しばらく温もりを交換するだけの時間を取って、未だに放心気味の一之瀬を優しく抱き上げる。
お姫様抱っこでベッドまで運び腰を降ろさせてから壁際を背中にして俺も腰を降ろした。ついでに服を脱いで上裸になっておく。
上気した頬のままこてりと首を傾げて眺めている一之瀬を可愛らしく思いながら、胡坐を作った股座に手招きをした。
「一之瀬、ここおいで。今度は後ろからな」
「うしろから……」
絶頂の余韻が抜け切らないのかふわふわとした様子で従う一之瀬が四つん這いでゆっくり近づいてくる。手と膝が一歩前に出る度に暴力的な乳肉がゆさ、ゆさと揺れて否応なしに目を惹き付ける。
手を伸ばしたくなる衝動を我慢し目の前まで来た彼女は体を反転させ、脚の真ん中に桃尻を落ち着けてきた。
すっぽりと収まった一之瀬のお腹に両腕を回して抱き締めると、優しく俺の方へと重心を傾けてやる。
「ん、んぅ……」
胸板に背中を預けてきた一之瀬が擽ったそうに小さく身を捩り、半分ほど顔を振り返させると頬を寄せてきたため俺からも自然に応えてやれば嬉しそうに目尻を緩ませた。
ぎゅう、と両腕で抱き締めながら小動物染みた愛情表現をお互いに送り合い、なんの言葉も必要なく唇を重ねる。
「んふぅ、ちゅ、んふっ……ちろ、れるちゅ、ちゅぴ、れろ……」
吸い付くように唇の柔らかさを味わい、境目を舌でなぞると蕩けた瞳は当たり前のように開いて口腔へと招いてくれる。舌先同士が触れれば濃厚に絡まっていき、舌使いが情熱的なものへと昇華していく。
キスを続けながら両手を乳肉に伸ばしても一之瀬は抵抗することなく受け入れ、行き場の無かった自分の手を腕に引っかけようにして撫でてきた。
双丘に指先からゆっくり触れ掬うように下から持ち上げると、極上の柔らかさと共にずっしりとした重みが手のひら全体に伝わってくる。
先ほどよりも少しばかり強く揉み、薄桃色の乳輪を指で円を描くように擽る。
「んぁ、はあぁぁっ、あふっ、んくぅぅぅっ、ひぅぅっっ……」
重なっていた唇が離れ、代わりに悩ましげな吐息が耳朶を打つ。揉みしだかれる柔肉に視線を向けながら一之瀬は甘い快感に身を捩り、艶やかな息づかいを繰り返していた。
不意に真っ赤に染まった耳が目に入って、そっと息を吹き掛けてみる。
「ひゃぅぅっっ!?ん、ふあぁぁ、ひいらぎくん、だめだよぉ……っ」
「なんでだ?一之瀬がこんなに可愛いのに」
思いのほか良い反応をする一之瀬に加虐心が刺激されて、不規則なタイミングと長さで息を吹き掛けていく。
一之瀬は顔を剃らして逃げようとするが、密着する状態では離れられるはずもないためキスを追加しながら彼女の耳を弄んでいった。
「あふぅぅぅっ、んくぅぅっ……!は、あぁぁっ、ひくぅぅぅっ……!」
耳の中を擽る快感と乳肉を揉みしだく快感に段々と吐息の糖度が増していく。健康的な肌には小さい汗がいくつも浮かんでいて、しっとりした感触がお互いの感度をより高めていた。
「一之瀬、もっと強くするぞ」
そろそろ慣れてきただろうと思い後ろから問いかけると彼女は身体を一瞬だけ跳ねらせ、顔を真っ赤にしながらこくりと頷いた。
柔肉に包まれる指に力を込めて、さらに奥深くへと沈みこませていく。
「あふぁぁぁぁぁっっ……」
鷲掴みにするという表現でも足りないくらい握りしめても、一之瀬は快感に喘いで肢体を戦慄せた。
顎を仰け反らせて天井を見上げ、引っかける力もなくなったのか両手をだらりと放り投げている。
完全に身を任せる体勢になった一之瀬を胸の中で抱きしめながら、凶悪的な母性の塊を堪能していく。
「あぁぁぁぁっっ……はふうぅっ、は、あふぁああぁぁっっ、ふくうぅぅぅっっ……!」
一定のペースで重量感たっぷりの乳肉を揉みしだき、時々悪戯をするように耳にキスをして舐め上げる。言葉にならない柔らかな乳房は吸いつくようなしっとり感も合わさって、いつまでも触っていたいほどに心地いい。
夢中で乳肉を味わっていれば熱の籠った吐息が徐々に荒い息づかいに変わってきて、柔肉を根元から搾ると電気を流されたように身を跳ねらせた。
耳に舌を這わせて一之瀬の反応を楽しみながら視線を乳肉の先端、ぷっくりと大きく育った乳頭へと向ける。
一之瀬は感度が恐ろしくいいため、優しく気を配りつつ人差し指の爪を下から当てるように添える。
そして、出来るだけ力を抜いてなぞるように弾いた。
「ひあぁぁぁっ!?」
驚き混じりの嬌声が響いて、腕の中の一之瀬が大きく背筋を仰け反らせた。数秒ほど全身をぴくぴくと痙攣させたあと、くたりと脱力してまた胸板に重心を預けてくる。
想定通りで想像以上の反応をしてくれる彼女に感動しながら、反対側の突起も同じような力加減で弾く。
「んひぃぃぃっ!?ひ、ひいらぎくんっ、ま……はあぁぁぁんっっ!?」
「あぁ悪い悪い、一之瀬の反応が良すぎてな。嫌だったらちゃんと言うんだぞ」
「いやじゃ、ないけどぉっ……! んふぅぅぅっっ!!」
「なら良かった。口は塞いだら駄目だ。一之瀬の可愛い声聞かせて」
指の揉む動きを止めずに固い突起を優しく爪で弾いていく。咄嗟に口を覆った手をどけるよう促すと一之瀬は恥ずかしそうに唇を絞りながら腕を降ろした。
快楽で全身を上気させる彼女からは甘酸っぱい匂いが強く香り、肺に取り込むと獣欲が昂りながらも何処か落ち着く不思議な感覚を覚えた。
「んはぁぁぁっっ!あふぁああぁっっ……ひいらぎくんっ、さっきより、すごいよぉっ……んひぃぃぃんっ!!」
「なにがすごいんだ?言葉にして教えてくれ」
「ひぅぅぅっっ!それはぁっ……はぁぁぁぁんっっ!」
「なにも恥ずかしがることじゃないぞ。気持ちいいことをしてるんだから、思ってること、感じてることを素直に言えばいいんだ」
こりこりとした乳頭を何度も弾き、乳搾りのように柔肉を揉みしだいて、真っ赤に染まる耳を舌でたっぷりと愛でる。
未知の快楽と羞恥心に抵抗していた一之瀬も少しずつ受け入れるようになっており、両腕を放り投げながら脚を無意識に開いていた。
「はへぁぁぁっっ……きもひいいよぉっ……ひいらぎくんに、おっぱいさわられるの、きもちいいよぉっ……んむっ、むふうぅぅぅ……!!」
快楽でとろっとろに蕩けた瞳を虚空に飛ばしながら、唾液を伝わせる唇に舌を垂らし、牝としての愉悦を言葉にする一之瀬があまりにも魅力的で後ろから少しばかり強引に唇を重ねた。
「んふぅぅぅっ……ひゃぅぅんっ!んんっ!れろ、ちゅぷ、ちゅく、はふぅぅんっ……!」
満足するまで舌を絡めて唾液を送り、胸を弄り続けながら唇を離せば真っ赤な舌が最後までついてきて、諌めるように乳頭を弾けば綺麗な顎が仰け反る。
「一之瀬、またイクとこ見せて」
「くひぃぃぃんっ!?ひっ、いくっ?いくって、らにっ?ひぐぅぅぅっっ!」
「さっきみたいに、飛びきり気持ちよくなることだ。難しく考えなくていい、気持ちよくなる時にイクって覚えるだけでいいんだよ」
「はっ、はひっ!なら、わらひっ、イキそうらのっ……?まら、わらひっ、イっちゃうのっ?」
覚えたばかりの言葉を呂律の回らない舌で口にする一之瀬が可愛らしくも官能的で、ぞわりとした感覚と共に少しだけ加虐心が庇護欲を上回った。
弾くだけだった乳頭を人差し指と親指できゅっ、と摘まむ。
「ひぎっ!?あぁぁぁぁっっ……!あふぁぁぁぁっっ……!!」
びくんっ、と肢体が強く跳ねて一之瀬の脚が吊ったように伸びきる。軽く達したのか身体の熱が高まり、おとがいを上げながら快楽に震える様子が堪らなく興奮した。
快感に悶え、淫らに喘ぐ一之瀬を楽しみながら、乳肉を揉みしだいて硬度のある突起を摘まんだ指で転がす。
「ひいらぎっ、くんっ、ひいらぎくんっ……!まら、きちゃうよぉっっ、さっきより、ひんっ!!さっひよりっ、すごいのきちゃうよぉっっ……はぁぁぁぁんっっ!」
「そういう時は何て言うんだったっけ、教えただろう?」
「はひぃぃぃっっ!っ、いくっ、わらひっ、いっちゃうぅっ……!」
「そうそう、ちゃんと口にできて偉いぞ。たくさん気持ちよくなろうな」
両手を投げ出し、脚を大きく開いて、蕩けた表情で唾液を伝わせながら断続的に肢体を震わせる。赤らんだ頬にはぽろぽろと涙がこぼれていて、けれど一之瀬の声も身体も肉悦を求めていた。
「はへ、らめっ、すごいのくるっ、わらひのからだっ、おかひくなるぅっ……!」
耳に吸いつき、柔らかくも固い乳頭を摘まんで、乳肉を一定の間隔で搾る。未知の快楽に震える声は愉悦を隠せておらず、牝の本能を満たす瞬間を待っているようだった。
一之瀬の肢体で獣欲を満たしながら呼吸の間隔を捉え、息を吸ったのと同時に柔肉を揉みしだいて、二つの乳頭を摘まんで転がす。さらに耳を唇で挟んでちう、と吸いついた。
「いうっ!?」
許容を越える快楽にびくんっ、と肢体を跳ねらせた次の瞬間、一之瀬が弾けた。
「あふぁぁあああぁぁぁぁぁっっ!?んはぁんっっ!!ひぐっ!?らめっ、とまんらっ、ひあぁぁぁんっっ!!あっくっ!らめっ、きもひいいのっ、とめてっ……はひぃぃっ!あふぁあっ!?ひやぁぁぁぁぁぁんっっ!!」
絶頂の波が連続して襲いかかり一之瀬の肢体が跳ねさせながら、腰をいやらしくがくがくと震えさせる。蓄積させた快楽をすべて解放するように胸を弄り続け、悲鳴に近い嬌声を耳にしながらその身体に快楽の味を徹底的に教え込んでいった。
「あぇ……かは、はひっ、ひぃんっ……んひぃぃんっ……っっ!」
快楽の波が過ぎて一之瀬がぐったりと全身を脱力させる。余韻が残る肢体は未だに快感でぴくぴくと波打っていて腰は卑猥に踊っていた。
涙をこぼしながら荒い呼吸を繰り返す息づかいには確かな愉悦が滲んでおり、時々余韻を弾けさせるように肢体を跳ねらせた。
「はひっ、ひいらぎくぅん……っ」
「いいイキっぷりだったな。気持ち良さそうな一之瀬、すげえ可愛かったよ」
涙声で恋しそうに俺を呼ぶのがとても愛らしく、頬に手を添えて振り向かせると唇を重ねてやった。
ちゅ、ちゅ、と啄むような口づけでご褒美を与えながら、余韻を最後まで味わって貰うために乳肉をこねる手は止めずに固い突起を優しく擦る。
「あへぁぁぁぁ……へぁぁぁぁ……ひいらぎ、くん……」
「ゆっくりしてていいんだぞ、ちゃんといるから」
荒い呼吸が正常なものに戻ると連続した絶頂の反動か、一之瀬の瞳から少しずつ光が遠のくのが分かった。意識を揺らす彼女を撫でながら抱えるように抱き締め、頬にキスを落とすと瞬きする瞼が徐々に上がらなくなっていき、少ししてから規則的な息づかいが響き始めた。
腕の中で眠る一之瀬をあやすように撫でながらちょっと飛ばしぎみだったか、と反省。
此方もお預けを食らっているとはいえ、無知な女の子なのだからもう少し時間をかけても良かったかもしれない。やはり大きなおっぱいは恐ろしいものである。
それに感度がとても良いのは嬉しい誤算だった。胸が弱いのか肌そのものが敏感なのか、それを確かめる工程も大事な共同作業だ。きっと楽しい時間になるだろう。
身体の奥深くで繋がる時や淫らなことを覚える時にどんな一之瀬を見せてくれるのか。中身の分からない宝箱を前にした気分で俺は一之瀬を愛でることにしたのだった。