「ねぇ、柊がこの前作ってくれたシフォンケーキ。レシピってどこのやつなの」
「あれはどこのっていうより、色んなとこのを俺の好みに合わせたやつだからこれってのはないかもな。なんだ、ハマったのか?」
「それもあるけど、料理くらいあんたより下手とか嫌だから少し練習したいだけ。っていうかあれ、レシピからあんたの自作だったの?」
「俺は結構甘党なんだ。好みに寄せると雑誌のレシピ通りにはならんことが多いぞ。しかしそうだな、参考にしてるレシピ本とあれの作り方、両方教えておこうか?」
「お願い。その内食わせるから、食べれるように間食は控えめてしておいてよね」
「甘いものは別腹っていうだろ?人が作ってくれた物に文句なんて言わねえよ。櫛田が作ってくれるなら尚更な」
「うっさい、場所考えて言ってよ」
呆れたような声色をこぼして自分の席に向かう櫛田を眺めて、未だに感じるクラスメイトの視線を流しながら定位置になっている自席に腰を降ろした。
櫛田を部屋に入れた日から3日が経った教室。櫛田がぶちまけた秘密の所為でクラス内は変わらずギクシャクとした雰囲気と奇異の視線に満ちていて、ほとんどの人間が今までの距離感を掴めずにいるようだった。対して元凶である櫛田と俺は普段通りの過ごし方をしており、その対比が滑稽さを割り増しにしている。
「かーくんぐらいだと思うけど、そんな普通に過ごせてるの」
「波瑠加だっていうほど気にしてないだろ?」
「私のこと過大評価してない?いっとくけどきょーちゃんに思うところがないわけじゃないからね」
「分かってる。それでもちゃんと挨拶したり、櫛田との距離感を測ってるあたり波瑠加は良い奴だよ」
慣れた人の気配に振り向けばジト目をした波瑠加がそばに寄ってきて、櫛田の方を見ながら口を尖らせている。確かにあれだけ暴れた人間がなんの罰もなしに登校してきて、さらに近づき難い性格に変わっているのだからその言い分は尤もである。それを許している訳でないが受け入れている波瑠加は、少なくとも他の奴らよりも立派だと言えよう。
机の上に乗る青い髪を指先で挟んで穏やかな声をかければ、波瑠加はついっと顔を逸らした。
「そういうことじゃなくて……別にきょーちゃんの性格とかは慣れていけばいいんだけどさ、あれのおかげでかーくんを一人占めできてるのがあんまりいい気分しないだけ。学校でしかお喋りできないし……」
不機嫌になっている理由が櫛田の厚かましさではなく、嫉妬によるヤキモチだと口にした波瑠加の表情が可愛いらしく、それでいて言葉にしてくれたのが嬉しくて喉が堪えるように鳴ってしまう。あまり嬉しいことを言わないでほしい、目移りしてしまうじゃないか。
「くくく、そうか。我慢させて悪いな。お礼と詫びに今度何か作らせてくれ。折角なら一緒に作ってみるか?」
「うん……私あれがいい。チョコたっぷりのスポンジケーキ。かーくんが作ってくれるやつで私の好みにバッチリなんだよね」
素直に謝って時間を作ることを約束すると喜びを隠すように小さく頷いた波瑠加が、唇を綻ばせて毛先を弄ぶ俺の手に自身のを重ねてくる。取り敢えず機嫌を直した様子の波瑠加と駄弁りながら、普段と変わらない学校を過ごしていった。
「ちょっと待って、私も入る」
鍵を開けて部屋に入ろうとしていると横から櫛田の声が飛び込んできた。入り口を開けたままそちらに視線をやれば制服姿の彼女が近いてきている。うん?制服のまま?
「今日はそのままでいいのか?いつも着替えてきてただろ」
「別に。いいから、早く中に入れて」
見せるようになった素の態度を考えても素っ気なさを感じる声色だが、俺を見る瞳は暗く強い灯りを宿していた。その瞳を見て素っ気なさの理由を察し、思わず口元を緩ませながら二人で部屋に入り玄関を閉める。
がちゃりと扉の閉まる音が響いた瞬間、振り向いた櫛田に唇を塞がれた。
「んんっ、ちゅ、んふっ、ちゅるるる、れろ、ちゅるるるるるっ……」
口の中に小さな舌を捩じ込まれて、あっという間に侵食されていく。舌を絡め取られて唾液を啜られ、口腔に触れてないところを失くすように彼女の舌が這い回っていく。身勝手に俺の口を貪る櫛田の瞳は暗く、しかし爛々と輝いていて舌使いの大胆さはその熱量を発散するかのようだった。
櫛田の熱い唇と舌の抱擁を受け止めて、此方からも応じながらしばらく好きにさせてやる。
「んぷはぁぁぁっ……はぁぁぁっ……」
満足したのか、それとも息が続かなかったのか櫛田が唇を離していくものの、動き回っていた舌は唾液の糸を引きながら垂らされたままで、纏う唾液を見せつけるように唇を開いて荒い呼吸を繰り返している。
「はぁぁぁ……んむっ……んんっ、ちゅりゅ」
もう一度唇を重ねられて今度は顔と唇だけでなく身体をも押しつけてきた。両腕を首に引っ掛けるようにして密着し、脚が肉付きのいい太腿に挟まれてズボンとショーツを介した秘部の温度が伝わってくる。
温もりを通じ合わせるような粘膜の逢引と全身を使った抱擁を玄関の前でたっぷりと味わっていく。
「んふぅ、はふ、はぅん、ちゅぴ、ちゅりゅりゅ、んっふ、んふぅぅんっ……」
落ち着きを見せ始めた櫛田から攻め手を奪うように彼女の舌を頬張り交わらせて、口の中で啜りあげる。俺の方から動きを見せるだけで櫛田の瞳も表情も蕩けだし、こぼれる吐息と共に身体から力を抜いていっていた。
「ぷはっ、はーっ……はーっ……」
唇を離すと呼吸すらも忘れて夢中になっていたのか、荒い息づかいを何度も繰り返している。そして息が整わないまま首に吸い付いてきて、さらに噛んで歯を立ててきた。
「ムカつくっ……分かってたけどっ、やっぱりムカつくっ……!あぐっ、はぐっ、むぐっ」
収まらない感情をぶつけるように噛みついてくる櫛田を宥めるわけでもなく、受け止めるように抱き締めて自由にやらせてやった。彼女もまた嫉妬しているのだ。自身と繋がろうとしている男が、目の前で他の女の子とデートの約束をしていたのだから当然と言えば当然である。制服のままだったのも、その手間を惜しむくらい独占欲と嫉妬心の発露を求めていたからだろう。
感情を剥き出しにするのは良い傾向だ。我慢することが気遣いなのか耐えることなのか、曖昧になりがちな境界線は彼女にしか分からないし伝えてくれないと此方も対応できない。
「ちゃんと言えて偉いぞ。口にしてくれたら俺もちゃんと考えてやれるからな」
「うっさい。ほんとにさいってい、目の前であんなイチャイチャしてっ……」
がりっ、と歯形がつきそうなほどの力で噛んでくる櫛田を受け止め、艶の戻った綺麗な亜麻色の髪に口づけを落とす。首や肩に鋭い痛みを感じながら片手を彼女の背中に回し、もう片方を桃尻へと滑らせる。
「んんっ、やぁっ、こらっ……んむっ」
スカートの上から優しく撫で少しばかり堪能したら手のひらで揉みしだいていく。マーキング染みた行為を止められるのが不服なのか櫛田が抵抗してくるものの、瞳は喜色に輝いて寄せられた唇を喜んで受け入れた。
「はぅんっ、んっく、むふっ、ちゅぴ、んんぁ、あんっ、はうぅんっ……」
二つの生地を通しても分かる桃尻の柔らかさを存分に楽しんでいく。外から内へと寄せるように手を動かせば腕の中にある肢体が快楽で震え、彼女の唇から甘い吐息がこぼれていく。ショーツの下にある秘部は熱と水気が増していて、櫛田の方から身体を揺らして快感を求めていた。
片手では満足できなくなって、背中に添えていた手も持ってきてスカートの中に差し込み、ショーツと一緒に指を沈めた。
「んはぁぁぁっ……あうぅんっ、はっあぁ、んんんっ!ひうぅっ、んっふぅっ……!」
肉丘を餅をこねるように握りこみ、揉みしだいて櫛田の悶える姿を眺める。スカートに皺ができ、柔肌に指が食い込むと肢体がひくひくと震えて押しつけられた秘部が擦られており、櫛田の瞳がとろとろに溶けた。
「あっ、はぁっ、柊の手っ、すごぃ……ひあぁんっ、んぁぁぁんっ……」
桃尻を揉みしだいて秘部を擦るほど肢体の震えがおおきくなり、少しずつ抜けていた力が完全になくなっているのか俺に縋るように全身を密着させている。制服の上からでも分かるくらい櫛田の体温は高く、首にかかる吐息は湿っぽい。
櫛田を動かしていた暗い感情は快楽に押し流されてしまったみたいで、今はもう肌の温もりを楽しむ甘い嬌声をこぼしていた。
「櫛田、そろそろ奥行くか」
「ううんっ……わかった……」
流石に玄関の前で盛るわけにはいかないので充分に堪能したら、脱力しながら身体を震わせる彼女に提案した。彼女を支えてやり二人でベッドの上に腰を降ろして、制服のボタンを外したら下のシャツも緩めて豊満な果実へと手を伸ばす。
「んあぁんっ、そんな急にっ、ひくっ、んくぅっ……」
「お返しだ、自分だけされないなんて思ってないだろ?」
半分ほど開いたシャツから黄色の下着が現れ、覆われた柔肉を優しくも身勝手に揉んでいった。片手は腰を抱くように櫛田を固定して、下乳を持ち上げるようにしながら体温と柔らかさを堪能し、さらに首に顔を寄せて柔肌へ吸い付く。
「んはぁっ、あうぅ、んんっ、んくぅっ……はぁっ、ひうぅんっ」
指と手のひらを動かせば動かすほど櫛田の声は糖度を増していて快感で肢体を震わせた。肌に口づけを送る俺の頭に添えられた小さな手は喜びを示すようにさわさわと撫でており、時折火照る身体の方にぎゅっと抱き締めてくる。
まだ触り合って4日目だというのに、彼女の感度は驚くくらい良くなっていて下着の上からでも充分過ぎる反応をしてくれる。
「ん、今日は前の方か」
「なんで、んん、わざわざいうのよっ……っ」
「その反応が可愛いからだ。言われたくないなら我慢するしかないな」
口づけをしながら視線を下に向けると普段は後ろにあるホックが見えて、外しやすいタイプを選んでくれたのだろうと意地悪っぽく敢えて口にする。身体を震わせて嬌声を堪える彼女の反応が可愛いらしく、穏やかにからかいながらフロントのホックを外した。
見慣れた乳房と乳頭は櫛田桔梗というスパイスが加わるだけで、全く異なる魅力を放っていて目が惹き寄せられる。考えるまでもなく自然と顔を下げ衝動に従って乳頭を口に含んだ。
「あむ」
「ひあぁぁっ!?」
櫛田の嬌声を耳にしながら既に固くなっている乳頭を味わっていく。唇で挟み、舌で転がしつついて、吸い上げた。指も休まず動かして柔肉を揉みしだき、彼女しか持たない母性の象徴の虜になる。
「あっんんっ!んふぅんっ!んんっ、んふぅぅっ!!」
微かに感じる甘味と心地いい体温と極上の柔らかさを堪能していけば、頭上の嬌声がくぐもったものに変わった。堪えられないと思った櫛田が声を押さえているのだが、可愛いらしい嬌声がなくなってしまうのは少しばかり残念だ。
満足するまで続けたらぷっくりと実る蕾を解放する。
「んはぁっ、はぁ……はぁ……っ」
快楽で息づかいを荒くする櫛田は頬を上気させていて、吐き出される吐息には愉悦が滲んでいた。そんな彼女に優しく口づけを落として緩やかに告げる。
「次は声を隠したらだめだぞ、ちゃんと聞かせるんだ」
「っ……へんたぃ……んはあぁぁっ!?」
強がって反論してくる櫛田を微笑ましく思いながら反対の方にしゃぶりつき、さらに先ほどまで味わっていた乳頭を指で擦りあげた。片腕の中で跳ねる肢体を逃がさないように固定し、二つの果実を執拗に嬲っていく。
「ひぐうぅっ!?あひっ、はひぃっ!?いひぃぃんっ!あっくっ!うくぅぅぅっっ……!!いぅぅぅぅっっ……!!はぁぁぁんっっ!!」
柔肉とその蕾に夢中になっているというのに、彼女の嬌声はどんな顔をしているのかを想像させるには充分の愉悦に満ちていて、もっと耳朶に響かせたくなる。
舌で舐め転がし、唇でついばんで、指では親指と中指で摘まみながら人差し指で先端を擦って弾く。たまに強く摘まんで吸い上げてみると、電気を流されたように肢体が弾けて快楽の強さを物語っていた。
「ひあぁっ!うぁ、やっ、わたしもうっ……はひぃぃんっ!」
高まる体温と途切れ途切れになる嬌声に絶頂が近いことが分かって、彼女もそれを伝えるように腕を撫でて頭を抱え込んできた。抵抗どころか″もっと″というような櫛田の仕草に応えて快楽の頂点に導いていく。
「ひくっ!いっ、いっくっ、いくぅ~~~~~~っっ!!」
びくびくびく、と肢体が激しく痙攣して可愛いらしい嬌声が響きわたる。絶頂によって強張る身体は発熱したように熱く、波打つ柔肌は全身に昇る快楽を享受していた。
小刻みに震える肢体に合わせて愛撫を続けてじっくりと余韻に浸らせてやる。
「はっ、へぁぁぁっ……んはぁぁぁ……っ」
絶頂が過ぎさりくたりと脱力した櫛田は満足げな吐息を隠さず、実感するように何度も繰り返していた。彼女はもう快楽を与えられることも、性感帯を触れられて達することも受け入れていて、それに悦びを得ていることも隠していない。
人肌に触れて来なかった反動なのか、本人が思っている以上に心を開いているのかは判別がつかないが、俺としては嬉しい限りだ。
「はぁぁぁ……とばしすぎ、ばかぁ……」
「櫛田の声がすげえ可愛いくて止まれなかったんだ、悪かったよ」
快楽で蕩けた瞳で抗議をしてくる櫛田を撫でてやると心地よさそうに眼を細め、可愛いらしく唇を突き出してきたため顔を寄せて応える。
「んふぅ、ちゅくりゅ、ちゅりゅりゅ、はふぅんっ、んっふぅ……」
重なった唇に食べてくれと言わんばかりに差し込まれた舌を頬張って啜りあげると、櫛田の表情がうっとりとしたものに変わり、混ざる酸素が甘い温さに変化した。
粘膜を丹念に味わいながら小さな手を引いて股間に触れさせると、布地を破ってしまいそうなほどテントを張った肉棒に櫛田はなんの抵抗もなく触れて、細い指がズボン越しに撫でてきた。
「んむぅっ……ひいらぎのも、気持ちよくしてあげたい……」
すりすりと優しく扱いてくる彼女は男の逸物に触れることさえ躊躇いがなく、艶やかな弧を描く唇が色っぽい。
一瞬だけどうしてもらおうかと思案し、思いついたことをそのまま口にする。
「櫛田、手を使わずに口で開けるんだ。出来るか?」
「……ん、分かった」
俺が何を言ってるのか理解した彼女はこくりと頷いて、床に降りると脚の間に座り込む。女の子座りになって太腿に手を添えるとゆっくりと肉棒に顔を近づけ、ジッパーを口に挟んだ。そして、こちらを上目遣いでみながら鈍い音を立てながら降ろしていく。
「んん……ん、ひゃっ」
″じぃっ″とチャックの音が鳴り一番下まで降ろされると、窮屈な場所から解放された肉棒が勢いよく飛びでてしまい、欲望の塊に彼女が可愛いらしい悲鳴をあげた。
「うぁ、すっご……日に日に、大きくなってる気がするんだけど……」
「そんな器用なことできねえよ。でも、櫛田がエロくて可愛いからそうなってるかもな」
見上げながら呆然と呟く彼女に思わず口元を弛めた。理性を保てるとはいえ流石に肉棒の大きさを左右できるほどではない。興奮したらガチガチになる、本当にそれだけであり、俺がどれだけ櫛田に惹かれているかの証明なのだ。
瞳に色香を宿す彼女を優しく撫でて楽な姿勢を取る。
「いつも通り、櫛田の好きにして。無理はしなくていいから」
とろんとした表情の櫛田からの返答はなく数秒の沈黙がおりるが、催促して焦らせるようなことはしない。彼女がしたいことをさせるのがずっと興奮するのだから。
やがて、頬を紅潮させた彼女が肉棒に顔を近づけてくる。
「ちゅ……ちゅぴ、ちゅぴ、ちゅくくく、ちるるる……んっ、ちゅく、ちろ、ちろちろ……」
根元に顔をうずめて竿に左手を添えながら舌を這わせ、唇で啄むように吸い付いてきた。裏筋を重点的に舐められ、肉棒を挟むように柔らかな唇に吸いつかれて、添えられた手が愛おしそうに撫でてくるのがひどく興奮する。
櫛田は肉棒がぴくりと反応する度に熱に浮かされた瞳で″ここがいいの?″と伺ってきて、その視線に頭を撫でて答えてやると健気に同じところを愛撫してくる。心地いい快楽に鈴口から先走りが滲むと、人差し指の腹で先端をくちくちと擦ってきてさらに白濁液が溢れていく。
「んふあぁぁ……ちゅ、ちゅ」
唾液と先走り汁にまみれた肉棒から唇を離した櫛田が亀頭に口づけをしてきて、白濁液を舐めながらこちらを見やる瞳は妖しげな色に染まっている。
女としてのスイッチが入ったらしい彼女が見せつけるように口を大きく開き、
「あ──……ん」
亀頭を咥えるとゆっくり呑み込んでいった。櫛田の口の中は暖かく滑っていて、柔らかな唇と共に擦れる粘膜の感覚が堪らなく気持ちいい。肉棒を咥える櫛田の表情は既に牝そのもので、卑猥な光景に官能が高まってくる。
「んっ、んっふぅ、ちゅぷ、ちゅぷぷぷ、ちゅろちゅろ、んふぅっ、ちゅるるる、ちゅるるるっ、じゅるるるるっ」
「あぁ、すっげ……櫛田、めちゃくちゃ気持ちいいぞ」
ひりひりとした痺れる快感が下半身に走り、思わず天井を仰ぎながら亜麻色の髪を撫でる。俺の反応に気をよくしたのか、さらに深く呑み込みあっという間に喉奥に到達する。先端がこつこつと喉の奥に当たり、たまにきゅっと締めつけられて肉棒が段々と快楽に溶けていった。
「くぷ、くぷぷっ、ちゅっ、ちゅくりゅっ、れろれろ……んくっ、んっふぅ、ぢゅぷぷぷ、じゅるるるるっ……れろれろ、じゅるるるるっ……」
まだ三回目だというのに肉棒を櫛田はひどく美味しいそうに舐めしゃぶり、舌で味わって白濁液を啜りあげていく。竿を緩く挟んだ唇が心地よく前後に扱いて、亀頭が舌全体でくまなく舐め回され、こぼれる白濁液に気づくとちろりと舌先で掬い取られた。
表面上の動きは激しくないのに、口の中では本能に従う肉欲が動き回っていてそのギャップに獣欲が痛いくらい刺激される。
「うっ……は、やばい櫛田、そろそろイきそうだ」
「んふぅ……ちゅくくく、くぽくぽっ、ちゅぷぷぷ、ちゅっ、ぢゅっ、ぢゅるるるるっ、じゅるるるるっ」
下腹部に熱流が集まってきて限界が近いことを教えると、櫛田は艶やかに瞳を細めたままこくりと頷いた。そして肉棒の反応に合わせて口淫をゆっくりと激しくしていく。初めてしてもらった時から当たり前のように口の中で受け止めてくれる彼女に興奮と喜びを覚えながら、生暖かな柔らかさと粘膜の気持ちよさに包まれて絶頂の瞬間をまつ。
じんわりと競り上がる衝動に身を任せて、下半身に集中した熱量を解放した。
「んふぅっっ!んんっ、ごくっ、ごくんっ、んっふっ、ふぅぅっ……!ふっ、んくっ、こく、こく、こく、こく……」
口腔の中ほどで叩きつけられた白濁液を櫛田は眼を白黒とさせながらも受け止め、喉を何度も鳴らして飲み干していく。濃い精液を飲むことに苦戦しながら、綺麗な唇を離すことなく喉を動かしていて、艶やかな瞳はずっと俺を見つめていた。
「んく、こくんっ、むふぅぅっ……ちゅぴ、れろれろ、ちゅ、ちゅっ、ちゅるるる……んっ、こくん」
充分に射精を終えて脈動が収まると櫛田は残りを搾る取るように吸い付き、肉棒が最後の一滴を吐き出せば嬉しそうに瞳を細めて呑み込んでくれて、彼女の積極的で妖艶な姿に思わず見惚れてしまう。
「ぷは、はぁ、はぁぁぁ……」
少し口をもごもごと動かしていた櫛田が幸せそうに綺麗な唇をぱっくりと開いて見せてきて、舌を垂らして真っ赤に輝く口腔には唾液の柱が数本出来上がっている。
″全部飲んだよ″と健気に伝えてくる彼女に穏やかな笑みを作り、手を伸ばして頬に添えると親指を唇に引っ掛けるようにして優しく開いた。
「はへぁ……えぁ……?」
確かめる必要もないのにわざと口の中を覗き込むようにすれば、いつもの褒め言葉がないことに困り眉を作る彼女が舌を伸ばし奥まで見せつけてきて、さらに卑猥になった光景に悪戯心が満たされる。牝のスイッチが入った櫛田は素直な反応を見せてくれて、幼い表情が普段や淫行とのギャップでとても興奮する。
「よく全部飲めたな、偉いぞ」
「ん、んふっ、ちゅ……」
お決まりになったご褒美を上げると、とろんとした表情で櫛田が膝の上に乗り唇を重ねてくる。自然と甘えてくる彼女の腰に支えるように腕を添えてしばらく舌を交わらせて温もりを交換していく。
年相応な甘え方をしてくる櫛田を眺めて次はどうしようかと考える。どろどろに溶けあってもいいし、このままゆったりと過ごしてもいい。繋がる日のことを考慮すれば時間いっぱいまで肌で触れあうのが一番だが、そればかりになるのも味気ないな。
服を着ずに布団の中でずっと過ごすのもあり、か?
「柊……」
「どうした?」
聞き漏らしてしまいそうな小さな声に反応すると、ぽうっとした櫛田が俺を熱の籠った瞳で見つめていて、その手には服の裾が握られていた。何を言ってくれるだろうとわくわくして待っていれば、恥ずかしそうにしながらも唇が開く。
「抱き締めながらキスしたいの……はだかで、くっつきながらしたい……」
「勿論いいぞ」
彼女の可愛いらしく扇情的でもあるお願いを快諾し、手早く服を脱いで壁際に寄った。壁を背にして胡座を作り櫛田の方に眼を向けると丁度ショーツ一枚になっているところで、そのまま脱ぐ所を見ても勿体ない気がした。
「櫛田、そのままおいで」
「ん」
羞恥心がありながらも、期待の方が勝っているようでこくりと頷いてすり寄ってくる櫛田を目の前で座ろうとした辺りで制止し、俺の肩に手を乗せさせる。眼前で蠱惑的に弾む柔肉に指を沈めて優しく呼び掛けた。
「肩に置いたまま四つん這いになるんだ。キスしながらでいいから、ゆっくり従って」
「んむ」
従順に言うことを聞く櫛田に刺激される獣欲を抑えながら、乳肉を揉みしだく手ではない反対側の手を桃尻に伸ばした。腰の方からショーツに潜らせて、豊かな尻肉を堪能しつつ湿った下着をゆっくり降ろしていく。ショーツを脱がせる手はたまに秘部に食い込ませるように引っ張って、いやらしい粘液が擦れる音を響かせた。
「んふぅ、ふうぅんっ、ちゅぴ、ちゅっ、ちゅっ……」
焦れったい快楽に櫛田が眉を寄せながら肢体を震わせ、温い吐息をこぼした。焦らされていて、けれど心地いい快感が彼女の媚熱を高まらせていて、見つめ合う瞳が蕩けていく。
焦らしに焦らして、ようやくショーツを膝のところまで降ろし、自分で脱がせやすいところまでさげていく。それと同時に櫛田がへなへなと膝を折って俺の方に寄りかかってきた。
「ほんとに、せいかくわるすぎ……ぬがせるだけで、どんだけじらすのよぉ……」
「逆だよ。脱がせるだけだからわざと時間をかけるんだ。そうした方がドキドキするだろ?」
「ばか……もう力、入んなくなっちゃったじゃない」
「それだけ櫛田は喜んでるってことだな。素直に反応してくれて嬉しいぞ」
胡座の上にへたり込む櫛田が可愛いらしい抗議をしてきて、微笑みながら額を合わせると擽ったそうに、幸せそうに眼を細めた。ゆっくりと彼女を抱き寄せ、胸板で柔肉がひしゃげるほど強く抱き締める。
「はぁぁぁ……柊……ん、んふ、むふぅ……」
太腿に乗せた櫛田は首に、俺は背中に腕を回して肌の密着を高めあい、交わる唇の下でお互いの性器がいやらしく擦れて生まれる甘い快楽を分けあっていく。しだれかかる櫛田の表情はうっとりと蕩けていて、混ざりあう唾液を飲む度に喜悦の吐息を吐き出していて、俺をどうしようなく興奮させた。
この日は時間の許す限りずっと抱き締めあいながらキスをし続けていた。
櫛田を抱く土曜日まであと3日。彼女がどれだけ俺を魅了するのか、楽しみで仕方がない。