※この作品はR-18です。

魔王と勇者の物語~飢えた忌み子に命を分け与えたら、暴君女帝に育ってしまった~   作:猫屋敷てん

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第十九話 調子に乗る女帝

 ガチャっと荒々しくドアを開け、ドサッとベッドに倒れる重い音が響いた。

 天蓋付きの巨大なベッドに、アレクとフレイヤの体が沈み込む。互いに息を荒げて、発情した様子で、そこには動物の雄と雌しか存在しない。

 

「……おい、乱暴すぎるだろ」

 

 アレクが苦笑交じりに抗議するが、その声は上ずっていた。

 無理もない。アレクもまた、興奮しているのだから。

 

「待てぬ……もう、一秒も待てぬ!」

 

 そして一番興奮しているフレイヤはもう、限界だった。

 呼吸は荒く、瞳はとろんと蕩け、全身から桃色のフェロモンと放っている。その香りは男を狂わし、興奮させるものだ。

 

「少しは落ち着けって。前はちゃんと待ってくれただろ?」

「いやじゃ! もうあれから十年待ったのじゃぞ。そなたがわらわを大切に思っていたせいで、あの日捨てられるはずだった処女をまだ持っておるのじゃ!」

「っ!」

 

 そうフレイヤは心の底から叫び、自らのドレスに手をかけた。

 繊細なレースや宝石で飾られた、国宝級のドレス。それを無理矢理脱ごうとして、ドレスが悲鳴を上げている。

 家ぐらい簡単に建つほど豪華なドレスであれ、今のフレイヤにとってはアレクとの行為を妨げる邪魔な布切れにすぎない。

 

 そうして無理矢理脱いで現れたフレイヤの肉体は、まさに極上であった。

 

「…………っ」

 

 アレクは息を呑み、喉を鳴らした。すごい。その一言に尽きた。

 十年前の少女の面影など、そこにはない。

 

 白磁のように透き通る肌は、艶めかしく光っている。

 何より目を奪うのは、その豊満な肉付きだ。

 歩くだけでたぷん、と揺れる巨大な乳房。くびれたウエストから、なだらかに広がる腰のライン。

 ムチムチとした太ももは、男の腰を砕くためにあるような弾力を誇示している。

 

 痩せすぎではない。かといって太っているわけでもない。

 触れば指が沈み込むような、極上の脂肪と柔らかさを備えた完璧な女の肉。

 

「すごっ」

 

 アレクは戦慄した。こんな体に跨がられ、絞り上げられたら、男などひとたまりもない。

 骨の髄まで吸い尽くされる未来が容易に想像できた。

 

「アレク……アレクぅ……ッ♡」

 

 全裸になったフレイヤが、四つん這いでアレクへ覆いかぶさる。その姿は、獲物を追い詰めた肉食獣そのものだ。

 豊かな双丘が重力に従って垂れ下がり、ブルンブルンと激しく揺れている。その先端にある桜色の乳首は興奮でカチカチに尖り、アレクを誘っていた。

 

「はぁ、はぁ♡ アレクも興奮しておるのじゃろう。ほれみよ♡ ズボンが苦しそうではないか♡」

「ちょっ、フレイヤ!?」

 

 フレイヤはアレクの静止も聞かず、そのベルトに手をかけ、焦った手つきで外しにかかった。

 ガチャガチャと激しく音がなる。

 アレクの興奮も最高潮で、理性がどんどん融けていく。

 

 だがわずかに残った理性が、このまま流されるようなセックスは駄目だと訴えていた。

 フレイヤは最悪の女帝になった。多くを殺した重罪人となった。

 ならアレクは、そんなフレイヤを御さなければならないのだ。

 

(……柄じゃないが、やるしかないか)

 

 アレクは腹を括った。

 優しい幼馴染の顔は捨てる。今夜はこの猛獣を躾ける雄にならなければならない。

 故に息を吸い、口を開いた。

 

「……焦るな。はしたないぞ、フレイヤ」

「あっ……」

 

 アレクは努めて低い声を出した。

 そしてベルトに伸びてきたフレイヤの手を、パシッと叩く。

 

「ア、アレク……?」

「待てと言ったら待てだ。……服くらい、俺が自分で脱ぐ」

 

 アレクが冷たい瞳で命令すれば、フレイヤがビクリと肩を震わせて捨てられた子犬のような目をする。

 アレクはその視線に心が痛みそうになるのを堪え、ゆっくりとフレイヤから少し離れて服を脱ぎ始めた。

 尊大な態度で上着を脱ぎ、シャツを脱ぎ、最後にズボンと下着を脱ぎ捨てる。

 そして――

 

 ――ボロン。

 

 そんな音を立てて、アレクのちんぽが解き放たれた。

 十年間の禁欲と、生存競争で鍛え上げられた男性ホルモンによりあまりに凶悪になったアレクのちんぽ。

 血管が浮き上がり、赤黒く充血したそれは、もはや魔王を倒すこん棒だ。

 

「ひぅ……」

 

 そんなものが目の前にお出しされ、フレイヤが小さな悲鳴を上げた。

 フレイヤの視線が、アレクの股間に釘付けになる。

 

「うわぁ……おっきい……」

 

 フレイヤの喉が、ゴクリと鳴った。その瞳孔が開いた。

 本能が屈服してしまうような愛しい人の凶悪ちんぽ。それを見て、フレイヤの瞳の中に再びハートマークが浮かび上がる。

 

「すごい……すごいぞ、アレク……。そんなに大きくして……」

「誰のせいだと思ってる。……風呂場でお前が弄ってから疼いてしかたがない」

「そ、そうじゃったな……ふふ、なら責任を取らねばならぬ」

 

 フレイヤは恍惚とした表情で、そっと手を伸ばした。

 震える指先が、アレクの亀頭に触れる。

 

「あつい……♡ 火傷しそうじゃ……」

「触るな」

 

 アレクは冷たく言い放ち、再びフレイヤの手を払いのけた。

 

「あぅっ!?」

「まだ許可してない。……まったく、女帝陛下ともあろうお方が、男のちんぽを見て涎を垂らすなんてな」

 

 アレクはそう言ってわざと高圧的な言葉を選んだ。この最悪な女帝にお仕置きをするために、上下関係を示そうとする。

 だがフレイヤは傷つくどころか、子宮の上に手を置いてゾクゾクと腰を震わせた。

 

「だ、だって……欲しいのじゃ。それが……その太いのが、わらわの中に……♡」

「駄目だ。まだ許さん」

 

 アレクは喉の渇きを堪えながら、冷酷に告げた。

 このまま流れで挿れてしまえば、結局はフレイヤのペースになる。まずはこの女帝に待てを覚えさせ、主導権を完全に握らねばならない。

 

「口を使え」

 

 アレクは短く命じた。

 

「く、くち……?」

「ああ。まずは口で気持ちよくしてもらおうか。……できるか?」

 

 そうやってわざと見下すように言う。フレイヤのプライドを傷つける言葉だ。

 だが、フレイヤの反応は予想の斜め上だった。

 

「する……っ! するのじゃ! アレクのおちんぽ、味わいたいのじゃ……っ♡」

 

 発情したフレイヤに皇帝のプライドなど欠片もなかった。

 フレイヤは嬉々としてベッドに這いつくばり、アレクの股間に顔を寄せた。フレイヤの顔よりも長いちんぽにうっとりして、すんすんと鼻を鳴らす。

 

「んっ♡ アレクの興奮している匂い……♡」

「鼻息がくすぐったいぞ」

 

 ちんぽに鼻をこすり付けて臭いを嗅ぐ姿は、とても皇帝とは思えない。一言で言えば雌豚だ。これを周囲の者が見れば、目を回して倒れるような光景である。

 アレクはそんなフレイヤの頭を撫でて、それにフレイヤは目を細める。

 

「ふふー♡ いただきま~す♡♡♡」 

 

 そしてフレイヤは、獲物に食らいつくように大きく口を開く。

 

「あむッ……♡」

 

 そんな音と共に、アレクの亀頭がフレイヤの口内へと飲み込まれた。

 

「――ッ!?」

 

 その感覚に、アレクの背筋は強烈な電流が走った。

 熱い。そして、柔らかい。口内の粘膜が亀頭を優しく、それでいてねっとりと包み込む。

 まるで極上のサウナに入っているように温かくて、アレクは歯を食いしばる。

 

「じゅ……ちゅぷ♡ れろ、んぷ……ッ♡」

 

 そしてフレイヤの舌が動いた。

 まるで最高級の飴玉を転がすように、あるいは十年分の渇きを癒やすように、亀頭の裏側、カリの段差、尿道口の周りを執拗に舐め回す。

 

 フレイヤの口ではアレクの亀頭までしか咥えることができないが、一番敏感な亀頭を徹底的に攻められ、アレクからは声が漏れた。

 

「う、おい……っ」

 

 気持ちよすぎる。だがただ舐めているだけではない。吸っているのだ。

 まるでが「生気」を啜っていた時のように、ちんぽからアレクの魂ごと吸い出そうとするかのような、強力なバキューム。

 

「んんっ、ちゅぅぅぅぅぅ……ッ♡ んぷ、じゅるるるるッ♡」

「ぐ、う……ッ!」

 

 アレクはシーツを強く握りしめた。

 冷徹な態度を崩すまいと必死に耐えるが、下半身から脳天へ突き抜けるような快楽が思考を白く塗りつぶしていく。

 

 これを初めてのフェラでやっているのだから恐ろしい。フレイヤはやはり天才なのだ。

 

 そして永遠の快楽地獄にいたところ、フレイヤが顔を少し離した。

 アレクの亀頭はフレイヤの唾液でヌラヌラと光り輝き、糸を引いている。

 

「おいしい……♡ アレクの味、濃厚じゃ……♡」

 

 フレイヤはそう言って、恍惚とした表情で唇について我慢汁を舐めた。

 そして今度は、根元まで一気に飲み込もうと口を大きく開けた。

 

「ちょ、ちょっと待てフレイッ!?」

「いただき、ます……♡」

 

 じゅぶおぉぉぉ♡ と重厚な音がした。

 フレイヤの喉奥まで、アレクの凶悪なサイズが深々と突き刺さる。

 

「ごふっ、ふぉっ、んく、んぐぐぐぐぐ……ッ♡」

 

 長すぎて根本まで飲み込めず苦しげな音だが、拒絶ではない。フレイヤは喉の奥を広げ、その異物感を全身で歓迎している。

 温かい肉の穴。締め付ける喉の筋肉。

 アレクのちんぽは、フレイヤに完全に捕食された。

 

「や、めろ、そんなに深くまで……っ」

「んーっ! んーっ! じゅぼ、じゅぼぼぼぼッ!!♡」

 

 アレクの言葉でも止まらない。フレイヤは頭を前後に激しく振り始めた。

 長い銀の髪を振り乱し、よだれを垂れ流しながら、下品な顔で一心不乱にアレクのちんぽを貪る。

 その姿は高貴な女帝ではなかった。ただの性欲に飢えた一匹の雌だ。

 

 だが、アレクの誤算はここからだった。

 

「……ん? ぷはっ♡ んー? アレク、足が震えておるぞ?♡」

 

 一旦ズルズルと音を立てて口を離し、フレイヤがニヤリと笑ったのだ。

 その口元は唾液でべちょべちょに汚れ、淫らそのものだが、瞳には加虐的な色が宿り始めていた。

 

「な、なんのことだ……」

「隠しても無駄じゃ。そなたのちんぽが、ほれ♡ こんなにビクビク脈打っておる♡」

 

 フレイヤは指先で、アレクの亀頭をピンと弾いた。

 

「ひぐっ!?」

「ふふっ♡ なんじゃ、偉そうなこと言っとったくせに、これしきで感じてしまうのか? 可愛いやつじゃのう♡」

 

 ニヤニヤと笑うフレイヤに、アレクの立場が揺らぐ。

 快楽に溺れかけたアレクの隙を、この雌は見逃さなかった。

 フレイヤは直感したのだ。自分が奉仕しているようでいて、実はこの男の弱点を握っているのは自分なのだと。

 

「ほれ、もっと気持ちよくしてやる♡ わらわの口で、イッてしまうがよい♡」

「ちょ、調子に乗るな……!」

「黙れ♡ そなたはわらわの舌で、無様に鳴けばよいのじゃ♡」

 

 言うが早いか、フレイヤは再びアレクのちんぽに食らいついた。

 そして今度は容赦がなかった。

 

 ――ジュポ♡ ジュポ♡ ジュプププププッ♡

 

 激しい水音が寝室に響き渡る。フレイヤは両手を使い、アレクの睾丸を揉みしだきながら、口内での吸着を強めた。

 鼻の下を伸ばすほど無様に、舌をドリルのように回転させ、喉奥の粘膜で亀頭をこすり上げる。

 

「んぐ、んぐ、んっ♡ おっひい、ふほい……♡」

 

 上目遣いでアレクを見るフレイヤの目は、完全に勝ち誇っていた。『どうじゃ? 気持ち良いじゃろう? わらわに屈服せよ』そう語りかけてくるような、傲慢で、しかし最高に色っぽい支配者の目。

 

「ぐ、うあああッ!!」

 

 アレクはうめき声をあげ、限界は近かった。

 十年分の蓄積。禁欲。そして目の前の視覚的暴力。耐えられるはずがなかった。これを耐えられる男がいたら、男として尊敬する。

 

「で、出るッ! フレイヤ、離せ! 口に出るぞ!」

「んんーッ!!♡ んふっ♡ んん♡」

 

 フレイヤは離さなかった。

 むしろアレクの腰に抱きつき、逃げられないようにロックしてさらに強く吸い上げた。

 

「く、そ……ッ! もう知らんぞ……ッ!」

「んふー♡ んっ♡」

 

 アレクの腰が跳ねた。

 

 ――ドビュルルルルルルルルルルルルル♡♡

 

 アレクのちんぽが大きく脈打ち、白濁した液体が勢いよく噴射された。

 十年分の精液だ。その量も、勢いも、尋常ではない。フレイヤの喉奥を直撃し、口内を満たし、それでも収まらずに隙間から溢れ出す。

 

「んぐっ!? んぶ、んむ……ッ!?♡」

 

 フレイヤが白目を剥いた。

 とても熱い溶岩のような熱量の精液が胃袋へと直接流し込まれる。

 そして濃い。あまりにも濃密な雄の味が、舌を刺激する。

 

「はぁ、はぁ……」

「んっ♡……」

 

 長い、長い射精だった。

 アレクの膝から力が抜け、ベッドに手をつく。

 ゼェゼェと荒い息を吐くアレクの下で、フレイヤがゆっくりと口を離した。

 

「…………♡♡♡」

 

 凄まじい光景だった。

 世界一美しい女帝の口元が、白濁した精液でドロドロに汚れていた。

 唇から顎にかけて、白くとろりとしたザーメンが垂れ落ちている。口の中にも、まだ飲み込みきれていない精液がたっぷりと溜まっているのが見えた。

 

 女帝をここまで汚して、生きていられる男などアレクぐらい。

 そしてフレイヤはそれに留まらず、口内に残った精液をゆっくり舌で転がした。

 

「んっ、んく……ごきゅ、ごきゅ……♡」

 

 たっぷり味わい、フレイヤは喉を鳴らして精液を飲み干す。

 一滴も残すまいと、唇についた精液まで長い舌でペロリと舐め取った。

 

「…………ぷはぁ♡」

 

 そしてまるで極上のワインを飲み干した後のように、フレイヤは満足げに溜め息をついた。

 とろんとした目でアレクを見上げ、ニタリと笑う。

 

「ごちそうさまじゃ♡ ……ふふ、濃いのう。十年分溜め込んだ味、最高じゃったぞ♡」

「お前……っ」

「どうじゃ? わらわのお口は? あまりの気持ちよさに、腰が抜けてしまったのではないか?♡」

 

 フレイヤは勝ち誇っていた。

 アレクをイかせた。自分が主導権を握って、この雄をねじ伏せたのだという全能感に浸っている。

 フレイヤは指先についた精液を舐め取りながら、挑発的に笑っていた。

 

「くっ……」

 

 それにアレクは悔し気な顔。

 アレクにとってフェラチオとは、かつて友達から聞いた性技だった。マセた友人はとても気持ちがいいらしいと言っていたが、なるほどと今はわかる。

 これほど気持ちが良いものだとは思わなかった。知っていれば命じることもなかっただろう。

 

 そんなアレクを、フレイヤはニヤニヤと見つめている。

 

「所詮は男じゃな。口だけで果てるとは、だらしない♡ これでは、わらわのおまんこを満足させることなどできぬかもしれぬのう♡」

 

 完全に調子に乗っている。自分が雌豚になるどころか、アレクを手玉に取った女王様気取りだ。

 

 アレクの中で何かが湧いてきた。それは男としての、絶対に負けられない闘争本能だ。

 

(……上等だ)

 

 アレクはゆっくりと呼吸を整えた。

 一度出したことで、敏感すぎた感覚は落ち着き、頭は冷静さを取り戻している。

 そして、一度出した程度では萎えるどころか、むしろ二回戦目に向けてさらに硬度を増していく自身のちんぽを感じた。

 

「……だらしない、か」

 

 アレクは低い声で呟き、ゆらりと立ち上がった。

 その影が、ベッド上のフレイヤを覆い隠す。

 

「へ……?」

 

 フレイヤの笑顔が引きつった。

 目の前のアレクから放たれる気配が、先ほどまでとは別人のように変貌していたからだ。

 

 それは優しい幼馴染でも冷徹な演技でもない。本気で雌を食い殺そうとする、飢えた雄。

 そそり立つちんぽは、まるで槍のようにフレイヤの前でフル勃起。

 

「っふ、ふん。まったく、またわらわに負けたいようじゃな。来い、ヒーヒー言わしてやるのじゃ」

 

 だがフレイヤは強がった。今の勝利体験に浸り、男など大したことないのだと勘違いしていた。

 ベッドの上で股を開き、今まで誰も受け入れたことのない綺麗なおまんこを指で広げる。

 

「そなたのような雑魚ちんぽでは、わらわを喘がすこともできぬじゃろうな♡」

 

 そうやって挑発的に笑うフレイヤ、この後現実を知ることになる――

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