月夜ちゃんの代わりに身体を差し出すと契約をした日から一週間が経った。お父ちゃんの稼ぎでは絶対に泊まれないようなスイートルーム。
そこがウチの監禁部屋だった。
当然、スマホは没収され誰とも連絡を取る事が出来ない。
きっと月夜ちゃんや十七夜さんには心配をかけていると思う。
この部屋に連れてこられてから世話人と言う名の見張りが付いた。
男を遣すと味見する奴がいるかもしれないからと二十歳ぐらいに見える女の人が常駐している。
その人から教えてもらった事だけど、月夜ちゃんを攫おうとしたあの男は散状会組長の瀧沢と言うらしい。
十七夜さんから神浜市に新しく出来たヤクザで女の子を使った商売をしているから気を付けろと言われた事を思い出す。
そんな相手に月夜ちゃんが狙われているなら、絶対に手を出させる訳にはいかない。
しかし見張りの人との生活は息苦しくて堪らなかった。
男の人が喜ぶような下着を与えられ、スリーサイズも把握されている。
ピルを飲んでいるかの確認や、他の女の子が行為に応じているのを見せられる毎日を送っていた。
そして一週間が経ち、瀧沢がやってきた。
「一週間ぶりだね。調子はどうかな?」
「最悪に決まってるでしょ」
スリットの入った下着を身に着けるように言われ、乳首や性器が露わになっている。
「これじゃ下着の意味がないじゃん」
「言葉遣いがなっていないな。君はこれから明槻月夜として振る舞うんだ。話し方も同じにしないと駄目じゃないか」
「…申し訳ございません」
「それでいい。大和撫子然としていた方が客の受けも良いからな」
馴れ馴れしく頬を撫でてくる。
本能的に払い除けたくなるのを懸命に堪える。
「肌触りも滑らかだし、髪も艶やかに仕上がってるじゃないか。お前に預けて良かったよ」
「お褒めに預かり光栄です」
一週間の同居の中でスキンケアやヘアケアを行ったのは彼女だ。
名前は恵と名乗っていた。
今は指示を出されるよりも早くカメラを構えてウチらを撮影している。
「他の子たちもこうやって撮影したんですか?」
「処女に対してはね。望まぬ男に純潔を奪われる瞬間こそ最も価値があるとは思わないか?」
「…そうは思いませんわ」
「君がどう思うとまたコレクションが一つ増えるだけさ。カタログ代わりに売っているが儲けさせてもらっているよ」
「早く済ませてくださいませ」
「おっとこれはいかんな。口が回り過ぎた」
首筋に顔を埋めて体臭を嗅いでくる。
「やはり成長途中の娘の匂いは堪らないね。ずっと嗅いでいたくなる」
首筋から脇の下、胸、おへそ、お尻から脚の先まで匂いを嗅いでくるので鳥肌が全身に広がっている。
「これから君が牝と精液の匂いを放つようになるのかと思うと興奮するよ。さあ、ベッドに行こうじゃないか」
腰に手を添えられて連れられていく。
見慣れた天蓋に瀧沢の顔が割り込んできた。
「これから何をするか分かるかな?」
「私を抱くのでございましょう?覚悟は出来ておりますゆえ、早くお済ましください」
「それは最後だよ。まずはその唇を頂くとしよう」
反抗する余裕も唇を奪われて視界一杯に瀧沢の顔が広がる。
顎に手を添えられている為に逃げる事も出来ない。
「月夜さん、鼻で息を吸うのです。相手の気が済むまで応じなさい」
瀧沢に対しては物腰が柔らかいが、私に対しては遠慮の無い物言いをしてくる。
空気を求めて鼻呼吸に集中しているとヌルリと濡れたものが唇をこじ開けようとしてくる。
(えっ!?何、何!?)
「受け入れなさい。月夜さんからも舌を絡めて奉仕するのです」
粘着質なキスに熱中する瀧沢に代わって指示が続く。
口を開くと舌が入ってきて絡め取られる。
指示通りに私からも絡めるが他人の唾液という物に及び腰になってしまい上手くタイミングを合わせる事が出来ない。
瀧沢は舌を絡めるのを止めて私の唾液を啜って大きな嚥下音を鳴らす。
(嘘、飲んだの!?)
人の唾液なんて飲む物ではないと思っていたのに口に沸き続けるのを飲み続ける。
「甘くてかなりの美味じゃないか。さて今度は君が飲む番だ」
塗れた唇を拭うと再びキスをしてきて唾液を次々と流し込んでくる。
「口に出されたものは全て飲むのです」
意を決して飲み込むと不快な温度と匂いが胃の中から立ち上ってきて、吐き出しそうになるのを必死に堪える。
「このぐらいで参ってしまっては困るな。口に出されたものは全て飲むのがマナーなんだぞ」
「…はい」
「さて、次は身体の味を楽しませてもらうとしよう」
そう言って耳朶をしゃぶり、尖らせた舌を穴に挿れてきた。
耳元で直接聞こえる水音が気持ち悪くて無意識に身を捩らせる。
「こら動くな。耳だって性感帯なんだ。感じるようになるまで続けるぞ」
耳の凹凸を丁寧に舌でなぞってくる。
音こそ不快だったけど舌遣いになれてくるとくすぐったいのが気持ちいいのかもと思えてくる。
「次は反対側だ」
右の耳も同じように舌を差し込んでくる。
「君は皮膚感覚が敏感なようだからな。こういうのも好きだろう?」
今度は舌をそのまま首筋に這わせてくる。
ここも耳と同じようなくすぐったさがある。
「そんなところ、駄目…です」
抵抗したいのを必死に耐えて月夜ちゃんの真似をする。
「そうだ、そういうのが唆るんだ」
瀧沢はご満悦といった感じで舌を移動させる。
喉元から鎖骨、脇の下、手の指、おヘソ、太もも、足首、足の裏、足の指と全身を舌が這いずり回り、唾液の跡が肌を穢した事を表している。
「さて、こっちも味見させてもらおうか」
スリットから覗く乳首を舐められると快楽が身体に走る。
「何だ、もう硬くなっているじゃないか。期待していたのかな?」
「そ、そんな事ございません…」
「まあ良いさ、すぐに自分から求めるようになる。それより君の胸はお世辞にも大きいとは言えないが柔らかさは極上だな。一定の客層に需要はありそうだ」
両方の乳首を爪で引っ掻きながら再び唾液を口に流し込んでくる。
機嫌を損ねないように飲み干すとさっきとは違って嫌悪感が少ない。
「そろそろ本丸と行こうじゃないか。こんなに濡らして君も期待していたんだろう?」
身体中余す事なく舐められた事で下着が湿る程に濡れてしまっていた。
「君は濡れやすい体質でもあるようだね。さて、味はどうかな?」
最も神聖な場所に舌が侵入して感触も愉しむように蠢いている。
「ふむ、酸味が強いがそれもまた良いな。もっと愛液を出すんだ」
そう言ってクリトリスを弄りながら中に舌を差し込んでくる。
「ひっ…!」
「うん?中に入れられるのは初めてか?指を挿れたことは?」
「ありません。怖いから…」
「なるほど。本人ですら使っていない場所を私が踏み込んだ訳か、光栄だな」
おしゃべりはこれまでとばかりに指と舌を使ってくる。
(ダメ、このままだとイカされちゃう…)
望まぬ絶頂から逃れようとするけどお尻を掴んでそれを赦してくれない。
「ダメ、ダメ、イッチゃう!」
絶頂に達しようとする寸前で瀧沢が動きを止めた。
「ど、どうして?」
「気が変わった。あのままイッた事で惚けられても困るからな。イカせるならやはりこっちだろう」
そう言って高級そうなスーツを脱ぎ捨て、天を向くそれを見せつけてくる。
「君の乱れた姿を見ていたら準備も必要なさそうだ。さあ、これを自分で受け入れるんだ」
瀧沢はベッドの上で胡座をかいて手招きをしている。
(あんなに太いの、自分で挿れるの?でもそうしないと終わらない)
覚悟を決めて太くいきり勃ったそれを握って、愛液を流し続ける穴に押し付ける。
ゆっくりと体重をかけていくと身体の内側が拡げられているのが分かる。
「い、痛い…」
初体験は痛いと言うがここまでのものなんだろうか?
まさしく削り取られているような感覚だった。
「イく寸前まで行ったからな。ローションは要らなかったようだ。さあ、まだ半分しか入ってないぞ。根元まで挿れるんだ」
「わ、分かってます…」
憎い相手の首に手を回して支えにする。
ズリズリと徐々に残りが入ってきて内臓を押し上げてくる。
「はあ…はあ、全部入りましたよね?」
「ああ、入ったよ。そこにいる恵だって最初は泣き叫んでいたのに君は大したもんだ。あとは私に任せれば良い」
「任せるって、何を…」
言葉の意味を理解するよりも早くベッドに押し倒される。
「処女を奪って終わりな訳がないだろう?膣内に出すまでがSEXだ。ピルを飲んでいるから安心だろう?君も愉しめ」
ピルが効いているからといって中に出される事に抵抗がないわけでは無い。でも何を言っても止めてくれないのだろうし、早く慣れなければいけないと思い全てを委ねる。
そのまま腰を動かして抜き差しを始めると治っていた痛みが再びやってくる。
相手のペースで動いている分、痛みはさっきよりも大きい。
「中々に良い締め付けと感触だ。やはり君には才能があるようだな」
内臓を押し上げられる感覚に呼吸が整わないが瀧沢は我関せずと言った感じで腰を動かし続けている。
「おお、君はまだイッテいなかったな。褒美をやろう」
クリトリスに指を押し当てて再び快楽を送り込んでくる。
「ダメ、ダメ!」
痛みと快楽が混ざり合って思考が追いつかない。
「さあ、一緒にイこうじゃないか」
頭の中が白く爆ぜると同時に絶頂を迎えてはしたない声が出る。
「やはりイった時の締め付けは格別だな」
「これ…出てるんですか?」
「ああ、中に沢山注いでいるところだ。卵子がいたら妊娠は確実だろうな」
「そ、そんな…」
妊娠の可能性はないとしても中を穢された事がショックだった。
結婚した人に捧げようと思っていたのに…
「初めてだから今日は一回で止めにしておこう。壊れても困るからな」
「清めるのをお手伝いします」
「毎度済まんな」
恵が撮影を終えて瀧沢と一緒にバスルームへと消えていく。
私はズキズキと鈍く痛む性器が逆流してきた精液と血を見て純潔を失った事を理解した。