには「結城美柑」という名前はどこにも記されていない。

 

「名前が書いてないわね。あんなにしっかりしている美柑さんが、忘れ物なんて珍しい」

 

三村はクスリと笑った。先ほど浴室で見せた美柑の、あの過敏で、どこか淫らな反応を思い出し、彼女はこの下着に特別な意味を感じずにはいられなかった。

 

三村が脱衣所を出て廊下を歩いていると、向こうから学年主任の男教師、植松が歩いてくるのが見えた。彼は厳格な性格で知られ、生徒の規律には人一倍厳しい男だった。

 

「お疲れ様です、植松先生」

 

「ああ、先生もお疲れ様。どうかな、子供たちの様子は」

 

「ええ、みんな楽しそうですよ。ただ、脱衣所に忘れ物がありまして。……これ、おそらく美柑さんのものだと思うんですけど、タグに名前がなくて」

 

三村は手に持っていた白いパンツを植松に差し出した。植松は眼鏡の奥の瞳を光らせ、その無垢な下着を手に取った。

 

「名前がない? 持ち物全てに記名するようにと、あれほど厳しく指導したはずだが」

 

植松は白いパンツを指先で持ち上げ、無機質に眺めた。女子児童の、それも校内でも有名な美少女である結城美柑が、名前のない下着を履き、それを忘れていったという事実。植松の心に、教師としての使命感と、それとは別の昏い好奇心が混ざり合った。

 

「確信は持てないんです。でも、私が脱衣所を出る時に美柑さんとすれ違ったので、彼女の籠にあったものだと思うんですが」

 

「ふむ。名前がない以上、本人のものと断定して返すわけにはいかん。規律違反の指導も兼ねて、私が預かっておこう。明日の朝、集会で持ち主を名乗り出させることにする」

 

「えっ……全生徒の前で、ですか?」

 

「当たり前だ。忘れ物をしない、名前を書く。この基本ができていないから、このような不潔な落とし物が出るのだ」

 

植松は事務的な口調で言い捨てると、美柑の白いパンツを無造作に自分のポケットへとねじ込んだ。

 

三村は少しだけ美柑に同情するような表情を見せたが、それ以上は何も言わなかった。彼女は軽く会釈をして、自分の部屋へと戻っていった。

 

一方、植松は廊下の角を曲がると、ポケットの中の布地の感触を確かめた。指先に伝わる柔らかな綿の質感。これが、あの物静かで完璧な少女、結城美柑の秘部を包んでいたもの。

 

植松は誰もいない廊下で、一度だけそのパンツをポケットから取り出し、鼻に近づけた。そこからは、石鹸の香りに混じって、先ほどまで美柑を洗っていた三村の香りと、そして微かな、甘い少女特有の匂いが漂っていた。

 

「……結城美柑、か」

 

彼は独り言を呟くと、不敵な笑みを浮かべて教師用控室へと向かった。

 

その頃、美柑は自分の部屋に戻り、幸恵たちと何食わぬ顔で明日の予定を話していた。自分が「名無しの白」を脱衣所に置き去りにしてきたこと、そしてそれが、厳格な男教師の手元に渡ったことなど、露ほども知らずに。

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