※この作品はR-18です。

【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹―   作:芝刈り山

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消灯後の布団の中で美柑が出発前のリトとの性交を思い出して自慰に耽る

旅館の消灯時間は、子供たちの不満げな声を置き去りにして非情に訪れた。部屋の明かりが消え、幸恵や真美のひそひそ話も、やがて規則的な寝息へと変わっていく。

 

窓の外からは、京都の夜特有のしっとりとした静寂が忍び込み、部屋の隅にあるクローゼットの影を濃くしていた。その暗闇の奥深く、ボストンバッグの底には、リトの精液で汚した「あのパンツ」が眠っている。

 

美柑は布団の中で、仰向けのまま天井を見つめていた。

 

(リト……今、何してるの?)

 

昼間のバスや新幹線の喧騒、そして大浴場での養護教諭による執拗な洗体。それらの刺激が、静まり返った暗闇の中で増幅され、美柑の身体を内側からじりじりと焦がし始めていた。

 

脱衣所に自分のパンツを忘れてきたことなど、今の美柑の意識には微塵も存在しない。ただ、今日一日の間、自分を支配し続けていた「リトへの執着」を、この夜にぶつけることだけが、彼女に残された唯一の救いだった。

 

美柑は、そっと自分の指先を唇に当てた。

 

養護教諭の柔らかな手つきは、確かに快楽を呼び覚ました。けれど、それはリトの不器用で熱い接触とは、決定的に何かが違っていた。

 

「……んっ」

 

美柑は横向きになり、膝を丸めた。

 

浴衣の裾を捲り上げ、新しく履き替えたばかりの真っ白なパンツのゴムに指をかける。先ほどまで教諭に丁寧に洗われ、清潔になったはずの場所は、リトとの行為を思い出すだけで、すでに蜜を滴らせ、布地を熱く濡らしていた。

 

(リト……。リトに、もっと、めちゃくちゃにされたかった……)

 

美柑は目を閉じ、自宅のベッドでリトに組み敷かれた時の光景を鮮明に描き出した。

 

リトの大きな掌が、自分の白い胸を乱暴に、けれど慈しむように掴み、揉みしだく。その指先が、自分の奥深くへと侵入し、熱い白濁が、内側にじゅわっと広がるあの瞬間。

 

彼女の指が、秘部の最も敏感な突起を捉えた。

 

「はぁ、っ、ふ、あ……リト……っ」

 

美柑は歯を食いしばり、声を殺した。

 

すぐ隣では友人が眠っている。この静寂の中で、指先が奏でる湿った音を、誰にも聞かれてはならない。その背徳感が、美柑の心臓を激しく打ち鳴らし、感度を極限まで跳ね上げた。

 

指先を、教諭がしたようにゆっくりと、けれどリトを想いながら激しく動かす。

 

自分の身体を、自分自身で汚していく快感。

 

美柑は脳内で、リトが自分を激しく突き上げ、何度も「美柑、好きだ」と囁く声を再生し続けた。

 

(リト……リトの色に染めて……。私を、真っ白にして……)

 

指が蜜をかき回し、粘り気のある音が布団の中で密やかに響く。

 

美柑の腰は、布団の上で小さく痙攣するように跳ねた。

 

リトとの性交の記憶が、熱い奔流となって彼女の全身を駆け巡る。

 

彼女は反対の手で、自分の胸を強く握りしめた。

 

教諭に触れられた場所。そこを、リトの記憶で上書きするように。

 

「ふ、あ、ああっ……! リト、リト……!」

 

絶頂の波が、音もなく美柑を襲った。

 

彼女は敷布団を爪が食い込むほど強く掴み、全身を強張らせた。内側から溢れ出す熱い愛液が、新調したばかりの真っ白なパンツをぐっしょりと汚していく。

 

深い余韻の中で、美柑は荒い呼吸を整えた。

 

瞼の裏には、いつまでもリトの困ったような笑顔が焼き付いている。

 

(これで、今夜は眠れるわ……)

 

美柑は、濡れた下着の不快感さえも愛おしく感じながら、重たくなったまぶたを閉じた。

 

ただ、リトという名の毒に冒され、白く汚され続けること。

 

それだけが、修学旅行の夜、彼女を深い眠りへと誘う唯一の安らぎだった。

 

美柑は、自分の中から溢れた熱い雫が冷えていくのを感じながら、独り、リトとの夢の世界へと沈んでいった。

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