【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
植松は美柑のパンツを顔に当てて妄想し朝の朝会での晒しを画策する
旅館の夜は更け、廊下を巡回するスリッパの音も絶えて久しい。窓の外では京都の古い街並みが静まり返り、冷たい月光が瓦屋根を白く照らしていた。
そんな静寂に包まれた教師用控室の一室で、学年主任の植松は一人、卓上ライトの狭い明かりの中にいた。机の上には、日中の業務記録や明日の行程表が整理されて置かれている。しかし、彼の視線はそのような事務書類には向けられていなかった。
植松の目の前には、場にそぐわない「純白」が鎮座していた。
それは、昼間に脱衣所で回収された、記名のない子供用の綿パンツだった。
「結城美柑……」
その名前を口にするだけで、植松の喉の奥が乾いた。学校では「神童」とも目されるほど成績優秀で、家事も完璧にこなすという、非の打ち所がない美少女。そんな彼女が、あろうことか修学旅行の決まり事である「持ち物への記名」を忘れ、さらにそれを公衆の面前とも言える脱衣所に脱ぎ捨てていった。
そのギャップが、植松の理性という名の防波堤を、音を立てて崩していた。
彼はすでに三度の自慰を終えていた。賢者タイム特有の、冷徹で空虚な静寂が室内を満たしている。普通であれば、ここで罪悪感に苛まれて眠りにつくはずだった。しかし、目の前の「白」が放つ魔力は、彼の枯れかけた欲望を再び、より深く、より執拗に焚き付けていた。
植松は震える手で、その小さな布地を取り上げた。
「本来なら、その場で返してやるべきだったのかもしれんが……」
彼は自分に言い聞かせるように呟いた。しかし、その指先はすでにパンツのクロッチ部分を愛おしそうになぞっている。そこには、まだ幼い美柑の、けれど確かに一人の女性として目覚めつつある生命の芳香が、微かに、けれど濃密に染み付いているような気がした。
植松はそのパンツを広げ、ゆっくりと自分の顔に押し当てた。
「っ……、はぁ……」
鼻腔を抜けるのは、清潔な石鹸の匂いと、その奥に隠された、形容しがたい甘い少女の匂い。美柑が日中、友達と笑い合い、お菓子を食べ、そして時には少し背伸びをして大人びた表情を見せる――そんな彼女の小学生としての日常が、この一枚の布地を通じて植松の脳内に流れ込んでくる。
(あの結城美柑が、これを履いて、私の前で澄ましていたのか)
授業中に教科書を読む落ち着いた声。廊下ですれ違う際に見せる、少しだけはにかんだ会釈。それらすべてが、今、自分の顔を覆っているこの「白」と繋がっている。
植松は、三回果てたばかりの股間が、再び熱を帯びていくのを感じた。
彼はパンツを顔に密着させたまま、妄想の翼を広げた。明日の朝会。六年生全員が並ぶ前で、このパンツを高く掲げる自分の姿。そして、それを見上げる美柑の表情。
驚き、当惑し、そして自分が「名前を書いていない、恥ずかしい忘れ物をした」という事実に気づいた瞬間の、あの白い頬が朱に染まる様。いつも完璧な彼女が、大勢の同級生の前で「それは私のです」と名乗り出なければならない屈辱。
「くっ、くふふ……。結城美柑、君はどんな顔をするんだ?」
植松の息が荒くなる。彼はスラックスのベルトを緩め、再び自分自身を慰め始めた。
妄想の中の美柑は、泣きそうな瞳で自分を見上げている。幼く無防備な羞恥心。それと同時に、彼女の持つ天性の色香が、その恥じらいをより一層淫らなものへと変えていく。
植松は、パンツのゴムの感触を指先で楽しみながら、激しく手を動かした。
(あんなにしっかりしていても、やはりまだ子供なのだ。忘れ物一つで、これほどまでに無防備に晒されてしまう)
その事実に、植松は支配欲に似た高揚感を覚えた。教育者としての「指導」という大義名分を盾に、彼女の聖域に踏み込む悦び。美柑という完璧な存在を、この一枚のパンツで自分の掌中に収めているような全能感。
「あ、ああ……美柑、美柑……っ!」
四度目の絶頂は、これまでの三回よりも遥かに深く、暴力的なまでに植松の意識を白濁させた。
彼は激しい呼吸を繰り返しながら、卓上のティッシュで後始末をした。本来なら、このパンツに直接吐き出したいという衝動に駆られたが、それは堪えた。明日、これを彼女に「返却」しなければならないからだ。
真っ白な、シミ一つない状態で、彼女の前に晒さなければならない。それが、彼女をより深く、より逃れられない羞恥へと追い込むための「正しい手順」だと、彼は確信していた。
賢者タイムが再び訪れる。しかし、今の植松に後悔の色はなかった。あるのは、数時間後に訪れる「朝の集会」への期待感だけだ。
彼は丁寧に、美柑のパンツの皺を伸ばし、元の通りに畳んだ。
「さて、明日は忙しくなるぞ……」
植松はライトを消し、暗闇の中で満足げな笑みを浮かべた。
美柑が隣の部屋で、リトとの思い出に耽りながら眠っていることも。
自分が明日、教師としての威厳を使い、彼女のプライドを優しく、かつ残酷に踏み躙ろうとしていることも。
すべては、この修学旅行という非日常がもたらした、歪んだ「教育」の一環なのだと、彼は自分を納得させていた。
机の上に置かれた白いパンツは、月光を浴びて、まるで何事もなかったかのように静かに、そこにあり続けていた。植松は吸い込まれるように、もう一度だけそのパンツを手に取り、布団へと向かった。