「はーっ……はーっ……っ、はぁ……っ」
顔面に撒き散らされた愛液を雑に拭って、荒い呼吸を繰り返す有栖に眼をむける。
投げ捨てるように両手を頭の横に置いて大胆に脚を開き、乱れた息づかいで天井を見上げる瞳は涙で潤んでいる。
快楽に振り回され取り繕う余裕すらない彼女の姿は、本能を刺激してくるほどに淫らで愛らしい。
その光景に口元が緩むのを自覚しながら、酸素を取り込もうと身体を上下させる有栖のほっそりとした腰を優しく掴むと朱い肉の割れ目に肉棒を添えた。
粘膜同士が触れた状態で腰を小さく揺すり呼吸が整うまで待っていると、物憂げな瞳が俺に向けられる。
「……手を」
その仕草がどれほど幼く子供っぼいか、紅潮する頬は自覚していた。だから、穏やかな笑みのままちゃんと手を繋いでやる。
俺のより遥かに小さい手を壊れないように何度も握りしめ温もりを伝えると、有栖の方からも指の抱擁が返ってくる。
熱の籠った瞳が絡まった手を見ていて、不意にすっと此方に向いて目が合う。それだけでもう言葉は不要だった。
「ふぁ、あっ……あぁぁっ……」
有栖の膣内は想像通り小さくきつい。けれど、その窮屈さが快感を生み出していると思うほどに熱く滑っていて、体格差を感じさせない自然な反応に心が昂る。
これだから、小さな女の子は堪らない。体格差があればあるほど、繋がった時の興奮と高揚が大きくなるのだから。
じっくりと時間をかけて有栖の中を進んでいくと、先端がこつりと何かに当たって一番奥まで入りこんだのを教えてくれた。
「んっ、はふ……奥まで、入ったんですか?」
「そうみたいだな。よしよし、頑張って偉いぞ有栖」
「もう、子供扱いして……ん」
覆い被さるように身体を倒して頭を撫でると、不服そうにしながらもご褒美を求めるように唇を可愛らしく突き出してくる。
素直なおねだりに焦らすようなことはせず応えてやれば彼女は幸せそうに眼を細めた。
「んふっ、ちゅ、ふぅっ、んんっ、ちゅるるる……」
完全に男の逸物を受け入れた蜜壺は絡まる舌と撫でられる頭に感応して心地よく締まり、こぷこぷと結合部から愛液を溢れさせている。
「ぷは。有栖、撫でられるの好きなのか?」
「少し、分からないです……んっ、擽ったくて、意識がふわふわ、はふっ、するような……んぅっ」
腰を動かさずとも頭を撫でているだけで有栖は瞳を蕩けさせ、白磁の肌をぴくぴくと震わせた。特別敏感だというわけでもないだろうが、快楽を得るには充分の感度なのだと華奢な身体と蜜壺は示している。
可愛らしく快感に困惑する有栖をもっと近くで見たくて額を合わせた。そのままゆっくりと腰を動かしていく。
「ん、ぁ、は、ふぅんんっ……あっ、あたま、ぞくぞくして、なんですか、はっ、これ……っ」
頭を撫でる手に集中してもらうために最小限に腰を揺すり、手を握りしめながら有栖を愛でる。粘液が緩慢に擦れる卑猥な音を響かせる結合部は冷めることを知らず、濃度の高い愛液で満ちている。
「かなめ、くん、これっ」
「気持ちいいか?」
「っ……」
額を合わせたままあくまで平然と有栖に聞くと羞恥心に眼を見開いて、視線を泳がせながらもこくりと頷いた。膣肉をきゅむきゅむと締めつけて。
その素直さを褒めるようにぐりぐりと子宮口を押し上げ、指の腹を肌に押し付けながらゆっくりと撫でる。
すると、
「ひぁぁぁぁぁっっ……!?」
有栖は白い喉を晒して鳴いた。明らかな嬌声をあげた彼女はすぐにはっとして俺を見やる。瞳に浮かぶのは戸惑いと愉悦。そして続きを求める牝としての期待だ。
「かなめくんっ、んむっ」
違う種類の快感に戸惑って抵抗しようとする有栖の唇を塞ぎ、強さを変えずに手と腰を動かしていく。彼女の身体と神経に快楽の味を徹底的に覚えさせる。
「んんっ!んっくっ!ふっ、んうぅぅっ!」
ゆったりとした動きながらも肉襞を抉り、角度を変えて突きあげ、頭を撫でるのと同時に子宮を押し上げて有栖の中を楽しむ。
酸素の薄さだけではない熱で頬を紅潮させる有栖の瞳は許容を越える快楽で潤んでいて、しかし逸らされない蕩けきった眼差しは肉悦に酔いしれていた。
「んんんっ!んふぅ、んっ……~~~~っっ!」
唇を重ねたまま有栖を愛で、肢体を嬲っていくと蜜壺が一際強くざわめいて収縮する。絶頂による狭い膣道がさらに窮屈に感じる締めつけはひたすらに気持ちいい。
快楽に振り回される様子を最後まで楽しんで唇を離した。
「ぷはぁっ、ぁ、かはっ、はっ、はっ」
よほど絶頂が強かったのか有栖は眼を虚ろにして天井を見上げ、必死に胸を上下に動かしている。少しやり過ぎたか?まぁ、有栖が可愛いから仕方ないな。
身体を倒して繋がったまま小休止を取ると、平静を取り戻したらしい有栖が眼を向けて訴えてきたため、何も言わず抱き締めた。
「手加減を、知らないんですか?」
「あまりにもいい顔で鳴くもんだから夢中になっちまった。可愛すぎる有栖が悪いな」
「言いがかりにも、ほどあります。もう少しマシな言い訳をしてください」
そうは言いつつも身体は正直なようで膣内を心地よく締めつけてきた。お互いの肩に顎を預けている姿勢のため顔を見ることはできないが、きっと想像通りの表情をしているのだろう。本当に可愛い奴だ。
「有栖、ちょっと体勢変えたい」
「……抜いてしまうんですか?」
急にしおらしくなった有栖の声色に思わずくらっときた。なんだなんだ、こういう時は甘えてくるタイプなのか?滅茶苦茶可愛いじゃねえか。
「いや、このままで動くから大丈夫だ。楽な体勢で長く楽しもうか」
「んぅ……しょうがないですね。今度はちゃんと手加減してくださいね?」
キスを一つ落として肯定の返事をするとしがみつくように回された四肢がほんのすこしだけ緩む。
あまり刺激しないようにゆっくりと身体を起こしてそのまま胡坐を作った。そして、有栖の両脇に手を差し込んで優しく持ち上げ、俺の方に寄りかかる姿勢にさせる。所謂、対面座位の体勢である。
「んっ……あ、ふかっ……っ」
股座に収まった有栖は自重により奥深くへと肉棒が沈む感覚に少しばかり息苦しそうな吐息を漏らすものの、蜜壺の変わらない熱はすぐに受け入れていく。
重心を預けさせるとほっそりとした四肢がきゅっと絡まってきて肩に顎を置いてきた。
「はぅ……ふっ……」
胸の中に有栖を収めてぴったりと重なった肌の温もりに浸りながらしばらくそのままでいた。温度の異なる肌が混じり溶け合う感覚は適温の湯船に浸かるようにひどく心地いい。
「……これ、すごくいいです」
「ゆったりやるには丁度いいだろ?もうちょっと引っ付いてもいいぞ」
「手慣れている感がムカつきますね。分かっていましたけど」
悪態をつきながらも有栖は密着を強くするようにひしりと抱き締めてきて、膣内をきゅむきゅむと気持ちよく収縮させた。
分かりやすいデレを揶揄ったりすることはせず、片手で頭をぽんぽんと撫でてやれば擽ったそうに身を捩った。
「有栖、動くぞ」
「……どうぞ。好きにしてください」
……不意にそういうこと言わないでほしい。また我慢ができなくなってしまう。それは有栖が慣れてからにしたい。
振り切れそうになった加虐心をぐっと抑えて、小ぶりな臀部に手を添えるとゆっくり揺すっていく。
「ふぁ、あ、んんっ、んっく、は、あっ……」
とん、とん、と小さな動きで最奥を突つけば耳元で熱っぽい声が囁くように耳朶を打つ。
再開した快楽を生む刺激に肉襞は敏感に反応していて、強い締めつけの中に柔らかい蠢きを加えながら応えてきた。
「はっ、あっ、あぁぁっ、かなめ、くんっ……」
「イっていいぞ、有栖」
脇から肩に引っかけられた腕が快楽に強張り、縋るように彼女が耳元で囁いてくる。小さな動きのままなるべく穏やかな声をかけると、膣肉の締めつけをそのままに有栖が自然と全身を脱力させた。
「はぅ、あくっ、ひっく、イっ……っっ!!」
びくりっ、と有栖の全身が強く跳ねて膣肉全体がきつく収縮する。絶頂の快楽を与えられた肢体は震えながらも安心しきったように不要な力みを捨てていて、俺という存在に身を委ねている。
気持ちのいい締めつけに下半身に限界が訪れそうになっているのを自覚しながら、ゆったりとしたペースで有栖を味っていく。
「ふぁっ、あっ、ひんっ、これっ、おくにきてっ……はひっ!!ひぁっ、はくっ、はっ、ぁ……んんんっっ!!」
声と身体の反応から有栖のどこが気持ちいいのか、どこが弱いのかを把握しながら俺も蕩ける蜜壺の締めつけを堪能する。
「はっ、あっ、ひぐっ!なんれっ、さっきよりもっ、はひっ!きもひいいのっ?らめっ、イくのとまらないっ、ひんっっ!」
ペースを変えずとも快楽の味を覚えた有栖の身体は段々と絶頂の訪れる間隔が短くなっていて、嬌声の中に戸惑う声を混ぜているのが俺の興奮を煽ってくる。
「ひぁっ、あ~~っ……あぅっ、いっ、っっ!!かはっ、ぁ、あ~~っ……」
キャパシティーを超えたのか有栖の嬌声は間の抜けたものに変わり、最低限の力で俺の身体にしがみつきながら軽くイキ続けている肢体を跳ねらせていた。
快楽によって牝の姿に変貌した有栖の様相に、下半身の熱量が限界を告げてくる。
「有栖、俺もそろそろ出そう」
「らす、んれすか?わらくひの、なかに、らすんれすかっ?」
呂律の回らない舌で純粋な疑問をぶつけるように聞いてくる有栖の声は無邪気な子供のように辿々しい。けれど、肉襞は待っていたという風に締めつけを強くしていて、声と身体のギャップに獣欲がこれ以上なく昂った。
「出す、有栖の中に思いっきり注ぐ。いいな」
「はひっ、らひてくらさいっ、らひて、からめくんの、ものにしてくらさいっ……!」
最後の最後でとんでもないことを言ってくれた有栖に本能が爆発して蜜壺の奥深くに突き立てると、滾る衝動のまま高まった熱量を解放した。
「ひぐぅっっ!?あっ、あついっ、あつくてっ、あぁぁぁぁぁ~~~~……」
どくんっ、どくんっ、と肉棒が脈打つ度に狭い肉襞がさらに膣圧を強くしてきて、全身に昇る快楽に従い溜め込んだ白濁液を子宮にたっぷりと注いでいく。
収まるはずもない量の白濁液を叩きつけられた子宮と膣内は、もっと寄越せというかのように脈動を手伝ってきて結合部から混ざり合う淫液がごぽりと漏れでた。
やがて肉棒の跳ねる間隔が短くなり、残りを搾りだすように軽く揺すると有栖の方からも膣肉を締めつけてくる。そのせいで想定より多く吐き出してしまった。
「あぁぁぁ……はっ、あぁぁぁ……からめ、くん、わたくひ……」
「あぁ頑張ったな、ゆっくりしてていいぞ」
深い息づかいを繰り返してぐったりと全身を脱力させた有栖を頭を撫でて労ってやれば、少しして規則正しい寝息が耳元にかかる。
俺はしばらくの間、繋がったまま余韻に浸り身を預けた有栖を愛でていた。
「ん……」
「起きたか」
少しだけ行為の事後処理を終わらせてから有栖の抱き枕になっていると、彼女がもぞもぞと動きだしてうっすらと瞼を開いた。
有栖は俺を見やり、次いで自分の身体に視線を向け現状を把握すると腰に腕を回して額を預けてきた。
「うごけません……あと、とても身体が怠いです」
「まぁ色んな意味で初めてだったみたいだしな。回復するには少し時間がいるか」
「他人事のように……誰のせいだと思ってるんですか」
「俺のせいだと言えば俺のせいだし、有栖のせいだと言えば有栖のせいだな」
「はりたおしますよ」
「でもこういう有栖が見たかったって言ったらどうする?」
「……がんばってたたきます」
頑張るなんて言ってる時点でただの強がりなのだが、それを含めて有栖の可愛いところである。超可愛いよ、有栖。
むくれながら額を胸に押し当て、背中をぺしぺしとはたいてくる有栖に腕を回し強く抱き寄せた。
お互いに裸で事後ということもあって触れ合う肌はしっとりと湿っている。今すぐにでもシャワーで流した方がいいのが分かりきっているのに、不思議と悪くない気分で彼女もそうなのか離れようとする気配はない。
時折どちらかが身を捩って肌が擦れて温もりが伝わり、布と肌の擦れる音だけが空間に響きわたる。お互いに今欲しいのがこれだと理解していて、体温を確かめあいながらゆったりとした時間を過ごしていった。