老若男女が集まった貸切のクラブ。
照明は薄暗くジャズのような音楽が流されている。
お酒を楽しむ彼らは上機嫌に話しながら、ステージに立つ月夜に卑猥な視線を纏わり付かせている。
話は数日前に遡る。
「月夜、初の客取りなんだが希望者が多くて困った事になってな。オークションで決める事になった。金額を釣り上げて沢山巻き上げてくれよな?」
「私は売り物ではございません!そんなのはお断りするでございます!」
「だったら希望者全員を同時に相手にするように変えてもいいんだぞ?こっちは金さえ稼げればどっちでもいいんだからな」
「そうだよ、月夜ちゃん。何十人も相手にするのはウチでもヘトヘトになっちゃうから1人の人とする方が楽しめるよ」
苦渋の選択ではありましたが、先日のお尻での交わりをしながら組の構成員を何人も相手にした事を思い出してオークションという形式ではあっても1人を相手にする方がマシな選択だと思ったのでございます。
「ご歓談中、失礼致します。これより暁槻月夜のオーディションを始めさせていただきます。落札された方には膣内射精や肛門性交を始めとしてどのような行為でも行える権利が与えられます。では月夜ちゃん初めてください」
オークションの進行は月咲ちゃんが務めていた。
私が言われていたのは金額を釣り上げるために参加者を欲情させる事だった。
50人ぐらいはいるだろうか。その視線を一身に受けながら私は水名の制服を脱いでいく。
下着姿になったところで金額は既に50万円を上回っていた。
(なんて低俗な方達なのでしょう…)
全裸となってからはバストサイズを言わされたり、性器や肛門を自らの指で開かされ、固定カメラによって至近距離で撮影されたそれがスクリーンに投影されている。
「何人も相手にしたとは聞いていたが色も形も綺麗じゃないか」
金額は更に上がっていき200万円にまで到達していた。
「現在200万が出ております。他に希望者はいらっしゃいますか?」
定治の方に目をやると「もっと釣り上げろ」と言わんばかりの視線が飛んでくる。
「それでは余興としまして、明槻月夜による公開オナニーショーを行います。その様子を見て更に入札金額を上げるのかお考えください」
(そんな話聞いていないでございます!)
最初は裸になるだけで良いと聞いていたのにそんな辱めを受けたくはない。だけど月咲ちゃんも定治もそれを許してくれそうにない。
観念して私は撮影されていると分かっていながら性器に指を伸ばした。
何度も調教を受けて気持ちいいと教え込まれたGスポットと陰核を同時に刺激するとスピーカーから濡れた音が流れ出す。
入札を諦めた者も出始めていたけれど、熱狂を取り戻して金額はどんどん釣り上がっていく。
「彼女は既に挿入準備が出来ております。500万が出ておりますが、他に希望者はいらっしゃいませんか?」
ここまで金額が増えた事には驚きだけど、さすがに札を上げる者は現れなかった。
「では500万円に落札と致します」
私を買った男は定治よりも歳を重ねているように見えたが、眼光は鋭く威圧感を放っている。
その男は現金で落札額を支払うとステージに登ってきた。
「悪いがこの場でさせてもらうぞ」
男は性器を取り出すと私を軽々と持ち上げて膣内に挿入をしてくる。
宙に浮いた初めての体勢に私は相手の首に腕を回して落ちないようにしがみつくだけで精一杯だった。
労りのカケラも無い激しい抽送に身体は大きく弾むが、衆目の前で自慰行為をしていた所為か男性器をすんなりと受け入れ、あまつさえ快楽すら感じている。
落札が叶わなかった人たちは私が犯されているのをお酒の肴にしながら談笑に及んでいる。
「鑑賞物にされた気分はどうだ?皆、君のイヤらしい姿を見ているぞ」
「早くお済ませください…」
「俺は絶倫だからな。10回は出させてもらうぞ」
「そ、そんな…」
膣内とお尻で一回ずつ精液を受け入れれば終わると思っていた私の考えは呆気なく崩れてしまった。
「まずは一発目だ。奥でちゃんと受け止めるんだ」
「な、中だけはイヤでございます…」
拒絶の言葉を発しても男は聞く耳持たずという様子で膣内射精を行なってくる。
「締め付けも中々のものだな。これなら500万も出した甲斐がある。ほら、次はバックでやるから四つん這いになるんだ」
強引に体勢を変えられて容赦のない抽送が再び始まる。
「さっきよりも反応が良いじゃないか。バックの方が好きか?」
「…物みたいに扱われても不快なだけでございます」
「男を悦ばせる物という自覚がないようだな。だがそのぐらいの方が犯し甲斐がある」
精液と愛液が混ざりあって卑猥な音が鳴っているのが分かる。
「周りを見てみろ。君が犯されているのを見て盛り上がっているぞ」
『暁槻家の令嬢なら犯してみたいものだ』
『尿道開発も楽しめそうだ』
私を買おうと集まった人たちはお酒を飲みながら卑猥な話をしている。
「2回目の中出しだ。さっきよりも奥に出すぞ」
私の腰を掴んで逃げられないようにしてさっきよりも奥に精液を流し込んでくる。
「次は尻穴を犯してやる。慣らしはしていないが精液と愛液でこれだけ濡れているなら何とかなるだろう」
息つく間もなくお尻の中に入ってくる。
「すんなり飲み込むじゃないか。何回やったんだ?」
「そんなの、覚えておりません」
抜き出しされる度に頭の中に白い靄がかかって思考を阻害してくる。
「数えるのを止めるぐらい精液を流し込まれたか。犯されるのが気持ち良くなってきたんだろう?」
「そんなこと…!」
「今だけでも素直になれ。認めないと他の客たちに貸し出すぞ?」
その言葉を聞いた客たちは一斉にこちらを見てくる。
何人も同時に相手にするぐらいなら1人の男に抱かれた方がまだマシだと思えた。
「…はい、気持ちいいです。お尻でも膣内でもお好きなだけ精液をお注ぎくださいませ」
その言葉を発してからは男の精液を何度受け止めたのか覚えていないが、絶頂を何度も迎えて浅ましい姿を衆目に晒してしまった気がする。
10回以上も精を放ち満足した男の肉棒を舌で浄める事を命じられ、お尻の中に入った事すらも忘れて一心不乱に応じる。
きっとこのまま口内射精を行うつもりなのだろうけれど、それでも良いような気がした。
口内に広がる栗の花の匂いを発する体液を飲み干しながら溢れ出てくる精液で自慰行為に耽っていた。
「ふう、中々楽しめたぞ。また新入りを入手したらオークションを開いてくれ。金はいくらでも用意する」
『今度は私が落札してみせますよ。多人数で犯すのも楽しめそうですからね』
満足した男は杯を傾けながら定治や他の客と談笑している。
「月夜ちゃん、お疲れ様。腰が抜けて立てないでしょ?」
「月咲ちゃん…」
初めて経験した体位や度重なる絶頂のせいで満足に立ち上がる事が出来なかったので、素直に月咲ちゃんに頼る事にした。
「シャワー室まで連れてってあげる」
「ありがとうございます」
今はとにかく身体を清めたい気分だったが定治が水を差してきた。
「月夜、月咲。こちらの人たちが2人を買いたいそうだ。明後日から行ってもらうから挨拶しておけ」
そう言って定治が目配せをしたのは今回参加した客の中では若い男だけれど綺麗な女性も近くに立っている。
2人の口ぶりから私のような囲いものの女ではなく立場は同等のようだ。
「天音月咲です。男女のどちらでも楽しめるのでよろしくお願いします!」
「…暁槻月夜にございます。至らぬところもありますがよろしくお願いいたします」
また客を取らされる事に失意を感じたけれど、月咲ちゃんと一緒という事に心の中に濁った感情が湧いてきた事に私は気付いていた。