※この作品はR-18です。

聖女もの   作:カイト__

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# 第1章:叔父様の甘い罠(The Uncle)

# 第1章:叔父様の甘い罠(The Uncle)

 

## Part 1:王女の憂鬱と鏡の前の全裸

 

深い夜、王城の最上階にあるアリシアの私室は、月明かりだけが唯一の灯りを提供していた。

 

二十歳になる王女アリシア・ヴァレンタインは、誰もいない部屋で、コルセットの紐を一本、また一本と解いていった。重厚な布地が身体から剥がれ落ちる音だけが、静寂を切り裂く。

 

もう、耐えられない。

 

彼女の胸は、今や尋常ではない重さと大きさになっていた。毎朝、侍女たちが必死に締め上げるコルセット。その圧迫は、まるで胸の骨を折るような痛みを伴っていた。

 

アリシアは鏡の前に立った。大きな姿見鏡は、彼女の姿を等身大で映し出す。まだシュミーズだけを身に着けた状態で、その胸の大きさは既に異様だった。薄い布地の下から、マシュマロのように柔らかく、淡雪のように白い、未熟な果実のような隆起が透けて見える。

 

母上は完璧な方だった。完璧なプロポーション、適度な胸の大きさ、品位に満ちた仕草。一方、アリシアの身体は——。

 

見なければ、とアリシアは思ったが、もう限界だった。胸の痛みは日に日に増していく。夜になると、重さで眠れないこともある。時には、乳首が擦れて、妙な感覚が走ることもある。

 

アリシアは、最後に残ったシュミーズの肩紐を外した。

 

布が身体から滑り落ちる。

 

コルセットが外れた瞬間、Jカップの脂肪が、重力に負けて、「ドサリ」と落ちる。その重量感——まるで山の雪が一気に崩れ落ちるように、重く、滑らかに、しかし圧倒的な力で下へと落ちていく。解放感よりも、皮膚が引き伸ばされる痛み——何時間も締め付けられていた張力が、解放と同時に、引き伸ばされた皮膚に燃えるような痛みを走らせる。肩に食い込んでいたコルセットの跡が、深く赤い蚯蚓(みみず)腫れとして浮かび上がる。コルセットの紐が食い込んでいた肩の肉には、まるで鞭で打たれたような、細く赤い線が幾筋も刻まれ、血が滲むように赤く腫れ上がっている。ブラジャーの紐が食い込んでいた赤い溝——深く刻まれた跡が、肩の肉に鮮明に残っている。乳房の下、胸と腹の境目には、一日中コルセットと重みに押しつけられて溜まった汗が、冷たく湿った膜のように張り付いている——その汗ばんだ皮膚が剥がれる粘着音が、静寂な部屋に響く。

 

さらに下へ。重さが重力に従って下へと垂れ下がる。乳房の下、胸と腹の境目には、一日中コルセットと重みに押しつけられて溜まった汗が、冷たく湿った膜のように張り付いている。その湿り気が、空気に触れると、不気味な冷たさとして皮膚にまとわりつく——ミルクの膜が腐敗したような、不快な湿り気。蒸れた熱が、冷たい空気と混ざり合い、身体の表面に、ねばついた不快感を残す。

 

二つの大きな塊が、胸から腹へと移動し、その重さで皮肉なほどに柔らかな感触が、お腹の上に広がる。さらに下へ。その先端は、もうへその下まで届きそうだった。

 

アリシアは、鏡に映る自分の姿を見つめた。

 

全裸。完全な裸体。大きな、重たい、垂れ下がった胸——まるで、醜い肉塊のように、重力に従って下へと垂れ下がるJカップの脂肪。マシュマロのように頼りない柔らかさで、透ける血管が薄い皮膚の下に青く浮かび上がる。ミルクのような甘い匂いが、汗と混ざり合い、身体から漂う。その大きさは、もはや尋常ではなかった。乳輪は、色が濃く、大きく広がっている。乳首は、空気に触れて敏感に反応し、少し硬くなっていた。

 

まるで、乳牛のようだ——アリシアは、自分の心に浮かんだ言葉に驚いた。しかし、それは事実だった。この身体は、母のような優雅さとは、かけ離れている。淫らな身体——乳牛のような、この醜い身体。王女にあるまじき、こんな身体。醜いと感じつつ、その淫らな乳牛のような姿に興奮してしまう——。

 

嫌悪感が、胸の奥から湧き上がる。この身体が、まるで他人のもののように感じられる。自分の身体なのに、自分のものではない。まるで、悪魔が与えた呪いのような——。

 

しかし、その嫌悪感と同時に——何か別の、もっと深い、もっと暗い感情が、蠢いていた。

 

鏡に映る自分の姿を、どこか客観的に見ている、もう一人の自分がいる。そのもう一人の自分が、冷静に観察する——この醜い肉塊、この淫らな身体。そして、そのもう一人の自分が、囁く。

 

誰かに見てほしい——。

 

その言葉が、アリシアの心の奥から、無自覚に浮かび上がった。

 

この醜い身体を、誰かに見てほしい——。この淫らな身体を、誰かに——。

 

アリシアは、その考えに、戦慄を覚えた。

 

いや、そんな——。そんな考えは、王女にあるまじき——。

 

しかし、その考えは、消えることはなかった。むしろ、鏡に映る自分の裸体を見るたびに、その考えは、より強く、より深く、心の中に根を張っていく。

 

王族としての誇りが、獣のような快感に侵食されていく恐怖と安堵——その矛盾が、アリシアの心を引き裂く。醜いと感じつつ、その淫らな姿に興奮してしまう。鏡に映る自分の姿を見つめながら、股間が、微かに熱を持っていることに気づく。その発見が、さらに深い自己嫌悪と、倒錯した興奮を呼び起こす。

 

乳首が、空気に触れて敏感になっている。少し動くだけで、擦れる。そのたびに、微かな電流のような感覚が走る。快楽と不快が混ざり合った、複雑な感覚だった。

 

これは、病気なのかしら? それとも、悪魔の仕業?

 

窓から見える月は、冷たく輝いていた。王城の外では、戦争が続いている。父王は、その戦いに明け暮れ、もう何週間もアリシアの顔を見ていない。父上は、私のことを、どう思っているのでしょう?

 

その時、胸の痛みが、再び走った。

 

鋭い痛み。まるで、中に何かが詰まっているような、重苦しい感覚。それは、日に日に悪化していた。

 

もう、だめ。誰かに相談しなければ。

 

母には、相談できない。侍女たちには、話せない。医師? いや、男性の医師に、こんな身体を見せるなんて——。

 

そうだ。叔父様なら。

 

アリシアの顔に、ほのかな希望が浮かんだ。

 

叔父グレゴリオ。父王の実弟であり、現在は法王を務めている。聖職者であり、慈悲深い人。家族の中で、アリシアの話を聞いてくれる唯一の人だった。幼い頃からアリシアを可愛がってくれた。この身体の痛みも、きっと、何か神聖な方法で治してくれるはず。

 

アリシアは、鏡の前から離れた。

 

しかし、着替える気力もなかった。コルセットを締めることなど、今の状態では不可能だ。

 

代わりに、彼女は薄いガウンを手に取った。シルクの、透けるような薄さのガウン。これを羽織れば、最低限の体面は保てる——はず。

 

ガウンを羽織ったアリシアは、その下に何も身に着けていないことに気づいた。ノーブラ。下着もなし。

 

大丈夫。叔父様の部屋までは、誰もいないはず。

 

アリシアは、ドアを開けた。

 

廊下は、月明かりだけで照らされていた。静寂が、王城を支配している。

 

歩き出す。

 

ガウンの下で、胸が揺れた。大きな、重たい塊が、左右に、上下に、動いた。ノーブラの状態では、何の支えもない。ただ、重力に従って、自由に動くだけ。

 

アリシアは、胸を抑えようとしたが、ガウンが薄すぎて、手の動きが透けて見える。むしろ、その動作が、胸の存在を強調してしまう。

 

もう、だめ。でも、叔父様の部屋まで、もうすぐ。

 

アリシアは、恥ずかしさを堪えながら、歩き続けた。

 

歩くたびに、胸が揺れる。重さが、太ももに当たる感覚。それは、今までに感じたことのない、異様な感覚だった。自分の身体が、まるで他人のもののように感じられる。

 

叔父様なら……聖職者であるあの方なら、この病気を治してくれるはず。

 

アリシアは、その言葉を、まるで祈りのように繰り返した。

 

グレゴリオの執務室は、王城の一角にあった。

 

アリシアは、そのドアの前で立ち止まった。

 

今、この状態で、叔父に会うべきなのだろうか。ガウン一枚だけ。その下は、完全な裸体。

 

しかし、胸の痛みが、再び走った。

 

もう、我慢の限界だった。

 

アリシアは、小さく、ドアをノックした。

 

「叔父様、お休み中でしょうか? 私、アリシアですが……」

 

静寂が、数秒続いた。

 

「アリシアか。入りなさい」

 

優しい声。いつもの、慈悲深い声だった。

 

アリシアは、安堵のため息をついて、ドアを開けた。

 

## Part 2:叔父による「診察」と曝け出し

 

グレゴリオの執務室は、重厚な雰囲気に包まれていた。

 

アリシアが部屋に入る。

 

濃厚な香りが、空気を満たしていた。乳香(フランキンセンス)——聖職者が儀式で使う、神聖な香り。しかし、その香りの中に、何か別の、もっと濃厚な、もっと原始的な香りが混ざっていた。グレゴリオ自身の持つ、雄の麝香(ムスク)。まるで動物のような、野生的な体臭。それは、聖職者らしい清潔感とは、正反対の、原始的で、獲物を狙う捕食者のような香りだった。

 

その香り——神聖な乳香と、雄の麝香が混ざり合ったむせ返るような匂い——に包まれて、アリシアの本能が警鐘を鳴らした。身体が、思わず硬くなった。

 

革張りの椅子、宗教的な絵画が並ぶ壁、そして、大きな机の上には、聖書と祈祷書が置かれている。全てが、この部屋の主人が聖職者であることを物語っていた。

 

しかし——。

 

グレゴリオは、椅子に座ったまま、アリシアを見つめていた。その視線は——すぐに触るのではなく、まずは言葉と視線だけで、アリシアを羞恥させるような、冷徹な観察眼だった。

 

「アリシア……その姿は?」

 

グレゴリオの目が、ガウンの薄い布地の向こう——その下に隠された大きな胸の輪郭を、執拗に追っていた。ガウンの隙間から見える、膨らみ。その形が、布地の下で、まるで呼びかけるように存在している。視線の姦淫——グレゴリオの冷徹な観察眼が、薄いガウンの布地を透過し、その下に隠された裸体を、触れずに、ただ見ることだけで、犯していく。その視線は、まるで指で触るように、アリシアの身体をなぞっていく。

 

「すみません、叔父様。急なことで……着替える時間がなくて」

 

アリシアは、ガウンをしっかりと前で合わせた。しかし、薄い布地では、その下の裸体が、まるで透けているようだった。グレゴリオの視線が、ガウンの隙間から覗く胸の輪郭を、冷徹に観察している。その視線は、まるで——美術品を鑑賞するような、しかし、もっと貪欲な目つきだった。薄いガウン越しに透ける乳首の硬い輪郭、血管が透けて見えるほど薄い皮膚の下に浮かぶ青い静脈、マシュマロのように頼りない柔らかな脂肪の動き——すべてが、グレゴリオの視線に曝されている。触れられていないのに、まるで撫でられているような、倒錯した感覚が、アリシアの身体を這い回る。

 

「実は……胸が、とても痛くて」

 

アリシアは、うつむきながら、小さな声で話した。

 

グレゴリオは、立ち上がらず、椅子に座ったまま、アリシアを見続けた。その視線は、ガウンの隙間から見える乳房を、冷徹に観察し続けている。まるで、診察という名目で、この時間を、意図的に引き延ばしているように——。

 

「なるほど。確かに、大きいな」

 

グレゴリオは、小さく呟いた。

 

「アリシア。実は、その症状……私は知っている」

 

グレゴリオの声には、確信に満ちた響きが含まれていた。

 

「それは、毒素だ。身体に、悪しき毒素が溜まっているのだ。王家の血を引く女性には、時折、このような症状が現れる。しかし、多くの者は、それを恥じて、誰にも相談しない。そして、症状は悪化する」

 

グレゴリオは、アリシアの肩に、優しく手を置いた。

 

「しかし、アリシア。私は聖職者だ。そして、お前の叔父でもある。私なら、安心して相談できるだろう?」

 

アリシアは、小さく頷いた。

 

「私を信じられるか?」

 

アリシアは、再び頷いた。

 

「それなら、私の指示に従ってほしい。これは、王家に伝わる特別な治療法だ。聖職者である私だけが、これを執り行うことができる。しかし、そのためには——患部を、直接見る必要がある」

 

グレゴリオの言葉に、アリシアは、顔を真っ赤に染めた。

 

「つまり、ガウンを脱いでもらう必要がある」

 

アリシアは、躊躇した。しかし、胸の痛みが、再び走った。

 

ガウンの前を、ゆっくりと開いた。叔父様なら、大丈夫。その言葉を、心の中で繰り返しながら。

 

ああ、これで、すべてが見えてしまう——

 

アリシアの心の中で、小さな声が叫んだ。

 

しかし、もう後戻りはできない。

 

ガウンの前が開かれ、その下に隠されていた裸体が、完全に曝け出された。

 

グレゴリオの目が、大きく見開かれた。

 

そこには、完全な裸体があった。

 

大きな、重たい胸。その大きさは、確かに尋常ではなかった。乳輪は濃い色で、大きく広がっている。乳首は、空気に触れて、敏感に反応し、少し硬くなっていた。

 

そして、その下には——。

 

滑らかな肌。きめ細かく、白い肌。血管が、透けて見えるほどに薄い皮膚。そして、へその下へと続く、柔らかな曲線。

 

グレゴリオは、小さく呟いた。

 

その声には、驚きと——何か別の、もっと暗い感情が混ざっていた。

 

「叔父様……こんな姿で、すみません」

 

アリシアは、顔を真っ赤に染めながら、胸を隠そうとした。しかし、その大きさでは、手で隠しきれるものではなかった。

 

「いや……構わない。これは、治療のためだ」

 

グレゴリオは、アリシアの手を、優しく下ろさせた。

 

「アリシア。恥ずかしがる必要はない。私は聖職者であり、お前の叔父だ。この治療は、神聖な儀式なのだ」

 

アリシアは、その言葉を、まるで救いのように受け止めた。

 

「そうだ。では、まず——患部を、よく観察させてもらおう」

 

グレゴリオは、アリシアの前に立ち、その大きな胸を見下ろした。視線が、乳首から、乳房の下の汗が溜まった境目まで、ゆっくりと、執拗に、なぞっていく。その視線は、まるで指で触るように、アリシアの身体を撫で回す。

 

「近くで、見る必要がある。少し、近づいても良いか?」

 

アリシアは、小さく頷いた。

 

グレゴリオは、さらに近づいた。その距離は、もう、ほとんど触れ合うほどだった。

 

グレゴリオの身体から、かすかな香りが漂ってきた。乳香と、何か別の——まるで動物のような、麝香のような、濃厚な体臭。それは、聖職者らしい清潔感とは、正反対の、原始的で、野生的な香りだった。その香りが、アリシアの鼻孔に侵入し、本能を刺激する。

 

アリシアは、思わず身体を硬くした。

 

その香りは——何か、本能的な警戒心を呼び起こした。まるで、獲物が捕食者を感じるような——背筋が凍るような、畏怖の感覚。しかし、その恐怖と同時に、身体の芯が、微かに熱を持ち始める。嫌悪と、何か別の、もっと深い、暗い感情が、混ざり合う。

 

「どうした、アリシア。何か、気になることがあるのか?」

 

グレゴリオは、優しく尋ねた。しかし、その目は——一瞬だけ、細く、鋭く光った。まるで、獲物を狙う、肉食動物のような目。

 

「……いえ、何でも」

 

アリシアは、その考えを、必死に押し殺した。

 

「アリシア。父上には、このことを話したのか?」

 

「父上には……話していません」

 

「そうか。それは、賢明な判断だ。兄上は、厳格な方だからな。このような問題を、相談できるような人ではない。ましてや、娘の身体のことなど——」

 

グレゴリオの声には、何か、満足そうな響きが含まれていた。

 

「兄上は、国政と戦争に忙しい。家族のことなど、考える余裕もないだろう」

 

グレゴリオは、アリシアの胸に、手を伸ばした。

 

「では、診察を始めよう」

 

冷たい指が、アリシアの胸に触れた。

 

アリシアは、声にならない喘ぎを漏らし、華奢な肩を震わせた。

 

その触感は、予想以上に冷たく、背筋に氷が走るような、本能的ともいえる反応が身体を貫いた。

 

しかし、それ以上に——アリシアの背筋が、凍るような感覚に襲われた。この冷たさは、単なる体温の低さではない。もっと深い、もっと暗い——まるで、食べられる予感のような、本能的な畏怖。

 

「すみません、驚かせてしまったか」

 

グレゴリオは、優しく言った。しかし、その目は——一瞬だけ、鋭く光った。

 

「では、続けよう」

 

グレゴリオの指が、再び動いた。

 

今度は、胸の下の方から、上へと——重さを確かめるように、ゆっくりと撫で上げた。

 

アリシアは、微かな声を漏らした。

 

その感覚は——異様だった。冷たい指が、重たい肉に沈み込む。そのたびに、身体の芯から、熱が湧き上がるような感覚が走る。

 

「重いな」

 

グレゴリオは、小さく呟いた。

 

「この重さ……これが、罪の重さだ、アリシア」

 

「罪の……重さ?」

 

「そうだ。王家の血を引く女性が、このような身体を持つことは——ある意味、罪なのだ。しかし、それは、清められる。私の手で、清められるのだ」

 

グレゴリオの言葉は、まるで呪文のように、アリシアの耳に響いた。

 

「では、毒素を抜くマッサージを始めよう」

 

グレゴリオの手が、再び動いた。

 

今度は、もっと大胆に——胸全体を、包み込むように、揉み始めた。

 

グレゴリオの心の中では、冷徹な観察眼が働いていた。王家の血統を管理する庭師として——この若い姪の身体を、自分のものにするために、慎重に、そして確実に、調教していく。征服者の優越感が、グレゴリオの心を満たしていた。

 

最初は、医療的な激痛だった。

 

荒い手つきで、しこりを潰すように——グレゴリオの指が、アリシアの胸の奥深く、硬く詰まった塊を、容赦なく押し潰していく。その力は、もう、治療と呼べるような優しいものではない。まるで、暴力的な——いや、それ以上に、破壊的な力。指の骨が、柔らかい脂肪に食い込み、内部の硬い塊を、無理やり押しつぶす。皮膚が引き伸ばされ、神経が、激痛を全身に伝播させる。

 

アリシアは、涙目になりながら、声を上げた。痛みが、目の奥に、熱い涙を浮かべる。歯を食いしばり、唇を噛みしめながら、痛みに耐えようとする。しかし、その痛みは、耐えられるようなものではなかった。

 

しかし、グレゴリオは——さらに強く、胸を揉み続けた。

 

アリシアの身体は、激しく震えていた。痛みが、身体の芯を貫く。それは、医療的な激痛——治療という名目の下で、容赦なく身体を痛めつける、冷徹な暴力だった。肩から腰まで、全身が、痛みに反応して硬直する。呼吸が浅くなり、額に冷や汗が浮かぶ。

 

アリシアは、拒絶の悲鳴を上げた。

 

しかし、グレゴリオの手は——止まらない。

 

その痛みが、次第に、変化し始めた。

 

「痛い→気持ちいい」の移行を急がない——。過剰な痛覚信号が脳内でショートし、痺れるような熱に誤変換されるプロセス——。最初は、純粋な痛みだけだった感覚が、神経系の過剰反応によって、脳内で処理しきれないほどの信号が流れ込む。その信号が、痛みの中枢を通過し、本来なら快楽を処理するはずの経路に、誤って接続される。医療的な激痛が、徐々に、痺れるような熱に変わり始める——それは、「スイッチが切り替わる」ような単純なものではない。過剰な痛覚信号が脳内でショートし、痺れるような熱に誤変換されるプロセス。最初は、純粋な痛みだけだった感覚が、次第に、熱を帯びていく。その熱が、身体の芯から、じんわりと湧き上がる。まるで、氷が溶けて、熱い液体に変わるように——。痛みの質が、変わっていく。鋭い刺すような痛みから、重い、鈍い、熱を持った痛みへ。そして、その熱が、次第に、痛みというよりは、異様な感覚へと変化していく——。

 

荒い手つきでしこりを潰される医療的な激痛が、徐々に脳を溶かす熱に変わる——グラデーションが、丁寧に、執拗に、描かれていく。痛みと快楽の境界線が、曖昧になっていく。もはや、痛みなのか、快楽なのか、分からなくなっている。身体が、その異様な感覚に、反応し始める。

 

拒絶の悲鳴が、次第に——甘い喘ぎに変わっていく。

 

その言葉が、次第に——崩れていった。

 

痛みが、快楽へと変わるグラデーション。医療的な激痛が、痺れるような熱へと変わり、その熱が、快楽へと変わる——。その境界線が、もう、分からなくなっていた。アリシアの身体は、もはや、痛みと快楽を区別できない。ただ、異様な感覚の渦に、飲み込まれていく。

 

身体の芯が、熱くなっていく。最初は冷たく感じた指が、今は熱を帯びているように感じられる。

 

胸は、グレゴリオの手の中で、形が変わるほどに、揉まれ続けていた。重たい脂肪が、激しく動き——そのたびに、指が柔らかい肉に沈み込み、粘り気のある液体が指と皮膚の間に挟まる音が響く。

 

グレゴリオの指は、胸の先端——乳首に、向かっていった。

 

「ここは、特に敏感なようだな」

 

アリシアは、思わず逃げようとしたが、グレゴリオの手は、確実に、乳首を捉えた。

 

強烈な快楽が、アリシアの身体を貫いた。

 

まるで、電流が走ったような。いや、それ以上の、圧倒的な快楽だった。身体の芯から、熱が溢れ出る。その熱が、全身を駆け巡る。

 

「叔父様、そこは……」

 

アリシアは、もう、自分が何を言っているのか、分からなくなっていた。

 

「だめ、なのか? しかし、毒素は、ここに集まっているのだ。ここから、抜かなければならない」

 

グレゴリオの指は、乳首を、優しく、しかし執拗に、刺激し続けた。

 

アリシアの身体は、激しく震えていた。

 

その感覚は、もう、快楽の域を超えていた。身体の芯が、熱く、重くなっていく。それは、まるで——何か別の、もっと深い、もっと暗い快楽だった。

 

「アリシア。目を開けなさい」

 

グレゴリオの声が、アリシアの耳に響いた。

 

アリシアは、目を開けた。

 

グレゴリオの指が、乳首を刺激し続けている。そして、その指先が——少し、濡れている。

 

「母乳か、愛液か——どちらにせよ、これは、毒素が抜け始めている証拠だ」

 

グレゴリオは、指を、さらに強く、乳首に押し付けた。

 

アリシアは、声を上げた。

 

アリシアの目が、大きく見開かれた。

 

乳首から——透明な液体が、糸を引いて、垂れ落ちた。

 

その液体は、月光に照らされて、まるで蜜のように輝いていた。透明な毒素——グレゴリオがそう呼ぶその液体は、確かに透明で、美しく——しかし、異常なもの。処女の身体から、こんなものが——。糸を引く粘度——指を離しても、液体が糸のように伸び、切れずに垂れ下がる。その粘り気が、空気に触れて、微かに甘い匂いを放つ。処女特有の甘い匂い——ミルクのような、しかし、もっと濃厚な、甘美な香りが、周囲の空気に広がっていく。

 

「こんなものが、出てくるなんて」

 

アリシアは、泣きそうになりながら、そう思った。

 

しかし、グレゴリオは——満足げに、その液体を見つめていた。

 

「美しい。これが、お前の身体から出てきた、透明な毒素の塊だ」

 

グレゴリオは、その濡れた指を、アリシアの目の前に差し出した。

 

「見ろ、アリシア。これが、お前の身体から出てきたものだ。糸を引いて、垂れ落ちる——まるで、蜜のように」

 

指先に付いた透明な液体が、糸のように伸び、切れずに垂れ下がる。その粘り気が、月光に照らされて、微かに光る。アリシアは、その透明な液体を見つめた。

 

それは、確かに、自分の身体から出てきたものだった。しかし、それが何なのか——アリシアには、分からなかった。

 

グレゴリオは、その指を、自分の口に運んだ。

 

ゆっくりと、その液体を、舐め取った。

 

その動作は——まるで、聖体拝領のように——厳かに、かつ背徳的に——。聖職者が、聖体を味わうように——。グレゴリオの舌が、指先に触れ、その透明な毒素——ごく薄い愛液——を、執拗に、ゆっくりと、舐め取る。舌の先端が、指の皺にまで入り込み、一滴も残さずに、すべてを味見する。その動作は、治療という名目の下で行われる、宗教的な儀式性を帯びていた。しかし、それは——毒素として処理しつつも、聖体拝領のように厳かに行われる、背徳的な儀式だった。

 

「聖なる味見——」

 

グレゴリオは、小さく呟いた。

 

「美しい味だ。処女特有の甘い匂いが、口の中に広がる。これが、王家の血から生まれた、甘い蜜なのだ」

 

グレゴリオは、満足げに頷いた。

 

アリシアは、声を漏らした。

 

その光景は——美しく、そして、異常だった。聖職者が、処女の身体から出た液体を、聖体拝領のように厳かに味見する——。それは、治療という名目で、行われる、背徳的な儀式だった。

 

「しかし、アリシア——これだけでは、まだ足りない」

 

グレゴリオの目が、再び鋭く光った。

 

「毒素は、身体の奥深く——子宮にまで、溜まっているのだ」

 

グレゴリオは、アリシアのガウンを——ゆっくりと、下腹部の方へと、手を滑らせた。

 

アリシアは、思わず身体を硬くした。

 

「ここだ、アリシア」

 

グレゴリオの指が、ガウンの上から——アリシアの下腹部、子宮の位置を、ゆっくりと、なぞった。

 

「そこは」

 

アリシアは、泣きそうになりながら、そう思った。

 

「次は、もっと下の口で受け止めねばならない」

 

グレゴリオの声は、優しかった。しかし、その指の動きは——執拗で、確実だった。

 

「そんな、恥ずかしいことを」

 

「恥ずかしい、のか? しかし、これは治療なのだ。アリシア。お前は、王女だ。この治療を受けなければ、身体が壊れてしまう」

 

グレゴリオの言葉は、優しかった。しかし、その目は——冷徹で、鋭かった。

 

「でも、そんな場所を、触られるなんて」

 

「構わない。私は聖職者だ。そして、お前の叔父だ。この治療は、神聖な儀式なのだ」

 

グレゴリオは、指を、さらに強く、アリシアの下腹部に押し付けた。

 

アリシアは、声を漏らした。

 

その感覚は——粘膜が痙攣し、子宮が収縮するような、本能的な拒絶と引きつけが同時に起こる、異様な感覚だった。

 

「次回の治療では、ここに——もっと濃い液を注がなければならない。王家の種、神聖な種を」

 

グレゴリオの言葉に、アリシアは——身体が、凍るような感覚に襲われた。

 

王家の種——。

 

それは、何を意味するのか。アリシアには、まだ分からなかった。しかし、その言葉は——何か、深い、暗い、恐ろしい予感を呼び起こした。

 

「しかし、それは——次回にしよう。今日は、ここまでだ」

 

グレゴリオは、手を引いた。

 

アリシアは、突然の虚脱感に、身体がくずれそうになった。

 

「大丈夫か、アリシア」

 

グレゴリオは、アリシアの肩を支えた。

 

「はい。大丈夫です。でも……何か、変な感じがして」

 

「それは、治療の効果だ。毒素が、少しずつ抜け始めているのだ」

 

グレゴリオは、優しく言った。

 

「アリシア。今日のことは、誰にも話してはいけない。これは、王家の秘密の治療法なのだ。特に、父上や母上には——決して、話してはいけない」

 

アリシアは、小さく頷いた。

 

「では、ガウンを着なさい。そして、自分の部屋に戻りなさい」

 

グレゴリオは、アリシアのガウンを、優しく肩にかけてくれた。

 

「ありがとうございます、叔父様」

 

アリシアは、ガウンを着て、部屋を出た。

 

しかし、その下腹部には——まだ、グレゴリオの指の感触が、残っていた。

 

そして、その言葉が——耳の奥に、響き続けていた。

 

白濁の、種——。

 

廊下を歩きながら、アリシアは、自分の身体の変化に気づいた。

 

胸の痛みは——確かに、少し和らいでいた。しかし、代わりに——何か別の、もっと深い、もっと暗い感覚が、身体の中に生まれていた。身体の芯が、まだ熱い。グレゴリオの指が触れた場所が、熱を帯びているように感じられる。

 

それは、快楽だったのか、それとも——。

 

アリシアは、その答えを、まだ知らなかった。

 

しかし、一つだけ確かなことがあった。

 

次回の治療——それは、もっと深く、もっと暗い、何かを予感させるものだった。

 

グレゴリオの言葉が、アリシアの頭の中で、繰り返されていた。

 

「もっと下の口で受け止めねばならない」

 

「白濁の、神聖な種を」

 

その言葉は——恐怖と、何か別の、もっと複雑な感情を呼び起こした。

 

下腹部を、指でなぞられた感覚。その場所は——まだ、誰にも触れられたことのない、清らかな場所だった。

 

しかし、次回の治療では——その場所に、何かが注がれるという。

 

アリシアは、小さく呟いた。

 

しかし、その心の奥底では——何か、もっと深い、もっと暗い期待が、生まれ始めていた。

 

それは、恐怖でもあり、そして——何か別の、もっと複雑な感情だった。

 

次回の治療。

 

アリシアは、その言葉を、繰り返した。

 

その言葉には——恐怖と、期待が、混ざり合っていた。

 

そして、アリシアは——その予感を、拒むことができなかった。

 

いや、もう——拒む気力も、残っていなかった。

 

この身体は——もう、叔父様のものになってしまったのかもしれない。

 

この身体は——もう、叔父様のものになってしまったのかもしれない。その認識が、意識の底から湧き上がり、抵抗を失わせていく。

 

そして、その考えは——何か、深い、暗い、そして——恐ろしい快楽を呼び起こしていた。

 

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