純潔を失った日は鈍く痛むお腹を抱えながらベッドに潜り込んだけど涙が溢れて止まらなかった。
瀧沢は明日も来ると言っていた。
恐らくは調教をされるんだと思うけど恐怖でしかなく、寝付けたのは明け方になってからだった。
「酷い顔ですね。メイクで隠すのでこちらに来てください」
朝に顔を合わせてすぐにそう言われ、強引に座らされた鏡台には目が赤く腫れた自分の顔が映っていた。
「顧客を相手にするようになるのだから常に笑っていなさい。機嫌を損ねるとどうなるか分かりませんよ」
「…はい」
手早いメイクによって泣き跡が隠されていく。
メイクをするとお父ちゃんに「色気付きやがって」と言われて禁止されていたので、こんなに印象が変わるものかと驚いてしまった。
するとスマホの着信音がなった。
「はい、私です。承知いたしました、すぐに行います」
きっと瀧沢からだろう。簡潔に通話を終えると指示が与えられた。
「あと30分ほどで参られるそうです。マイクロビキニに着替えてください」
「はい」
衣類を収めたタンスから指定された衣装を取り出す。
部屋に詰められていた一週間の間に衣装の試着を行っていたのでサイズはぴったりだ。
素肌を隠すという用途を一切果たしていない布地を纏って椅子に座り来訪を待つ。
(今日は痛いことされないと良いんだけどな)
淡い期待を抱いたけれど、それが叶うことはないのだろう。
悶々とする頭を抱えているとノックも無しに扉が開いた。
瀧沢だけだと思っていたのに一緒に恭太もいた。
「やあ、2人ともおはよう」
「おはようございます」
「…おはようございます」
深々と頭を下げる恵に倣ってウチも礼をする。
「昨日の下着も良かったがマイクロビキニも似合うじゃないか」
「お褒めいただきありがとうございます」
月夜ちゃんが言いそうな言葉を必死に捻り出して会話に応じる。
「昨日は処女を奪わせてもらったが、今日は奉仕を覚えてもらおうか」
「奉仕とは何でございましょうか?」
「君の身体を舐めただろう?それを私にするんだ」
恵が脱衣を手伝いすぐに裸になった瀧沢がベッドに仰向けになる。
「自分がされた事を思い出してやるんだ。分からなければ指示は出してやる」
「…承知いたしました」
瀧沢から受けた凌辱を思い出しながらキスをする。
一方的にされるならまだしも自分からするなんて屈辱でしかない。
舌を自分から差し込もうとすると瀧沢はそれを素直に受け入れるが、絡ませ合うのはウチにさせるつもりのようで自分から動かそうとはしなかった。
歯磨き粉の匂いだろうか、微かに残るミントの匂いが嫌悪感を薄めてくれている。
唾液が溜まってきたようなのでそれを吸い込むとイヤらしい音を立てて口の中に入ってくる。
そしてそれを飲み込むと恥ずかしい嚥下音がして胃を燃え上がらせる。
(キスはこれぐらい充分だよね?)
次は耳に舌を這わす事へと移行する。
どういったやり方が良いのか分からなくて全体的に舐めたり穴に舌を差し込んだりしてみたけれど、指摘はなかったので問題はなさそうだった。
その後も首筋を通って順に足の指まで到達する。
洗ってもいない足を舐めるなんて不潔としか思えず躊躇ってしまった。
「水虫などは持っていないから安心しろ。さあ、早く舐めるんだ」
言葉は穏やかだったが有無を言わさない圧力を感じて舌を這わす。
(うっ…変な匂い)
嘔吐感を必死に堪えて指の股から踵までを舐める。
「次は乳首を刺激するんだ。やり方は分かるな?」
「はい」
足を舐めるよりかは遥かにマシだった。
指示された場所に舌を這わす。
「もう一つあるんだぞ、そっちも指で弄るんだ。それと舐めるだけじゃなくて時々吸ったりするんだ」
昨日の記憶を探りながら指示を実行する。
自分がどのような快楽を押し付けられていたのと同じ事をしていると変な気持ちになってきた。
「まだまだ上手いとは言えないが、拙さも売りにはなるだろう。次はコイツを舐めるんだ」
そう言って私の手を取って天井を向く肉棒を握らせる。
「最初に言っておくが口に出したら全部飲むんだ。吐き出したら最初からやり直しだからな」
「…かしこまりました」
精液なんて唾液以上に飲みたくないけど、何回もやらされるぐらいなら一回で済ませた方が良いだろう。
如何わしい映像で見せられたようにイカ臭い性器に唾液を垂らす。
まずは滑りを良くする為に唾液を垂らしては根元まで塗していき、両手で包んで上下に動かす。
「痛くはございませんでしょうか?」
「悪くは無い。だが両手は別々に動かすんだ。右手はここの括れを、左手はタマを触るんだ」
言われたところを触る。括れた部分は張りがあるという感じだけど、タマの方はグニャッとして只々気持ち悪い。
「男が快楽を感じる部分はここに集中はしているからな、早く習得するんだ」
言われた通りにしていると先端から透明な液体が溢れ出してきた。
「これは何でございましょう?」
「君の愛液と同じだよ。それを満遍なく塗りたくるんだ」
よりイカ臭さを濃縮したような液体を全体に塗していく。
「それぐらいで良いぞ。そろそろフェラをしてもらおうか」
それは口に入れろという命令に他ならない。
観念して咥えると顎が外れるかと思うぐらいに太く、長い。
「昨日はマンコでも受け入れられたんだ。口に含むぐらい大した事ないだろう」
そうは言うもののウチの口では小さくて収まりきらず、喉に当たるたびに咽せそうになる。
それに何より気になったのは匂いだった。
口に咥えた分、より強烈に刺激が襲ってくる。
「ほら、さっきのキスみたいに舌を絡めるんだ」
頬を遠慮無しにペシペシと叩かれる。
(やればいいんでしょ、やれば!)
心中では反抗心を抱きながら舌を絡めるがそれはより体温を高く、激しく脈打っている。
「まだまだ拙いな。絡めながらも口から出し入れするんだよ」
頭を掴まれて強引に出し入れを繰り返して喉を突いてくる。
こんな事をされては呼吸も出来ないし、技術の習得も何も無い。
只管に嘔吐しそうになるのを耐えるしかなかった。
「分かったか?フェラはこのぐらい濃厚にやるんだ」
「申し訳ありません。すぐに覚えるようにいたします」
強引にされるよりはマシだと思い、舌を絡ませながら口から出し入れを行うけど顎や首が疲労するのが早い。
(早く射精させないと…)
瀧沢の乳首やタマにも手を伸ばしてくすぐる様に刺激すると悦んでいるような反応を示す。
「良いぞ、飲み込みが早いじゃないか。おい、恭太も混ざれ」
「いいんすか?オヤジの相手するだけで大変そうなんすけど」
そう言いつつも恭太はスラックスと下着を脱いで性器を露わにする。
「何だかんだでいい女を捕まえたからな。褒美だよ」
「あざっす」
「ほら、恭太にも奉仕するんだ」
瀧沢と恭太2人のモノを交互にしゃぶったり、手で扱く事をさせられる。
(1人相手にするだけだったらすぐ終わらせられるかもしれないのに…)
コツは何となく掴めてきた。
2人とも括れた部分を刺激すると反応が大きくなるのでそこを集中して触ったり舐めたりする。
「悪りぃな恭太、先に出させてもらうわ。キスしとくなら今のうちだぞ」
「俺は別にいいっすよ。盛大に出しちゃってくださいよ」
奉仕していた時間は瀧沢の方が長かったから射精するのも瀧沢が早いのだろう。
「口の中に出すからな。全部飲むんだ」
頭を押さえられて只々臭い体液が口内に溢れかえる。
(こんなの飲むなんて嘘だよね?でも、飲まないと終わらないって言ってたし…)
一度で済ませたくて口内に溢れる精液を必死で飲み込むけど食道に張り付いて素直に胃まで落ちていってくれない。
(イヤ、臭くて気持ち悪い…)
唾液や足の裏どころではない強烈な吐き気を必死に抑えて全て胃に流し込んだ。
「よし、口の中を見せてみろ」
言われるがまま口を開ける。
「ちゃんと飲んだようだな。恭太、お前も口に出すか?」
「それも良いんですけどね。俺は顔に掛けますわ」
「お前は相変わらずそれが好きだな」
「ほら、嬢ちゃん。俺のも咥えてくれよ」
顔に掛けると明言されたのに射精へと導かなければいけないのは癪だったけど、従わなかったらまたやらされるかもしれない。
咥え込みながらタマや乳首を刺激する。
「良いねぇ。しっかり身に付いてるじゃねえか」
瀧沢には劣るけど、それでも顎が外れるかと思わされる程には太いそれに奉仕して射精へと導く。
客を取るようになったら何人の精液を飲む事になるのだろうか?
「おし、俺もイくぞ。顔に掛けるから他所を向くんじゃねえぞ」
頭を掴まれて強引に喉を突かれて射精させるための道具扱いを受ける。
口から一気に引き抜かれたかと思うと白い粘液が飛び出してくるのが見えて反射的に目を瞑る。
その激しい勢いに髪の毛から顎まで全てが白く穢される。
(こんなの嫌…汚いし臭いだけだよ)
何度も脈打ちながら顔を穢していく精液は衰えを知らず、終わる頃には元の肌色を残している部分は全くなかった。
「ははっ、顔面が真っ白だ。これだから顔射は辞められねえ」
「相変わらずだな、お前は。飲ませた方が征服感を満たせると言うのに」
「掛けた分を飲ませればいいんすよ。嬢ちゃん、掛けた分は全部飲むんだ。ちゃんとやらないともう一回するぞ」
「…承知しております」
瀧沢とはまた違った風味の精液を指で掬っては口に運ぶ。
口に出されたのをそのまま飲む方がマシだったかもしれない。
「さて、綺麗になったところで次は連続挿入といこうか。1人で大人数を相手にする事もあるかもしれないからな」
ベッドにうつ伏せに押し倒されてお尻を強引に持ち上げられる。
「2回目でもうバックっすか。相変わらず容赦ないっすね」
「いろんな体位を楽しませてやろうって優しさだ。月咲くんだって嬉しいだろう?」
(どこまでウチを馬鹿にするの!?)
本心ではそう思っていても口にする訳にはいかなかった。
「…はい、興味がございます」
「ほら、こう言ってるじゃないか。ああ、でも濡れ方が足りないみたいだな」
瀧沢が不躾に性器を指で割って確かめてくる。
「い、痛い」
「もう挿れても良いのかな?それとも濡らしてからの方が良いのかな?」
(…痛いよりは濡れてた方が良いよね)
「濡らしてからにしてくださいまし…」
自分から濡らしてほしいなんて言うのは恥ずかしいけど痛くされるよりはマシだと思った。
舌が性器の上を這いずり回る。
ナメクジを連想するようなその動きが気持ち悪くて鳥肌が立つ。
「シャワーは浴びていないようだな。オシッコに匂いが残ってるぞ」
「その方がお喜びになるかと思いまして、シャワーは許可しませんでした」
「さすが恵は私の好みをよく分かっている」
浄める事を赦されなかった場所の匂いや味を事細かに言われるのは悔しいが耐えるしかない。
それに痛みを少なくしてこの男たちのモノを受け入れるには快楽に身を委ねる必要もあるのだ。
「やはりまだクリトリスでしか感じないようだ。Gスポットの開発は今後の課題だな。どうだね、月咲くん。もう挿れられそうかな?」
クリトリスへの執拗な愛撫によって濡れている実感を得ていた。
「はい…大丈夫にございます」
「それでは楽しませてもらうとしよう」
当然のようにコンドームを着ける事もなく膣の中に入ってくる。
濡れているとはいえ押し広げられる痛みが全て無くなったりはしなかった。
「まだ2回目だからな、締め付け具合は中々のものだ。月咲くんも私ほどのモノでないと満足出来ないようになってしまうかもしれんな」
一方的な挿入によってお尻と瀧沢のお腹が激しくぶつかる音がする。
自分で動かなくていいのは楽だけど、愛が介在しない動物のような交尾を連想してしまい早く終わる事だけを願って身を委ねる。
「反応が無くて面白くないな。今度は自分でクリトリスを弄るんだ」
耳元で命令をされると思わずゾクっとする。
「…はい」
顔を布団に埋めたまま右手をクリトリスへと持っていく。
(こんな男を悦ばせる為だけにオナニーをさせられるなんて…)
それでも一時でも快楽に逃げることが出来れば犯されている現実から逃げる事が出来る。
その一心で自らを慰める。
「やはり良い眺めだ。さて時間はたくさんあるんだ、2発目と行こう」
そう言って瀧沢は2日連続での膣内射精をしてきた。
執拗に膣の中で暴れ回るそれによって白く穢されていく。
引き抜くと同時に精液が逆流して、どのぐらいの量が出されたのかをまざまざと突きつけられる。
「次は恭太の番だ、好きに使うと良い」
「えっ、ちょっと休ませて…」
ウチの言葉に貸す耳など無いと言うように再び後ろから挿れられてしまった。
「オヤジのが入っていたのにギュウギュウに締め付けてきますわ。貧相な身体の割に中々の名器っすね」
「だろう?これならあと5回は出せそうだ」
「間違いないっすね。売りをさせたらすぐに人気が出ますぜ」
「今のうちに楽しんでおけ。人気商品になったら抱く時間も無くなるだろうからな」
下世話な話をしながら乱暴に突き続けてくる。
「こりゃ回数で勝負だな。2人目の中出しの相手に選ばれるなんてツイテるぜ」
「えっ?ちょっ、ちょっと待ってくださいまし!」
2人の精液を身に受けると聞いて焦ってしまう。
(もし、ピルの効果が切れていたら?もし妊娠してしまったら誰の子なの?)
嫌な想像が無数に浮かんでくる。
「いや、待たないね。ちゃんと受け入れるんだ」
奥に突き立てて容赦なく精液を注いでくる。
引き抜かれたところでうつ伏せに突っ伏したけれど、2人は容赦が無かった。
正常位とかいう体位にさせられて瀧沢が再び入り込んできて、恭太を相手にフェラをさせられる。
中に出されては口で清めて精液を飲まされる。
延々とそれを繰り返して2人が満足するまで相手を務めさせられた。
「気絶もせずに耐え切ったのは驚きだ。これなら相手が何人いても大丈夫だろう。明日は特別に休みにしてやろう」
「オヤジも優しいっすね」
「大事な商品だ。あれだけやっても締まりがキツいままなのは驚いたよ」
「この後は飲みにいくんすよね?」
「当たり前だ。最初の客選びもしたいところだしな。恵、その子のケアは任せるぞ」
「はい、お任せください」
3人が話している事を私は自分の事のように認識する事が出来ないでいた。