【ToLOVEる外伝】リトと美柑の秘められた日常 ―禁断の果実を食む兄妹― 作:芝刈り山
朝食を終えた一行は、大型バスに分乗して太秦映画村へと向かった。車内は目的地への期待に胸を膨らませた子供たちの活気で満ちている。美柑は幸恵や真美と隣り合い、窓の外を流れる京都の街並みを眺めていた。
「映画村、楽しみだね。美柑は何が見たい?」
「そうね、忍者屋敷とか……。あ、お土産も選ばなきゃ」
リトには何が良いだろうか。そんなことを考えながらバスに揺られているうちに、車両は広い駐車場へと滑り込んだ。生徒たちが次々とタラップを降り、クラスごとに整列を始める。しかし、入村ゲートに向かおうとしたその時、美柑は自分のポシェットの異変に気づいた。
(……あれ? お財布がない)
カバンの中を何度か手探りするが、いつも入っているはずの小銭入れが見当たらない。座席の隙間にでも落としてしまったのだろうか。
「サチ、マミ、先に行ってて。バスに忘れ物しちゃったみたい」
「えー、大丈夫? 早く戻ってきてね」
友人たちを見送り、美柑は小走りで先ほど降りたバスへと戻った。車内にはもう運転手の姿もなく、ひっそりとしている。美柑が自分の座席へ向かうと、そこには一人の男子がしゃがみ込んでいた。
「あ……君も忘れ物?」
「う、結城さん。……うん、財布を忘れちゃって。でも、焦ってたら中身をぶちまけちゃったんだ」
彼は困り果てた表情で、足元に散らばった十円玉や百円玉を見つめていた。見ると、彼の財布の口が開いたまま、座席の下まで硬貨が転がっている。
「大変ね、一緒に探してあげるわ」
美柑は自分の財布も探さなければならないが、困っている同級生を放っておくことはできなかった。彼女はスカートの裾を気にしながら、通路に膝をついた。
「あ、ありがとう……。すみません」
「いいのよ。あ、あっちの奥の方まで転がってるわ」
美柑は、座席の足元にある狭い隙間に手を伸ばした。しかし、硬貨は思いのほか奥まで入り込んでいる。彼女はより深く手を伸ばすため、四つん這いの姿勢になり、腰を高く上げた。
この時、美柑は無意識だったが、彼女の短いスカートは大きく捲り上がり、その下にある「白」が完全に露出していた。
男子の目の前には、美柑の高く突き出されたお尻があった。そして、その中心を真っ直ぐに割るように食い込んだ、真っ白な綿パンツ。今朝、植松の部屋で履き直したばかりの、清潔で、けれど美柑の体温をたっぷりと吸い込んだその下着は、彼女の柔らかな肉のラインを鮮明に浮き彫りにしていた。
(う、嘘だろ……。結城さんの、お尻が……)
男子は息を呑んだ。美柑が硬貨を探して体を左右に揺らすたび、白い布地は彼女の秘部の筋をなぞるように動き、食い込みを深くする。至近距離からは、柔軟剤の香りに混じって、美柑という少女特有の、甘く、少しだけ蒸れたような芳醇な匂いが漂ってきた。
手を伸ばせば、そのまま秘部に触れられる距離。
男子の頭の中は一瞬で真っ白になった。彼は座ったまま、震える手で自分のズボンのチャックに手をかけた。
美柑は背後の視線に気づかず、懸命に床を這っている。
「あ、あった。あと少し……」
彼女がさらに体を伸ばし、お尻を突き出す。男子はもう限界だった。彼はズボンの中に手を滑り込ませ、目の前の「白」を視覚的なご馳走にしながら、自分自身を激しく慰め始めた。
(すげえ、結城さんのパンツ……。中身まで見えそう……。匂いも、たまんねえ……!)
美柑が体を動かすたびに、白いパンツのクロッチ部分が彼女の秘部の形を強調し、湿り気を帯びた影を作る。男子は擦るスピードを上げ、荒い呼吸を押し殺した。美柑の出す「よいしょ」という小さな声が、彼には淫らな誘い文句のように聞こえた。
そして、運命の瞬間が訪れる。
「あ、見つけた! 全部あったわよ!」
美柑がぱっと顔を輝かせ、勢いよく体を起こそうと、後ろに下がった。
その瞬間、美柑の高く上がっていたお尻が、目前で自慰をしていた男子の顔面に、真正面からダイレクトに直撃した。
「ぶふっ!?」
「きゃっ!?」
柔らかな肉の感触が、男子の鼻と口を塞ぐ。それと同時に、視覚と嗅覚の刺激がピークに達していた彼は、ズボンの中で熱い白濁を一気に噴出させた。お尻を通じて伝わる男子の顔の熱さと、彼の漏らした小さな声。美柑は驚いて飛び起きた。
「ご、ごめんなさい! 急に動いたから……」
美柑は顔を真っ赤にして、スカートを整えた。彼女は、自分のお尻が男子の顔に当たってしまったことへの羞恥でいっぱいだった。
一方の男子は、顔を赤くし、股間の濡れた感触に震えながら、呆然と美柑を見上げていた。
「だ、大丈夫? 怪我してない?」
「あ……う、うん。大丈夫。……ごめん、ありがとう」
男子は必死に声を絞り出した。自分の顔にお尻をぶつけられた興奮と、その瞬間に果ててしまった背徳感で、彼はパニック寸前だった。
美柑は、彼がズボンの中で何をしていたかなど、夢にも思っていない。ただ、同級生を押し倒すような形になってしまったことが申し訳なく、そして少しだけ恥ずかしかった。
「お財布、これね。……お尻がぶつかっちゃったみたい、ごめんね」
美柑は、照れ隠しに少しだけ頬を膨らませ、小さな舌をペロリと出した。小学生らしい、無邪気で可愛らしい仕草。その笑顔は、さきほど絶頂したばかりの男子に、さらなる追い打ちをかけるような破壊力を持っていた。
「じゃあ、みんなのところに行きましょう。先に行ってるわね!」
美柑は自分の財布もしっかり回収すると、軽やかな足取りでバスを降りていった。
一人残された男子は、座席に座り込み、ズボンの濡れた重みを感じながら、いつまでも美柑の後姿を追いかけていた。鼻先にはまだ、彼女の白いパンツとお尻の匂いが、鮮烈に残っていた。