高度育成高等学校。
国が運営する特殊なこの学校には幾つかの変わったルールが存在する。
その一つが家族を含めた敷地外にいる人間との接触、連絡の禁止だ。このルールのために入学する生徒は例外なく寮へと移り住み、一人暮らしを三年間強制されるのである。
無論、強制というだけあって光熱費や家賃は学校側が負担するし、部屋の広さも一人で暮らす分には充分の大きさになっており、家事の手間を除けばそこまで苦に感じるようなことではない。
多感な時期にいる学生のプライベートに配慮しているのか防音、耐震もしっかりとしてあって生徒が起こすかもしれない隣人トラブルにも対策が根本的なところから施してある。
多少暴れても隣には響かない密室性。
キーカード方式による鍵の簡略化と防犯。
数人は入れる程度の丁度いい部屋の広さ。
うだうだ長ったらしく語ったが、要するに。
「あっ、あぁぁっ……んはぁぁぁっ!」
女を連れ込むには持ってこいってことだ。
青いロングヘアーを乱してベッドに伏す女生徒、長谷部波瑠加の張りのいい尻肉を鷲掴みしながら躊躇いなく腰を打ちつけ、緩急をつけた抽送で膣肉を味わう。
つい先日まできつく閉じきっていた秘所は男の逸物を完全に受け入れていて、まるで長年使い込んだように馴染み心地好い快楽で射精を促してくる。
膣肉を抉り、子宮を貫いてやれば柔らかく締まり、愉悦を示す愛液は熱によらない熱さと共に結合部から溢れでた。跡がくっきりと残るほどに強く握り込まれた桃尻は抵抗らしい抵抗を見せず、肌が波打つ度に快楽でぶるりと震える。
うむ、良い身体とは思っていたが中の方も極上の一言だな。目をつけておいて正解だった。
「あっ、あぐっ!あふぁああっ!ひぃぃんっっ!?まってっ、いまっ、いって、いってんはぁぁぁっ!!」
「なんだもう限界か?一人でイってないでこっちも気持ちよくしてくれよ。ほら」
「いひぃぃんっっ!?」
肉襞の締めつけで彼女がイってるのは分かっているが、俺のことを忘れるのは頂けない。セックスはお互いに気持ち良くなるからいいんだ。一人遊びとは違うのだから。
「ひぐっ!はっ、はへぁ、あぁぁっ!ぁうぅんっ!ひいぃぃっ!」
「あー、そろそろ出そうだ。合わせて、波瑠加」
「はへっ、むりっ、むりむりっ、わらひもうおかひくなるっ……!」
波瑠加は顔をベッドに伏しながらふるふる頭を横に振る。しかし、肉襞の締めつけは増すばかりで、桃尻をこちらに合わせて引いては押しつけている。乗り乗りじゃねえか。正直な女は好きだぞー。
「ほら、出すぞ。子宮にたっぷり注いでやるからな」
「いぅぅぅっっ!!はあぅぅぅぅっっ!!」
声と同じくらい蕩けきった膣肉を堪能しながら彼女の嬌声と肌のぶつかる音をBGMに、止めの一撃を叩きつけると下半身に込み上げてきた獣欲を解放した。
「いっ!?いくっ、いっ、いっ、いぁぁあああぁぁぁああっっ!?」
柔肌に指が食い込むくらい握りしめた桃尻に腰をぴったりと押しつけ、逃がさないように引き寄せながらたっぷりと注いでいく。
子宮口に濃厚な口づけをした肉棒が肉襞に心地良く締めつけられながらどくん、どくん、と脈動し、白濁液で子宮と膣内を満たしていった。
「あっ、かはっ……あつ、おなか、あついぃ……あ、あぁぁっ……」
射精の勢いが弱まると波瑠加はへなへなと全身を脱力させ、突っ伏したまま両手をばんざいのように投げ出した。ちらりと顔を見れば垂れ目の目尻には涙が浮かんでいて、その瞳は牝の愉悦に蕩けきっている。快楽のあまりに半開きになった唇からは、可愛いらしい舌が垂れていた。
……天然でこれか、魔性の女だな。
「波瑠加、よく頑張った、なっ」
「あふぁあっ!?」
尻肉を撫でながら不意に貫くと波瑠加は聴き心地のいい声で鳴いた。
「……人の髪で何してるの?」
「三つ編みに編んでやろうと思って。あ、動くなよ」
「命と同じくらい大切な髪の毛許可もなしに弄んないでよ」
「ふ、一日にいくつの命が死んでるんだろうな」
「いくら″かーくん″でもはっ倒すよ?」
なすがままに弄られている波瑠加が半分だけ振り向き、怒気を滲ませた視線を向けてきた。しかし、整った女の子の顔なんてのは、どんな表情になっても可愛いらしいだけである。特に左目の下にある泣黒子の色っぽくてとてもいい。
ちなみに″かーくん″というのは彼女がつけた俺のあだ名だ。柊要の要を呼びやすくしたつもりらしい。
「はぁ……可愛くしてよね」
「いつもの揺るふわも充分可愛いぞ?普段からそうなんだから、可愛くならないはずないだろ」
「……女誑し」
「他の男にいく前に誑かせてよかったよ。波瑠加は一回喋ると魅力が伝わりやすいからな」
「はいはいありがとー。そんな歯の浮く台詞よく言えるよ」
「事実を口にするのに抵抗なんか有るわけがない。まぁ、照れてるのが可愛いから苛めたくなるのは許してくれ」
ちまちまと編んでいると彼女から返答がなくなったため、手元から顔を上げて見れば少しだけ見える頬が紅くなっており、その熱は耳にも伝播していた。ははは、初心な奴め。こういうのは先に口を閉じた方が負けなのだ。
「よし出来た。波瑠加、こっち向いて」
「もう……」
ボリューミーな青い髪は二つの三つ編みに変化して左右に垂らされている。垂れ目で顔のパーツが小さい波瑠加はロングだと不良っぽさがあるのに対し、今の三つ編みは委員長のような優等生らしさがあった。
別人と言うほどではないが、受ける印象は全く違うな。丸眼鏡でもすれば何人が騙せるんじゃなかろうか。我ながらいい出来だ。
「良い。すごく良い。図書室で写真取りたいくらいだ」
「それって褒めてる?」
「褒めてるよ。足りないなら他にも全然言えるぞ?垂れ目と優等生っぽさが少し自信無さげに見えて可愛いし、背筋を伸ばしたら逆に自信持ってそうな格好よさも見えるよな。しかも三つ編みと泣き黒子がマッチしてて──」
「いいっ、いいからっ、もう伝わったからっ!……なんで私の方が恥ずかしくなってんの?──撮んないでっ」
残念、これは録画だ。俺の方に向いてもらった時から既に回してて、一から十まで記録済みである。超可愛いよ波瑠加。って、あ。
「っていうか録画じゃんこれ!写真はいいけど録画はダメだから……!」
「えー。めっちゃ可愛いのに?」
「そういう問題じゃないから!」
そんな殺生な。俺の願いも虚しく帰ってきた携帯に痕跡は残っておらず、可愛い波瑠加の記録は電子の藻屑と化していた。少しばかり残念だが消えたものは仕方ない、脳内フォルダに記憶するに留めておくか。あの慌て様を見れただけでも儲けものである。
「……ねぇ」
「ん?」
暴れてから少し落ち着いて、撮った数枚の三つ編み波瑠加を眺めていると、ほんのりと湿度の纏った声を拾う。彼女に目を向ければ、三角に立てた膝を抱き抱えるように腕を回しており、その膝の上に頭を乗せて俺に瞳を飛ばしていた。頬にうっすらと赤みを浮かばせながら。
「折角だからさ……一回、しとく……?」
三つ編みを弄りながら羞恥を織り交ぜた牝のお誘いに胸がざわめいた。
「お前、後悔すんなよ」
そんなこと言われて断れるほど人間できてねえよ。勿論、我慢もできるわけない。
「っ……あ、その、やっぱり手加減とか……」
「ははは、無理」
「だよねー……」
掴まれた手首を不安そうに見やりながら言ってきた波瑠加の希望を乾いた作り笑いで一蹴すると、彼女も諦めたように笑みを作る。
波瑠加は本能的な圧力を感じ取っているのか不安に唇が震えている。しかし、その瞳はどうしようもない期待に濡れていた。
牝の方から誘惑するとどうなるか、その肢体に叩き込んでやろう。